VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

蘭・仏・伊+ハワイ

2006年11月30日 | Friend
住宅会社広報では一目置かれる姉御格の国光雅子さま(左)、住宅業界で顔だった新聞記者の長谷川聖子ちゃん(右)と久しぶりにミーティング。
というのも、8月末から
国光さんはオランダへ、私はフランスへ、そして長谷川さんに至ってはイタリアに次いでハワイへも!と渡航。
各々のお土産を持ち寄り、美味しいお食事を頂きながら土産話に華を咲かせた。
  
イタリアンなので、前菜に海老のあっさり系パスタも(中)。

 
魚の後の、メインは牛ほほ肉の煮込み。 デザートは3人3種で楽しんだ。

初めてのお店のようであるが、流石、記者の勘(?) ゆっくり話せて、美味しいお料理だった
銀座7丁目Urban Bar&Dining「SPACE」

米国住宅市場ハブル崩壊?

2006年11月30日 | 住宅業界
住まいの産業ルネサンンス塾の講演会、米国金融政策や住宅政策に詳しいニュージャージー在住の
若松茂生氏(富国生命ニューヨーク駐在顧問)による、「陰りの見えた米国の住宅バブル -住宅市場の新たな展開-」。
 
FRBウォッチャーである若松氏の分析は、グリーンスパン氏やバーナンキ議長の講演会など具体性かつ納得性に富んだものであった。

2006年、米国の住宅販売戸数は減少トレンド、
その販売中心価格が前年マイナス2.2%(9月)になったのは1968年統計始まって以来の大事。
NYタイムズ紙で「住宅バブルが崩壊した!」とポール・グルーグマン氏(経済学者)が寄稿。
にわかに、Recession(景気減退)論に火がついた。

にも関わらず、グリーンスパンは10月に
「住宅市場下落から良い形で脱出できる可能性、最悪期は第三四半期で終わったかも」と楽観論。
‘ITバブル’を‘住宅バブル’に置き換えることで景気を維持したグリーンスパンであるが
「住宅バブルは低金利政策によるものではなく、経済のグローバルな統合化によるもの」と
中・印・露の台頭でインフレリスクが低下した為とディフェンス。

バーナンキ議長およびFRBの見解も「住宅市場は調整局面ではあるものの、他の経済分野に拡大している兆候はない」と容認。
米国の住宅会社も多くは、住宅以外(工場・オフィス・ホテル等)の建設で吸収できているらしい。

【人口増・所得増・低金利】ファンダメンタルな要素が堅く、住宅市場の下落について
エコノミストの見解も「経済成長の足を引っ張るが、経済全体がリセッションに陥る事はない」というもの。

お話の中で大変興味深かったのは、住宅取得は米国においても未だに“The American Dream”であり
家を持つことによって生まれる“活力(心の豊かさ・消費)”は、『住宅国富論』と言えるという。
【住宅こそ国富の中心・国民の活力】
特に住宅は中産階級&若年層に広く富をもたらす点が、上層にしか富をもたらさない株と違う。
米国の25-29歳の持家率は[40%強(2005年)]と、日本の[10%前後]を大きく上回っているのもその表れ。
ちなみに私の知人も2組、20代で立派な一戸建てを5年前に購入し子供も産んでいる。

講演後、米国経営者との意見交換をされてきた山本一元旭化成相談役からも「インフレを受け入れ、調整」という現場のお話や
山本氏池上氏
日本の住宅政策に対する意見を求めた、若松氏と旧知の池上住宅産業新聞社社長も
「住宅国富論」に共感されていたようである。

総じて、米国住宅市場はバブルと呼べない、かつソフトランディングしたという見方。
何より住宅取得により国民の資産を増やし、消費や生活の活力を生んだ源であるというお話に共感と期待が高まった。


不動産協会、林専務理事

2006年11月29日 | 住宅業界
不動産ジャーナリスト協会、本日の講師は(社)不動産協会の林桂一副理事兼専務理事。
「不動産協会の取り組みと最近の不動産市場について」と題し、協会の活動や今後の不動産市場についての展望などをお話頂いた。
 
