早稲田大学ウリ稲門会

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早稲田大VS高麗大サッカー定期戦観戦記

2007-09-13 10:59:11 | 現役学生の一言

初めまして 早稲田大学創造理工学部社会環境工学科1年の李殷在(19)と申します。
2007年7月26日東京国立競技場で行われた早稲田大学創立125周年記念、早稲田大学VS高麗大学の試合の観戦記を書かせていただくことになりました。今回の観戦にお誘いいただいたことを諸先輩方に対して深く感謝しております。
試合のほうは、序盤早稲田は高麗大の高い身体能力に屈し、試合の主導権を握られ1点を先制されましたが、後半は持ち直し1点を返し、早稲田が試合を支配し続ける形になっておりました。最終的に1―1で引き分け、互いにわだかまりの残らない試合になったと思いました。試合を応援する上で、早稲田の学生であり、そして韓国人でもある私の立場として、どちらを応援したら良いものかと悩むところでした。内心両方勝ってほしいと願っていたかもしれません。結果同点になって安心しました。
早稲田大学への進学が決まったとき祖父から渡されたのは、25年間宝のように大切に保管してあった早稲田大学の四角帽でした。父は早稲田大学の社会科学学部出身で、25年前学部卒業の時に被った帽子だったそうです。祖父の兄も早稲田大学の政治経済学部に通っていたそうで、三世代通して早稲田に通っていることにただならぬ縁を感じられずにはいられません。
在日3世として生まれ19年間、他国に住んでいながらも恵まれた環境で、こういった日本と韓国との試合を観戦できることを考えると胸が熱くなりました。今こうした環境で僕らが生活できるのは、多くの先輩方々が苦難の歴史を乗り越えて来たからこそだと思います。僕たちもこれを受け継ぎ進取の精神と共にさらなる努力をし続け、在日社会の向上を目指していかなければならないと思いました。
今回、サッカーという一つの競技を通し、沢山のことを学ばせていただいたことに深く感謝しております。
 今後ともOB、現役学生とのパイプを取り持ち、現役学生と共に会を一層盛り上げるために努力させていただきたいと思っています。


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