VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

住友林業、矢野社長

2006年03月31日 | 住宅業界
(写真左;インタビュー撮影に応える住友林業・矢野社長。  
                     右;住宅業界を斬る!?お酒で弾む、広報担当vsマスコミ)


リクルートの住宅情報事業が30周年の節目を迎えるキックオフ(四半期の始めに行われる発表会)で
住宅情報事業の従業員、約1500人を前に放映する事業の“ビジョンmovie”に
業界からのメッセージとしてご出演頂く為、住友林業の矢野社長に撮影のお時間を頂いた。

住宅業界から数社ご出演頂く中で、矢野社長には
住生活基本法」にかける思いや目指すところ、またリクルートへ期待する事などを語って頂いた。
矢野社長は国交省の社会資本整備審議会住宅宅地分科会の委員として
住生活基本法」については当初よりご尽力されていた事もあり、
「ようやくスタートラインに立った」と感慨深く語られた。
これにより、日本の住まい暮らしが何かすぐ目に見えて変わる訳では無いが
今までの住宅政策の反省にも立ち、方向転換できるベースができたということである。

イチロー&ファミリーとも親交が深い社長。WBC裏話も教えて下さったり楽しいインタビューだった。
お忙しい中、メッセージを頂いた矢野社長に感謝!キックオフ当日のmovieを楽しみにしたい。


ところで、今夜は日経新聞の前、住宅担当記者(現、国際担当)長谷川さん
三井ホーム広報の国光さん、YKK-AP広報の河合さんと住宅業界広報&マスコミの4人で楽しく飲んだ。

住宅業界のリーダーシップへの期待や、日本の生活者にとって必要な情報など
意外と真面目な議論からプライベートな笑い話まで、時間の経つのを忘れて愉しんだ。

さて、ミラノ行きのアドバイスを長谷川画伯(驚くほど?!優しい画風)にもらったことだし
週末は旅の支度だ・・・




日本不動産ジャーナリスト会議

2006年03月30日 | 住宅業界
日本不動産ジャーナリスト会議、今月の講師は(社)不動産流通経営協会【FRK】の三浦理事長(東急リバブル相談役、写真中)。
テーマは、「不動産流通業の最近の動向」。
不動産証券化市場について、その仕組みや
既に平成16年度に7.5兆円を超える実績の解説下さった。
今後の課題としては、市場の期待が現在3%まで落ちはしても、利回りにあるものが
キャピタル・ゲインを織り込み始めると、バブル再来の危険にさらされるということや

アセットマネージャーの報酬と配当のバランスなどを見る事ができる透明性や、
不動産会社自身の人材育成など運用システムに、これから整備されるべき点が多いようだ。

私がREITで一番懸念する事は、オフィスと違って住宅について
入居者ニーズを無視した利回り重視の、粗悪な空間や内装設備の物件が建築される事。
(たとえ新築時に入居者が入ったとしても、5年後に入るとは思えないし利回り自体も疑問だが)

加えて供給が急に増え、この春も賃貸マーケットにかなり影響を与え空室が増えていると
先日、私が講演したアパート経営のパネルディスカッションでも話題に上がった。

過去を反省し「住生活基本法」初め“優良なストック形成”を業界上げて取り組むべき今
10年後、20年後の入居者ニーズに合わせた修繕・リモデル投資コストも潤沢に計画されているのだろうか?

‘出口戦略の重要性’と三浦理事長は表現されていたが、トランプのババ抜きみたいな事にならないよう
健全なマーケット形成に、各社責任を持って取り組んで下さる事を期待する。
東急さんみたいに立派な企業ばかりなら良いが・・・
(そう言えば、金指東急ホーム社長が東急不動産専務から副社長に就任される!)


さてミラノ行きについて、今日はやっとロンドンの知人に連絡がついた。
母君Lindaはオーストラリアに行って不在だが
ラッキーにも、たまたま今日から大学が休みで帰ってきた娘Jessicaが家に居るらしい。

さて残るは、ミラノの宿。
こちらは、EUR180/1泊(約26000円、6泊だと約15.7万円)という回答が1つ来たが・・・チョット厳しい。
イタリアに精通している輸入業の先輩I社長も、昨年はコモ湖から通ったほど。
それもまた、優雅だよなぁ~



3600万円のキッチン

2006年03月29日 | 住宅業界
(写真左から:3600万円、2800万円のminotti社のキッチンと丸山社長。  右:四ツ谷・雙葉学園前土手の桜並木)


