早稲田大学ウリ稲門会

在日コリアンOB・OGのためのオフィシャルブログ

8/23渡韓記

2009-08-25 20:33:09 | 私の意見・交流・日常

娘(法政大4年)が延世大の昨年の4ヶ月の語学研修に続き、1年間の交換留学生(授業料無料、生活費100万円支給の至れり尽くせり。親としては正直、助かります)に選抜され、8/23から韓国での留学生活を始める準備のため、両親同行で8/22、全日空機で羽田を出発しました。

以前から予約していたため、2泊3日で6万円のツアーでしたが、突然の金大中氏の逝去で告別式が日程と重なり、これも何かの縁と思いました。航空券は通常、3万円のところが15万円に跳ね上がっていました。

ところが、羽田出発1時間後に「操縦席の窓ガラスにヒビがはいったため」羽田に引き返すハプニングが発生。その後、原因は「油圧系統の不具合」「整備不良」「金浦空港の受入拒否」等、原因が二転三転、羽田に引き返した後も、「新しい飛行機で再出発」の予定がまたも、「金浦空港の受入拒否」のため中止。翌朝8AMにようやく再出発。ソウルのホテルに到着したのが8/23、11AMでした。金大中氏の2PMに始まる告別式に間に合うと思い、ヨイドの国会議事堂前広場に移動。会場は群集と警察官で溢れかえってました。金大中氏の見送りに立ち会うことが出来き、歴史の1ページを実感しました。

結局、1泊2日の「弾丸ツアー」となってしまい、娘の生活用品の購入、入管事務所で苦労の末、居住者カードの取得(韓国の入管は在日同胞を前提とした手続きがなく、窓口をたらい回しにされました)銀行口座開設、生活費の入金(レートは現在、1円=13ウオン)を済ませるのがやっとでした。クタクタとなって8/24、金浦空港へ。

また、偶然、搭乗ゲートの待合室で金君夫副会長と遭遇。氏はご存知のとおり、金大中氏が日本亡命中、秘書兼ボディーガードをされていました。(詳しいいきさつは映画「KT」をご覧になって下さい)氏は8/23の航空券(ビジネスクラス)を17万円で購入、金大中氏の自宅を弔問した後、金大中図書館を表敬して、国立墓地の埋葬まで立ち会ったそうです。羽田には定刻通り10PMに到着。機中の搭乗員のサービスは、すこぶる格別でした。出発時のトラブルの影響でしょうか。

こうして我々家族の短くて、長く、熱い、渡韓は終わったのであります。            (河 相淳)



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1 コメント

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Unknown (金協一)
2009-09-01 13:48:16
音沙汰が無いと思ったら、本当に弾丸ツアーで韓国に来ていたのだね。入管での手続き、我々の登竜門のようだけど、これで次回からはOKだね。最近、会った現在ニュージランドの永住権を持っている友人も、こちらでは入管で手続きをして、外国人扱いだと嘆いていました。
故金大中元大統領の特集TVでは、金君夫先輩がドキュメンタリ番組に出ていましたよ。
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