日々是好日

撮った写真や思っていることなどを気の向くままに書いています。

南房総② 花巡り

2020-12-22 07:00:00 | 国内旅行

「小松寺」で紅葉を堪能してから南に向かい、房総の観光ポスターなどで良く使われている場所の白間津地域に来た。

この辺りは霜が降りないため、切り花の露地栽培が盛んで、12月下旬頃からは広大な花畑となって、花の絨毯を敷きつめたようになる。

 

 

[白間津の花畑]

 

海辺だったので、冷たい風が吹いていたが、目の前には真冬とは思えないような光景が広がっていた。

ストック、キンセンカ、キンギョソウ、ポピー、ベニジウムなどが一面に咲いていた。

ここでは花摘みもできる。

でも12月は少し早く、本格的になるのは1月からだとか。

 

ストックの花を数本摘んで、そのまま少し車を走らせ、隣の鋸南町へ向かった。

鋸南町は「日本スイセン」の産地として越前と並ぶほどになっている。

ここには「をくづれ水仙郷」があり、12月~1月は日本スイセンの最盛期なので、山の斜面が日本スイセンで埋め尽くされていて、辺り一帯がスイセンの香りで包まれていた。

という文字が最初に付く言葉は珍しい。

これは水仙郷のある場所の「大崩(おくずれ)」が訛ったもので、「おくずれ」「をくづれ」となったらしい。

ここでは毎年、1月になると「スイセンまつり」が開催されている。

 

 

[をくづれ水仙郷]

 

ここまでの道路沿いや民家の庭にもスイセンがたくさん咲いてるのが見られた。

同じ千葉県でも北の方はやっと花芽が出てきたくらいなのに、南では満開になっていた、よほど暖かいのだと思った。

 

 


「温室で育った花を摘む」

南房総市富浦にある「道の駅 おおつの里 花倶楽部」でも花摘みができる。

ここでは温室で育てられた花を摘むことができ、路地の花とは違った種類のアルストロメリア、ストレリチア、スターチスなどがある。

特に「ストレリチア」はオレンジと黄色の2種類があり、黄色のものは開発者がこの町出身のため、他ではほとんど見られない、ここだけのものだとか。

 

 

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南房総①

2020-12-21 07:00:00 | 国内旅行

かつて千葉県は安房 (あわ) ・上総 (かずさ) ・下総 (しもうさ) の3つの国に分かれていて、その総称が房総となっている。

特に安房、上総のことを房総と言っていることもある。

 

南房総市は千葉県の南にあるいくつかの市町村が合併してできた新しい市。

ここに”もみじの寺”として知られている「小松寺」があるので、今年最後の紅葉見物に行ってみた。

「小松寺」は奈良時代の初期からの由緒あるお寺。

結構山深い場所にある小さなお寺なのに、紅葉見物に来ている人も多かった。

 

[朱塗りの仁王門]

 

[お寺の前にある池の紅葉]

 

[石造地蔵菩薩坐像付近の紅葉]

 

[境内の紅葉]

 

このお寺は、安房地方の大名だった里見家の居城だった稲村城から5kmほどの場所にある。

そのためか、里見家とこのお寺にまつわる話がある。

里見家は「南総里見八犬伝」で有名な大名だった。

この話自体はフィクションだが、実際の里見家は代々続いた戦国大名で、5代目が「天文の乱」で6代目に討たれてしまい、直系だった5代目から傍系の6代目に替わってしまった。

このお寺には「旭さす夕日輝く双樹の下に、漆千盃、朱千盃、銭十億万貫埋めておく。非常の際はこの財宝用いるべし」

という言い伝えがある。

これは多分、里見家の直系の宝がどこかに埋められているものなのだと思う。

双樹とは2本の木なのか、沙羅双樹(シャラノキ)なのか分からないし、山の中のお寺なのでそこら中に木があるので、探すのも無理、見つかるわけがない。

でも、こういったロマンのある話を頭に入れてこのお寺を見れば、また違った見方ができると思う。

 

「小松寺」の後は、有名な白間津の花畑に回った。

 

 

