30歳を過ぎてもう一段責任ある仕事に挑戦する機会があった。試験を受けて一次合格しましたが、いざとなると迷い出しました。子供の頃、親の転勤で嫌な思いをしたことを思い出したからです。家族を連れていくか単身赴任か?母親は絶対行きたくないと言う。でも、最後まで地元に戻れない覚悟も必要だから、それなりの決断が必要でした。随分と悩みましたが、結局私はこのままの生活を続ける選択をしました!人生には大きな重大な決 . . . 本文を読む
世の中が「個人情報保護」とか「コンプライアンス」とかにがんじがらめに締め付けられるようになった頃、私は夕ぐれ時が怖くなった。昼間でもない夜の暗闇でもない。どちらでもない不安定な時間。夏は陽が沈むのが遅く、仕事帰りに駅が夕日に染まるときがあった。何か分からない不安に襲われる。私の身の回りの歯車が狂い始めていた頃だった。定年退職までまだ数年ある。そんな頃。車を運転していて道に迷ったことがある。いつも通 . . . 本文を読む
私がはじめて働き始めた頃、通勤途中の鎌倉市大船からモノレールが運行されていることを知った。物珍しさに初めてこのモノレールに乗ったら、本当に楽しかった。町中の屋根の上を進む感覚が信じられなかった。カーブでは斜めに傾きながら進むので、空を飛んでいるような感覚にもなる。スリル感がすごい。2013年7月、私は退職後再びここを訪れた。もう一度、昔働いていた地域を訪れたいと思ったから。久しぶりに見る景色。また . . . 本文を読む
母の死から1年後、墓参りすることにした。姉とは岡山駅で待ち合わせた。同じ時刻の「やくも」に乗ることにしたからだ。1年前とは異なり、2人とも緊張感はない。笑顔で再会しました。ちょうどお昼時なので昼食を食べながら話をしていましたが、ビールの次にワインを飲み始めると絶好調になった。これから弁当を食べるところです。おつまみを出したり片付けたり。弁当が置けない。片付けなきゃ。このテーブルはにぎやかだ。楽しく . . . 本文を読む
私の母は子供を7人も育てた。どんなにか大変だったことだろう!生活するのに何もない時代だったから、すべての事に時間と労力が必要だったはずです。子どもにとっては、母親は特別な存在です。子育てに参加しない父親とは違う。子供を守るために、子供が道を踏み外さないようにするため、あらゆる手段をとって一生懸命になる。時には子育てに参加しない父親を利用し悪者に仕立て上げる。時には、が、いつもになる。子供はかわいそ . . . 本文を読む
もう十数年間になる。毎年1回、2月の第1土曜日に毎年同じ温泉で1泊する。これは、町内会で会長以下役員のメンバーがその任期を終えた後、これからも毎年1回会いましょう!という趣旨で始まったのです。よく続いたものです。最初は同じ温泉内でも旅館は変えていましたが、そのうち、同じ旅館の同じ部屋で泊ることになった。毎年同じ部屋に泊るというのもなかなかいいもので、非常に落ち着く。2月だから雪が積もっている。ある . . . 本文を読む
二男が大学を卒業して就職。京都に住むことになった。兄が亡くなったばかりだというのに、時間は止まってくれない。二男の人生も先に進んでいく。これから暮らす狭いマンションの契約をして妻と三人で生活必需品等を準備した。割と良い会社に入れたと安心して。これからここで仕事をうまくやって行ってほしいと願った。あとは長女のみが大学生だ・・・。JR西大路駅に着いて、西大路通りを歩いた。気になるお店を見つけた。看板に . . . 本文を読む
1999年12月31日から2000年1月1日にかけて職場に泊まり込みした。いわゆる2000年問題があったからです。コンピューターに誤作動が生じるとか、電気、水道に異常が出る可能性がある。ということで、職場から家族に「新年あけましておめでとう!」と連絡したのを覚えている。そんなことができたのは、何も問題が生じなかったからですね。よかったよかった。この頃の私の仕事はとても順調でした。人生で最高潮だった . . . 本文を読む
息子が大学を卒業して就職し、東京勤務となった年、長女も東京の大学に入学となり、息子と一緒に暮らすことになりました。一安心です。ということで、準備やら引っ越しやらで、富山と東京との往復が始まることになる。引っ越しと言えば、学生時代はアルバイトで経験がある。なかなか大変な仕事でしたが、アルバイト料が高いし、お昼の食事やチップ(心付け)が楽しみでした。しかし、私の家族は引っ越しの大変さが全く分かっていな . . . 本文を読む
今住んでいる地域の方に「今までに暮らしてきた中で一番良かったと思う場所はどこ?」と聞かれることがこれまでに何回かありました。答えは当然「ここが一番ですよ!」「ここは〇〇も○○も素晴らしくて最高です!」ということになります。それ以外の答えはありません。「自分が住んでいる所が一番」であることは間違いのないことですから。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ . . . 本文を読む