VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

樋口会長不在、プレ協総会

2007年05月31日 | 住宅業界
住宅大手プレハブメーカーが主体の(社)プレハブ建築協会
総会後の記者会見があったが、樋口会長(大和ハウス)は御欠席。
業界団体の総会続きで同じような話が続く中、樋口会長は本音トークで笑える話も多く楽しみにしていたが残念。
         (心配したが、後日お元気に復帰されていると聞き一安心。)

さて、昨年好調だった住宅着工(128.5万戸、前年比2.9%増)の中でプレハブ住宅も15.95万戸(同1.9%増)と増加に転じた。
プレハブ住宅の内訳は【持家:6.37万戸、賃家:8.74万戸、分譲:0.80万戸】。
  
大久保住宅部会長(写真右、積水化学工業)からは、『アクションプログラム』を「住生活基本法」の制定を受け見直した事

また、10年先を見据えた中期ビジョン『住生活向上推進プラン』を策定した事など活動報告があった。
“住生活価値の向上”が謳われ、[良質な居住環境の形成]の方策の一つに
①住宅履歴管理システム構築、がこちらの協会でも研究テーマに挙がっている。

今期、自民党が打ち上げた『200年住宅ビジョン』のもと、住宅流通活性化の対策として住宅履歴(家歴)システムの構築が
国交省および経産省の各方面で研究会が動いている(?)。
ここプレ協では、今まで大手各社が独自にメンテナンス・システムや顧客フォローを行ってきたが
協会として統一フォーマット化を視野に入れた検討会を進めていく、と菊田専務理事が補足してくれた。

履歴は必要だが、そこから流通活性化にはかなり遠い道のり・・・・我々リクルートでも
今年は流通活性化が一つのテーマになっているので、業界とも情報交換をして行きたい。


2×4建築10 万戸超え

2007年05月29日 | 住宅業界
日本ツーバイフォー建築協会の総会後記者会見で、小川会長(三井ホーム)からは
30周年の年に建築戸数10万戸の大台を達成という成果や鯉沼副会長(三菱ホーム)ら役員改再選の紹介があった。
  
2×4建築戸数前年比8.3%の増加は、耐火建築物として認定され二年余り
4階以上の集合住宅も可能になるなど主に賃貸集合住宅の伸びが寄与した。
「賃貸オーナーに投資パフォーマンスも評価された結果」であると池田専務理事。(実は私とご近所さん!)
また【安全性・環境配慮・消費者へのアピール・組織の充実】などを掲げた中期行動計画の発表もあった。

賃貸住宅専門大手の大東建託が本協会に加入されたことで、
2×4工法全建築戸数における協会シェアが60%を超えたこともトピックである。

会見後のパーティーでは、国交省から榊住宅局長(写真左)が
瑕疵担保責任に関する法案を通して一息の次は環境規制を業界的にも検討する段階と。
 
カナダからキャノン特命駐日大使は「30年前、坪井初代会長が10万戸を目標にしていた事を思い出す。」と。
アメリカのパーマン駐日公使は「メンテナンスを重視する米国と同じように日本の資産価値向上に2×4住宅が寄与できれば」と。

また選挙前、恒例の政治家のご登壇。復帰をかける上野公成氏は 
「消費税8%なら年約30万戸も建築戸数ダウン、雇用が55万人分失われる」と業界に危機感を煽りながら支持を訴える。

どうも今日の私が政治家のそんな姿勢に嫌悪感を覚えたのは、
ここへ来る前に安藤忠雄の話に共感した事が少なからず影響しているのかも…

2×4の1オーナーでもある私としては、
住まい手が家や暮らしの質を高める為に出来る事も協会として研究し発信してほしいと願う・・・
小川会長&池田専務理事、ヨロシクです!




