VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

神戸空港から阪神間のマンションへ

2008年11月30日 | 住宅業界
週末、テニスを休んで仕事をする事はあまり無い昨今。
リクルート、大阪時代の後輩が起っての願いと言う事でセミナーの講師を引き受け、関西へ日帰り出張。

神戸市の案件だったので、久しぶりに神戸空港から入った。快晴の海の上、神戸空港からモノレールで三宮駅へ向かう。 
六甲山の山並みが見えてきて、帰郷の気分に・・・六甲山、右の山手に10年前まで住んでいた。

マンション販売のモデルルームにてエンドユーザーにレクチャーする。
昨今の状況で、検討者が親族に相談すると「まずは‘今、買い時ではない’と止められる」と販売の方からの話。
30-40代の方々が真剣に話を聞いて下さった。

私が初めてマンションを買った時は、殆ど衝動買い。案内を見た時、欲しくて欲しくてしょうがなかった。
(抽選で2位、1位当選者がキャンセルと「赤い糸」を感じてしまった!?)
なので、不動産との出会いは理屈でない出会いだと思う・・・結婚相手と同じ。
しかし、そんな話ではお客さんも困るので、住宅政策の行方や重視すべきポイントなどを紹介したのであった。

湘南の海もイイけど、やっぱり六甲山は素晴らしいなぁ・・・六甲ハイキング大好き!

不動産協会「住宅市場の活性化を考える」

2008年11月27日 | 住宅業界
不動産ディベロッパーや不動産流通会社が会員となる(社)不動産協会(略、不動協)。
その不動協が主催するシンポジウムのパネラーを依頼され登壇。

コーディネーターの斉藤広子明海大学不動産学部教授、パネリストの金畑長喜野村不動産常務執行役員・小島哲郎三井不動産販売専務取締役と共に
「住宅市場の活性化を考える」をテーマにディスカッションした。

新築マンションを分譲する立場から金畑氏は、4.5万戸程度に落ち込む供給と60%台で停滞する契約率の中
自社ブランド「PROUD」の向上に、製販管一貫体制で取り組んでいる事や
会員組織(会報誌6万人・Net15万人)を中心に底堅い動きである状況が報告された。

また、中古住宅流通市場の状況を児島氏から。英国のホームインフォメーションパックなど買手への情報公開など市場活性化への
参考事例は外国にあるものの、日本独自のマーケット活性化対策が必要であると。
特に税制面で、新築購入に比べてインペクトが無い点は大きな課題であると主張された。

私の方からは住宅購入者の調査結果から、マンション購入の専有面積が平均74㎡に年々狭くなっていることなどの課題や
中古物件への魅力付けをリノベーションやHomeStagingで行う例や、環境創造型の開発分譲のアイデアを海外取材の事例で紹介した。
住宅販売における‘Hospitality’向上も業界活性化の一助、とお願い。

私は「HOUSING」の編集長であったことから、住宅生産団体連合会はじめ住宅メーカー主体の業界団体とのお付き合いが多く
今回の不動産協会では初めてのスピーカーだった。それもあってか150社ほど参加された各社から
私の話は新鮮に受け取って頂けたようだ。

大手住宅会社の業態は、建築系も不動産系も垣根が無くなってきており
関連業界含めた様々な動きが面白くなって来ている時代と感じる。

住宅政策研究会シンポジウム:伊藤元重

2008年11月25日 | 住宅業界
東京大学大学院 経済学研究科他主催の住宅政策研究会シンポジウム「日本の活性化における住宅産業の役割」が
住宅生産団体連合会の後援で開催され、伊藤元重研究科長の話を東大キャンパス経済学研究科棟へ聞きに行った。
こちらは新しい建物

井堀教授の司会で、伊藤氏の基調講演が始まった。
伊藤氏は、住宅は専門外であることを前提に、現経済の流れから内需の中でも[家計]を動かすしか無いという背景と
それには[住宅・医療・福祉]分野の需要、「今の為より明日の幸せにしか投資しない日本人」という視点を。

中でも、「資産を最も持っている高齢者がお金を使わなさ過ぎる」課題を相続税の対象者が少な過ぎる点からも
相続税関連を見直す事で、生前にお金を使う流れを創る必要をアピールされた。

