VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

洞爺湖サミット「ゼロエミッションハウス」

2008年06月30日 | 住宅業界
札幌から戻って週末は自宅で過し、また月曜日、北海道へ飛んだ。
今度は洞爺湖サミットの国際メディアセンターに建設された『Zero Emission House(ゼロエミッションハウス)』のオープニング式典&内覧会。
国際メディアセンター(IMC)はルスツリゾート内に設置され、新千歳空港から直行バスで約2時間弱。
                       (サミット警備モードで全国から警察官が集まっている)
 
途中、トイレ休憩のフォレスト大滝には“1億円の公衆トイレ”があった。(竹下内閣の「ふるさと創生1億円」?)大理石ピカピカ!
   

ルスツ会場到着、G8+EU旗(左)と中国など新興国を含めた拡大16カ国の旗(右)。あれっ?もっとあるなぁ・・・
  
緑に囲まれたタワーを向こうに見た、新館側に国際メディアセンターが建ち(右)
  
「ゼロエミッションハウス」はその前に建つ、黒い平屋一戸建て。屋根には積水ハウスの瓦型太陽光発電システム(14.5kW)。
 
この「ゼロエミッションハウス」は、国際メディアセンター内に外務省が主催する[環境ショーケース]と連動して経産省がNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)と産業技術総合研究所と企画したもの。
オープニング式典では、新藤経産副大臣を中心に積水ハウス和田会長、東京ガス島原社長などが並んでテープカット。
 
ブラジル行きで参列できなかった甘利大臣に代わり新藤副大臣がご挨拶「CO2排出量が0になる取り組みを世界に発信したい」と。
「特に積水ハウス様には多大なる貢献を頂き・・・」と強調する新藤副大臣、50社の協賛社の中でも特別扱い感。
 相当多額の援助のようで・・・和田会長様様! 

今日、遥遥東京から取材にやってきた住宅系プレスは住宅産業新聞池上社長(左)と私くらい・・・積水ハウスの高原広報部長と。
 
屋根の北側は苔で緑化、ヒートポンプ給湯機(松下電器)や燃料電池システム(トヨタ自動車)も並ぶ。
  
経産省の喜多見住宅産業窯業建材課長(左)と、積水ハウス・温暖化防止研究所の石田所長。さて、中へ入ってみよう・・・
  和と自然を感じる演出

早速、お目当てのASIMO(HONDA)に会えた!生活空間で活躍することを想定して開発されているだけあって
リビングにてゲストをお迎えする練習も板についていて、ご挨拶からスムースにお茶出しも。
  
  後ろ姿がカワイイ
キッチンはIHクッキングヒーター搭載のサンウェーブ工業の「スタイルキッチン」が入っている。
  
家電各社の商品も展示、スチームオーブンは松下電器産業。右は松下電工の家庭用HEMS(家庭の電気使用量が分かって省エネに取り組める)
 
積水ハウスの地震動エネルギー吸収システム「シーカス」(左)は省エネ性能とは関係なさそうだが・・・
ハイブリッド断熱ボード(アキレス/松下電器産業)はここで展示されているが、積水ハウスの商品では搭載していない。(価格が高くなり、まだ費用対効果的に合わないようだ)
 リチウム電源装置(九州電力・三菱重工業)
SANYOの水を使わない洗濯機、MRC・ホームプロダクツのソーダバス、右は発電窓ガラス(日本テレコミニュケーションシステム)。 
  
有機EL照明(山形県産業技術信仰機構有機エレクトロニクス研究所)は蛍光灯に代わる次世代照明。
  
左、SONYの有機ELテレビ。右は富士通、未来の省エネパソコン。絹織物の外装。
  
寝室には、アザラシ型ロボット‘パロ’ちゃん(産総研、知能システム)。その癒し効果はギネスブックに登録済。
  

別棟には、家庭用燃料電池3台(灯油・都市ガス・LPガス)設置され足湯を提供。ENE・FARM、09年から本格稼動する。
  
同じ会場で、電気自動車など次世代自動車の試乗も行うようだ。左は高速充電器。
 バスも電気自動車 
  

国際メディアセンターは仮設建物ながら手の込んだ設計(日本設計)。プランターのブラインドのような緑化壁にクレーンで植樹中?
 

