VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

肺ガンとタバコ

2006年02月28日 | Friend
             (神奈川県立がんセンター呼吸器科部長:野田先輩のレクチャーに聞き入る参加者)

今日の夜は、我が大阪府立高津高校同窓会東京支部の
“ヤング同窓会”という、少々耳を疑う名称の会。
(ヤング=戦後生まれ、なのだ!)

私は東京に転勤して、まだ8年弱なので
頼れる人も少なく、このような機会は有り難いので
ここ数年、参加させて頂きながらできる事はお手伝いをするようにしている。

同窓会という場になると、会社と違って私は若手になるので
大先輩方に可愛がって頂けるのが嬉しくて行っているとも言える。

今日は【肺ガンとタバコ】というテーマで、野田先輩がお話をして下さった。

肺ガンの種類や、治療法など現場での生々しいお話を交えて解説頂いた。
中でも、受動喫煙の方が数倍危ない発ガン性物質の一覧や
肺ガンの他、喫煙による動脈硬化の誘発が大きい事
また、タバコによる医療費負担などのコストが
タバコ税などの経済的メリットよりも、2兆8500億円も多く赤字だと聞かされると
納税者として漫然とはしていられない!

このままだと喫煙関連疾病による死亡者が、21世紀には10億人になると予想されていることから
“タバコは「大量破壊兵器」”と表現されたことに、大きくうなずく。


今日の会には地元大阪からも同窓会副会長が
「創立90周年事業」の一環である募金のお願いにいらっしゃった。
現在の同窓会長は大阪大学宮原総長で、その御同期なども運営のお手伝いを担っておられる。

昔と比べるとレベルが落ちたと言われ久しい母校であるが
我々卒業生としては、嘆くだけでなく後輩達の環境整備に少しでも協力したいと思う。


散会後、同級生の田前くん&高校では先輩・リクルートでは同期の柴田さんと
当時の思い出話に花を咲かせて、楽しくお茶して帰った

プールデビュー!

2006年02月27日 | 湘南・逗子の暮らし
(デビューを無事終え、爽快! しかし最近の携帯は、自分の写真まで鏡写しに撮れて重宝)

意を決して、週一フィットネスに通う私は、今日プールへ初挑戦。
その前に、マシンで筋トレと“走る燃焼系”なるスタジオレッスンをこなして一汗かいてからプールに向かう。

この為に揃えた、おNewのキャップ、ゴーグルに水着。いざ!!
と、吉永小百合ばりに泳ぎたいところだが、実は水泳が苦手。
プールを黙々と歩く列に入ってから、アクアビクスに参加。
スタジオのエアロビクスほど体力は使わないので、最後の締めに丁度良いメニュー。

今日は21時過ぎに終了したが、この時間もシニアのオバサマが多くて驚き。やはり‘女は強し!’ 

このように30年前と比べれば、格段に家事業から開放された女性陣が
お金を払って、ストレス発散&体力強化しているという事は
この間、年下の上司や気持ちの通じない部下にストレスを感じながら、残業している男性陣を思うと
またまた、日本人寿命の男女差が広がるに違いない。

殿方も、そろそろ色んなしがらみから開放されるべき時代ではないだろうか・・・・


Kids' English lesson

2006年02月26日 | Friend
(写真: ガーター溝をカバーされたボーリング・レーンで、股の下の子供と投球するTim)


今日は月1回、Timが英語のプライベートレッスンをしているNファミリーから
レッスンをボーリング場で楽しみながらしようというお誘いなので、
私もお邪魔することにした。

10歳(男)8歳(女)6歳(女)の兄妹で、一緒にレッスンをスタートしたが
やはり最も小さい妹が、外人(Tim)に対して臆せず呑み込みも早いようだ。
お兄ちゃんの方はTim曰く
「野球を一緒にしてから、やっと外人も同じ人間だと理解してきた」らしい。

人生経験が長いほど、自分達と違う人をなかなか受け入れられないのは人の常だが
こんなに小さい子供でも差があるようだ。

親御さんとしては「3人のうち誰か一人でも英語に関心を持ってくれれば・・・」と
思って始めたようなので、末娘の好奇心一杯の様子にご満足のようだ。

この子達が、将来大人になった時
どんな事をTimから影響受けたのか聞いてみたい。


実は私も幼い時、あるアメリカ人に影響を受けている。
父がアメリカ女性で‘カーターさん’という方と文通をしていた。
たしか金髪の方で、馬と写っている写真が記憶に残っている。
私の誕生祝いにネルのブランケットを贈ってくださったようで
そのBaby用ブランケットの、可愛いパステル模様と肌触りが大好きで
高校受験の勉強中もひざ掛けに使っていたものだ。