また住宅の中古市場は自動車産業を見習って、新築供給会社が中古の市場をマーケットメイクすべきであると
車のコンシューマーリポートなどを参考に、住宅の評価を第三者がビジネス化することも促された。

面白かったのは伊藤氏、キューサイ青汁を愛飲しているらしく「飲めば健康、寿命が延びれば飲み続ける・・巧い商売」と。

後半はパネルディスカッション。国交省住宅局和泉局長・旭化成ホームズ岡本顧問・東大公共政策大学院金本院長が加わった。

和泉局長から、日本は過去3回の経済バブル崩壊を経験したが、一度も地価は下がらない土地神話であったが
今回、初めて地価が下がるという環境に。結果、地価に依存しない‘住宅価値が評価される’時代になると。
興味深かったのは、消費税は「税率を他商材と変えろとは言わないが、100年持つ住宅なら100年割引的な考えを」と。
また中心市街地への高齢者住み替え対策として「超高層マンションは疑問、低層の集合住宅が必要」と。
また、住宅には長期ローンの重要性が高く、市場に任せてリスクが増える不安から旧公庫的な役割の必要性を示唆された。

住宅会社の立場から岡本顧問からは中古市場を活性化する為にも「買取再販に税制を考慮が必要」「中古マンションの建替えには行政補助を」また、リバースモーゲージを信託にすればやり易くなるという具体的な現場の意見が出された。

伊藤氏の高齢者に住宅投資・贈与などでお金を使ってもらう考え方には賛成であるが
住宅業界としては、高齢者が投資したいと思えるような、豊かな住生活を楽しめる住まいを供給しなければ
なかなか我慢強い日本の高齢者は、転居投資してはくれないと思う。
伊藤氏の言われた街に必要なもの‘食・住・遊・学・医’に関する付帯サービス含めた
クオリティの高いシニア向けの、特に賃貸住宅の不足を解決し需要創造しなければならない。

「歩行者と自転車のまちを考える会」シンポジウム

2008年11月23日 | 湘南・逗子の暮らし
私の地元逗子市は、目指す理想のまちづくりを「まちづくり基本計画」として昨年末制定した。
これは市民約130名が関わった代物、その中に“歩行者と自転車優先のまちづくり”が[交通]のテーマとして謳われている。

そのテーマに共感した私は、それを実現すべく環境保全を交通システムから考えるまちづくりに取り組むことにし
有志の仲間と『歩行者と自転車のまちを考える会』を10月に設立した。(成り行き上、会長という事に)

今日は、その会の設立と活動の趣旨を市民の方々に紹介する場としてシンポジウムを開催した。
(このチラシを市内の掲示板62ヶ所に貼る作業も、やってみると市内全域を見回れて発見が多かった!)
 文化交流センター@なぎさホール
  
シンポジウムにご支援を頂いた、スターホームの星社長もご家族で来場頂いた。


今回は『カーフリーデー(ヨーロピアン・モビリティ・ウィーク)』を題材に、私が司会をしながら
登壇者は、逗子市の平井市長・神奈川県交通安全対策課の築花主幹・カーフリーデージャパンの望月代表。
 
‘自転車のまち’を推進、坂のある逗子なので【電動アシスト自転車】を来場者プレゼントする企画に!
(地元商店、しまむらサイクルセンターさんのご提供。同じくHIRAKOサイクルさんからは100名分のバイクステッカーがプレゼント)
 
平井市長から「まちづくり基本計画」の内容を紹介、築花主幹からは最近の交通事故で高齢者が関与する(誤作動、加害者含め)
ケースが増加している状況などを発表頂いた。高齢になっても車の運転が必要な街にはしたくない。

望月代表には「カーフリーデー」の社会実験を通じて、車に依存しないまちづくりへの取り組みや
都市空間の再配分という効果を、世界や日本の他都市の事例を紹介しながら解説してもらい逗子での可能性を語って頂いた。
 
私も先進都市の事例として9月にフランスで取材をした、LaRochelle市の公共交通中心の環境交通政策とカーフフリーデーを紹介。
逗子と似た規模や風情の街であり、電気自動車の自動レンタカーシステムや自転車と車の共用道などモデルにしたい施策をプレゼン。

パネルディスカッションでは、神奈川県の電気自動車推進政策の話題や
カーフリーデー含め逗子市でも取り組めそうな施策だと平井市長の前向きな発言を聞くことができた。
  
最後に電動アシスト自転車の抽選会を行い、熱心に最前列で聞いていた小学生の男の子が当選!「お母さんにプレゼント」するそうだ。
(最初の当選者、辞退頂いたほととぎす隊今井会長、有難うございます!)