明日からは、外務省のサミットIDを持っている関係者しか入れない「ゼロエミッションハウス」。
各国のプレスが、どれだけ関心を持って紹介してくれるだろうか? 足湯の良さは分かるかなぁ・・・

会期終了後、積水ハウスが建物を引き取る予定。ASIMOは居ないが着ぐるみで対応したりして(笑)

さて、慌しく北海道ルスツへ日帰り出張の私。新千歳空港で海鮮丼の蕎麦定食を夕食にしピカチューに乗って東京へ戻った。
(空港では松下電器が省エネ家電を並べて展示し、イベント開催中)
  
 

86歳、人生のロールモデル

2008年06月28日 | Friend
私が神戸に住んでいた10-15年前、甲東園の素敵なお宅へフランス料理のレッスンに通っていた。
その野口千鶴子先生が上京される機会に合わせて、現在、東京で暮らしている当時のお弟子さん(?)達と集まった。

場所は昨年末OPENした、銀座2丁目のBVLGARIタワー9階にある「BVLGARI Il Ristorante」へご案内。
(アントニオ・チッテリオ&パートナーズによるシックなインテリアデザイン、満員なので全景撮れず・・・)

野口先生は当時も70歳代でお料理を3グループ15名ほど教えていらしたのだが、何と今もバリバリの現役である!
 先生の変わらぬお元気な姿!
旦那様が数年前に95歳で他界される前は、約3年間ご自宅で介護をされ教室を休まれていた。
ご主人を最後までご自宅で、お二人仲睦まじく過された日々とその大往生を見守られたお話を伺い
「本当に何でもしてあげたいと思いましたんですよ・・・」という言葉に、胸が一杯になった。

しかし野口先生は、ご主人を亡くされてから悲しみに塞いだ事は無いという。思い残すことは無い程に尽くした方はこうなるのだ。
そしていつもの先生らしく、勉強になる話を面白おかしくお話になって笑いを誘う。(関西人はオチを付けずに話はできまへん!)

さてお料理の方も、イタリアンではあるが当時のお教室のようにお喋りを楽しみながらドンドン食べる!
   
 先生は食べる量も速度も我々と同じ!?
「今日はBVLGARIだから目立たない質素なものにしてきたわ」とおっしゃる指輪は、真珠などをリメイクされたモダンなデザイン。
  
デザートまで完食。「病気もしませんが胃腸が強いようなのです」と健康の秘訣も。
先般、女学校の[米寿]を祝う同窓会に出られたが「半数が杖をお持ちでしたねぇ」と、
やはり先生のように一人出歩ける方は珍しいようだ。米国の息子さん宅ではプールへ飛び込みもされるご様子。

10数年ぶりの再会もあって、積もる話を伺っていたらあっという間にレストランは我々だけになりそうになった。
素敵な機会を設けて頂いた先生に、我々からはBVLGARIのチョコをプレゼント。(リアクションがカワイイ!)
  

野口先生からは、事前に「楽しみにしています」と個々の思い出を綴ったカードが皆に送られてきて(左)
当日はFEILERのハンカチをプレゼントにお持ち下さった。(手紙魔とおっしゃる先生は、首相や市長にもご意見状を出される)
 
右、私は3冊ですが、当時のレシピはファイリングして今も活躍してマス。(お弟子さんの中には30年程習っている方も!?)

野口先生の細やかな心遣い、お料理やインテリアのセンスは教えて頂きながらナカナカ足元にも及ばないが
“好奇心の塊と行動力”において、先生は私の人生のロールモデルである。
「あと40年以上、こんな素敵に生きることができるなんて!」と、久しぶりにこれからの人生が楽しみに思える先生との再会であった。

今度は宝塚にて、米寿のお祝いに駆けつけますね!いつまでもお元気で。

土屋ツーバイホーム[NetーZERO]

2008年06月26日 | 住宅業界
今回の北海道出張の目的は、土屋ツーバイホームの[スーパーE・ネットゼロエネルギーハウス]現場見学会。
札幌市手稲区の「明日風のまち」という分譲地にやってきた。ナント、土地の坪単価は約14万円!

そこに、カナダ仕様の省エネ住宅『スーパーEハウス』をさらにグレードUpし、年間使用エネルギー収支ゼロを実現したというモデル。

洞爺湖で開催される環境サミットG8を前に、ご当地北海道で「環境保全に対して住宅ができる現在の回答」と工藤社長(左)。

カナダメーカーの設備を中心に、エネルギー自給の為の装備が並ぶ。これが地中熱ヒートポンプ。
冬は暖房に、夏は冷房に
冷蔵庫の断熱材を応用した真空断熱材(松下電器の開発でエコキュートにも使われている) 屋根裏も敷き詰められ銀色に。