実家は私が23歳の時、家事で全焼し思い出のものは何も残っていないが
亡き父の文通が、私に外国への好奇心を植えつけた事は間違いない。





梅、七分咲き

2006年02月25日 | 湘南・逗子の暮らし
(リビングに面したバルコニーから望む、お向かいの立派な梅の木)


今日は土曜日なので、午前中はテニスクラブでゲームを楽しんだ。
Timも学校が早く終わったので参加。デブルスを久しぶりに組んだが、ゲーム経験の豊富なおばさま組に完敗。

お天気が良くて、太陽がまぶしい側のコートは必サングラス。
また、風が時々強かったので風上・風下での注意が必要だった。


そのお日様と風が、テニスコートまでの道すがら梅の甘い香りを漂わせてくれた。

家に帰ってバルコニーを開けると、お向かえの梅の大木がもう七分咲き。
梅が大好きなTimは、バルコニーにリクライニングチェアーを出して
ランチができるまで、梅の香を楽しみながら暫し日光浴とくつろいでいた。

女子フィギュアに思う・・・

2006年02月24日 | 社会・文化
今日は、何を置いてもフィギュアスケートについて書かねばならぬ
荒川静香さん、金メダルおめでとう

スルツカヤさんがあんな事になる位、本当にオリンピックの緊張感は大変なものなのでしょうに・・・
荒川さんは終了後のインタビューを聞いても、拍子抜けするほどに冷静でしたよね。
どのような精神状態にすれば自分がベストを出せるか、を知っているセルフ・コントロール力の勝利でしょう。


ところで、今回の冬季オリンピックで不安になるのは
今後の日本の成長や経済力を表しているのではないか?という事。

基本的にスポーツエリートは、一般人より精神年齢が10歳位上に感じるので
荒川=30才前半、安藤=20代後半なイメージ。

それからすると、我々もWatchしている団塊ジュニア以降の20代以下は
“欲しいものは何も無い”“働く理由が見当たらない”“満足臨界”“褒めあいコミニュケーション”“地元主義”
みたいな性向なので、どう考えても世界で戦えるイメージが湧かない。

その渦に才能ある子供が巻き込まれないよう、各スポーツ連盟も知恵を絞っているようだ。

今回の荒川さんが一期生という【野辺山合宿】。

長野県の野辺山で毎年7月下旬に行われる“有望新人発掘合宿”らしく
有望視された選手は、日本スケート連盟から資金や環境面でバックアップを受けることができ、
国際大会に出場する機会を多く与えられるというものらしい。
ちなみに浅田真央ちゃんは、9歳の時ここで注目されたらしい。


一般の友人やマスコミに振り回されない環境で英才教育しないと、
精神力勝負のスポーツでは、日本の若者が米国、中国など世界に太刀打ちできないのかも・・・

スポーツは一部の英才教育も有りだが、日本の経済社会はどうなってゆくのだろう。
【野辺山合宿】ビジネス版で、小学生から英才教育する?

美姫、ワダエミさん新衣装を披露! (日刊スポーツ) - goo ニュース
       (今回の衣装は、SP共々ミキティらしさが出てなくて残念。リンク栄えもせず・・・私はコーエンのSPのブルーが好きでした)


「ひょうじょう展」 at OZONE

2006年02月23日 | 住宅業界
(左:塩ビ製カラーぺレットの砂場を楽しむ月刊HOUSING営業の飯島さん     ※塩ビ=塩化ビニル


塩ビ工業・環境協会の西出専務理事(写真右:ご挨拶スピーチ中)にお誘い頂き、協会が後援されている
ひょうじょう展」のオープニングパーティーに伺った。

プラスチックシートなどを使ってアーティストが「ひょうじょう」の変わる空間を提案している。
例えば、350個の塩ビ製キューブを吹き抜け空間に宙吊りにし(写真右の上部)
見る人の角度によって「ひょうじょう」を楽しむといった展示など。

ちなみに、塩ビは住宅窓サッシにも省エネ性で普及してきたプラスチック(樹脂)の一種であるがその耐久性や防音性、難燃性はあまりしられていないような気がする。

実は、あのルイヴィトンのモノグラム鞄も塩ビ(ビニールレザー)だったりするらしい!

