早稲田大学ウリ稲門会

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2018年度 ウリ稲門会「春の懇親会」開催!

2018-06-23 23:41:46 | 総会のご報告

1953年の統計開始以来、東京では3番目の早さで桜が満開に咲き誇った3月24日、恒例の「早稲田大学ウリ稲門会 春の懇親会」が、母校に隣接するリーガロイヤルホテル東京で開催されました。この日は、大隈講堂で理工学部の卒業式が執り行われており、本部キャンパスの大隈銅像から正門、そして講堂にかけてはごった返すほどの人の波。母校周辺は春の活気に満ちていました。 

 今回の「春の懇親会」の目玉は弁護士の殷勇基学兄の講演。タイトルは『在日と「国籍」血統主義・複数国籍・「帰化」』。河相淳会長の挨拶(別掲)に続いて登壇いただいた時には、用意したレジュメ・椅子がまったくもって足りず、終盤にいくつも挙がった質疑の手に答えていただく時間も当然に足りるはずもなく、こちらも「人の波」に大わらわの盛況となりました。

 講演の後は隣の部屋に移って懇親会となります。最初に、来賓を代表して当会会員でもある李成市母校理事から祝辞をいただきました。本部キャンパス1号館に新たに作られた早稲田大学歴史館の館長である李理事は、その歴史館に在日コリアン同窓会の100年以上に及ぶ来歴が紹介されていることに触れながら、その末裔である私たちが、今日この場に集っていることの意義を強調されました。

   そして、直前会長である金君夫顧問による乾杯のご発声が続きます。場はすっかりなごみ、世代をまたがる同窓会の本領が発揮されます。今回は4月から早稲田に進学する、まだ校歌も憶えていない、でも「聴いたことはある」という18歳の若者までもが何人か参加していましたから、簡単に「世代をまたがる」と申しましても、その「またがり方」は過去に例のない前人未到のものとなりました。

 お酒とともに久しぶりに顔を合わせる学兄の会話もひとしきり弾んだ頃、劉礼順さんのミニコンサートが始まります。会場はすっかり華やぎ、あげくに数日後に卒業する在校生が宙返りを披露するにいたる等、顔がほころぶのを禁じ得ない親密な空気に包まれます。しかし、残念なことに時間は過ぎます。朴淳徹副会長の閉会のあいさつに続き、卒業式を終えて駆けつけてくれた母校学生部 関口八州男学生生活課長のリードで校歌と応援歌「紺碧の空」を合唱。これから入学する若者たちに「手本」を示しながら、「春の懇親会」はお開きとなり、例のごとくにほぼ全員で二次会に移動、またとない宵をともに慈しみました。


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