左は温排水熱回収システム、家庭で使用した温水の排熱で水道水を予熱する
右は、アイシネン社の吹き付け型発泡断熱材。気密性はスゴそうだが充填施工に3日かかるのが課題か。 
 液体を吹付けると100倍に発砲する、面白い!
パンフレットの表記では、[ネットゼロ住宅]の年間消費エネルギーが10147Kwh/y(次世代省エネ住宅で27782Kwh/y)。
Q値=0.75、C値=0.5と言う試算。(スーパーEハウスでは各邸別、竣工後に実測し認定される)
その消費エネルギーを太陽光発電(7.8kw)・ソーラー温水パネル等で賄う。

約5200万円(土地込)、建物価格約4100万円の内、[NetーZERO]仕様部分がプラス約1100万円という。
その分をエネルギーのランニングコストでペイするには、何年かかるのか? 環境住宅とは、そういう採算性の問題で無いことも理解するが・・・
 
丁度、取材に来ていたNHK、札幌放送局のアナウンサーにVivien研究員はインタビューを受けた!
「ご覧になった感想は?売れるでしょうか?」などと質問され、夕方のニュースで流れるという話であったがどうなった事やら。

洞爺湖サミット開催が迫り、住宅業界からも各社の省エネ住宅や環境への取り組みが次々と発表されている。
土屋ツーバイホームの[NetーZEROハウス]は実験住宅ではなく、分譲住宅として建てた北海道ならではのチェレンジャブルなケースである。

帰りに、札幌駅前のビルにある[札幌ラーメン共和国]の中で、札幌出身のリクルートの川上くんに「けやき」へ連れて行ってもらった。
  
濃厚な豚骨味噌らーめんを満喫!(実は、新横浜のラーメン博物館にも入っているらしい・・・)

札幌、実は元気な中小企業

2008年06月25日 | 住宅業界
銀座のイベントを後にして羽田空港へダッシュ! もう少しで飛行機に乗り遅れる所・・・いつもバタバタの私。
久しぶりの北海道、新千歳空港へ着陸前の上空には田畑の緑が広がる。空港からJRとあちらこちらで[洞爺湖サミット]仕様。
  
札幌駅って、こんなんでしたっけ?左に大丸、右にビックカメラと大都市の駅前はどこも同じで少し悲しい・・・
 「あと12日」とサミット・カウントダウン。

さて一応、今回もお仕事なのですが待ち合わせ場所は「ONEHUNDRED」(100)という会員制のBar。リクルートの営業担当、川上くん。
  
待ち合わせしていたのは、インターデコハウスなどを展開するヤマチユナイテッドグループの山地社長。
編集長時代からのお付き合い 
この会員制Barは札幌の経営者がネットワーキングできる場として、山地社長と同志5人が出資経営されている。
今日は、土屋ホームの土屋公三会長が講演をされていたようで札幌の元気な経営者達が集っていた。

このBarもデザイン設計されたアトリエテンマの長谷川氏(北海道に止まらない作品集は市販出版されている)。 
ハイエンド向けの情報誌を出版しているB'Communicationsの田中社長(若い!)。皆さん事業上の接点も増えているようだ。
  
山地社長は「1000億の会社を経営するより、10億の会社100社経営する方が面白い」と
100社つくる社長のチャレンジする日々’というBlogが好評で、今度は本も出版するという。
ここで話を聞いていると、北海道の不況は嘘のよう・・・Uターンの方やヤルキ満々の経営者が仕事自慢をしている。

このメンバーは皆さん、AmebaBlogで盛り上がっているようで
「藤井さんのBlogも早くアメブロに移籍しないとダメだよ!」と勧められた・・・アクセス数が飛躍的に増えるらしい。
gooは不便な事、多いんですが・・・長く使ってるとフォーマット変わるのに抵抗あるんだなぁ。これって年寄りの思考です?危ない!



「STORY」×「la prairie」×上田実絵子

2008年06月25日 | 社会・文化
光文社の女性月刊誌は、10代の「JJ」から始まって「CLASSY」「VERY」そして40代向けが「STORY」、50代に「HERS」と連なっている。
その40代向け「STORY」がスイス化粧品「la prairie」(ラプレリー)とタイアップ・イベントを開催。
 
‘エイジング・ケアの最高峰ブランド’という事で、40代がメインターゲットなのだろう。高価そうな基礎化粧品のラインナップ。

イベント冒頭では「STORY」編集長の男性がご挨拶。そして現れた上田実絵子さんと言うエステシャン(?)。
私は美容オンチなので初耳でしたが、独自にあみ出したリンパマッサージとやらで顔を10歳若返らせる有名な方のよう・・・
  でもナンデそんな格好?

