早稲田大学ウリ稲門会

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新会長のご挨拶 〔第12号新聞発行に寄せて〕

2007-05-01 21:12:13 | 会長のご挨拶

 2007年から2009年までの2年間、早稲田大学ウリ稲門会の会長を務めることになりました安王錫でございます。その責任の重さに、思わず身の引き締まる想いがしております。(この先の2年間が、なんと長く想えることか!!)私自身が、急に賢くなったわけでもなく、所詮はありのままの自分流でやっていくしかありません。“何事にも誠実に、一生懸命にベストをつくすのみ”そう思って頑張るつもりです。

 「ウリ同窓会」「稲水会」のふたつの同窓会が「ウリ稲門会」として統一されて、早や8年になります。その間、初代会長 梁直基氏、二代目会長 琴栄吉氏、三代目会長 沈広燮氏、その時々の会長を中心に、活発な活動を続けてこられました。我々後輩としては、諸先輩方が築いてこられたこれ迄の伝統を、きちんと守っていかねばなりません。

 幸いにして、別に記載の通りの今期執行部役員の皆さんが、実は大変なつぶ揃いで、伝統を引き継ぎつつ、きっと楽しい、素晴らしい同窓会にしてくださるに違いありません。昨今、私のまわりを見渡すと、どちらの組織も高齢化が進み、沈滞ムードが漂っているように思われます。その意味で、ウリ稲門会としては、在校生を含む若い後輩たちとの連携を模索し、その絆を深めていかねばなりません。そして、できることなら全国にいる多数の同窓学兄たちとの連帯が感じられるような同窓会になってほしいものです。

 そのために、年4回発刊予定の「ウリ稲門会ニュース」が重要な仲立ち媒体となるに違いありません。全国の皆さん「故郷(ふるさと)便り」「近況便り」をどんどん寄せてください。 梁聖宗氏、朱茂氏、徐富男氏、朴魯善氏、各氏の優秀な人材が、目下楽しい紙面づくりのため、様々な企画を練っておられるようです。

 私の友人に、年に数回、早慶戦・早明戦・箱根駅伝等々、母校の応援のためだけに、福島からわざわざ上京するという熱烈な早稲田マンがいます。そういえば私自身にとりましても、はるか昔の、学生の頃に観た早慶戦、そしてその夜の新宿でのドンチャン騒ぎは、生涯忘れることのできない楽しい想い出です。皆さん、今期はひとつ、母校の各種イベントに積極的に参加しようではありませんか。この歳で昔に帰って早慶戦を観戦するのも案外楽しいかもしれません。文一陳副会長を中心に、河相淳氏達がこれらの事業にあたってくれることになっています。

 他にも、沈広燮ゴルフ会新会長、呉世一幹事による「ゴルフ会」、金君夫学兄による春夏秋冬の各季節ごとの「グルメ四季の会」等々、同好会の集いも盛り沢山で予定されているようであります。ご案内の節は、是非、多数の学兄諸氏のご参加をお願い申し上げます。

 さて、人の集まるところには、様々な人間関係ができるようです。『そういえば、昔は同窓会に結構顔を出していたのに、最近見かけなくなったね』などという人が、やはり何人かおられるようです。何らかの理由で、面白くない想いをされたに違いありません。新しい期が始まったこの機会に、もしそんなことがあったとすれば、どうか水に流して、是非、もう一度、同窓会に顔を出してください。

 せっかく千戴一遇の機会を得て、同じ学舎で知り合えた仲間ではありませんか。私はこの会が、みんなで、友人を大切にし合える会であってほしいと心から願っております。いつ来ても、なぜか、ほっと、安らぎを憶えるような会であってほしいと思っております。

 もし、何か心配事等がありましたら、よろず相談役として副会長の李宇海弁護士が控えています。どんなことでもいいですから、気軽に声をかけてください。会の全般的な諸行事を李春雄代表幹事が仕切ってくださることになっています。持ち前の一徹さと行動力でガンガン飛ばしていくに違いありません。

 そんな訳で、最後になりましたが、我々執行部に対して同窓学兄の皆様の絶大なるご支援と御協力を賜りますよう、切にお願い申し上げまして、会長就任のご挨拶とさせていただきます。