二男が大学を卒業して就職。京都に住むことになった。
兄が亡くなったばかりだというのに、時間は止まってくれない。二男の人生も先に進んでいく。これから暮らす狭いマンションの契約をして妻と三人で生活必需品等を準備した。割と良い会社に入れたと安心して。これからここで仕事をうまくやって行ってほしいと願った。あとは長女のみが大学生だ・・・。
JR西大路駅に着いて、西大路通りを歩いた。
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気になるお店を見つけた。看板に「だんだん亭」とある。
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「だんだん」というのは方言では「おりがとう」という意味です。出雲、松江、安来、米子などで使われます。まさか、そのあたりの出身の方がお店を開いているのだろうか?としばらく眺めていた。ついこの間、兄の急変にかけつけたばかりだ。
思い出ぽろぽろ!
翌日は京都見物をして帰ることにした。京都は私の学生時代に時々遊びに来ていた。結婚前の妻との思い出の場所でもある。今は社会人となった息子と3人で京都にいる。二人とも明るい顔をしている。
時間の違う同じ場所が重なり合うことに妙な気持ちを抱きながら私も笑顔になった。
時間の違う同じ場所が重なり合うことに妙な気持ちを抱きながら私も笑顔になった。
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↑ 清水寺へ そして先斗町
あの時の京都の町 だんだん!
思い出ぽろぽろ。
思い出ぽろぽろ。