早速、「会場を見ますと、皆さん老廃物溜まってますね~」とジャブ。モデルさんを使ってリンパマッサージの実演。
痛いほど押さえて老廃物を、アゴ→こめかみ→首→脇へと流して行くと言う。 「イッタッタ・・・」うめくモデルさん。
  
頬の余分な老廃物が取れるためフェイスラインがスッキイリし目や鼻などのパーツが際立てば小顔になると。
「その状態を形状記憶させるんです!」(合金やシャツやあるまいし・・・ご無体な)

集まった読者50名、40代と思しき女性達が見よう見まねで熱心にセルフ・マッサージをトライ!
その後、会場の銀座「ICONIC」でのランチが用意されているイベント。ローストビーフのランチでした。
 
今回は元「月刊HOUSING」先輩編集長の小野さんが誘って下さった。
残念ながら私はこれから北海道出張の為、バタバタと中座して失礼したのだが
同じテーブルには名古屋からお一人でいらした方もあり、同じ40代でも私とは違って優雅な奥様方の薫り漂うイベントであった。



環境省、エコ・ファースト制度

2008年06月24日 | 社会・文化
環境省が企業の環境保全に関する行動を促進する為に認定するECO FIRST(エコファースト)制度
各業界のトップランナー企業が環境大臣に対し、環境保全に関する取組[エコ・ファーストの約束]を宣言する。

今日は4社が約束の宣言に、鴨下環境大臣を訪れた。(その取材で、環境大臣室にお邪魔する)
整然とした大臣のデスク

まず1社目は、キリンビール。三宅社長が、ビール缶の工夫点などを説明しキリンビールの約束を宣言。

次に、ライオンの藤重社長が約束を宣言、洗濯洗剤「トップ」のリサイクル図。

そして住宅設備業界から、INAXの川本社長が5項目の約束。カラフルな便器[サティス]を見て、
「随分アートなデザインですね・・・」と鴨下大臣。「我が社は環境と共にデザインに力を入れております」と川本社長。

殿は、住宅業界の積水ハウス。和田会長は約束を読み上げる場面で、自社の取り組みアピールを切々と・・・(早く読んで)
右は、最前列で取材中の私を見つけて驚く積水ハウスの重松執行役員。


この他、先立ってスーパーのユニーやビックカメラが約束を宣言している。
各社は[ECO FIRST]マークを使ってプロモーションを行い、環境リーディング・カンパニーである事をアピールできる。

企業が目標を明確にして、環境保全の取り組みを推進するのは歓迎すべきことであるが
これら企業が本当に業界トップランナーなのかどうか?疑問が無いわけでもない。
約束の内容に違反があれば取り消される事にもなっており、消費者は企業の行動を評価すると共に監視する必要もある。

Electrolux[未来のKitchen展]

2008年06月20日 | 住宅業界
スウェーデンの電化製品メーカーElectrolux社のエレクトロラックス・ジャパンが、TEPCO銀座館で[未来のKitchen展~エレクトロラックス 進化するIH~]を開催。

会場をデザインした建築家チーム「キカ」と照明デザイナー東海林弘靖氏によるトークShowも行われた。
(左から、キカの城戸崎和佐さん、東海林弘靖さん、キカの釜萢誠司さん。コスプレで登場!)
斬新な空間を提案する「キカ」のお二人は、プライベートや作品の写真を見せながらデザインのフィロソフィーを語られ
 
照明デザイナーの東海林さんの写真トークでは、ホームパーティの際に参加者の数だけグラスとキャンドルを用意して(右)
トレイに乗せて運ぶ時の集合キャンドルライトが、一人一人に手渡し分散する灯りの面白さなどを紹介。
“光のドルチェ”と名付けられた素敵なアイデア。やってみようっと!

トークShowの後、会場を見学し懇親パーティも催された。
会場のTEPCO銀座館は東京電力のショールーム、東電関係者の皆さんと記念撮影。
 
今年のミラノ・サローネではメインスポンサーとして‘Thinking of you’のメッセージプロモーションを展開し
そこで発表された‘中華鍋型IH’やEurocucinaの様子も今回展示されていた。
 (中、エレクトロラックス・ジャパンのアーラー社長と広報の原田さん)
   

こちらが未来のキッチン展示エリア、白いIH「E-dish」には人口大理石が使われライティングもCool!オブジェのよう。
 (100%DESIGN TOKYO 2006年で展示発表し高評価を得たもの) キッチン研究家の黒田秀雄氏と一緒に。
  
右は、熱源がフリーゾーンになっているIH。大きな鍋も自由に置ける(商品化済)。

1973年にIH式のクッキングヒーターを米国で発表したElectrolux、IHのリーディングカンパニーとして
「住空間と調和した素敵なキッチンを作ることが目標である」と社長が語られた。