安藤忠雄の講演会

2007年05月29日 | 住宅業界
住友林業の部材・システム供給による住宅建築会社の集まりイノスグループ。
その年次総会がお台場のホテルで開催され、
全国から関係者が集まる今日の目玉は安藤忠雄氏の講演(スゴイ!)。
  

「街 夢を作る」という演題でオリンピック誘致の話から始まった。
  (石原知事は何の相談も無しにプロデューサーに指名したらしいが)
そのオリンピックが東京に決まる可能性と同じ位の‘微かな可能性’しか無かった若かりし日の安藤氏が
建築家という夢を目指した、と言いたかった為の前振りだった。
繰り返し強調されたが、社会的な後ろ盾や頼れる学友も無かった自分に出来る事は「挑戦する事」だったと。

「夢は自分の心にある」好奇心こそがその源であり、日本人ほど好奇心に満ちた国民は居ないとも。
ただ、40歳から男性と女性の文化レベルに格差が生じてドンドン乖離し、遂には“文化的熟年離婚”へ。
とユーモアたっぷりの実話で、会場のオジサン達に発破をかけた。

他、語録と要点を並べると

●意地でも大阪に事務所を置いている。「皆、気楽に東京へ出過ぎ」 
   (実は東大教授職を受ける際に、佐治敬三氏と約束したのも理由)
  
     かつて知人宅として建てた(写真上)ものを増築しながら事務所として使っている。
     安藤氏はその入口付近に席を設けている。
     8年ほど前、事務所へ迷い犬が。
     「名前をケンゾー・タンゲにしたかったがご存命で皆に反対され、コルビジェにした」
     安藤氏が大切だという“ユーモア”センスの一端。  
     (ウチはクレオパトラとエリザベス、イイトコ行ってる?)

●東大生とは判断力の無い人、決まったことしかしない。
     「そんな操縦士(官僚)の飛行機に日本人は乗っているんですよ」
    (自分で自分の将来を考えないとダメ)
●1969年、大阪駅前ビルプロジェクトに提案したスケッチ画を紹介。屋上庭園や美術館を最上階に提案。
    (先見性。これが採用されていたら、大阪の文化に花が咲いていたかも?)
●「最後は人物だ」・・・佐治氏が付き合って十年後に「お前は建築家なのか」と聞かれた
   (職業や地位でなく人を見てお付き合いされる偉人達の逸話なども紹介)
●「分相応に。分不相応な人や会社が多い」
    (自分の核が無くなっている証拠)
●‘美しい国’は、‘美しい自然’からなるもの。「建築の前に森を作る。」
    (瀬戸内オリーブ基金など植樹などに御尽力)

今回は住友林業関係者が対象という事もあって、
木造や森・環境のお話が盛り込まれていて“打ちっぱなし”だけでない氏の懐の深さも見せた。
 
「小中学校は全部木造で作ってます。」 
心のある、感性の豊かな子供を育てなければならないと
最後のスライドには“集まる”という言葉と共に、世界の子供達の笑顔で閉めた。

講演後は基金になる書籍販売&サイン会。私も‘Fujii Shigeko’と書いてもらってニッコリ     
   
テレビで見る安藤忠雄と、講演会場の壇上で見る安藤先生と、そして50cmの距離で対面した‘生(ナマ)’安藤が
あまりに同じであることに感動した。
有名人を生で見ると「テレビよりオーラを感じる」とか「思ったより気さく」とか何らかの意外性で楽しみなのだが、
安藤氏の場合誤差無しで思ったとおりの印象だった。

どんなメディアを通じてもストレートに伝わる信念、言葉、表現力がそうさせるのであろう。

私は安藤氏の住宅は好きで無いが、人間として大変に魅力を感じる。
その建築作品と社会に対する意志や伝えたい思いに共感し影響も受ける。

私も40代、安藤氏が言う分岐点。感性で楽しむ時間をもっと増やしてオヤジ化を防ぐぞ!!

