映画とライフデザイン

大好きな映画の感想、おいしい食べ物、本の話、素敵な街で感じたことなどつれづれなるままに歩きます。

プリティリーグ  トムハンクス

2008-11-09 09:36:03 | 映画(洋画 99年以前)
トムハンクスが本当の意味でブレイクしたのは、「フィラデルフィア」と「フォレストガンプ」の連続オスカー受賞であろう。それまではむしろコメディアン的な作品が多い。その2作の前に位置するのが「プリティリーグ」である。

映画のクレジットはトムハンクスがトップに来るが、むしろ主演はジーナデイヴィスとしていいだろう。前面にほのぼのしたものが流れるこの作品は後味もよく、あらゆる世代に勧められるものだ。

1943年第二次世界大戦の真っ最中、メジャーリーグからもジョーディマジオをはじめ超一流選手が兵役に取られていった。そんな中残された女性を中心に野球のプロリーグをつくろうという動きがあった。
田舎の農場で働くジーナデイヴィス姉妹は地元のソフトボールリーグで鳴らしていた。そこに女性リーグのスカウトが来た。ジーナは夫が欧州戦線の兵役に出ており、いったんは断ったがピッチャーの妹と2人でテストを受けにシカゴに向かった。テストは無事通過したが、仲間にはマドンナをはじめいろんな女性が来ていた。文盲の女の子や野球の技術はいいが人とのかかわりに異常に欠ける女の子やいたずら息子の子連れの母親などさまざまな境遇であった。
リーグの運営者は女性リーグの人気を高めるために、監督にメジャーリーグのスターをもってきた。それがトムハンクス演ずる元ホームラン王である。彼はアル中であった。運営者からは観客に帽子を取って挨拶だけすればそれでいいよ。と言われていて、試合中もずっと酒を飲んでいた。実際にサインを送るのはジーナデイヴィスであった。ところがある試合で2人の指示が違うことがあった。結局トムの指示通りにやってうまくいくのだが、それをきっかけに次第に酒をやめてまじめに監督業をやるようになる。。。。。。

ジーナデイヴィスは「テルマ&ルイーズ」で名を売ったが、あの映画のどじぶりと比較するとかっこいいお姉さんを演じる。映画の中での妹への微妙な思いやりが素敵である。マドンナは身軽さを発揮してダンスに野球に別の一面を見せる。この映画の最終クレジットの時にマドンナが歌う主題歌が流れる。これが実にいい!!信じられないくらいジーンとする。
普通はすぐ切ってしまうDVDも余韻に酔いしれた。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 見舞いと会議 | トップ | ノーカントリー  コーエン兄弟 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

映画(洋画 99年以前)」カテゴリの最新記事