高級イタリアキッチンや家具を扱うクライス・アンド・カンパニーの丸山社長に、
イタリアのタイルメーカー、マラッツィ・ジャパンの玉岡代表を紹介したかったので汐留のショールームへ伺った。

ここに置かれているキッチンセットは、ナント3600万・2800万という驚愕の商品。
                (注)予約無しには見れません、悪しからず・・・

イタリアのミノッティクッチーネ社のもの。社長が惚れて総代理店になったようだ。
芸能人や在日外国人などの新築住宅や億ションに入るらしく、
建築家や設計士としては、他では見たことの無い最高のものが必要な施主に選びたくなる代物なのだ。
3月にショールームがオープンしたジョルジェッティの家具も、
同じく‘カッシーナやB&Bでは満足しない’HighEnd客が求めるようだ。

マラッツィも世界最大手のタイルメーカーなので、これをご縁に何かお仕事がつながれば嬉しい。

実は丸山社長、私とリクルートへ同期入社。
既に十数年前にリクルートを退職し起業した成功者である。

ミラノについて聞くと、1週間を切ったこれからホテル在庫も出だすという話。
何とか、見つかると良いのだが・・・Web予約ではまだOKが出ない。
その上、ロンドン経由ミラノの、ロンドン知人宅もメール/電話とNoアンサー!?
娘さんも春休みなので旅行に行っちゃったかなぁ?
一方、フランス・パリ郊外の知人夫婦が
「You are coming so close! We can see you in London!」とメール返信してくれた。かなり遠いと思うのだが・・・
5日後だというのに、まだ宿無しでチョット不安になってきた。


今日の午後は、賃貸需要長期推計研究会の最終回に出席。
住宅改良開発公社へ向かう道には、写真右のような桜並木が満開だった。

私のお花見は、逗子でこの週末。散らずに待ってくれるかなぁ・・・


「ミラノ 霧の風景」

2006年03月29日 | ミラノ・サローネ06
ミラノ行きで宿が取れないとアタフタしている所に、旅の友に最適なリコメンドを頂いた。
塩ビ工業・環境協会の西出専務理事が、須賀敦子さんのエッセイをいくつか紹介して下さったのだ。
(このような知的な方が周りにいて幸せだ)

早速アマゾンで、いくつか賞も受賞している作品「ミラノ 霧の風景」をオーダーしたら、即効で届いた。
飛行機まで我慢できずに、あとがき辺りを開いてみると
「ミラノ滞在は13年ほどだが・・・20代の終わりから40代の初めという人生にとって、さあ、いまだ、という時間だったから・・・」
と、感性豊かに世界を生きた先人からのメッセージに心躍る。


私はいつも一人旅の海外旅行では、現地に所縁のある作者や題材の本を持って行く。
過去には、パリならサガン、仏郊外にはバルザック、英国ならブロンテ、シンガポールならモームと
ヨーロッパには、昔読み過ごしたような古典文学系を好んで持って行った。
100年前が今もあちこちに残っているので、思いを馳せることが十分できる。

今回、珍しく邦人作家であるが、時は50年ほど前のミラノのようだ。


今日も松下電工SFCの女性部長にお会いして、昨年のサローネ話を伺いながら少しずつミラノの風景が見えてきた。
見えないのは宿だけだが・・・知人が紹介してくれたネットの予約サイト上では
何故か結構、空きがある??? とりあえず、リクエストを出してみたが返事はいかに!?

経産省&肉匠!?

2006年03月28日 | 住宅業界
(写真左から、肉匠「なか田」の炭焼きステーキ。 
     贔屓の大広・江村局次長、上質の塩はタップリかけても辛くない。 仙台ご転勤の、松下電工・田中課長)


今日は午前中から夕方まで、霞ヶ関の経済産業省
まず、製造産業局 住宅産業窯業建材課の荒木由季子課長に面会。神宮課長補佐と共に
私がまとめた「団塊ジュニアの行方」を紹介し消費者動向について、ディスカッションした。
ゆっくりお話するのは初めてだが、住宅産業に対する率直なご意見や疑問も頂き
私達、住宅関連業者が取り組むべきテーマも示唆頂けたが
何より感心させられたのは、荒木課長の機関銃トーク!
頭の回転が早い上に、口はそれを上回る‥‥凄い人物である。