住文協、22 年の歴史に幕

2007年05月24日 | 住宅業界
住宅関連業各社が集まり企業の枠を越えて研究活動を行ってきた住文化研究協議会、H19年度の総会は解散総会となった。

昭和60年に設立以来22年に渡り「住宅業界は建物だけでは無く、どう住まい暮らすかを考えるべき」と
代々の熱意ある会員達が集い、各社業務としては手を伸ばせないテーマにも協力して取り組み成果を上げて来た

ただH14年には経産省の補助金(多い時は1000万円も)が無くなり、また住宅業界もダウントレンドに入って
住文協会員数はピークの55社から現在22社+個人会員という状況だった。
今後会員数が減れば、現在のように専属の事務局を置いて財団並みの規約に基づく運営では難しくなるであろうと
運営委員会が判断し、一旦これまでの協議会は解散する事を選択した。

総会ではH9年から理事長を務められている中島議長から(元エスバイエル
今回の経緯と、併せて設立当時の故芦原会長松田妙子女史方々の思いを添えて報告された。
      
それを受けて、望月企画委員長(右、東急住生活研究所長)から
「住生活基本法が制定されるなど世間が先行していた住文協に追いついた所で、第一幕が終了。
我々は第二幕の新たなステージに進む必要がある」と新生住文協の立ち上げに有志が動き始めている事を報告。
懸念されて総会に駆けつけた設立当時からの会員を安心させた。

今期も最終黒字決算で終え、幾つかの契機も重なったこのタイミングに清算するという判断は、
結果として、流れに逆らわず良かったように思う。

総会後のパーティーには、22年来の関係者が集まり再会を喜び当時のお話で盛り上がった。
  
中島会長と長畑事務局長には記念品とお花を贈呈  
 
住宅業界で活躍する女性が集う住文協! 設立来の生き残り(?!)会員、ミサワホーム総合研究所星野室長も頑張る(私の隣)!


早速来月は東京ガス村田部長の呼びかけによる新生住文協の設立準備会に私も参加協力し、
住文化研究の火を消さないよう出きることを考えてみたい。

ファンドラップ

2007年05月23日 | 社会・文化
証券会社から「ファンドラップ」の案内が届き、金融サービスの展開について行けていない私は
とりあえず、セミナーを聞いておくことにした。

平日の昼間で、場所もリクルートと目と鼻の先にある汐留ロイヤルパークホテルだったので都合が良かったのだが、
  
参加者は4人と少なめ…いかにも団塊世代の男性お二人と、シニアの女性お一人。(ショートケーキとコーヒー、気が利いている)

しかもご丁寧に新橋支店長(写真左)がご挨拶。居眠る女性社員の隣で最後まで同席された。
  
サービスの説明は、本店の資産運用コンサルティング部、右の方。(72の法則など、優しく解説)
このファンドラップは欧米ではポピュラーなサービスで、この証券会社でも昨年10月から始まっていて
既に数千口座(お茶を濁されましたが)受注しているらしい。大体、良い話の場合末端に来るのは遅い・・・

所謂、投資一任契約に基づく投資顧問サービスでファンドの売買手数料ではなく
資産残高に対する投資顧問料とファンドラップ手数料からなるコストは最高約1.66%。

米国でラップアカウンティングがポピュラーになったのは、2000年のITバブル崩壊後
手数料の安いネットで自己完結するディーリングから、プロの運用で安定を求める指向になったように
日本の金融サービスも多様複雑化する中で、コンサルティングニーズは高まっている事。

今回、1000万以上まで対象顧客を下げて拡大を図る戦略のようだ。(これまでは契約金3億円以上のサービス
なんとなくファンド選びが面倒な、爺婆向けのサービスに思えたが
私なんかも金融各社の窓口で、手数料もリスクも高いファンドを直感に任せて大胆即決するタイプなので
大儲けしたことは無いが、損は結構してる気がする・・・

自分で選ぶ楽しみは無くなるが、やっぱ少しはプロに任せてみるかぁ。



自民党、国交部会長

2007年05月22日 | 住宅業界
自民党の政務調査会国土交通部会長である中野正志衆議院議員を、日本不動産ジャーナリスト会議が招き勉強会を行なった。
 
(三塚議員の秘書を経てH8年仙台市選出、59歳)

国交省関連の政策検討課題などについて説明頂いた。東北なまりも少しあるので議員さんの割りに威圧感は無い。
お話もまとまっていて、分かりやすかったし網羅された内容だった。

国土交通管轄と言えばやはり、運輸関連の空港・港湾の国際競争力の問題から。
羽田の国際線発着枠を含め5万回増になったが、アジア各国との利便性における差は縮まらないようだ。
とは言っても、米国方式の民営化・オープンスカイ方式が空港に導入されるのには否定的。(日本の航空会社と地方便を守る為と)

また港湾も巨大タンカーへの対応ができない日本の国土(バックヤードや入国後の道路)事情など、話を聞いていると太刀打ちできない感あり。
日本は国際‘競争力’というより、独自で次元の違う生き残り策を持たないと国際比較論では先が見えない。

そんな中ドメスティックには、「美しい国」づくりのインフラが札幌から九州までの“新幹線”とは・・・安倍首相いかがなものか?!

