VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

インテリア見本市

2006年11月22日 | 住宅業界
東京国際家具見本市(IFFT)とJAPANTEX、IPEC21、インテリアフェスティバルとインテリア関連4団体が初めて東京ビッグサイトで一同に会し、展示会が開催された。

まず、西ホールのJAPANTEX、IPEC21、インテリアフェスティバル会場へ向かい
会場入口アトリウムで企画展示している町田ひろこさん(写真右)を訪ねた。
  
今回は高齢者ニーズに対応した新素材を開発してプレゼンテーション。
   (いつもビジネスチャンスを敏感に捕らえ、実行するバイタリティーに驚かされる?!)
防水で清掃性が高いが、肌触り良くテキスタイルデザインも素敵な機能的ファブリック“E・D・O”【Evidence based Design Orient】。
古典柄の桜がモチーフ。お嬢様の町田瑞穂さんが、ワインも染みずに拭き取れる事を実演してくれた(写真右上)!

同じくアトリウムの「HOTPOINT」でプレゼンテーションしていたファッションデザイナー:Yoshiko Kajitaniさん(写真下左)は、ジュエリーBoxのようなインテリアがイメージ。
 
写真上右は、加ケベック州のバーチ材を使って楽しい作品を作った黒川哲志氏。足を入れるくぼみもあり、座ると木に抱かれている心地良さがあった。

今回インテリア産業協会が主催のインテリアフェスティバルはテーマが『ニュー・ジャパンスタイル』。
  
これに限らず、ファブリックメーカーのブースでも、和回帰のトレンドが見られた。
日本のインテリア産業も海外市場を意識した商品企画になったのか、日本の消費者に和の魅力を生かす余裕が出てきたのか。面白いデザインが多く見られた。 
写真左は、サンゲツの透ける和柄。 写真中は、葉山の工房「杢」の囲炉裏テーブル。ナント樹齢400年にもなら楢の一木から造られたもの!(約88.2~189万円とリーゾナブル)
   
写真中の「光畳」は、イグサと光ファイバーで下からのライトUpで見せるモダンな和素材。 写真右は、川島織物セルコンの和洋折衷シーンの展示。

一方、景気回復を受けてかゴージャス系も元気だ。昨年からのゴシック系にヒカリモノも!
 
これは、TOSOの「GRACIER」スワロフスキーを使い、カーテンのタッセルと言わずウインドウ・ジュエリーと表現。


松下電工は、今年ミラノサローネで展示をした空間をXIMOで再現(実物は現地なので少々違う商品)。
現地では‘畳が丘’に関心が高かったのに・・・・ココでは使わず。

同時開催の『ecobuild2006』で面白い光景を発見!?
 
左に東京電力、右に東京ガス。間に風力発電の大和ハウス工業(関連会社)が入っているとはいえ一触即発の緊張感を感じるのは
いつも‘電力&ガス’表現問題で悩まされているメディア側の人間だからだろうか・・・・

東ホ-ルの東京国際家具見本市(IFFT)に着いた時には、結構クタクタに。合同になると1日取材には無理があったか。
 
まず、知人のギャラリー「closet」が絵を貸し出ししている「PROSPECT」のブースへ(写真左)。イタリアモダン家具を引き立てる、大形の絵が素敵だった。 
同じゾーンで展示されている、トネリコのお三方もいらっしゃった(写真上)。

今年このIFFTは、新しく高田公平氏をプロデューサーに起用したという事で会場の構成やカラーも変わっていた。
これから、この合同見本市がどのように変化(統合?)して行くのだろう。
メゾンドオブジェを目指して・・・」と開会のご挨拶にあったようだが、日本のインテリア産業はこれから文化創造含め楽しみな時代になる。