発表会後、会場で出会った‘ツナシマ商事と愉快な仲間達’に誘われ、近くのライオンビアホールで乾杯! 名物「紙カツ」なるものもTry。
 キッチン&猫談義に花を咲かせた・・・




ドイツ家具[hulsta]新商品

2008年06月12日 | 住宅業界
ドイツの家具メーカー[hülsta(ヒュルスタ)]が、新作の発表会を新宿OZONEのショールームで開催。
99年から展開してきた日本での状況を、ヒュルスタ・ジャパンのシュミット社長が事業戦略と共に説明。
 
現在45のショップで扱われ、三越本店にも入った。カリモク家具のOEMも手掛ける等、着実に販売拡大しているようだ。

バウハウスデザインを根底に、無垢材のみを使用した職人技でクオリティの高い家具を提供する。
今回の新作[now! no.10]は、フラワーモチーフが新鮮な3-40才代の高所得層が向け。
 
独自のスラットベースは個人に合った正しい寝姿勢をセットする事ができる。
 
今回は日本市場に合わせて、シングルSIZEを充実させた。約26万円~とリーゾナブル価格。
 
オーク材のテーブルやキャビネットに、フラワーのモチーフが椅子やキャビネットのガラス戸にも。
 
シュミット社長(左)にはミラノ・サローネでも案内してもらった。中はドイツから来日したLenhard取締役。
  独ワインQueenも来日!

懇親パーティでは、ヒュルスタ家具を自宅に購入されたメガソフトの井町社長と遭遇!
「家具レイアウトのシュミレーションは勿論マイホームデザイナーで」自社ソフトで作った3D画像と購入後の実写をご持参!3Dが良くできています。
   
ジャズ生演奏も入り、ヒュルスタ家具に腰掛けながらドイツ、リースリングの白ワインなどを楽しんだ。

コクーン歌舞伎『夏祭浪花鑑』

2008年06月12日 | 社会・文化
大阪名物“くいだおれ人形”、でも此処は渋谷のBunkamura。渋谷・コクーン歌舞伎の入口に道頓堀から出張中。
というのも、演目が『夏祭浪花鑑』という事で、大阪の雰囲気を盛上げている。
  
ベルリン、NYでも大好評だった『夏祭浪花鑑』。ナカナカ席が取れないものなのに、仕事の都合で行けなくなった友人が譲ってくれた!
コクーン歌舞伎、初体験の私は[平場席]というのも初めてでドキドキ・・・

平日のお昼間、シアターは優雅なオバサマを中心に満員。私の後ろの客席には舞妓さんも発見。
こちらが[平場席]靴を脱いでお座布団でゆっくり

串田和美の斬新な演出が益々パワーアップしたという今回の凱旋公演。
中村勘三郎と中村橋之助、中村勘太郎・中村七之助・中村扇雀に笹野高史が混じって歌舞伎をフュージョン。

本物の泥水(池)や蝋燭の火を舞台で使ったり、和太鼓や現代音楽も使うい
あっと驚くクライマックスなど、“渋谷・歌舞伎”は観客総立ちで盛り上がった。

私が感動したのは、予備知識無しで入った初めてのコクーン歌舞伎の演目が
私の出身高校ゆかりの神社“高津神社”が舞台のストーリーだったこと、役者さんの大阪弁と共に懐かしさが溢れてきた。

インテリアライフスタイル展2008

2008年06月11日 | 住宅業界
東京ビッグサイトで「インテリアライフスタイル」展が開催。
インテリア見本市の中ではインテリア・グッズ系の見本市で31カ国、653社が出展している。 

初日、イタリア「guzzini」社の特別展示[Foodesign Guzzini Made in Japan]のレセプションへ。
この[Foodesign Guzzini Made in Japan]はドイツ・アンビエンテから始まり4月のミラノ・サローネでもトリエンナーレ会場で展示されており私も見たてきたが、今回は言わば凱旋展示会。

本社からグッツィーニ社長も来日し、日本人デザイナーを起用したこのプロジェクトについて「日本の儀式的マナーに基づいた表現」の面白さを評価された。この中には商品化したいプロダクトもあるという。 

柳宗理はじめ日本の有名デザイナーだけでなく、企業のインハウス・デザイナーも参加した36組のプレゼンテーション。イタリアとの架け橋的役割で音頭をとったのはデザイナーの伊藤節。レセプションには、伊藤氏の他に内田繁・喜多俊之・川上元美氏らも参加。