先週、仏人と日本を旅して感じた事は、時間をかけないと行けない場所だから“価値”があることを実感した。
新幹線や高速をバンバン通して、日本中何処へ行っても同じ風景に開発されてしまったら「美しい国」など残らない。
輸送速度を上げるより、輸送コストをどう下げるかを徹底して欲しい。

我々の関連する住宅政策について、一つは写真の【魅力ある地域へのガイドマップ】を紹介され
 
税源移譲により地方に計画をも委ねた上でバックアップする「まちづくり交付金(6120億円)」など
使い勝手の良い大きな支援金を付けていることを強調。
やる気・企画力のある自治体とそうでない所の差が出ているとも。(逗子市まちづくり課に、早速聞いてみよう・・・)

また福田康夫議員が中心になっている【200年住宅構想】について、
今月中に中間報告が宮沢議員によってまとめられるという事。
住宅・建材各社、団体にヒアリングが福田・宮沢氏から入ったと聞いていたが
200年耐久を達成するための金融システムや家歴書(メンテナンス)システムなどを盛り込まれるようで内容が楽しみだ。
(木造住宅でも200年耐久性を目指す、結構無理のあるビジョン。従来の枠を変えて目指すという強い意志)

H20年度の税制改正についてはそれも踏まえ、耐震・バリアフリーの次は省エネ性能をKeyにインセンティブを付けていくようだ。

最後に今年の消費税議論。安倍政権は歳出削減後・・というスタンスだが
「住宅については5%据え置き」を呼びかけ6月に20人ほどの勉強会をスタートさせるということ。
【200年住宅】となれば消費財ではなく、消費税‘0%’も含め検討に入ると意気込みを語られた。



Visit Japan、無事終了

2007年05月20日 | Friend
二週間弱の日本滞在を終え、成田空港へ向かうマレーネと逗子駅でお別れ。
お土産で一杯のスーツケースを引きながら、JR横須賀線の電車に乗り込む。
 
外交では反目する面も多い‘仏・米’であるが、滞在期間中に相互理解が深まったようだ?! 
「Bon voyage, Au revoir!

私が仕事をしている間マレーンは、美術館や歌舞伎へ行き、表参道、原宿、渋谷、銀座と歩き
その上、美容室も体験し(仰向けになるシャンプー台は驚きだったらしい)かなり日本文化を堪能したようだ。

洋式生活の私の家でも、お風呂場は教えないと「バスタブの中で洗うの?ここは濡れても良いの?」と
外国人にとって“洗い場”は理解しにくいスペース。椅子に座って“健康タオル”で洗う習慣を知って納得する。

こういう小さな驚きが、異文化の深い理解につながる。
小泉内閣で打ち上げられた【Visit Japan】も韓国・中国を中心に拡大し
2010年訪日観光客1000万人の目標、06年で764万人という実績らしい。


私は滞在中の無事に、ホッと胸をなで下ろし
その足で、久しぶりの早朝テニスに向かった。日常が戻ってくるのも、また良いものだ……
 
隣のグラウンドでは高校野球の練習試合。夏が近づいてきた。

鎌倉長谷の市~八幡宮の結婚式

2007年05月19日 | 湘南・逗子の暮らし
仏人マレーネと最後の1日は近場の鎌倉見物。
長谷寺を中心に「長谷」駅界隈の商店街が『長谷の市』を開催するので、江ノ電に乗ってそちらへ向かった。

長谷寺の観音様にお参りし露天のお店を見て回ったが、朝市は終わっていたので大したお店はなかった。
 
日に焼けそうな晴天で、展望台からは逗子マリーナやサァーファー達が良く見えた。
(ちなみに、このカップルはトンビにどら焼きを背後からカッさらわれました!)