ホールに展示された新型電動自転車に「最近のはカッコイイのもあるねぇ」と試乗。
  
右、菊池俊一市議が専門家の市民の方を紹介して下さったり、自治会等で活動されている方々とも出会う事ができた。

テニス仲間も来てくださった!Timもご苦労さん。 頑張って成功させてくれた会のメンバーと協力団体の皆さん。
 
協力の市民ボランティア含め、100名ほどの参加総数となり初めてのイベントとしては良く頑張ったという感じ。
何よりアンケートにお答え頂いた71件の感想には、「是非、逗子でもやりましょう!」など積極的なご意見が多く
メンバーの皆さんもビックリするくらい。流石、意識の高い逗子市民!!

片付け後、近くのスペイン料理店で望月代表を囲んで、お疲れ様&意見交換会。
 
この後、望月さんは逗子の街を見学に回られた。
会の活動は始まったばかり、今回も短期間で少々無理を強いて敢行したシンポジウムであったが
一歩踏み出してみて、期待されている事ややるべき事が少しづつ具体的に見えてきた。

何年後かに、逗子が車に依存しない生活を実現した環境交通の先進都市として注目されるような夢を持って頑張ります。

自転車の「走」と「駐」を考える

2008年11月20日 | 社会・文化
自転車まちづくりフォーラム「自転車の『走』と『駐』を考える」というテーマの研究会に出席。
というのも、私は同様のテーマで地元逗子市『歩行者と自転車のまちづくりを考える会』を会長として立ち上げ
この週末、市民に向けたシンポジウムを開催することにもなっている。

今日の研究会は大学教授などの研究者や国交省・行政が制定した推進モデル都市が
10年間取り組んできた経過を共有する形で行われた勉強会。(自治体関係者や研究者の参加が多いようだ)
 
住信基礎研究所の古倉研究理事からは、自転車走行空間が整備される世界の状況が紹介され(ユーロベロは6万キロ!)
日本は一番進んでいる名古屋市が97㎞(人口222万人)と、世界には遅れを取っていると。
 
また海外の自転車走行空間は車との“共用道”がほとんどで、自転車が車道を走ることで事故も増えないとレポート。
(歩道を走ることによる事故の方が多い)
 
欧各国の自転車走行数と事故の反比例状況
自転車が数も増え市民権を得れば、車側に注意意識も高まり事故も減るということのようだ。

交通事故総合分析センターの吉田氏からは、国民の‘66人に1人’が何らか交通事故に合っているという数字!
車の死傷者はシートベルト着用などで減っているが、自転車は数は17%と少ないが増えている。自転車の一時停止違反が多い。
 

自転車利用環境モデル都市(国交省)の各都市から現状報告。
日本一の人口密度という東京都・豊島区では、放置自転車対策について。
「まず放置禁止地区を制定で40%は減る」と。
その後、自転車税の導入からH18年には総合計画の策定と行政施策として参考になるお話だった。
 
次に埼玉県・三郷市の、公営自転車駐車場の設置手法として「自転車駐車場整備センター」を活用し
市の起債無しに駐輪場を運営、放置自転車の減少に効果を上げた事例は早速、研究したい方式であった。
高齢者が運営する「自転車工房」という点検・修理も好評と、面白いお話であった。

最後の事例は神奈川県・開成町の露木町長が発表。「サイクルイティ宣言」をしている。
観光客向けのレンタサイクルは好評。‘子ども自転車運転免許制度’は早くから安全運転を意識付けるのに良い手法だ。
 
5年生が安全乗り方大会の県大会で入賞 

推進者である日本大学(社会交通工学科)の高田教授はじめ、茨城大学(都市システム工学科)金教授、日本大学の小早川専任講師からも
プレゼンテーションの後、事例発表者と共にパネルディスカッション。
 
私は各市に雨の日の状況や対策を聞いてみたが、特に無いという事だったが
バスの連結増車などを検討する余地はあると言うことであった。



柿右衛門&井上萬二、有田へGO!

