忍城(おしじょう)は埼玉県行田市にあり、1490年武蔵国成田氏により築城され、数度の城攻めを受けても一度も落城しなかった城として知られている。
特に数々の合戦に勝ち続けた豊臣秀吉が、唯一落とせなかった城がこの忍城で、映画「のぼうの城」では秀吉の家臣であった石田三成からの水攻めを受けても落城しなかった様子が描かれている。
その時の水攻めに耐え抜いた逸話から浮き城、亀城などとも呼ばれている。
現在ではお堀、鐘楼、櫓、門、橋など城の様々な遺構が整備され、本丸跡には三階櫓が復元され、堀は水城公園となっている。
[お堀にかかった橋を渡った先にあった入り口]
門を入ると左側に三階櫓があるが、その中に入るには右側を回ったところにある資料館に入り、そこからの通路を通って行くようになっている。
周囲には高い建物がないため、櫓の最上階は眺望が良く、行田の街並みがよく見え、天気の良いときには富士山も見えるらしい。
(資料館の写真はNGだった)
[三階櫓]
資料館に行く途中、隅の方の土塁の上に鐘楼があった。
この鐘楼も模擬のようだった。
忍城のある行田市の「田んぼアート」は、「世界最大の田んぼアート」として、ギネス記録に認定されている。
水田をキャンパスに見立て、毎年テーマを決め、色彩の異なる複数の稲を植えて、絵や文字を表現する田んぼアートも見応えがある。
これは、「古代蓮の里」にある展望タワーから見ることができる。
[2018年の作品・大いなる翼とナスカの地上絵]
[原図]
ここ数年、秋になると「田んぼアート」を見に行っている。
その年ごとの話題になっているものが描かれていて、「今年は何の絵かな?」などと楽しみにしている。