お花は多くない時期でしたが、水辺にカラーや菖蒲、アジサイが少し咲き始めていました。
 

長谷寺の近くでお好み焼き屋を発見!大阪人としては浪花の食文化を紹介せずにはおれず、ここでお昼にする事とした。
無愛想なオバハンのせいかスキスキの店内…不安。
自分で焼くスタイルで、ここは腕の見せどころ!と張り切る私。
 
私が好きなモダン焼きが無いので広島風と「チキンがいい」とマレーネが言うので、それにチーズをトッピングして外国人受けを狙った。
お好み焼きはウチのアメリカ人も好きなので、イケると思ったが
滞在中に上達した箸を上手く使って、珍しくたくさん食べてくれた。(大阪人としても許せる味。値段は東京値段だが)

ランチのあとは、お決まりの大仏見物。
  大仏さんも暑いようで、窓全開!?
大仏のわらじ、奈良の大仏さんに年一回ご挨拶に行く為に必要らしい…関西人の作り話かなぁ?

商店街で買い物をしながら鎌倉駅に戻り、鶴岡八幡宮へ。
 
上の境内から一の鳥居、段葛を臨む。丁度、結婚式が行われていた。
マレーネは綿帽に興味を持っていたので「式が終わるまで他の男に取られないよう顔を隠すのよ」と、エエ加減に説明しておいた。

疲れて来た帰り道に、小町通り近くにオープンした
元リクルートの本多夫妻が経営するカフェ「Rietta(リエッタ)」に立ち寄った。
 
 植栽の手入れをする大家さん夫妻…
実は同じく元リクルートの上田(増渕)夫妻がオーナーの賃貸アパートを改造し、一階に店舗を作ったのだ。

リエッタは柔らかプリンが売りのカフェなので、私は黒蜜抹茶プリンとコーヒーを
マレーネはアイスココアでリフレッシュ!

小町通りを少し入るだけで静かな住宅街でリラックスできる。
プリンも病みつきになる味、是非覗いてみて下さい!

町田ひろ子アカデミー、表参道へ

2007年05月18日 | 住宅業界
インテリアコーディネーターという仕事を日本で初めて提唱され普及に御尽力されてきた町田ひろ子さん。
業界の委員会でご一緒して以来、仲良くして頂いているのだが
今日は校長であられる町田ひろ子インテリアコーディネーターアカデミー東京(表参道)校オープンということで伺った。

メインオフィスでもあった晴海トリトンスクエアからの移転で、青山通りに面したビルと離れのような裏のビルも活用している。
今年創立30周年の節目でもあり、今回は好立地で「仕事をする学校」ということをコンセプトにされている。
 
御披露目会場は経産省の喜多見住宅産業窯業建材課長(写真左)はじめ来客で賑わっていた。
  
左は町田先生の娘で、英国留学によるインテリアデザインのディプロマ資格取得コースを展開されている町田瑞穂さん。
会場には町田先生が町おこしに関わっている会津三島から焼き鳥の屋台も!

 
英国など外国の生活文化史にお詳しい山本さん(左写真)、インテリアコーディネーター派遣・紹介の赤羽アイシースタッフ社長(右)
アカデミーも会員である建産協の方々や松田妙子さんもいらしゃっていた。
 
住宅業界からは輸入住宅産業協議会で町田先生と接点のある羽山スウェーデンハウス社長が。また

転勤・転職で懐かしむ

2007年05月17日 | Friend
住宅金融支援機構(元、公庫)の四国支店長から東京本社に戻られた了戒審査部部長を囲んで、
元リクルート住宅情報時代の仲間が集まった。
 
岩崎エムフーズ社長(元ハウジング部長)、今回コスモスライフに転職した安東くん、今もリクルートでハウジング・ナビカウンターを推進している土田くんに、白川郷から直行の私が赤坂の「うまや」でお食事。