2008年11月16日 | 社会・文化
折角、佐賀へ来たので有田焼を見に行く事にした。(佐賀新聞さんに車で連れて行って頂いた)
まずは、何と言っても柿右衛門の窯元へ。敷地内には古民家を残して里の趣きが溢れている。
 
ギャラリーにはお手頃な茶碗から豪華な花瓶まで“The柿右衛門”が並ぶ。
 
 
現在は14代の柿右衛門。こういう土型で作るんだ・・・・江戸時代から伝わるものも。
  

柿右衛門と同じく有田焼の人間国宝である、井上萬二のギャラリーも紹介してもらった。
 
滲んだような緑色がとても上品。
 
真っ白な世界に圧倒

若い頃は海外へ行く度に、陶器を買って担いで帰ってきたものだが
今回、有田焼をじっくり見て、その世界に改めて魅了された。本物の威力!か、年をとって良さが分かるようになったのか・・・
卸売センターで古伊万里などお得なお買い物をして大満足! 

鍋島藩のヒストリーを聞き、佐賀牛や小城羊羹と美味しいものが多い事にも納得。
佐賀県の魅力を、初めての訪問で満喫した出張でした。

佐賀は太陽光発電の先進都市

2008年11月16日 | 住宅業界
佐賀でのセミナー当日、場所は九州電力の佐賀支店にて。(九電のイメージキャラクターは森高千里さん)
佐賀県プレハブ建築連絡協議会主催「今、家づくりのポイントはエコ!~環境にも家計にも優しい家づくり~」。
  
これから家づくりを検討されているエンドユーザーの方々を前にレクチャー。
実は佐賀県は家庭用の太陽電池設備率が全国トップ(3.25%、全国平均1.52%)。
日照条件の他に、先取性の高い県民性である事を、前夜のお食事会で“県民ショー”ばりの解説を頂き勉強したところ。
また貯蓄率も高いという事で、厳しい市況の中でも堅調な佐賀の住宅市況。今日も熱心な参加者が多かった。
 
経産省では05年度に打ち切った家庭用太陽光発電への補助を復活させる予定。
1キロワット当たり7万円の補助なので、3kwで21万円補助となる。(平均コスト約200万円前後)

佐賀県独自の補助もあり、[省エネ+創エネ]住宅で環境先進都市:佐賀としてリードしそうな勢いであった。

セミナー無事終了後、地元で有名な「ちゃんぽん」を食べに連れて行ってもらった。
とろみのあるスープの長崎とは一味違うスープ、コクのあるトンコツ系。
  
ちゃんぽん「池田屋」さん。0952-22-7508 (佐賀大学近く) 大将の池田信宏さん。


佐賀牛にロゼの日本酒!

2008年11月15日 | 社会・文化
佐賀県に初めて足を踏み入れた(福岡から長崎ハウステンボスへは行ったが)
10周年の佐賀空港。 

今回は、佐賀のプレハブ建築連絡協議会主催の家づくりセミナーの講師として出張。
その前夜、夜の佐賀県庁へ向かい・・・その上階にあるレストラン「志乃」に案内された。
 日中なら見晴らしも良いようだ
 
明日の本番に備えて挨拶を兼ねたお食事会を、協議会の井上会長(左、パナホーム)と佐賀新聞の大串部長と。
 
地酒「天吹」の古代米・黒米で作られた‘ロゼ’の日本酒、冷でワインの風情。

お料理は佐賀牛や地の野菜を、当然、有田焼のお皿で!陶器好きには嬉しいディナー。「明日のセミナー、頑張ります!」 
  

ジャパンホームショー、今年は?