午後は、住宅関連トレーサビリティ研究会の「デルダイレクトモデルと住宅業界」講演会に参加。

デル(株)の日本責任者、新良氏がカスタマーサービスを軸にSCMをどう高めたか、
デルの事例紹介から住宅産業における可能性もお話下さった。
合わせて触れられたのは、スピード経営時代のリーダーに必要な能力として
‘高度1万メートル(=Jet機レベル)からの視点’とグローバルに大局から物事を見れる能力を表現された。


夜は、松下電工の田中課長が仙台ショールーム所長へご栄転されるので、
大広の江村局次長が一席もうけて下さった。
西麻布の肉匠「なか田」という炭火焼きステーキのお店。
決して通りがかりでは見つけられない隠れ家的な店構え。
驚いたのは40種類の塩が用意されていて、
今日の肉のコンディションに合わせて8種類をテーブルに出してくれる。
シャトープリオンと呼ばれる超霜降り肉はじめ相当な量の肉を食べたのだが、全く胃もたれ感がない。
流石、大人のグルメ江村さん行き付けのお店。
最後の焼きおにぎり・半田そうめんまで器や盛り付けが素晴らしい。

実はご両人、同志社大体育会本部で活動された以来のお仲間なので、かなりココだけの話が飛び交う!
この席に欠席だったご同士、リクルート高橋さん(CarSensor)の残念がる顔が目に浮かぶ・・・

みんみん餃子

2006年03月26日 | 湘南・逗子の暮らし
逗子市議の選挙へ午前中に行き、お昼の支度に入る。

写真の宇都宮名物「みんみん餃子」が冷凍宅急便で届いた!
先日の講演のお礼に、栃木セキスイハイム不動産の堀社長が送って下さったのだ。
たくさん頂いたので、ご近所へもお裾分け。

初めて食べるので、焼き餃子と水餃子を両方作ってみた。
皮がしっかりしていて、小ぶりで食べやすい。
関東に転勤して驚いた事の一つに、餃子のデカさがある。
関西では「餃子の王将」がジャンボ餃子と称しているが2口で食べられる。
こちらでは、1つが3口以上かかる大きさで1皿5つしか入っていないのに500円以上する。
私は、この小ぶりな「みんみん」サイズが好きだ。Timと2人で15-8個くらい食べた。
皮のしっかりさが主食的に頂ける。具沢山の味噌汁とエビのかき揚げ、もずくと少し食べ過ぎ・・・

午後はいつもの二子山Hiking。
桜も咲き始めているが、山道にはスミレが自生して春風に可愛く揺れていた。(写真)
歩道は森戸川の上流沿い。昨日降った雨でせせらぎも早く、シダや木々の緑は深くなっている。


今日はちょっと気になる事が・・・Timのお母さん(在オレゴン州、もうすぐ80才)が
肺がんになってしまったらしく、お兄さんに電話で様子を聞いていた。
化学治療は弱っている為できないようで、退院して自宅療養するようだ。
Timのお父さんも肺がんで14年前に亡くなっている。
6年前、私の父が肝がんを煩って亡くなった時には、Timにとても助けられたことを思い出す。
苦しんで無ければ良いのだが・・・

春の香り

2006年03月25日 | 湘南・逗子の暮らし
(写真左から、ハーブのローズマリーはリビングキッチンに面したテラスで育てると料理に使い易い。 ご近所の垣根や木々も色付いて春の香りいっぱい・・・)


今日は土曜でテニス。春休みが始まって出れない方が多いのか、とてもすいていたので
ほとんど4時間ぶっ続けで、ゲームをしていた。
後半は構える腰が痛くなってきたが、割りに調子よく満足して帰る。
4月の「オール逗子テニストーナメント」に私はミラノ行きで出れないが
Timはダブルスパートナーも見つかり、張り切っている。

ところで明日は、逗子の市議会選挙
あちらこちらで街頭演説&選挙カーが走って、いつも静かな街が騒がしい。
選挙カーにプラスイメージを持つ事は全く無い。(実は学生時代にバイトをした事もあるのだが)
最近は無駄な車利用(CO2排出)に強い不快感も持つ。
あの名前を連呼する以外、何か主張があるアナウンスもない選挙カー。
似たようなポリシーの候補者なら、迷わず自転車で走り回っている候補者を選ぶ。