フラット35】の借り手がメインの審査事業という事を了戒さんから聞き、各金融機関が審査を行っていると思っていたので驚いた。
まだまだ証券化事業も、システム的には過渡期のようだ。

今日の場を赤坂にしたのには、一つ目的があった。
岩崎氏のエムフーズが経営するカフェ「ZOKA」が赤坂見附駅前にあり
「世界一の豆を飲んでみて欲しい!」という岩崎社長のお勧めで食後に伺うことになっていた。
(Photo by 曽我くん)
「ZOKA」はシアトル本社のインディペンデント系カフェで、豆の買い付けに定評がある。
今日はサーバーで入れるフレンチスタイルのコーヒーをご自慢のスウィーツと一緒に頂いた。

リクルート出身者は色んな所で活躍しているが、飲食関係も多いのが特徴。
支援機構も個人への貸出、コスモスライフ(管理会社)も入居者へのサービス、ハウジング・ナビカウンター(建築会社紹介業)は施主と
共にBtoCビジネスの難しさは飲食業と、お話の中では共通する課題もあったようだ。

合掌造民宿、白山荘

2007年05月17日 | Friend
白川郷の南に平瀬温泉があり、そこで唯一の合掌造りの宿「白山荘」に泊まった。

女将さんに聞くと、この合掌造りは若く築120年の物らしい。
「来年は屋根を葺き替えなければならないんです」と、葺き替えに2000万円かかる事や
維持できず最近取り壊された合掌造りが近くに二件あった事を教えてくれた。
     
温泉初体験のマレーネも夜、朝二度入って気に入った様子。
ただ、夕食の岩魚の刺身、アマゴのホウ葉包み焼き、飛騨牛スキヤキ、山菜づくし…蕎麦まで付いて
満腹!幸せ満開!!は私の方だった様子。民宿としては上出来のお料理と感心した。

朝もご飯しか食べれなかったマレーネ(のり、温泉卵、みそ汁、ホウバ味噌焼き…NG)。
フランス人は英国人のようにベーコンなど肉類を朝に食べる習慣が無い。所謂、クロワッサンかパン、クレープだけの家庭が多い。
食文化は最も難しいところ。強要せず「クッキーどう?」と、こういう時の為に持ち歩いておくのだ。

飛騨高山~世界遺産、白川郷

2007年05月16日 | Friend
私も一度訪れたかった世界遺産※の岐阜県・白川郷。※日本には13件
移動時間のセーブに夜行列車を選んだが、やっぱりきつかった。岐阜に朝6時頃着いて、まだ3時間以上ローカル電車に揺られ
  
やっと高山駅に到着! 逗子から11時間の旅。(当然、帰りは新幹線)
宮川の朝市に行って工芸品や漬け物の他、個別にブレンドしてくれる七味唐辛子に目が止まった。
自宅用とフランスの友人夫婦用に辛めでブレンドしてもらって買った。高山名物の団子にもトライ!
 
お昼前に高山駅で、逗子テニスクラブの仲間・池口くんと待ち合わせ。(こちらの大学へ通っている)

ところで住宅業界関係者、また逗子市まちづくり審議会委員としても見逃せない‘景観を配慮した’FamilyMartの店舗。
路上看板も木で造作されていて好感名物「さるぼぼ」

高山を見物後、池口くんオススメのお店で飛騨牛を食べる私の横では、蕎麦初体験のマレーン・・・
  
さて一路、白川郷へ池口Carでドライブ。
庄川沿いの渓谷を一時間ほど行くと、合掌造りの建物が見え始め
世界遺産の飛騨・白川郷へ入った「ようござったな~」。ホント秘境で冬には全く閉ざされていた訳が実感できた。

ただ白川郷に着くと、観光地化されているので日本各地や外国人の観光バスがいくつか止まっていて平日でも賑わっている。
まずは「合掌造り民家園」に入って綺麗に保存された建物を見て回る。水芭蕉も咲いていた。
  
江戸時代の築3-400年ものも。合掌造りは四層になっていて、上2層は養蚕に使われていたらしい。展望台からの白川郷全景
  
 

今夜の宿にも合掌造りの民宿を選んだ。

伝統的日本文化

2007年05月15日 | Friend
カラオケだけでなくまともな日本文化も紹介せねばと、
今日は友人の助けをかりて茶道・華道を仏人マレーネに体験してもらうことにした。

まず鎌倉夫人、井手先輩が茶道・表千家のおっしょさんのお稽古に連れて行ってくださった。
初夏らしいお着物で登場の鎌倉婦人、井出さん。実は、南仏に住んでいた事があるので仏語も私よりは話せる。
       先生のご自宅は切通し近く
 
私が以前習っていたのも偶然、表千家だった…が、遠い昔で正座もままならない!
 