2008年11月13日 | 住宅業界
今年は30周年という日本最大規模の住宅・建築関連の見本市「Japan Home + Building Show」。
世界20ヶ国(地域)からも出展があり、日本の建築市場に各国の建築関連商品やサービスをアピールする場。

米国住宅市場が大きく落ち込む中、海外企業の出展状況はどうかと思ったのだが
日本国内の住宅市場は昨年既に減少していたため、今年の出展社数は約600社と昨年並みを維持していた。

カナダブースでは、メリットキッチンズ社のキッチン(右)も展示。セラミック・ガラスのカウンタートップ。
 

U.S.パビリオンで米国領事館の高畑商務官にご挨拶。
オバマブームの様子を尋ねてみたところ、開票日は領事館内でTV中継を見る会場があり
オバマ勝利に涙する御上司も居たという。ただ新大統領による経済効果については楽観的では無い様子。
「ただ米国政府は30年で1億人口を増やす計画、1年に約300万人ですから経済に与える影響は少なく無いでしょう」と
円高の今「お金があれば米国の不動産を買いたものだ」と二人で話が盛り上がった。
 
シアトルから来日した建築家ロジャー・ウィリアムズ氏の講演「アメリカの新築・リモデル住宅のトレンド ライフスタイルと特徴」を聞いた。
1300年からのHistory of American Housesを、映像でプレゼンテーション。
興味深いお話に、米国人として初の建築家はトーマス・ジェファーソン大統領だったという事と
そのNeoclassical Style様式には、英国様式だけでなくギリシア様式が取り入れられたドーム屋根などがあり
それが、ギリシア=民主主義の象徴として表現されていると言う事だった。(左下)
  
近年は米国でも、狭小化(省エネ志向)がトレンド。小さくてもFine Craft(高品質)なものを追求している傾向と。
また地産材を使った、地域環境や気候に根ざしたデザインも支持されている(右上は軒の広い南西部のデザイン)

一方、国内の出展者では全建連が国産材の構造材による家づくりを紹介。
 
注目の環境関連では、太陽光発電(3.06kW)を99万円で提供するキャンペーンがP.V.ソーラーハウス協会から。
通常は約200万円強かかるし、経産省関連の復活する補助は約21万円と今一歩。99万円はインパクトがある。
  
中は、真空管式の太陽熱温水器。こちらは98000円、放熱が無いのが売り(沸騰しすぎるのは困るかも)。
右は、仏サンゴバン社の光触媒で窓の汚れが雨で落ちるガラス。皮膜を塗るのでなくガラス自体に機能装備、劣化が少ない。

その他、日立のTV「WOOO」と「飛騨の家具館」のコラボ展示や、立体駐輪場、東京電力の展示ではトヨタの「コムス」電気自動車が。
  約70万円~

3日間91,859人の来場数は昨年並み。ただ今後は新築市場の縮小と共に他の見本市との共催や統合が進むと思われる。

夜はドイツ大使館で懇親パーティに参加。ドイツワインとお料理が振舞われた。
 
ロンドルフ公使が乾杯のご挨拶、隣は日独コンサルタントのECOSメームケン社長。
中、ケミレスタウンの研究にあたる森千葉大教授とご一緒させて頂いた(曽祖父は森鴎外)。
  
右は北海道の(株)木の繊維、大友社長と後藤専務。独HOMATHERM社式の木製断熱材を日本で製造販売する。
木の調湿効果で、断熱材周辺で起こる結露を防ぐというもの。この時期、他業種からの建材業への参入。
環境・健康関連商材は国内外企業交えて切磋琢磨の時代である。




逗子市、地区対抗テニス大会

2008年11月09日 | Tennis
逗子市には8っつの地区があり、その地区対抗でスポーツ大会が年に一回行われる。
私はテニスの山の根地区代表に入れて頂き、ミックスダブルス戦に出ることになった。

今年は6地区が、硬式テニス・ペア(2組)+軟式テニス・ペア(3組)=計5組の10人のチームで出場。
昨年優勝の久木地区が優勝トロフィーを返還し、3地区毎のブロック戦が始まった。
 

我が山の根チームvs小坪チームが、ネットを挟んで対戦組合せの紹介。(いつものクラブ仲間も今日は地区に分かれて敵に!)
 
軟式は年齢幅が広く、孫のような中学生と対戦するケースも。硬式では上級者が
本気モードで争う対戦カードが!