林専務理事は、昭和43年に現:国交省に入省され都市計画法制定の現場を経験されたり、
事務所事業所税の導入や固定資産税引き下げの際には、各省庁との折衝でご苦労された経験などもお話下さった。
不動産協会へは今年4月に就任、岩沙理事長と共に19年度の税制改正など政策活動を推進されている。

19年度の税制改正に関する要望の‘一丁目一番地’(これは国交省側の)は[事業用資産の買換え特例の延長]。
H10年に復活し、3年毎更新の年にあたり当局側は逆に終了の‘一丁目一番地’というウワサとも。

他にも住宅購入者としては、ローン減税の所得税だけでなく住民税への効果遡及や
            (三位一体改革により、減税分が縮小してしまう為)
住宅譲渡損の繰越控除、各種減税特例の延長なども要望に入っている。


注目されている不動産証券化市場の環境整備については
(社)不動産証券化協会が主導するものの、投資家向けの情報公開は当然の義務であるが
金融商品取引法への対応など、NY証券取引所の地盤沈下例などから注意して取り組むべき課題であると論じられた。

総じて不動産証券化市場については、日本の不動産がグローバル化し理論的に解説できる市場になった事や
売買・賃貸市場間のマーケットメカニズムが作用するようになったと歓迎された。

さてこれから税制改正のロビー活動も忙しくなるようだが「税は政治そのもの」と林氏がおっしゃったように
「税については皆、野党」という事で、選挙の材料にされてしまうのが実情のようである。


Thanks Giving Dinner

2006年11月25日 | Friend
11/23が米国のThanks Giving Dayだったのだが、2日遅れのTurkey Dinnerをアメリカン友達を呼んで楽しんだ。
フランス土産にとGastel夫妻から頂いたシャンパーニュで乾杯!
後左からEric&Leoくん、Bill、Tim。前右は元HOUSING編集長、小野道子Amsden夫人。
  
Turkey(七面鳥)は、この約7kg弱で5時間弱の予定でが、流石の高性能ガスオーブン、4時間弱で仕上がった!!
家を建てる際に、“ビルトイン・ガスオーブン”必須アイテムだったのだが
ターキーのように大きなものを焼いたり、ケーキやグラタン系も短時間で美しく焼きあがるのはやっぱりガスだ。

今日のスタッフィングは、フルーツ系。切り分けるのは男性の役割、Billパパ頑張、る!
しかしながら、私は今回もグレービーソースに失敗・・・煮詰めすぎたのである。

Soupはフランスで買ってきたクレソンスープ(Knorrだけど)。

 
デザートまでガッツリ食べて、飲んで、喋りまくる(特に男性陣) 右端が良枝Leoママ。 Leoくんと恥じらう(?)Carinaちゃん。







REIMS YANAGIDATE

2006年11月23日 | Friend
丸ビルでのセッションの後、リクルート大阪時代の後輩と楽しみにしていた
青山のレストラン『REIMS(ランス)YANAGIDATE』でディナー。
   
最近東京へ転職してきた後輩の近藤真紀さん。メインは牛テール煮、私はうずらの詰め物グリル。二人ともあまり飲めないのでグラスワインにて。

 
前菜の白子もトロケて最高だったが、デザートにショコラづくしの選択は大正解だった!!

店名であるREIMS(フランス、シャンパーニュ地方の街)は柳館シェフが修行をしていた所だそうだが、
私もREIMSへ9月に行ってきたにかりでその想いも懐かしく、真紀ちゃんとの10年ぶり位の近況報告会を楽しく過ごし満喫して帰った。



慶應SFC、ORF

2006年11月23日 | 社会・文化
慶應大学湘南藤沢キャンパス(SFC)の産官学連携による研究成果の発表として、年一回開催される『SFC Open Research Forum』が11月22日(水)・23日(祝)
今年は、六本木ヒルズから丸の内、丸ビルに場所を変えて開催された。


私は仲良くして頂いている渡邊朗子先生の【ESL(エコスマートライフ)共同研究プロジェクト】のセッションにパネラーとして参加した。

写真左から、渡邊先生・渡辺保史さん(NPOグリーンマップ・ジャパン)。写真右、Vivien研究員・馬場正尊さん(東京R不動産)・井関誠さん(ハウスメイトパートナーズ)5人のセッション。