“食のフュージョン”をテーマに取り組んだ作品が並び、13人のデザイナーからは新作も発表されている。



アトリウムでは「NORDIC LIFESTYLE」、デンマークのカール・ハンセン&サン社やジョージ・ジェンセン(下)など北欧4ヶ国のブースが並んだ。

ポルトガルのブースには、私の関西時代の友人である前川智子さんが在日政府の担当者としてポルトガルのテキスタイル商品を紹介。


こちらはフランス企業、プジョー社はスパイス・ミルを車と共に展示。右はCHASSEUR社の鋳物鍋、ル・クルーゼ社に無い色でアピール。

ドイツ企業では、機能とデザインに優れたallerhand社のキッズ用バッグ(右)。
オーナーデザイナーのステファニーさん

カラフルなグッズが並ぶ・・・Renovaのテッシュ(ポルトガル製)、シャワーヘッドは三栄水栓製作所、Elextrouxの掃除機もスタイリッシュ!


日本の工芸をモダンデザインで表現する「YonoBi」コーナー。右、木のUSBは動物の形!


歩き回って疲れた所、ベルギーCafeでワッフルを。(写真を撮ってくれたのはフランスのroche bobois社のバルドー日本事務所代表)

インテリアショップ「BALS」のブースで見つけた、後付できる暖炉はエタノールガスを使った独立型。炎でインテリアを演出。




逗子の新名物[一亀120円]

2008年06月10日 | 湘南・逗子の暮らし
JR逗子から歩2-3分、みずほ銀行の先を右に曲がってスーパー「スズキヤ」のパーキングを抜けた所(以前のパチンコ景品交換所)
こんな住宅の並びにできた『海神亀(カイシンキ)』という小屋・・・イヤイヤお店。
まだ6/2に開店して間もない事もあってか、地元の人が並んで買いに訪れ売り切れ日も多いようだ。

ところで、何が[一亀120円]かと言うと“亀焼き”と言って、亀の丸焼きデハナク
あんこ入り回転焼き、いわゆる鯛焼きの亀バージョンである。

説明書(左)には「人に良いと書いて食」と題し、‘小豆はビタミン1で疲れを取る、米・もち米は血圧を下げる・・・’と解説付き。


他に、昨年、逗子海岸で奇跡的に産卵・孵化した赤海亀からのメッセージや先行して販売していた亀グッズが展示されている。
店主はこのお若いご夫婦、御所野さん。逗子で生まれ育った旦那様は環境・自然を大切にする活動をされているようだ。
海亀ブランド「Angelic Turtle」をプロデュース

さて、もったいぶって最後にその亀焼きを紹介!自宅へ持ち帰り「トースターで2分ほど温めて・・・」という案内どうりにしてみた。
表・裏、凝ったデザイン!
端が焦げましたが、薄めの皮がパリッと仕上がり、噛むともち米の弾力。赤小豆あんこも上品で“若いのにガンバってるなぁ”という感想。
小腹のすきを満たすのには、バッチリの健康おやつデス。

皆様も逗子にお出での際は、是非お味見を。長寿のご利益があるかも知れません・・・・

松下、パルックボールと省エネ政策

2008年06月09日 | 住宅業界
松下電器産業が松下グループの「あかりのエコ」戦略と、「電球型蛍光灯」の新製品を発表。

洞爺湖サミットを控えた6月環境月間、この日は[福田ビジョン]の中で一際、具体的な対策として挙げられたのが
『2012年までに白熱電球を省エネ電球に切り替え』。大企業のアクションはは政策とのリンクが用意周到・・・

松下電器産業(株)照明社の伊藤清文社長が、まず環境対応の取り組みを発表。
1936年に電球生産を開始以来、「♪明っかっる~いナショナル♪・・・」のCMで照明事業を展開、電球型蛍光灯パルックボールも普及。
 
伸び続ける家庭部門のエネルギー消費、照明はその16%を占める。電力効率の悪い照明を高効率の商品に置き換え提案をしてゆく。
 
ちなみに、従来の白熱電球に対して新商品の消費電力は▲80%減という。

新商品「パルックボールプレミアQ」の特徴は、“瞬時に明るい”こと。
あの蛍光灯電球特有の、じわ~っと明るくなってくるもどかしさが無くなるらしい(点灯約1秒後で従来非1.5倍の明るさ)。
 
その技術は蛍光管の内側にクイックランプを入れ、補助的に点灯させるハイブリッド点灯方式。 
(私は待てない時間では無いので、もったいない気がした)

照明器具を担当する、松下電工(株)照明事業本部の松蔭邦彰本部長から環境対応を発表。 (松下電器は電球/蛍光灯のみ生産)
 