今日の夕食は、テラスのローズマリーを使って豚肉と春野菜をトマトソースでオーブン焼きに。
お風呂に入ってゆっくりしていると、ジワジワ足が疲れで痛くなってきた・・・

「でもって会」

2006年03月24日 | Friend
リクルートのワークス研究所、角方さんを会長に横浜・桜木町界隈で集まる飲み会「でもって会」。(Named from 会長の口癖)

今日は特別に、新橋で集まった。
角方会長ほか、リクルートメディアコミュニケーションズの清水園江さん、
今度リクルートから独立して経営者になるこぶ平こと松村くん、
リクルートに残る木内さん、既に社長の式田くんと私の6人。

同じリクルートでも、私がいる住宅情報部門と彼ら人材教育系部門では
別会社のようなもので、面白い話や知らない事も多くて楽しい。

ところが今日は「世間は狭いなぁ…」ということがあった。
こぶ平くんの新会社社長は、私が大阪時代に旧知の近藤くんということ?!
ご無沙汰なので知らなかったが、みんなチャレンジしてるねェ~~と感心。

そう言えば、関西INS時代の先輩:主森(株)ワークスコーポレーション社長もこぶ平くんとつながっていたし。

リクルート退職者は、あちらこちらで活躍しながら
緩く、強く、とつながっているようだ。
やっぱり、同じ釜のメシを食った仲間はイザとなった時にも頼りになるものだ。

「でもって会」は美味しいお酒とお食事と共に、笑い話が炸裂し楽しく夜も更けた。


ところで、本日もミラノStayの助けを得る為に四苦八苦!
JETROさんからはNGが出たので、思いつく方にお電話。
以前取材させて頂いたイタリア貿易振興会ペーロ所長の秘書さんにも尋ねてみたが、ペーロ氏はローマ人でNG。
グローバル&インテリア関係者に顔が広いTOSO武藤取締役から、ミラノ在住歴のある渋谷様を紹介して下さった。
今日、代官山でギャラリーOpenのPartyをしているという事で、そちらへご挨拶に伺った。
そのPartyで、ミラノの知人に問い合わせて下さるという桜井氏をご紹介頂けた。

さて、どうなる事やら私のミラノ滞在・・・・

ZoKA

2006年03月23日 | Friend
ZoKAロゴ  写真左:バリスタ・世界チャンピョンを目指しているとの事→このようにしてミルクで模様を描き
                                  →ハート柄に泡がしっかりコーヒーの味。ベリーパイと)


北米の数あるインディペンデント・カフェのなかでも人気というZoKA
そのZoKAを含めた(株)エムフーズの経営者になるべく転職された、
住宅情報」大阪時代の上司である岩崎朗さんから赤坂店に一度来るよう、お呼びだしがかかり伺った。

高い天井のゆとりあるインテリアは、スタバとの違いを感じる所だが
本当の違いは、豆の差バリスタにあるようだ。
スペシャルティと言われるハイ・クォリティーの豆は大量生産/入手できず
ローストも量の対応が同様に難しいらしい、ZoKAはそれを担保できる規模で展開するようだ。

更に、美味しいエスプレッソを淹れるバリスタの育成に力を注がれているようで
昨年の全米バリスタチャンピオンの女性が教育担当として本社シアトルから
日本の店にも来店指導し、ここで働く人のモチベーションupになっているようだ。

そこで思い出した・・・団塊ジュニア世代以降の若い人達の夢が
「自宅でカフェを始めること」とか「仕事はカフェの店員になりたい」という声が多い現象を。
少しの専門性(手に職)、対面で味わえる成果、フラットに近い組織、オフィスとは違う心地よい空間。
そんなところが魅力なのだろうか。彼らは報酬で仕事を選ばない。


ところで、私も営業マン時代には欠かせない‘調整’の場であった“喫茶店(サテン)”が無くなってしまい
今の人達はどうしてるのかなぁ・・・と思っていた。(もっと個室化してるのかな?)
昔の営業マンは、朝「行ってきま~す!」と事務所を出て
「モーニング下さい!」と先輩後輩に上司まで喫茶店に勢ぞろいで、ナンカ楽しくやってたなぁ・・・。
   ※朝10:00頃までだっけ?コーヒーにトースト&ゆで玉子などが付くセットメニュー

女性営業マンとしての“喫茶店”空間ニーズは
【硬くない椅子・清潔&広めのトイレ/パウダールーム・PC環境・雑誌・禁煙・好みの音楽】
って感じかなぁ。そんな所がカフェにも取り入れられれば、和洋折衷でイイかも。