今回は渡邊先生が提唱するエコスマートライフの表現・評価の一環として
グリーンマップの手法を参考に、生活環境をデザインするリビングマップを作れないか?という発想について議論した。

ハコダテ・スローマップを運営している渡辺さんの実例を伺い、
渡邊先生が考える住戸内環境についてのマッピング(特徴をアイコン化)の可能性について
東京R不動産を運営する馬場さんからは「編集側が見つけた物件の魅力を、利用者に気付いてもらう」事の面白さなどが語られた。
東京R不動産の場合アイコンも独創的だが、私は物件のシュールなキャッチに惹かれた!)
一方、顧客と接触している井関さんからは「やはり家探しは、駅から何分・何LDK・・・といったスペックが未だ現場の実態」と。

街や住宅の特徴をアイコン化して認識しやすくするという事は、「何をアイコン化するか」によって編集者側の世界観・価値観を定義付ける。
街や住宅にとって“何が重要なものか”を端的にメッセージするのには有効である。

私が提示した、住まい探しの際「地域に求めるもの」の上位項目は
[治安が良い(64.4%)][日当たりが良い(59.8%)][悪臭がない(57.4%)][近所に迷惑な人がいない(55%)]と続くが
10位中7項目が、“●●でない”というネガティブ項目。マイナスの情報を欲している消費者心理が伺える。

グリーンマップでは、[ゴミの不法投棄]など一部マイナス情報の開示もアイコン化されているが
住戸内リビングマップでマイナス情報を出すと、やっぱり契約取れない気がするよなぁ・・・
確かに、その不透明さが不動産流通の低迷を招いているのである。
まず消費者視点で、取り組んでみるのは面白そうだ。


セッションが終わり、渡邊先生が関わった『iLogHouse』を見学に行った。
[慶應義塾大学× 三菱地所]の主催企画になっていて、前日は福澤三菱地所会長も見学にいらしたという事。
“logを取る”にかけて“ログ(log)ハウス”の外観。 
 三菱電機(冷蔵庫)やITOKI(パズライン)も協賛。

  
リビングのプロジェクターでは赤外線センサーで、お小遣帳をつけたりお絵描きができたり。お風呂にも画像が流れ、子供と楽しんで教育できる仕掛け。
写真右の鏡前に立つと、カメラが写真を撮って記録。日々の成長記録やワードローブチェックにも活用?

子供対象だけでなく、シニアの健康管理もメイン機能。ユニバーサルデザインなど素材や機能に配慮するほか
 毎食、写真に撮ってブログへUp。
メンバーどうしや専門家が内容チェックをするコミュニティーの運営は、既に始まっているようだ。



インテリア見本市

2006年11月22日 | 住宅業界
東京国際家具見本市(IFFT)とJAPANTEX、IPEC21、インテリアフェスティバルとインテリア関連4団体が初めて東京ビッグサイトで一同に会し、展示会が開催された。

まず、西ホールのJAPANTEX、IPEC21、インテリアフェスティバル会場へ向かい
会場入口アトリウムで企画展示している町田ひろこさん(写真右)を訪ねた。
  
今回は高齢者ニーズに対応した新素材を開発してプレゼンテーション。
   (いつもビジネスチャンスを敏感に捕らえ、実行するバイタリティーに驚かされる?!)
防水で清掃性が高いが、肌触り良くテキスタイルデザインも素敵な機能的ファブリック“E・D・O”【Evidence based Design Orient】。
古典柄の桜がモチーフ。お嬢様の町田瑞穂さんが、ワインも染みずに拭き取れる事を実演してくれた(写真右上)!

同じくアトリウムの「HOTPOINT」でプレゼンテーションしていたファッションデザイナー:Yoshiko Kajitaniさん(写真下左)は、ジュエリーBoxのようなインテリアがイメージ。
 
写真上右は、加ケベック州のバーチ材を使って楽しい作品を作った黒川哲志氏。足を入れるくぼみもあり、座ると木に抱かれている心地良さがあった。

今回インテリア産業協会が主催のインテリアフェスティバルはテーマが『ニュー・ジャパンスタイル』。
  
これに限らず、ファブリックメーカーのブースでも、和回帰のトレンドが見られた。
日本のインテリア産業も海外市場を意識した商品企画になったのか、日本の消費者に和の魅力を生かす余裕が出てきたのか。面白いデザインが多く見られた。 
写真左は、サンゲツの透ける和柄。 写真中は、葉山の工房「杢」の囲炉裏テーブル。ナント樹齢400年にもなら楢の一木から造られたもの!(約88.2~189万円とリーゾナブル)
   
写真中の「光畳」は、イグサと光ファイバーで下からのライトUpで見せるモダンな和素材。 写真右は、川島織物セルコンの和洋折衷シーンの展示。

一方、景気回復を受けてかゴージャス系も元気だ。昨年からのゴシック系にヒカリモノも!
 
