世捨猫のマンドク生活

~ Cat's my Life ~ 未だ見ぬ何かをもとめて・・・

奥大井湖上駅 FILE:4

2015-11-27 20:05:00 | 史跡・観光・他
レインボーブリッジ遊歩道を経て、奥大井湖上駅までやってきた。

海抜490m、湖底から70mの高さに位置するこの駅は、中部の駅百選にも選定されている。
奥大井湖上駅の待合所 奥大井湖上駅のハッピーベル
ホームの隅にはHappy Bellなる幸せを呼ぶ鐘も設置され、そのせいかカップルで訪れる人も多い。
また、それに合わせて以前は呪いの錠前も売られていたようだが、現在は販売されていないようだ。

タヌキ物語の第四話『地方鉄道の運行が始まる』が書かれた立札もあった。
この物語は全7話あるそうなので、井川線の各駅を探してみるのも面白いだろう。
タヌキ物語 第四話(奥大井湖上駅) 南アルプスあぷとライン
駅に入ってくる車両は、DD20型ディーゼル機関車、スロフ300型客車4両、クハ600型制御客車の
計6両編成と、山奥を走る列車としては編成数が多めか。(客車の数は時期により増減するとの事)

ホーム西側の鉄橋は立ち入り禁止となっているため関係者以外は渡る事ができない。
奥大井湖上駅から眺める接岨湖 奥大井湖上駅から眺める接岨湖
駅西端から眺める接岨湖下流。道が湖の中へ続いているのが見える。ここにも旧線の
トンネルや橋が残っているが、湖の水位が高い時にはこれらも水没するのだろうか?

ホームの後ろには、レイクコテージ奥大井という建物がある。いちおうここには
水洗トイレもあるが、和式便器が1つだけなので団体で来るとキャパシティ不足。
ちなみにレイクコテージは冬季の間は閉鎖されてしまうそうなので気をつけよう。
レイクコテージ奥大井
レイクコテージ1階は休憩所、2階は展望台となっている。2階から眺める景色。
さきほど駅を見下ろしていたレインボーブリッジ展望台は画像の右上のあたり。

レイクコテージの裏へ回り込むと、こちらにも東屋や、あと何故か腹筋を鍛えるための
ベンチのほか、どう使えば良いのかよくわからないベンチのような物も設置されていた。
レイクコテージ奥大井 レイクコテージ奥大井裏のベンチ 天狗石ハイキングコース入口
そしてこの奥大井湖上駅から続く、天狗石ハイキングコースの入口もある。この天狗石とは天狗石山の事なので
「天狗石?そんな石があるならちょっと見に行こう」と軽く考えて進むと後悔する羽目になるため気をつけよう。

湖の上(正確には湖に突き出た陸地の先端)に作られた秘境駅、奥大井湖上駅。
しかしこんな辺鄙な場所ながら、その特有の魅力から訪れる観光客は非常に多い。
もし真の秘境感を得たいのならば、もう2つ先にある尾盛駅の方へ行ってみよう。


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