今日はその後、ホテルオークラで開催の
澤田塾頭率いる「住まいの産業ルネッサンス塾」の研究会に伺った。

山本一元旭化成相談役が委員長の
「住まい・まちづくり戦略研究会(まち研)」の最終回で
“21世紀「住まいの産業」の新たな進路”とまとめられた提言を基に議論がなされ傍聴した。
委員も積水ハウス和田社長・大和ハウス樋口会長・住友林業矢野社長や
債権格付けの三國先生など日本を代表する住宅産業/政策関係者の面々なので
いくつも、気付かされたり、感化したり、納得したりと充実した2時間だった。


ミラノの宿探しは、Marcoさんが「ミラノには友人が居ない」と難航しているが
(さすがにユースホステルも、その週は全満室だった・・・)
ミラノJETROさんのお返事を待って、また考えねば。

ミラノ行き決定!

2006年03月22日 | 住宅業界
先週、松下電工リリースをもらって、突然に「ミラノ・サローネ」に行きたくなった。
(仕事の領域ではあるが、個人旅行として)

4月から仕事が少し変わることもあって、時間の都合もつきそうだし
早く一度行ってみたかった展示会なので、思い立ったが吉日。
今日、旅行会社にチケットの確認をしたら
日程的に直行が無理だったので、英国航空でLondon経由にした。
(税金など入れて、Allで10万円前後)

これも縁かも?
Londonで10数年ぶりに訪ねたい企業もあるので丁度良い。

しかしながら問題は、宿。
何しろ都会は高くて、欧米では1室料金なので1人旅は高くつく。
ロンドンは英国人の知人宅が2件ほどあるので、連絡してみるとして

ミラノは、この期間「スイスや他の国に行かないと取れないかも」(JETROミラノ事務所の方談)
「私達は1年前に予約を取ってるよ・・・」と元リクルート同期で
イタリア高級キッチン・家具輸入会社のクライスアンドカンパニーの丸山社長。
「だいたい1泊5万円くらいから」と言われ、怯む。
実際、かなり吹っかけられるし予約は取れないようだ。

こうなればBackPackerになってユースホステルか、
ホームステイさせてくれるイタリア人家族を探すしかない!
と焦りながら、イタリアに縁がありそうな方々にメールをする。

通産省/JETROにいらっしゃった、塩ビ工業・環境協会の西出専務理事にJETROミラノ事務所へアプローチ頂く事に。
また、伊タイルメーカー・マラッツィのMarcoさんにもメールしたがまだ連絡は無い・・・各地を跳び回っているのかも。

最悪、松下電工さんのホテルに忍び込まして頂くか・・・かなり迷惑。


現地へ行ってから宿手配の旅が多い私だが「ミラノ・サローネ」期間はあまりにも危険のようだ。

しかし、このドキドキ感が大好きな性分。
こんな旅支度も、旅の醍醐味として愉しんじゃう!

スマート・アパートメント

2006年03月21日 | 住宅業界
(写真左:WBC決勝戦中に講演する私  中:スマート・アパートメントのバスルーム  右:宇都宮と言えば‘餃子’の像)


祝日だと言うのに、朝6時起きで宇都宮に向かう。
東北新幹線「やまびこMax」に乗って、初めての宇都宮に到着。
今日のコーディネーターの村井さんから「餃子の像を目指して来てください」と言われ
「餃子???」と思ったら、そこにあった餃子の石像(写真右)。
何故、宇都宮に餃子なのかを車中で聞きながら、栃木セキスイハイム不動産へ。

今日の後援企業であり、パネルディスカッションには1アパート・オーナーとして参加する堀社長とご挨拶。
実はこのセミナーは、懇意にして頂いている慶応義塾大学SFC渡邊助教授の研究プロジェクトで
古くなって入居者ニーズと合わなくなったアパート物件を
渡邊先生のデザインにより、単なる改装リフォームに終わらないコンバージョンにより
家賃は上げて、空室率を下げるというプロジェクト実例の第一弾。

その1号・2号物件の完成を機にセミナーを実施して、アパートオーナーへの啓蒙活動にしたいという企画。
セミナー開始前に、客付けのプロであるハウスメイト井関さんや
取材にいらしていたエクスナレッジ「建築知識」大菅さんと一緒に、この2物件を見学。
アパートの天井を外し鉄骨を表しにして、天高2500㎜にしたり
壁を取りはらい白木を使って明るい空間にして
「これは素敵!」と思えるデザイン設備(写真中:バストイレ)で魅せる。
今後は、IT設備の完備で将来の住生活に対応できる提案を企画してゆくようだ。

