映画とライフデザイン

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愛についてのキンゼイレポート リーアム・ニーソン

2010-02-21 21:17:51 | 映画(洋画:2000年以降主演男性)
中学生のころ性に目覚めてきて、男女の秘め事に関する本をずいぶんと読んだ。その中に「キンゼイ」という名が確かにたくさん出てきた気がする。「キンゼイリポート」という名も聞いたことがある。でも詳細は知らなかった。名前からしてそういう性のドキュメンタリーだと思っていたら、どうやらリーアム・ニーソンとローラ・リニーによる夫婦の物語だという。そういう観点でみた。



清教徒である大学教授のもとに生まれたアルフレッド・キンゼイことリーアムニーソンは父の教える大学で工学を学びエンジニアになるように父から期待されていた。しかし、虫に興味を持つ彼は父に反抗して別の大学で生物学を専攻することになった。関心のあることだけに、集中して学んで大学教員の道を歩むことになった。そんなときキンゼイは男女間の性の問題に関心を持つことになる。大学の教え子だった妻のローラ・リニーとの性の関係に関して当初うまくいかないこともきっかけであった。世間一般で言われている性の常識が本当にそうなのかを彼は不特定多数にインタビューをすることにより、サンプルを集めようとするが。。。。

このレポートが発表されたのは1948年とのこと。戦後間もない時期である。この時期の映画を観てもまったく性に関することはタブーであることはわかる。まさに革新的なレポートであったろう。実践的に性のことを語るために、スワッピングまがいのかなり大胆な生活をしたようだ。あまり深くは映画で語られないが、かなり変態に近い変わり者だたのかもしれない。

変態的な匂いをさせてもおかしくないところを、そうでなく観てしまうように仕向けるのが、夫婦二人の演技であろう。リーアム・ニーソンは妙に情熱的である。ロックフェラー財団から研究のお金を引き出させたのだからキンゼイはたいしたもの。性の研究への情熱が彼の演技で伝わる。この役は肌にあっている気がする。ローラ・リニーはいつもどうりの普通のアメリカの奥さんを演じる。彼女がいるからこそ、変態映画にならなかったという印象だ。この間「私がクマにキレタ理由」でマンハッタンのセレブ夫人を演じていた。それはそれでいいけれど、彼女はこの奥様のような優しい女性が似合う。

でもこの映画で驚いたのが、男性のあそこを丸出しにしてしまうこと。いまは女性のヘアよりも男性のあそこの方がうるさいと聞くけどよく通るなあ。「シンドラーのリスト」もそういうシーンがあったけど、あの映画とはちがうカラーだからね。同じく主演であるりーアム・ニーソンの念力か??

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