今年の結果は、沼間地区が優勝しトロフィーを奪還。 

山の根地区は今年も最下位ではあったが、中学生達とも一緒に1日楽しくテニスができて地域懇親の良い機会だった。

照明は調光の時代、高級家具はリース買い

2008年11月05日 | 住宅業界
外苑前のカフェレストラン「KIHACHI・SELAN」で大和ハウスグループのインテリア事業を担うダイワラクダ工業が記者発表会を開催。
(セランは私が如何にも東京!を感じる好きなお店。そこにベタベタの関西企業という妙!)

冒頭、ダイワラクダ工業の増村社長(中)から「インテリア事業の売上240億円を300億円に3ヵ年で拡大する」とご挨拶。

船津会長から「これからは‘あかりの時代’。
家庭用で質の高い照明を提案し、居心地の良い住まいにしてゆきたい。」と
また「有名デザイナーの家具を、若くても使えるようにリースシステムを導入。」
貯金して買う日本人と、リース文化が定着しているブラジル人の考え方の違いも紹介された。
このプロジェクトに思い入れの強い船津会長    
その「Premium Lease Plan」(残価設定型高級家具リースプラン)の説明は、レンタル&リース事業部の勝田主任(右)。

Cassina、alfrex、B&B Italia、driade、CASABLANCAなどの国内外有名ブランド家具の全商品を対象に
リース期間2年・3年・4年の単位でリース契約し、期間終了後に商品を返却するか設定された残価で購入するかを選べる。

残価で購入しても、一括払いの価格よりも安い設定になっているのがアピールポイント。
各社からの仕入れ値は一般購入者が家具ショップで受けられる値引きより安い値であるという事と
ライワラクダ工業が、直営のリサイクShopなど商品を活用するチャネルを持っているという事がこの事業を実現している。
会場にデザイナーズチェアが展示「バルセロナ」も夢で無くなる!

次に「delight style あかりのくらし」の発表は、インテリア事業部の増田室長。
‘一室多灯’と‘調光’で豊かな生活シーンを提案する。
  寝室の事例
日本の住宅照明の市場はこれから伸ばせる領域であり
富裕層だけのものでない照明システムにすべく、普及型の価格を東芝ライテックと実現した。

調光は無線のコントローラーで。カーテン開閉も自動設定でき、朝になれば自然光で目を覚ませる。
後付可能なシステム

「健康をあかりで」という志を同じくした、船津会長(左)と東芝ライテック恒川社長と一緒に発表会後の懇親。
  プレスへのお土産を手に穴水常務

インテリアコーディネーター資格者も120人ほど抱えるダイワラクダ工業。
従来の大和ハウスグループ中心の受注から、現在はトヨタホーム・ミサワホームの仕事も多く手掛けているようで
今後、このよな一般消費者にアピールできるサービスで更に新市場を開拓してゆく狙いである。

TOTO、欧州もターゲットに海外強化

2008年11月04日 | 住宅業界
TOTOが来年、3月10日~14日に独フランクフルトで開催されるバスルーム(トイレ)・エネルギー・空調などの建築見本市「ISH」
初出展するのに合わせて、グローバル事業の戦略についての記者発表会が帝国ホテルで開催された。

木瀬社長(右)と並ぶ、
ドイツ衛星設備器具工業会ヴィッシュマン専務理事(中)、メッセ・フランクフルトGmbhペータース副社長。
 司会は広報に異動された岩崎部長
木瀬社長からは「2011年度、欧州での売上高100億円を目指す」と。
今年4月にはデュッセルドルフに「TOTO Europe GmbH」を設立しており
環境規制・意識の高い欧州なら、TOTOの環境技術がより評価されると読んでいる。

見本市運営会社であるメッセ・フランクフルトのペータース副社長から、50年の歴史を誇る「ISH」についての説明。
約22万人の来場者数は、キッチン&バスルーム見本市が併催された今年のミラノ・サローネの来場数34.8万人、
展示スペースが約16.3万㎡で、ミラノ本会場の約23万㎡と比べると小さめであるが、
バスルームの出展数では700社以上と最大の見本市。
水資源の環境保全について「Blue Responsibility」というガイドラインがあり
TOTOの節水技術も注目されることになりそうだ。
 