今回の物件は実際に、旧賃料(隣の古い部屋はその賃料のまま)の2倍近い賃料で成約し、
プロジェクトは華々しい門出となったようである。

私は昨年まで「あなたの土地を賢く活かす本」の編集長でもあったので
【入居者動向から見る、これからの賃貸住宅経営】という講演とパネルディスカッションに出演した。


しかしながら、本日14:00~といえばWBCの決勝キューバ戦が生放送されている時間帯。
お客さん、集まるのかしら?と不安になっていたら
開演30分以上前から、お客さんが入り始める事態!?

賃貸事業経営の勉強とWBCでは、重みが違ったようだ・・・特に、オーナー世代には。

約50名の参加者が熱心に2時間、耳を傾けて下さった。
パネルディスカッションも、日経BP社の加藤さんの司会でスムースに進行され
聴衆のオーナー方々が、何か感じて帰られたように見えた。


夜、帰宅しニュース番組を見て「やっぱ生放送、見たかったなぁ~」。
まあ、そういう日もあるワサ。



住文化研究協議会

2006年03月20日 | 住宅業界
住文化研究協議会は20年以上ハウスメーカーや住宅設備メーカーなどが集まって、
住宅を文化の側面から研究し、参加者の個人的な知見を広げながら各社に寄与すべく活動している。

リクルートも代々、月刊HOUSING編集長が参加してきたが
幸い研究員という渉外要員ができたので、引き続き私が参加している。


今日はその企画委員会。今期の振り返りと来期の研究テーマ決めだ。
東急住生活研究所の望月委員長の仕切りで、各委員の持ち寄った案を発表し討議した。

昨年、今年と大テーマ「住まいとこころ」について展開し
今年が‘子どもの視点から探る’という流れだったので
今回は委員の多くから、団塊の世代や終の棲家など高齢層に研究テーマの希望が出た。

私も元々、アクティブシニアのニーズを住サービスで具体化したいと考えていた。
リタイアから介護に入る前の数十年間を、活動的に安心して過ごす為の
住まいにまつわるソフトサービスを研究したい。

他に「住生活基本法」の“豊かさ”を探る研究にも要望が多かったので
世代を限定せず、どんな住生活価値が人を幸せ=豊かに暮らす為の要素なのかも良いテーマだと思う。


この協議会は企業会員と言えど、本当に自主的な集まり活動なので
皆がやりたい事を企画している割りに、
かなり立派で著名なスピーカーにも来て頂ける貴重な場である。

運営に手間がかかるのは、逗子テニスクラブと同様だが
業界横断的に、ここまでフラットに接する会も少ないので大切に頑張りたい。

WBC1勝が誕生日プレゼント!

2006年03月19日 | 社会・文化
今日は久しぶりに、朝から家で過ごしていた。

やはり、WBC準決勝「日本VS韓国戦」が気になってスタンバイ。
Timはその放送開始11:30までに、ジムへウエイトリフティングに行って帰って来た。

上原の好投と打線の爆発により、めでたく決勝進出した日本!
7回、福留のホームランに絶叫してしまい
ご近所に迷惑をかけなかっただろうか・・・幸い遮音性の良い樹脂サッシ&複層ガラスは全て閉まっていた。

WBCでイチローくんの変貌ぶりには驚くが、立場変われば人も変わる現われ。
3年前Safecoイチローを見に行った時は、ファンの声援に愛想なんて全くせず無視だったのに
チームのリーダーとして、代表として広告塔に徹していたようだ。

Timも感心を持って見ていたので、CATVの米国放送英語版を見ていたが
イチローの「30年かかっても勝てない・・・」的発言は
韓国同様に‘BigMouth’と取られていたようで
試合後のインタビューでも、それに触れて質問されたが
日本の通訳が、そこを訳さなかったのでイチローも気づいていなかった。
でも有限実行、こんな日本人が居て誇りに思う。

一方、王監督の事は、米国のアナウンサー&解説者が「Oh-san」と日本語で‘さん’付け放送だ。
Baseballの国が見せる“世界の王”へのRespectは、日本人の王監督に対するものより厚いと感じた。

ちなみに今日3/19は、私の誕生日。この1勝がプレゼントになった!

