早稲田大学ウリ稲門会

在日コリアンOB・OGのためのオフィシャルブログ

第2回在日早慶OB・OG親善ゴルフ大会

2017-01-10 13:10:27 | 各支部・分科会の近況

衣替えも過ぎ、秋の装いが目に付くようになった2016年10月22日土曜日、第二回目となる在日早慶OB・OG親善ゴルフ大会が満を持して開催されました。

 当日JR四ツ谷駅に待機中のクラブバスに23名が参集し、定刻の朝6時半、新西山荘カントリークラブに向けて走ること約3時間。

 車中でふんだんに配られた朝食・飲物等で腹ごしらえをしながら今回実行委員の順番である慶応の玄東實実行委員長の気の利いたお言葉に聞き入って、“敵の段取りなかなか小気味よく甲斐甲斐しいぞ”との印象を抱きつつ、二年前に出会った同胞の敵陣参加者と再会を歓び、しかし和気あいあいを装った虚々実々な会話に勤しみました。尤も、虚々実々な心理は第1回目で負けている早稲田側だけの淡い敵愾心であって、凡そ敗者には心の余裕がないということの表れか。

 ともあれ、秋晴れとは言えずとも終始そこそこの天候で18ホールを6組に分かれて堪能し、日々の成果を競い合うことができました。慶応からご参加の女子プロ永野選手がツーアンダー(ご本人としては11回目のホールインワンはお見事!)というのは別にすると、グロスで70台ゼロ、80台も四人だけという相当な難コースにも係わらず、心底楽しむことができました。結果は個人戦で優勝(康泰鎮選手)と準優勝(朱茂選手)を早稲田がかっさらったものの、団体戦でまたもや慶応に持っていかれました。こちら側期待の推進委員長安昌煥選手がベスグロと一打差まで猛追したのも効果及ばず苦杯を喫したのでした。“親善だからいいんです”、というのはこちらの今回までのロジックですが、三回目には、“試合は試合”と豹変する予定です、きっと。

 賞品の豪華さは優勝者のみならず、なんと総額24万余円(市場定価)。主にコトブキゴルフの安昌煥先輩、場をご提供くださったマルマンの盧康九先輩らからご協賛を頂きました。

 帰りの貸切バスでは待望の酒盛りパーティー。車中、慶応OGは塾女などと呼ばれるのかという愚かな問いかけが熟女バーにハマっている一部不肖早稲田側から提起されたり、両校の校歌(塾歌)・応援歌などが話題になり慶応の歌はどうしてどれもこれもこれほどマイナーなのか的な話になり、それに比べて早稲田はその第二校歌ですら超有名であるという自画自賛が展開され、慶応が第二校歌とは何ぞやと「待ってました」の応答を見せたのでスカサズ早稲田二名が立ち上がり人生劇場を歌い出すありさまであり、これはもう江戸の敵を長崎で的酒盛りでハイテンションになりました。このようにこの大人の遠足イベントは実はゴルフ競技付き飲み会であって、その逆ではありません。このレトリックも当然次回からは逆になります。きっと。

 実に楽しかったこともあってか三回目は二年先ではなくぜひ来年に実現しようとことで満場一致の様相を呈しました。12か月経ってみたら何故か自然に早稲田が勝っていたなどということは如何にもなさそうなので早稲田は着実な戦略をもって次回に臨む必要があります。30代40代の動員が必要とか、いや年齢層の問題ではない等々議論の余地がありますが、とにかく早期に早稲田に一勝を!

 この場を借りて、今回実行委員を引き受けてこのイベントを成功に導いてくださった慶応の同胞同志に厚く御礼の意を表します。


拡大幹事会、忘年会及び奨学生証授与式

2017-01-08 19:42:40 | 各会員の近況・会の活動日誌

新宿明月館で「拡大幹事会および忘年会、加えて奨学生証授与式」

〜韓国校友会総会参加報告を兼ねて〜

 

 年の瀬を感じ始めた1210日、当会のホームグラウンド、新宿の明月館で拡大幹事会を執り行いました。年末に行うことから、幹事団と顧問忘年会も兼ねており、例年たいへんに盛り上がります。今年の場合は、それに加えて月の奨学生証授与式に体調不良で欠席した奨学生の奨学生証授与式まで設定したものだから、在校生を含んで参加者が25名となりその盛り上がりは3乗となりました。