20年前の照明器具と比較、置き換えでCO258%削減。「パルックボールダウンライト」なんてのもあるんだ?
ウチの家には電工の商品「HomeArchi」シリーズのブラケット照明が幾つかあり、それに使えるパルックボールは無いのか聞いた所
まだ、そこまで小型は無いらしい。E17口金型など現在対応不可能なタイプへの新商品開発も進んでいるという。

今年度の「パルックボール・シリーズ」の販売目標は2000万個。電球形蛍光灯シェア5割強という松下電器であるが
「海外戦略はどうなっているのだろう?」と疑問に思った所、
照明世界最大手のPHLIPS(フィリップス、オランダ)の販売数は3億個/年、規模がケタ違いのようだ。

世界マーケットでは「性能は高いものの、まだまだ後発。挑戦中です」と開発担当者。中国アジアあたりから少しずつ仕掛けているようである。

逗子でも[環境&ゴミフェスティバル]

2008年06月08日 | 湘南・逗子の暮らし
6月は環境月間という事で、様々な環境にまつわるイベントが開催されている。
私の地元、逗子市でも[環境&ゴミフェスティバル 2008]を実施、市民が手作りで取り組むイベントが行われた。

私は終了時間間際になったが、まず市役所の会場へ
ごみ・環境問題の推進者、松本まちこ市会議員(右)と環境ウィーク実行委員会の粟飯原さんに様子を伺いに行った。
 「早く来れば良い物が買えたのに」と。

G8サミットNGOフォーラムが企画する「100万人のたんざくアクション」、私もメッセージをしたためた。
  
中、家庭で使った油を持ち寄って石鹸にリサイクル。 右、めだがを飼えば庭の水場にボウフラ(蚊)が発生しない。簡易ビオトープ!

逗子も現ゴミ処理能力がリミットに近付き、生ゴミは各家庭で減らし・処理する努力が必要。(市の助成有り)
コンポストや生ゴミ処理機の紹介、私も電動処理機を利用していますが
 地中埋め込み式は便利そう!

玄関前ではエコCarならぬ、後付けの自動アイドリング・ストップ機「エコスターター」を装着した車のデモ。
 5.5万円ほどで設置
5秒アイドリング停車する場合、エンジン停止&再起動した方がガソリン消費量は少ない”という省エネルギーセンターの数値。
車の性能が上がり「最近は2秒以上止まるのならエンジン停止した方がお得」と村山氏(エコ・モーション社)が教えてくれた。

そしてこちらは「田越川の大清掃」、まちづくり審議会でご一緒している野口委員が中心となっている活動。
池子の米軍住宅のアメリカ人の方々も協力参加され、4ヶ所に分かれて清掃が行われた。
 ゴミの山が車何台出たのだそう!?

パパと参加したお嬢ちゃん、立派! 平井逗子市長(中)も参加され、いつもの自転車で「お疲れ様でした!」。
 

洞爺湖サミット開催も迫り、日本全国で環境イベントがたくさん開催され一人一人の意識が高まるのを感じる環境月間だ。  

薄型TVを購入!

2008年06月07日 | My Home
皆さんは既に、オリンピックや地デジに向けてTVをお買い替えになったのでしょうか?
私は「そんな商戦に乗るなんて・・・壊れるまでブラウン管で見るぞ!」と思っていたら、
いきなり“ブツッ!ブツッ!ブツッ”っと音を立て壊れた(笑)。画面は真っ暗になったきり、2・3日経っても戻らなかった(淋)。

このNational製のブラウン管TV「画王」29型は、95年の阪神大震災の折、神戸市東灘区のマンションで震度7を被災し
TVがぶっ飛んで壊れた後に購入したものだから、神戸→逗子へと約13年間お伴をしてくれたもの・・・・
問題は高窓からの写り込み!
ちなみに、マントルピースを暖炉に使わず、TV入れにしたのは私のアイデア。居間からTVの気配を消したいという思い。
TVの無い生活をしている知人がフランスと日本に2組居るのだが、インテリジェンスの香る豊かな空間と時間を過されている。
それに憧れるも、まだ引退できない私としては“TVに支配されない空間”を作るのがせめてもの抵抗だった。

そんな私にとって大画面TVは必要無く、できるだけ消費電力の小さいものにという事から液晶TVに関心を持って家電店に出向いた。
大船のヤマダ電機では「絶対、最低37型プラズマTVがお勧め!」と主張しまくるオジサン店員に嫌気がさして退散。
                ※後に友人から「プラズマの方がマージンが高いからだ」と聞く。