是非、初代WBCチャンピョンになって歴史に名を残して欲しい。
アッ、ヤバッ!! 21日は講演会があって見れないじゃん。
それほどWBCって注目されてなかったものね・・・当日お客さん入るのかしら???

逗子テニスクラブ役員会

2006年03月18日 | Tennis
    (写真左:逗子アリーナ会議室で開催される、逗子テニスクラブ役員会    
                          右:クラブ30周年記念事業で私が担当した記念誌)


いつものように、土曜日は朝からテニスを4時間楽しむ。
今日はTimも春休みで参加、意外と調子よくご機嫌さんだ。

自宅に帰ってランチ(チキンと野菜の生バジル&トマト味のペンネ)を食べてから
私は15:00にもう一度、逗子テニスクラブ役員会に逗子アリーナへ向かう。

今日は今期の決算や総会の為の確認準備という事で集まった。
私は役員ではないが、今期テニスクラブが30周年だったので
その記念事業の一つとして「30周年記念誌」の編集制作委員として携わったので
記念誌の収支報告の為に参加した。

〔B5版・一部カラー刷り・表紙コーティング有で総28p、350部〕約30万円で仕上げた。
コンテンツには、全員集合始めクラブ活動の撮影や
ご挨拶・寄稿、クラブ員アンケート調査結果、クラブ歴史年表などを織り込んだ。

年配の方も多いので、雑誌を作る時より文字のQ数がどれくらい大きくないといけないか・・・など悩んだり
費用がキツキツだったので、制作プロダクションや印刷会社に無理をお願いしたり
写真撮影も、クラブ員のプロにボランティアで撮影して頂いた。

私の制作作業もそうだが、当クラブではテニスコーチも役員もボランティアで運営されている。
そのお陰で、年会費がビックリするような安い額なのでとても有難い限り。

記念パーティ含めこの4ヶ月間現れなかった人には、記念誌を発送する事になったが
会員は約300名で発送が約150名だから、半分は休眠会員という事になる。
これも安い会費の所以だろう、とりえあず会員になっておいて年数回でもプレイできれば良いという人も多い。

役員会では、他の30周年事業も黒字決算で問題なさそうだった。


逗子には昼間居ない‘逗子都民’の私であるが、当クラブは地元の皆さんと交流できる大切な場であり
今後も協力できる範囲ではあるが、頑張ってお手伝いをしてゆきたい。



私って、渋谷的?

2006年03月17日 | Friend
            (写真:‘地上で読む機内誌’がコンセプトの「PAPER SKY」)


強風のせいか、朝のJR湘南新宿ライナーが運休していたので
渋谷へ出るのに、慌てて横浜で東横線に乗り換えた。

メディアファクトリーの先輩、小野さんと書籍の清水編集長にお会いした。
清水編集長にお会いするのは3、4年ぶりだ・・・・金髪になっていた。
お召し物も、とても28歳の息子さんがいらっしゃっる方には見えない。
私も今日はタイガイの格好(アンタ何歳?と呆れられるような)を
していたのだが、清水さん曰わく
「可愛いスカート。そのまま私が着たいワ!」という調子。

この感性や人としての魅力、生き方にも関心をそそられる。
鎌倉材木座に家を建てられたが、「山小屋も欲しいの」という所も同感で
大先輩の動向をWatchしながら私も頑張ろうっと。
メディアファクトリー発行の「ターシャ・テューダー3シリーズを頂き、上機嫌の私。


この後、小野さんお知り合いの面白いプロダクションがあると言う事で会わせてもらった。
オフィスは渋谷区東にある一軒家をコンバージョンしたもの。
仕事柄、この家を見たい気持ちもあった。

knee high media japanという、米国人が経営者の会社。
築50年以上の民家を、外国人がより大切にする日本情緒を生かした、
かつクリエイターらしいセンスが光る設えと小物に、気持ちよくなる空間だ。

クォリティーの高い作品は、こういう感性から生まれるのだと納得させられる。

ところで、こちらでも先ほどの清水さん同様に年齢を感じさせない日本人男性のGMが登場。
お決まりのように、耳にはピアス。

渋谷では年の取り方が銀座・新橋界隈とは違うのだ。
私は「L'OSIER」的な人ではなかったが、渋谷的な人であることに気づいた日だった。