開催がギリギリまで危ぶまれる中、今年も小学生たちがチャレンジしました。
数か所での体温測定や、消毒など、いつも以上に対策を強化して挑みました。
今回はスタート時から降り出した雨、そして終盤のみぞれが、大きな試練となりました。
半分の15kmまではいつもけっこう元気なのですが、
雨をしのげる場所にも限りがあり、しっかりとした休憩はとれないままでした。
中学生、高校生たちが今年も手伝ってくれて、
スタッフとしても年々力をつけていて、
大学生の年になって、リーダーとして歩いてくれる日が待ち遠しいです。
初のリタイヤが2名も出たということも、過酷な状況を物語っています。
それでも、この2名も、「やばい」と思ったところから本当によくがんばって、
自分が行けるところまで歩き切りました。
完歩した子たちも、泣いたり、愚痴を言ったり、怒ったり、
「班の仲間と一緒にゴールする」という明確な目標を知っていても、
試練を前にして、自分のことで精一杯でした。
それでも進むしかない。
この瞬間は、何かにチャレンジしている時、よく起きることです。
最終班は、ひとりが足の痛みで遅れ、グループ内で50mほどの距離が開いてしまいました。
前の子たち3名を何とか待たせ、遅れた子をサポートするように促すと、
両脇からふたりが腕を抱え、そしてひとりは後ろでリュックを手で支え始めました。
4名は、またひとつになって歩き始めたのです。
今回は、天候の心配に加え、感染症の問題がありました。
開催するかどうかは明確な基準を設けて準備を進めてきましたが、
それでも一般的に見たら、開催したことに違和感もあることと思います。
しかし、そこまでしてでも、
チャレンジしたいと思っている子たちにその機会を与えるため、
私たちも本気にならなくてはいけません。
そこまでしてでも、
自分の意志で、自分の身体で経験しなくては、
分からない痛みや、人の優しさがあるのです。
感情論だけでもいけません。
やらないという判断を下さなくてはいけない時もあります。
そのギリギリをいつも考えているから、
子どもたちにも何か伝わるのだと思います。
「あの時があったから」と言えるような経験を、
これからも続けていく。
それが私たちの役割です。
数か所での体温測定や、消毒など、いつも以上に対策を強化して挑みました。
今回はスタート時から降り出した雨、そして終盤のみぞれが、大きな試練となりました。
半分の15kmまではいつもけっこう元気なのですが、
雨をしのげる場所にも限りがあり、しっかりとした休憩はとれないままでした。
中学生、高校生たちが今年も手伝ってくれて、
スタッフとしても年々力をつけていて、
大学生の年になって、リーダーとして歩いてくれる日が待ち遠しいです。
初のリタイヤが2名も出たということも、過酷な状況を物語っています。
それでも、この2名も、「やばい」と思ったところから本当によくがんばって、
自分が行けるところまで歩き切りました。
完歩した子たちも、泣いたり、愚痴を言ったり、怒ったり、
「班の仲間と一緒にゴールする」という明確な目標を知っていても、
試練を前にして、自分のことで精一杯でした。
それでも進むしかない。
この瞬間は、何かにチャレンジしている時、よく起きることです。
最終班は、ひとりが足の痛みで遅れ、グループ内で50mほどの距離が開いてしまいました。
前の子たち3名を何とか待たせ、遅れた子をサポートするように促すと、
両脇からふたりが腕を抱え、そしてひとりは後ろでリュックを手で支え始めました。
4名は、またひとつになって歩き始めたのです。
今回は、天候の心配に加え、感染症の問題がありました。
開催するかどうかは明確な基準を設けて準備を進めてきましたが、
それでも一般的に見たら、開催したことに違和感もあることと思います。
しかし、そこまでしてでも、
チャレンジしたいと思っている子たちにその機会を与えるため、
私たちも本気にならなくてはいけません。
そこまでしてでも、
自分の意志で、自分の身体で経験しなくては、
分からない痛みや、人の優しさがあるのです。
感情論だけでもいけません。
やらないという判断を下さなくてはいけない時もあります。
そのギリギリをいつも考えているから、
子どもたちにも何か伝わるのだと思います。
「あの時があったから」と言えるような経験を、
これからも続けていく。
それが私たちの役割です。