仕事帰りに新宿のビックカメラに寄ってみた。AQUOS、BRAVIA、VIERAと並ぶ店内。

デザインは超シンプルで真っ黒が良かった(気配を消すのがテーマですから)。やはりデザインは喜多俊之、AQUOSだなぁ。

同じ32型が並ぶ中、デザインの他にフルハイビジョンか倍速かでモデルが違ってくる(左)・・・私が出した結論は
32型程度の大きさに、フルハイビジョンも倍速も必要無し。光沢のある黒デザインが気に入ったLC-32D30のブラックに決めた(中)。

交渉の末、価格は103,000円也(+ポイント20%還元で、8.24万円程度)。大阪商人の相手をしてくれたボクは18歳の相内くん。
ほぼ即決の客で嬉しかったのか、「手帳にメッセージを下さい!」と妙なやり取りに。

ついでにDVDレコーダーも持っていなかったので購入。こんな接続器具まで要るんだ?「これはケチらない方が映像に良い」と言う
相内くんに従い上位商品に。

さて・・・2日後、AQUOSがやってきて画王とサヨナラ! 配送業者の若者2人で、素早くセッティング。
TV台はNationalのまま・・・

実は、先週このフレンチ・オープン・テニスを見るためにWOWOWにお試し加入したのにTVが無くて見れず・・・今夜、女子決勝に間に合った。
真っ黒で溶け込み思い通り
早い動きの残像も感じず問題無し。デジタル放送の映像は美しいが、音響の方が従来のものとは全く違って感動。
薄いのでかなり奥へ収まり、高窓からの冬の日差しも防げそう!

女子の優勝はイワノビッチ(セルビア)が初グランドスラム・タイトル。シャラポワからランキング1位の座を奪取した。
セレモニーには引退した前女王エナンも顔を出した。

という事で、TV無しの心豊かな生活は1週間で幕を閉じ、次にウインブルドンを待つばかりとなったのである。

Aperitifの日

2008年06月05日 | 社会・文化
今年で5年目を迎えるイベント、『Apéritif(アペリティフ)の日』が六本木ヒルズのアリーナ&TV朝日umuにて開催された。
仏語‘Apéritif’とは食前酒の事であるが、ドリンクだけでなくアミューズ・ブーシュ(一口おつまみ)と一緒にゆっくり楽しむフランスのライフスタイルもさす。

6月の第一木曜日をフランス農水省の提唱で『Apéritif(アペリティフ)の日』と設定し、世界24ヶ国で同時開催され
日本でも、ここ六本木の他に大阪など7ヵ所でイベントが開催されている。

生憎の雨模様・・・夕方になって少し止んできた。私は4時半からの第3部で入場、
フランスのマルシェ風に飾られた屋台に、有名フレンチ店のアミューズ・ブーシュや仏産物が並んで大賑わい!

このイベントに特別協賛しているINAXの広報:大越さん(左)と。キッチン[グランピュアッセLuxe]をブースに仕立てカクテルなどを提供。
 服部幸應先生も
C型のキッチンは、ホームパーティに活躍するレイアウト。カウンターには沢山の人が集まっていた。

アミューズ・ブーシュ(amuse bouche)とは前菜の前の一口ディッシュ、こんなものです。 (有料チケット制で食べ放題ではありません)

ル・プティ・ブドンのブース。クイーン・アリスの石鍋シェフやオテル・ド・ミクニの三国シェフ・・・M.トロワグロ氏など18名の有名シェフが参加。
ご一緒した小野さんと上柿元シェフ

仏バイヨンヌ産生ハムや「PRESIDENT」のチーズに、珍しい仏産パスタのブースも。

そしてドリンクはシャンパンはじめ、日本ソムリエ協会が提供するワインや、日本バーテンダー協会のブースではシェイカーでカクテルを!
 
雨が止んで、アコーディオン演奏とシャンソンが舞台で始まった。

私もフランスの友人宅で、会食の折には‘Apéritif’を楽しんだが
日本人の私には「一体、いつになったらディナーが始まるんだろう・・」と思うくらいゆっくり、アミューズ・ブーシュをつまんでシャンパンを頂く。
おつまみと言っても素晴らしいお料理で次々と食べていたら、それだけでお腹が膨れてしまった失敗も。

今回はイベントという事で、ごった返す人の中立って食べる羽目になり、当地の‘Apéritif’とは趣きが違ったが、
会食の楽しみ方はお国柄や国民性が表れるもの、フランスの事を思い起こした2時間だった。 

これに因んで各フレンチ・レストランでは‘Apéritif’の提案メニューが7月まで実施されているようなので、そちらではゆっくり味わえそうである。