ドイツ衛星設備器具工業会ヴィッシュマン専務理事は、ドイツのサニタリー産業の商流やデザイン・トレンドを紹介。
また生活での水の消費量を国別に比較し、米国・豪国が多い事をグラフで示された(右上)。

第二部では、「TOTOのグローバル事業展開」を田端取締役がプレゼンテーション。
‘5極体制確立に向けて’日本・中国・アメリカ・アジア/オセアニア・欧州の5極の事業拡大を進めている。
中国で‘高級ブランド’として確立した成功(右)を、他地域でも狙う。
 
インド・中東でも、高級ホテルなどのプロジェクト増で金融危機の影響は受けていないと言うこと。
中東は今後、国内へ投資が戻ると。 

米国以外は、気になる中国もハイエンド層はまだ堅調のようで
中近東・インド・ベトナムは重要市場として、今後も旺盛な需要を見込んでいるようだ。

円高で厳しい市場となるが、日本国内が冴えない中、海外の市場開拓は日本企業の避けては通れない道である。

テニスの秋!オール逗子テニス大会

2008年11月03日 | Tennis
11月2日・3日と2日間に渡って、逗子市テニス協会主催のオール逗子テニス大会が開催。
ミックスダブルスの大会は59回目という歴史(シングルス大会は第15回)。 @逗子市総合運動公園
 
私は逗子テニスクラブの競技企画委員として運営のお手伝い。加藤委員長(右端)はじめ委員の皆さんと。

ミックスダブルスでは五十嵐ご夫妻(左)や藤沢ご夫妻(右)などの夫婦ペアは珍しい。普通、ストレスが溜まる結果になりがち・・・
 仲睦まじい
今年私はペアがドロー後に所用で出れなくなり、急遽お受け頂いた平野さんと出場。21歳、年の差ペア!
 
シングルスや上級者達のショットは・・・・飛んでる!AIR・圭ばりだ。
 
2日間のトーナメントを勝ち抜いた、女子シングル優勝の森川さんはまだ中学生(中央)。
 
男子の決勝はフレッシュな顔合わせになり、高校生(右)が初優勝。逗子も世代交代か!?

ミックスダブルスではクラブチームの「ロコモコ」が健闘、上位に顔を連ねた。
 
私は3位グループのトーナメントで準優勝!(狙った賞品、WilsonBearのポシェットをGetし大満足)優勝の阿久津・藤沢ペアと。
テニスコートの外でお利口に待つBath。オウチ帰って、ご褒美ね!

B・カトラン展、彫刻の森美術館にて

2008年11月01日 | 社会・文化
紅葉には少し早い箱根を登山鉄道で登って、「箱根 彫刻の森美術館」へ。

今日は銀座・吉井画廊からご案内頂いた『ベルナール・カトラン回顧展』、オープニングパーティに伺った。

日仏交流150周年でもあるフランス大使館からエレーヌ女史がお祝いを述べられ、カトラン未亡人がご挨拶に立たれた。


1966年、吉井長三会長36歳の時にパリで初めてカトラン氏の作品に出会ってから40年以上。
その間のご夫妻との交流や「私は彼の赤が好き」と、見るものを元気にさせる作品の魅力を語られた。

パーティでは気軽にお話もして下さったレジーヌ夫人。
「これイッセイですね!」とお洋服のことに触れたら「そう好きなの。昨日もお店で買っちゃったワ」とストールをご購入!
豪州人キューレターとも面白話

さて会場ホールを見学に・・・Bernard Cathelin氏の写真に迎えられる。(2004年没)
大人のピンクに魅せられた
パリノートルダムの屏風絵や、大きなタピストリーも数点展示されて素敵!

おっこれはムッシュ吉井? 日本各地をご夫妻は巡り、「俳諧十撰」と題された俳句にまつわる絵画集も。


展覧会を出て、彫刻の森に足を伸ばしてみた。関西在住の頃、10数年ぶりだ・・・
マイヨール、ロダンからピカソまで。箱根の山に囲まれ気持ちの良い散策に。


途中、カフェでエスプレッソで休憩。 外には足湯場が設けられてくつろぐ観光客も。久しぶりに芸術の秋を楽しんだ。