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ブログ開設一周年

2020-12-20 07:00:00 | 雑談

このブログも開設してからちょうど一年が経ちました。

この間、拙いブログに訪問してくださった方々、ありがとうございました。

心より、お礼を申し上げます。

今まで自分が撮った写真を中心に、経験したことや感じたことなどを書き連ねてきました。

でも、このところの世の中の状況から、新しい写真を撮る機会が少なくなってしまい、在庫の写真もそろそろ底をついてきました。

旅のこと、温泉のことなどもっと書きたいこともたくさんあるのですが、写真がなかったり、撮れていてもボケたりしているため、記事にはできないものも多くあります。

だから、今後は毎日の更新はできないと思い、新しい写真を撮れた時に更新することにしました。

気が向いた時に、訪問してくださったら嬉しいです。

なるべくこのブログを続けていくように努力しますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

 

 


クリスマスも近いので、「ポインセチア」などのこと。

 

 

 

 

[ポインセチア]

トウダイグサ科

和名では「ショウジョウボク」(猩々木)

 

 

同じトウダイグサ科の仲間でポインセチアの和名の由来になったのが「ショウジョウソウ」。

 

[ショウジョウソウ](猩々草)

トウダイグサ科の一年草

英名は「ファイヤー・オン・ザ・マウンテン」

 

 

対になっているのが「ハツユキソウ」

こちらは「スノー・オン・ザ・マウンテン」と呼ばれている。

 

[ハツユキソウ]

トウダイグサ科の一年草

 

 

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クラリンドウ

2020-12-19 07:00:00 | 植物

ホームセンターで買った鉢植えのクラリンドウが咲いた。

白い花が集まって30cmくらいの長さになって、垂れ下がっている。

以前、庭に植えてみたのだが、やはり越冬が難しく、鉢植えにした。

 

 

 

 

クラリンドウは花の形がユニークで、葉間から伸びた20cmほどの花茎に、4cmほどの白い花が垂れ下がって咲く。

花の中央から雄しべと雌しべが長く伸びるのが特徴。

 

クラリンドウは「クサギ」の仲間なのに、どうして「リンドウ」と名が付いているのか分からない。

 


 

クラリンドウ (クレロデンドルム・ウォリキー)

科名:クマツヅラ科クサギ属

原産国:東南アジア、ヒマラヤ、ミャンマー

開花時期:10~12月

 

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銀鱗荘 ことぶき

2020-12-18 07:00:00 | 温泉・宿

千葉県では「ディスカバー千葉」と銘打って、GO TOトラベルと同時に宿泊者優待キャンペーンを行っている。

抽選だったのだが、それに当たった。

千葉県内の宿限定だったので、南房総市の「銀鱗荘 ことぶき」に行ってみた。

 

南房総市の千倉は海辺の町で、国道沿いに家がひしめき合っているようなところ。

国道からは車がやっと通れるような、たくさんの細かな道が海の方に続いていた。

宿の看板を見つけたので、狭い道を入って行ったら、入り口の隣はお寿司屋さんだった。

この宿はお寿司屋さんが経営している宿だった。

でも、この日は宿の方が忙しく、お寿司屋さんの方は休業だと言っていたので、宿の方をメインにしているのかも。

 

外観は普通の鉄筋の建物だったが、玄関を入るとおしゃれで、落ち着いた感じになっていたので意外だった。

 

 

 

スタッフも気さくながら丁寧に対応してくれた。

小さな宿だがお風呂は4つあり、屋上の展望風呂以外は空いていればいつでも貸し切りで入れるようになっていた。

屋上以外のお風呂は鉱泉を沸かしているらしく、やわらかく、少しぬめり感があるようなしっとりしたとても良いお湯だった。

屋上のお風呂は温泉ではないようだったが開放感があり、気持ちよく入れた。

 

[屋上の展望風呂]

 

[昭和の湯]

1階にある一番大きなお風呂で、この他に小さなお風呂が2ヶ所あった。

 

この宿はなんと言っても料理が素晴らしいということで選んだのだが正解だった。

海の宿なので、海鮮中心だったのだが、前菜など一品一品に手を抜かず、おいしいものを提供しようとする気持ちが伝わってくるようだった。

次々と出てくる料理も頃合いを見て運んでくれた。

舟盛りは食べきれないほどの量で、鮑、鮪、鯛や地魚など9種類が盛り合わせてあった。

他には海鮮鍋、珍しい鯨肉、最後のお寿司もシャリは赤酢を使い、金目鯛を炙ってあったりして、一手間加えていた。

さすがお寿司屋さん。

ありふれた料理とはひと味違っていた。

 

[前菜]

岩カキトマトソース煮、鮑肝豆腐、マグロのしぐれ煮、姫サザエ

 

[舟盛り]

 

季節が変われば違った地魚もあるだろうから、季節を変えて再訪してみたくなるような宿だった。

 

 

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