これは、TOSOの「GRACIER」スワロフスキーを使い、カーテンのタッセルと言わずウインドウ・ジュエリーと表現。


松下電工は、今年ミラノサローネで展示をした空間をXIMOで再現(実物は現地なので少々違う商品)。
現地では‘畳が丘’に関心が高かったのに・・・・ココでは使わず。

同時開催の『ecobuild2006』で面白い光景を発見!?
 
左に東京電力、右に東京ガス。間に風力発電の大和ハウス工業(関連会社)が入っているとはいえ一触即発の緊張感を感じるのは
いつも‘電力&ガス’表現問題で悩まされているメディア側の人間だからだろうか・・・・

東ホ-ルの東京国際家具見本市(IFFT)に着いた時には、結構クタクタに。合同になると1日取材には無理があったか。
 
まず、知人のギャラリー「closet」が絵を貸し出ししている「PROSPECT」のブースへ(写真左)。イタリアモダン家具を引き立てる、大形の絵が素敵だった。 
同じゾーンで展示されている、トネリコのお三方もいらっしゃった(写真上)。

今年このIFFTは、新しく高田公平氏をプロデューサーに起用したという事で会場の構成やカラーも変わっていた。
これから、この合同見本市がどのように変化(統合?)して行くのだろう。
メゾンドオブジェを目指して・・・」と開会のご挨拶にあったようだが、日本のインテリア産業はこれから文化創造含め楽しみな時代になる。

エコ・ウ゛ィレッジ@Ithaca

2006年11月21日 | 住宅業界
(財)日本生態系協会が主催する〈国際フォーラム〉『人口が減る時代の新しいまちのかたちー自助・共助・公助への提案ー』で
米国イサカ大学シャピロ教授の《エコ・ヴィレッジ@イサカ(EVI)》についての講演を聞いた。
  
ニューヨーク州Ithaca市にあるEVIに、ご自身もお住まいで運営や教育プログラムの研究を進められている。
                          (街は運営ソフトが命である事の表れだ)

EVIは持続可能なコミュニティーを目指すコーネル大学とイサカ大学による実験的な取り組みの開発地。
175エーカーの10%だけを宅地開発にあて残りは自然保全や農地とし、約160人/約60世帯が生活している。
 
【Self-Sufficiency(自給自足性)】【Restore Biodiversity(生物多様性)】【Permaculture(文化保全)】を追求した町づくり、暮らしぶりを紹介してくれた。
  
Green Building政策(環境負荷の少ない建築、‘energy☆(star)’取得で補助金有り)は、ワシントン州など他の都市でも推進されているが
ここではパッシブソーラー・太陽光発電だけでなく、古材を使った建築や雨水利用なども実践され、環境負荷は全米平均の半分!

またヴィレッジ内は歩行者中心の‘CarFree’で、自転車を活用して通勤したり車も共同利用で‘1家に1台’は無い。

一方、共同生活のコミュニケーションSpace‘Commons’には共同ダイニングルームや(写真右)子供ケア、図書室、ゲストルームなど。
人口の1/3以上が子供なので、子供教育は町全体の重要なカリキュラムになっているようだ。


こんなユートピアを見せられた後に、国交省・都市・地域整備局:中島正弘局長のお話はチョットきつかった・・・
  
「人口減少の時代を迎えた日本の都市と地域のあり方」というタイトルだが、中心市街地再生の話で新しい内容は無かった。
街中居住によりコンパクトに機能集約する事で効率を上げる・・・そこに住みたいと思える‘絵’では無い。
昨今、‘効率’と聞くだけで嫌気がさすのは、リクルートという効率重視の会社で絞られ過ぎたせいだろうか?

