後生掛温泉は八幡平国立公園内にある秘湯。
八幡平には後生掛自然研究路があり、そこでは噴気孔や泥火山などの火山現象をすぐ近くで見ることができる。
そこは一周40分くらいのコースになっていて、足下の地熱、周囲に漂う湯煙と硫黄など、普通でない自然のすごさを感じられるような風景が広がっている。
歩いた後、研究路入り口にある後生掛温泉で立ち寄り湯をした。
後生掛温泉は古くからの湯治場として知られている。
[立ち寄り湯受付のある湯治部のフロント]
受付を済ませてからお風呂に行くのだが、館内はとても広かった。
それもそのはず、この宿には旅館部と湯治部があり、両方が繋がっているから。
左が旅館部、湯治部は右側の坂を下った場所にある。
[湯治部の案内図]
早速大浴場に行ってみた。
浴室は木造で趣があり、正に秘湯といった感じだった。
浴室内はこのように湯煙で何も見えなかった。
それでも目が慣れてくると、大きな湯船と右に打たせ湯、左に箱蒸し風呂が見えてきた。
その他にもサウナ風呂、神経痛の湯、火山風呂、露天風呂などがあったのだが、写真は無理だった。
[火山風呂]
湯船の底からブクブクと気泡が吹き上がっていた。
[露天風呂]
面白かったのが箱蒸し風呂。
木でできた箱の中に一人ずつ入り、首から上を出して座るとスチームが出ているので蒸気浴ができる。
この温泉の泉質は単純硫黄泉で、灰色系の硫黄分の強い、白く濁った温泉。
少し熱めだった。
時間が限られていたので、すべてのお風呂には入れなかったので、次は宿泊してゆっくりと入ってみたいと思った。