李 榮一
「韓国歌謡史1,2」出版記念会が、2009年3月19日ソウル市内プレスセンターにて行なわれました。歌謡史研究家はじめ、地方及び日本からの参席者も含め、60名ほどの方達が参席しました。
7時30分から開催された記念会は、「韓国歌謡史2」の編集者である李煕氏が司会進行をつとめ、朴燦鎬先輩のあいさつでは、今回「韓国歌謡史2」執筆にいたる経過と、ハングルで執筆されたご苦労などを話されました。緊張の為か、平素流暢な韓国語が時々やや詰まりながらも、かえってそれが朴先輩の生真面目さや人柄を伝えるに十分なよい印象を与えてくれました。
「韓国歌謡史1」「韓国歌謡史2」は、それぞれ1895~1945年までと1945年~1980年までの解放前、後に分けて執筆されたものであります。600~700ページに及ぶこれらの大作本は、すでに22年前の1987年に日本にて発表され、その後韓国でも翻訳出版された「韓国歌謡史」を修正・加筆した1と今回新たに書き下ろした「韓国歌謡史2」であります。
その当時、韓国にいる歌謡史研究家達も収集できなかった貴重なSP盤を基に、長期間の忍耐と努力と執念とも言える熱意で資料収集執筆した成果は、韓国の研究家達にも甚大な影響を与え、その後の研究にも大きく役立ってきました。
「韓国歌謡史1」を翻訳された安東林(前清州大教授)先生、李重訓(前嶺南大教授、古音盤研究家)先生、陳玉燮(伝統芸術公演企画者)などのあいさつでは著者のご苦労を労う暖かい激励の言葉と、一点の非の打ち所もない著書の内容に、驚愕を禁じ得ず、脱帽したという話が続きました。
朴先輩の歌唱では歌詞の内容に感動し涙する場面もありましたが、アンコールも出るなど感動的な出版記念会として無事終了しました。
主な参席者:金昌南(成功化大教授、韓国大衆音楽学会会長)、金ガンウ(歌謡114代表)、 鄭文教(シンナラレコード社長)、朴エギョン(延世大教授)、申均三(秋田韓国商工会議所会長)ほか多数。
問い合わせ:1,2巻とも定価29,000ウオン、発売:ミジブックス 02-713-1848
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金昌南 聖公会大教授 〇