EVIと同じ「歩いて暮らせる街づくり」を目標とするが、概論だけにも関わらずそこに夢は無かった。
シャピロ教授のように自分が住んで実践する人と、あらすじを書くだけの人と
講演の説得力・影響力の差は歴然であった。

鎌倉「かなえ」でR会

2006年11月17日 | Friend
湘南界隈に住んでいる、リクルートの関係者で集まって食事をする会を2-3ヶ月に一度行なっている。

私を含む大半が退職済みの仲間で、今日は欠席の木村元専務取締役(鎌倉在住)が発起人。
初参加の上田夫妻(右二人、鎌倉在住)とセニュール代田(「かなえ」オーナー)。
  
この会の楽しみは、このお店「かなえ」のお食事である!!

元リクルートの代田氏がオーナーのお食事・甘味処「かなえ」。通常は昼のみ営業で、夜は予約制。 
リーゾナブルな価格で、新鮮で面白い素材を美しく&美味しく出して下さるので大満足!
 
今日は生牡蠣から始まりゴマアイスを添えた果物まで、上品な大人のメニューだった。

 
何故か‘光り’具合いを競う、代田・後藤・上田の3氏?!  「鎌倉」駅から小町通りの右手入る「かなえ」玄関にて代田オーナー。
                                 神奈川県鎌倉市雪ノ下1-6-5 TEL/FAX 0467-23-6588

会社では接点が無かった人たちと、湘南つながりでご縁ができるのもイト、タノシ・・・

加BC州首相、来日

2006年11月16日 | 住宅業界
『Japan Home + Building Show』に合わせて、ブリティッシュ・コロンビア州のキャンベル首相が来日し
カナダ大使館でのJapanHomeShowレセプションParty前に、プレスミーティングが実施された。
 
“Canada's Pacific Gateway”としてBC州はアジア向けの貿易ハブ港プリンスルパート港とバンクーバー港をアピール。

日本へは1903年に初めてBC州から輸出したのが、ダグラスファー(米松)であったという事から分かるように
輸出品目は、建築木材やパルプが上位を占める。 
ある記者から出た質問で害虫‘パインビートル’の甚大な被害があるのを知った。首相は「BC州は、松以外に栂も豊富」と・・・・・深刻そうだ。

2010年冬季オリンピックがBC州(バンクーバー)で開催される為、写真右のバッジも配られ
スポンサー営業からプロモーションが始まっているようだ。

中国人を中心に最近は韓国人も増加し、アジア人が人口の1/5を閉めるBC州では
高校生の30%が第二外国語でアジア言語を選択するらしい。

実は私、加ケベック州や米ワシントン州には行っても、BC州には行く用事が今まで無かった。
確かにオリンピックでも無ければ、訪れる動機がなかなか見つからないものだ。

さて、会見後のパーティではJapanHomeShow関係者が集まって立食の懇談。
 
キャロン駐日カナダ大使(左)の後、キャンベルBC州首相が「カンパイ!」ご発声。

カナダ出張時に手配を世話してもらった大使館のMatt氏が見えないと思ったら、出世してオタワに転勤したらしい!



日仏リタイア層の住生活研究

2006年11月16日 | 住宅業界
住文化研究協議会の月次、研究部会。今日は私、リクルート社担当という事で
【アクティブシニアの住み替え事例】として、元リクルート役員の岡崎氏を講師にお招きし
『都心→リゾート地(熱海)への移住』実例をお話頂いた。
 
岡崎氏は現在66歳、(株)リクルート常務およびグループ会社社長なども歴任され
現在はグループのザイマックス社に監査役として3日間ほど東京へ出勤されている。
大阪東京間の転勤5回を重ねながら、
【戸建購入→注文建築→賃貸マンション→マンション購入】という住まいの変遷や
御夫婦で下北沢から熱海へ移住を決定した経緯などを、写真を交えてお話頂いた。

熱海への移住については、趣味の『釣り』『ガーデニング(広いバルコニー)』と『交通(駅前・関西からも立ち寄り易い)』
それと、住戸の間取り(2LDK・148㎡、念願の『書斎(15畳強)』)が、房総や川奈など他の検討エリアに勝った所と。