マレーネには先生が椅子を用意して下さっていた。 ホトトギスが施された茶器。

お茶席の解釈やお道具の意味を習い、五月のお菓子とお薄を頂き日本文化の風情を体験した。

お稽古の後鎌倉婦人に紹介して頂きショッピング。
マレーネは鎌倉彫をお土産に買い込み、鎌倉御成門通りの古着着物ショップへ。
訪問着に帯・帯じめを一万円以内で買った! 外人にピッタリのお店を紹介して下さった。


続いて午後は、華道(古流)を教えている友人マダム深澤の自宅へ。

‘IKEBANA’はフランス語でも紹介されているようでマレーンも興味を持っていた。
 
マダム深澤はフランス語が話せるので、基本形をフランス語に訳して教えて下さった。
お庭の花や菖蒲を使って…このように基本の盛花が完成!
 
生け花デモンストレーションの後は、私が習っているフランス語レッスンのナセル先生や仲間も加わって
ワイワイとディナーパーティー!マダムが昨日から仕込んでくれたアルザス料理やおでん、豆ご飯などマレーネもビックリの種類。
 
旦那様も加わってワインが次々と開いていった。(実はマレーネ、ワインが飲めない変なフランス人!?)

私達2人は、この後、夜行で岐阜の白川郷へ出発するので先にお暇することにした…

前日、歌舞伎座で団十郎&菊五郎の「勧進帳」を見てきたマレーネではあるが
今日は大衆日本文化と様々な人に会えて、「こういう出会いや生活を見たかったの」と大喜びだった。

現代日本文化

2007年05月13日 | 湘南・逗子の暮らし
息抜きにマレーンと愛犬ベスも連れて、近所の山へハイキング。
  
ここは山といっても長柄桜山古墳群(4世紀の前方後円墳らしい)で標高120mほどの丘。
1時間ほどの山歩きで海岸へ降りるコースは日常のエクセサイズに丁度良い。海を臨む展望台もある。
 

さて夕食だが外国人向けに日本食を用意する時、何を紹介しようか優先順位に悩む。
今回のフランス人は偏食ぎみで難しい。(魚も肉もあまり食べず、ご飯・パスタと炭水化物ばかり)

しかしながら、寿司は体験したいようなので回転寿司に連れて行った。
 
安くて美味しいと評判の大船「豊魚」。水産卸がその二階で経営。 30分ほど並んでカウンターのボックス席へ。
マレーネは生魚を食べずサーモンや穴子、梅しそ(梅干しは好き)程度だが雰囲気をエンジョイしたようだ。

その足で、これぞThe Japanese culture“KARAOKE BOX”へgo!

マレーネは初めてのカラオケだが、メチャクチャ上手(英語のポップス)。 
英仏外人二人は盛り上がり、30分延長…そろそろお疲れモードの私。

BBQ@逗子beach

2007年05月12日 | Friend
午前中にテニスを終え、この時期恒例の逗子海岸ビーチ・バーベキュー。今日はWelcomeマレーネと言うことで逗子テニスクラブの仲間が集まってくれた。

ホルモン系や子持ちシシャモにはビビって手を出さなかったが、礒辺まきの餅は食べれたようだ。

今日の焼き担当は藤沢さん&野田さんの師弟ペア(左)、保護犬活動をしている中山さんも参加。

マレーネが持って来てくれたコニャックも飲み干し、昼間からいい気分のオヤジ達!雄犬とディープkiss…アブナイ牧野さん?!
 

海ではウインドサーファーが、丁度良い風に乗ってたくさん出ていた。