 拡大幹事会の中で、金君夫会長から12月7日にソウルで開催された早稲田大学韓国校友会総会に、会長・河相淳副会長・朱茂幹事長・金協一ソウル支部長の4人で参加、納涼会に賢儀韓国校友会会長に出席いただいた返礼を果たし、事務所への表敬訪問を果たす等、結びつきを強めてきたことも報告されました。

 その後、奨学生証授与式を経て、文一陳顧問の乾杯の音頭で忘年会はスタート。「若い者はこんなにも食べるのか」若い頃をすっかり忘れたかつての若者たちは、在校生の「爆食い」ぶりに口あんぐり。おなかが満たされて落ち着いてからは、参加者一人ずつがスピーチ。学生たちの現況報告を聴くたびに、かつての学生たち、容易に国境を越えて勉学に励む彼らに隔世の感で「へー」とか「おー」とか。反対に60年代、70年代の在日学生の困難な環境や濃い交友関係、そしてそこから生まれた思考を垣間見た学生たちは「えー」とか「ほー」とか。世代を超えた、共感と高揚感に包まれた熱い冬の夜となりました。


関西支部 近況

2017-01-08 19:39:11 | 各支部・分科会の近況

2006年に(故)權世顔支部長と康玟植副支部長のもとに関西在住諸学兄が熱い想いで参集し設立したウリ稲門会関西支部も10年が経った現在は、玟植先輩の呼びかけで、年に数回8名程の学兄が集い食事会したり、又 大阪早稲田倶楽部のゴルフ大会で毎年のように活躍されている金基弘先輩の音頭取りでゴルフをしたりといった小さな集まりでありますが、「こころのふるさと我等が母校」で結ばれ、親交を深めております。

 

写真は本年11月7日、大阪上本町の韓国料理店「石亭」で久々の再会、美味しい韓国料理に舌鼓をうち楽しく歓談した時のものです

 

前列左より裵彦(‘63 政経)、康玟植(’62理工)、郭泰弘(‘67文学)後列左より金恒勝(’76文学)康京一(‘79理工)、金基弘(’75商学)、李虎雄(‘78商学)-----当日、金性勲先輩(’74教育)は急用の為残念ながら欠席、7名の食事会となりました。

文責 李虎雄学兄


2016年納涼会・奨学生証授与式

2017-01-08 19:17:19 | 会長のご挨拶

「納涼会」と呼ぶにはいささか肌寒く、すっかり秋となった9月24日の土曜日、リーガロイヤルホテル東京において「2016年納涼会・奨学生証授与式」が開催されました。

 当日は、母校から第14代総長奥島孝康氏を筆頭に、李成市理事と岡本宏一理事、加えておなじみの関口八州男課長の4氏、そして早稲田大学韓国校友会から賢儀会長を来賓招き参席いただきました。

 幕開けは当会の金君夫会長からの開会挨拶金会長はその中で、今回が2回目の奨学生証授与式であることに際し、「会としてこの制度運営に取り組んだことで、同窓会活動の普遍的根幹取り戻すことができた」と語りました(別掲)。

 続いて式次第は、母校来賓を代表して奥島元総長からいただく祝辞となります。元総長が「現総長が出席してしかるべきところ」とにこやかに口にしたその最中に、鎌田薫現総長が飛び入りで会場に登場、そのまま祝辞までいただくという劇的なハプニング。その後、李賢儀韓国校友会会長からも「韓国校友会とウリ稲門会はより紐帯を強くするべきだ」との祝辞を賜りました。そして、いつになく「公式」感が高まる中、式次第はさらに奨学生証授与式へと移行今年の奨学生となったのは1年生3名。出席した2名に奨学生証が授与されました(一人は体調を崩しやむなく欠席。後のページ掲載の拡大幹事会および忘年会で授与いたしました。)

 その後、母校理事であると同時に当会会員である李成市学兄に乾杯のご発声をいただき、出席した会員が連れて来てくれた赤ちゃんも含めると70名ちかい老若男女が集った初秋の宴は佳境に入ります。それぞれの近況を聴き、旧交を温め、新しく交友を広げる、時間はいくらあっても足りません。最後を飾る校歌斉唱とエール交換を依頼していた母校応援団には、会場が許すかぎり出番を遅らせてもらいました。満を辞して登壇した彼らのパフォーマンスで、早稲田にルーツを持つ一団の気持ちは最高潮に、今年も忘れ得ぬ夜となりました