印象深かったのは、今までの住宅取得タイミングはほとんど悪運を受け入れた結果であり
“運は、運ぶ”と文具のコクヨ社2代目社長に言われた事を実感されたという。

また、尾関宗園・大徳寺住職の「ひとつ、この際・・・」という程度の思いで行動を起こす事で道が拓ける
という教えを実践されているという事。(今日の講演も、気安くお引き受け下さった)

我々の研究会で「住み替えを決意させる“一念発起”って何だろう?」と話合った疑問を
「そんなに強い思いでは無く、“ひとつ、この際”という感じ」と、解いて下さった。
これは確かに、今までの他事例のヒアリングでも感じる印象である。


続いて今日は、Vivien研究員からも【アクティブシニアの住まい方事例】として
『リタイアメントカップルの住まい~成熟社会フランスの事例~』を発表した。
 
8月~9月に訪問したフランス知人のリタイアメントパーティへ行った際、
30才代~80才代、7軒のお宅に訪問してきたので写真を中心に感じ取った内容を報告。
一応、大使館の統計資料でお勉強した内容も!
ちなみに、フランスの住宅は平均値ではあるが
戸建[108㎡]、集合住宅[65㎡]と日本と同レベルであり、アメリカより参考になる部分も多い。

貯蓄より不動産への投資も活発で、[別荘]所有率は約10%。ここは日本も目指したい所。
私の知人Gastel夫妻も、今回初めて知ったのだが・・・パリに4軒アパートを持っていた!?
私はいつも使わせて頂いている1軒だけだと思っていたら、他3軒は賃貸中。

Ouessant島にある別荘も、2軒の内1軒は民宿貸し。
なので年金(奥さんは57歳なのでまだ貰えない)以外の収入が十分にある。
彼らは上位10%の層、という気がする。

ただ、日本のシニアにも共通する趣味中心の住まい(庭・知人を招いての食事・ホームシアター・体力づくり)の要素もあり
規模・形は違えども、アクティブシニアへの提案要素の参考になる。

日本でマルチハビテーションの可能性はどうだろうか?
上位10%層の5%は特殊層なのでマーケッティングにのらないとして“5%”の需要はあるだろう。
その層に、何軒買ってもらうかが勝負かなぁ・・・・・

JapanHomeShow

2006年11月15日 | 住宅業界
今日から3日間、東京ビックサイトで『Japan Home+Building Show』が始まった。
 併催の『ふるさと建材家具見本市』は初めて
28回目の開催で今年は、国内出展者と海外26ヶ国2地域の約650社の出展という事だ。

まずは、月刊HOUSING編集長時代にお世話になった米国窓メーカー最大手のアンダーセン社のMichel氏と面談。
 (写真右、年一回の営業チャンスを逃さないHOUSING営業担当の岩佐さん)
今年の窓は、窓ガラスがお掃除要らずに!? 光触媒で汚れが雨水で流される機能
(近年、外壁で使われている機能がガラスにも!)と
網戸が細く細かくなり色の効果と共に‘見えない(目立たない)’網戸に性能がUp!! 流石、リーディングカンパニー。

その足で[USパビリオン]にアメリカ領事館の高畑氏(下左)を訪ねた。今回は8月着任された御上司Harker首席商務領事と。
 
写真右、オレゴンのFYPON社のブースでは以前、現地でお世話になったFujimoto氏とも再会(右端)。
ワシントン州のブースにて仲良しの伴女史ともご挨拶。
カナダエリアへ突入。
今回ブリティッシュコロンビア州からは、BC州首相が来日(明日、大使館でパーティも)。 
 
現地取材以来、懇意のケベック州には素敵な木工家具のプレゼンが!(上右)
思わず座りたくなる素敵なデザインと質感。実は来週の東京国際家具見本市用のものらしい・・・

その他、‘日本におけるドイツ年’のドイツからは特別講演会なども。ECOをアピール。
 
中国も素材だけでなく製品化されての出展がここ数年増えたが、出展者数は少なくなった。
ちなみに、米某社の話では
中国の戸建建築は「Unbelievable!!」なものが多いらしい。スーパー金持ちが結構居て
米国の豪邸が小さく思える規模で「17億円をキャッシュで支払う人」が居たらしい。
やっぱりアジア市場は中国か・・・でも各社、日本の売り上げが回復したという声も多かった。

