早稲田大学ウリ稲門会

在日コリアンOB・OGのためのオフィシャルブログ

2007年秋のゴルフコンペ

2008-01-21 15:28:35 | 各支部・分科会の近況

平成19年10月3日秋晴れの中、筑波東急ゴルフクラブにて、秋のゴルフコンペが3組12名のご参加をいただき開催されました。今回は、美人姉妹女子プロで有名な金沢鈴華さんが、ウリ稲門会ゴルフ界の新メンバーとしての参加とあって、スタート前から各自熱が入り、大いに盛り上がりました。女子プロが混じっての新ペリアでのコンペは珍しいと思いますが、結果は金沢プロの余裕勝ち。日頃腕自慢の皆さんも、さすがに「マイッタ!」でしたが、女子プロに挑んでの負けは気持ちも爽快で、プレー終了後プロのご実家「サウナ大学」でのパーティーがこれまた最高でした。
金沢プロからは、ウリ稲門会のゴルフ会に参加されて、次のようなメッセージをいただきました。

『皆さん、あけましておめでとうございます。昨年は大変お世話になりありがとうございました。
今年もどうぞ宜しくお願いします。こうして皆様に一言書かさせて頂いているのは、去年のクルージングの納涼会に15年ぶりに参加させていただいて、その後、ゴルフコンペにも呼んでいただきとっても楽しい時間を過ごさせていただいたからです。
秋晴れの中、12人3組のコンペになったのですが、ゴルフ場に一番近い私が着いたときには、先輩達は朝から熱心に練習されていたのでびっくりしました。少しですがレッスンさせていただきました。そしていよいよスタート!私は、西村さん、安田さん、松原さんとご一緒させていただいたのですが、皆さん、お上手でとっても楽しくラウンドさせていただきました。そして表彰式は私の父が経営している、岩盤浴に会場を移し開かせていただきました。次々に順位が発表されていく中、なんとゴルフがお仕事の私が優勝してしまいました。 皆様すみません。
そして楽しい時間というものは、あっという間に過ぎてしまうもので、お開きの時間になってしまい、それでも名残惜しい私は、時間の余裕のある方達を誘い、韓流のドラマの話や、ゴルフ話やこれって同胞の力でしょうか?少しの時間しか過ごしていないのに、私のプライベートの話しをさせていただきました。
シャイな?私がこのように打ち解けて楽しませていただけたのも、先輩たちが優しく接してくれたお陰だと思います。もし私のように参加したいけど、ちょっと一人じゃ心細いと思っている方、勇気を出して参加してみて下さい。同年代のお友達もできたし!絶対行ってよかったと思うはずです。私がそうですから!そしてゴルフコンペも参加してみたいけど、自信がないからと思っている方も、参加してみてください。きっと新しい楽しみができますよ。』

 今年も楽しいゴルフ会にしたいのですが、そのためには、何といっても若い人の参加を増やさねばと考えています。ふだん仕事で忙しい人のために、日曜日の開催も計画しようと思います。何卒よろしくお願い申しあげます。


母校ラグビー部優勝の感想

2008-01-15 09:56:36 | 連載コラム

李  宇 海
 ラグビーの大学選手権も慶応に勝って優勝し,六大学野球と箱根駅伝の往路での優勝とあわせて,「所沢スポーツ大学」と揶揄されている。
 自分の学生時代にも野球やラグビーは時々優勝していたのだろうけど,はっきりは思い出せない。学生スポーツというのは今より地味だっだと記憶している。もっとも,学生スポーツが派手だったら良くないわけではないし(本当は良くないように思うが,そう思う理由は自分でも明らかでない),テレビで観ていると早稲田を応援してしまい,勝つと少しはうれしい。
 しかし,卓球の,あの「愛ちゃん」という人は,見ていて不愉快を感じるわけでもないのに,なぜか別に応援したくはならない(ゴルフの「ハニカミ王子」とかいうのには不愉快を感じる。早稲田とは関係ないが)。同じ個人競技のマラソンでも金哲彦学兄は無論応援したが,これは在日同胞だからそうしただけで,瀬古選手を応援したことはない。早大生の「かたまり」を見ないと,かつて通った大学への帰属意識が刺激されないのである。
南北・在日を問わず,コリアンのスポーツ選手については個人でも団体でも本能的に応援するのに,早稲田については団体競技にだけ感情移入することになるのには,いわば愛族精神と愛校精神の違いの秘密が隠れているように思う(大袈裟だが)。
換言すると,私達がよく使う,「同胞」という言葉の秘密があるんだろうと思える。民族は,生まれながらに自分が投げ込まれている場所であって,同じ場所に投げ込まれてしまった者がたった一人でも闘うのを見ると,どんな気持で闘っているのかが分かる気がする。「同胞」とはそういうものとして,私達に認識されているのだろう。一方,「愛ちゃん」を見ても,「愛ちゃん」が闘っている気持はちっとも分かった気にはならないのである(健気-けなげ-だとは思うが,そんなに必死に卓球をやらなくても,ほかになんとか生きていけるんじゃないかと思う)。
だからとて,愛族精神が気高くて,愛校精神はそうでもないと言いたいわけではない。篠つく雨の国立競技場で慶応と闘った早稲田のラグビー部員達は,勝って泣いていたが(勿論,慶応の部員達は,負けてもっと泣いていた),観ている自分はそこまでは感激しない。どの民族のナショナリズムも,「泣くほどのことはないが応援する」という愛校精神のレベルにまで解かれていく方が,良いと思う。
勿論,「愛ちゃん」を泣くほど応援する在日同胞がいても良いと思う。