一方国内企業では、樹脂サッシ・サイディングを環境訴求でアピール。
 
ふるさと家具展の「北海道」コーナーに、素敵な木工のキッチンがあった。(ぶ厚い一枚板の天板は節を生かした曲線)

今年も来場10万人を予定していると主催者発表。





積水ハウス赤坂ガーデンシティ

2006年11月13日 | 住宅業界
積水ハウスの東京支社が8月に「赤坂ガーデンシティ」へ移転後初めて、平林取締役東京支社長を訪ねて伺った。
 役員受付のお嬢様も美人

 
応接室からは、眼下に赤坂御用邸。 向うには以前のオフィス、新宿高層ビル街も見える。

ちなみに、本日は当方の住宅情報マンション系営業マンと峰岸住宅カンパニー長(写真右端)も同行した面会だが
元はと言えば、花が終わった胡蝶蘭の鉢を平林さんから頂きに私は来たのだ!? 
意外に、平林役員は蘭栽培にも造詣が深いようで「この3節を残して茎を切っておくと・・・・」と解説した下さった。

さて来年、花を咲かす事ができるかどうか? 今まで失敗し続けているので、どなたかアドバイスを頂けませんか?

アートギャラリーcloset

2006年11月12日 | Friend
名古屋のリクルートで「住宅情報」などの編集をしていた後輩、池田さんから
「東京に行く機会があるので、お会いしませんか?」とBlogを通じて連絡をもらい、本日「広尾」にて待ち合わせ。

池田さんが編集者時代にライターとして活躍頂いた新井さんが、広尾でアートギャラリーを経営されているという事で伺った。

art gallery 『closet』 南麻布4-12-6 03-3442-2905
小さなスペースだが、ミラノサローネでも話題だったnendoがインテリアを手がけた初のギャラリー。
‘美人’英国人スーザンが描く、線画の花(写真手前)が素敵だった!
来週からの東京国際家具見本市(IFFT)にもclosetから絵を展示するようなので、私も楽しみにしている。

ギャラリーを後にして、新井オーナーおススメのイタリアンレストランに向かった。
Bocca di Leone(ボッカディレオーネ)』恵比寿3-41-9-102 03-3440-3123

                   大学に編入し建築を勉強中の池田さん(左)Vivien研究員、新井closetオーナー


生パスタを、‘鶏レバー&仔牛肉のトマトソース系フィットチーネ’と‘ボルチーニ茸のタリアッテッレ’で満喫!! 
かなり太目のパスタが独創的。最後に“クマさん”のラテアートで驚かせてくれた!!

住宅・不動産業界とアートの可能性や最近の顧客傾向など、東京&名古屋の情報を交換し合っているうちに
何か面白いことができそうで話に華が咲き、夜が更けた・・・・

Pizza-party

2006年11月11日 | Friend
今日の新倉邸には、テニス仲間が集まり“Pizzaパーティー”。
Vivien邸の「逗子」駅から、新倉邸は一駅先の「東逗子」駅までElizabethのお散歩を兼ねて歩いた。
今日は大雨だったが、小降りになった夜道を赤いレインコートでトコトコ歩くBeth。 
普通30分かからない所が、1時間強かかった・・・

Pizzaパーティでは新倉夫妻が生地を作っておいてくれたものを、各々が好みのトッピングで楽しむ。
  VivienMadeのPizzaも、薪ストーブに入る!
シーフード系のPizzaが苦手なTimは、ペッパロニや生ハムを選択中。

先日のトーナメントで活躍したHirokoママのパートナー丸山くんや
今回の試合に参加するだけで一番楽しんだであろう新倉パパの、可愛いパートナーMihoちゃんや
しっかりもののパートナーにお尻ペンペンされた石塚くんに加えて
最近、鎌倉で雑貨店を開業した大竹くんも加わり賑やかに!

 
新倉邸は、団塊世代の理想的なリフォーム事例として、リクルートの雑誌でも取材させて頂いた事がある。
この現しの梁は元々の構造で、古材ならではの雰囲気が暖かい。
でも、壁構造など断熱性は昔の家には無かったので、天井を空けた分、結構寒いらしい。
既に、薪ストーブは朝夕と活躍しているようだ。