日本の新設住宅着工戸数を推測

2006年02月23日 | 住宅業界
  (積水化学工業・住宅カンパニーが顧客に配布している、「CrastinaLife」に記事掲載)


写真の冊子で「住宅建築者がその会社と契約した理由」の1999年/2004年比較を解説した。
        ※資料:「注文住宅建築者の動向調査」(リクルート社月刊HOUSING調べ)
私も改めて驚いたのだが、建築者の年収が‘99年853万円→‘04年759.6万円と10%以上下がっており
ユーザーの若年齢化と低年収化が、土地・建物価格のデフレとの相乗効果で表れている。

結果近年は、住宅会社の選択も“予算・値引き”のような金銭的理由が上位に表れ
一方99年は、“耐震・断熱・耐久性”など性能に関するものが上位であった。

国として良質なストックを形成する為の施策が展開される中で、
この“若くても・予算が少なくても”家を建てられる環境を、手放しで喜べない気持ちになる・・・


ところで、先日トステム財団主催の「性能表示制度」に関する勉強会で
松村東大大学院助教授のレクチャーを聞いて、同様に2005年の数値を用いて今後の着工戸数を推測してみた。

【人口流入による住宅景気が良い米国を比較対照に・・・楽観値で】
             @人口千人当たりの年間新設住宅戸数  

■日本; 着工123.6万戸/人口1.277億人=@9.7戸
■米国; 着工210万戸/人口2.96億人=@7.1戸
        ⇒米国並みとすれば(諸外国は更に低い)【約90万戸】

人口に対して楽観的に当てはめると、この90万戸レベル。
多産なヒスパニック移民により人口増加中の米国と、既に人口減の日本では環境が違いすぎる・・・

別の観点からは、ストック(住宅の耐久性)から日本は建替えざるを得ない(耐震性を中心に、ライフスタイルに合わない既存住宅も多い)
住宅が多いので、単にストックの戸数が総世帯数を上回っていても
意外と建替え戸数は、経済力回復と共に維持すると思われる。

ライフスタイルの点で言えば、【街なか居住】が推進されていくので
再開発による、集合住宅の建設も発生するだろう。


なので、現在現在120万戸を超え諸外国から見れば、有り得ない住宅着工戸数であるが
近い将来、楽観的90万戸レベルでそれ以上に落ち込まず意外と長く推移するのでは無いかと推測した。




フィットネス!コナミVS セントラル

2006年02月22日 | 社会・文化
月一の賃貸需要長期推計研究会に参加し、浅田明海大教授の着工モデルによるシュミレーションを伺いながら
過去の事実から将来を予測することの難しさを実感。
今から日本に訪れるのは、かつてどこの国も経験していない少子高齢化による価値観の違う社会なのだから。

先生方や官僚が、出来る限り精緻にシュミレーションされたものを基に、
将来、予測と現実とのズレをいち早く察知し対応した企業が成果を出すのだ。


ところで、今日書きたかったのは研究会の後に向かったフィットネス通いについて。
今年の目標の一つで先週から本格的に始動したのだが、法人会員として利用するので
どのクラブをベースにするか品定め。

コナミの川崎 VS セントラルの東戸塚’ を私の都合で比較してみた!

【場所】どちらも駅前だが、テナントビルの9階で駅も広いので少々不便を感じたコナミが×
【料金】コナミ1000円VSセントラル1050円 しかし、バスタオルが310円と有料のコナミは都合悪し×
【施設】テナントビル内2階層のコナミは迷路のようなレイアウトで、方向音痴の私には×
【マシン】コナミは場所が分散している上に、人が多く待ち時間がある×
【スタジオ】共に2つで問題なし、引き分け
【浴室】シャワーだけでなく座って洗えるコナミが○
【洗面】化粧水・乳液が無いコナミは×
【客層】川崎と東戸塚の違いなのだが、川崎(コナミ)には地味目のサラリーマン男性が多目でチョット×
        (東戸塚は怖めのオバサンが多いが安心)

という事で、私はセントラル東戸塚に軍配を上げた!!

さて、あとは目標達成意欲の維持なり。

住宅産業研究所、TACT

2006年02月21日 | 住宅業界
(株)住宅産業研究所平野社長が情報交換に訪れてくださった。
月刊HOUSING編集長時代から、同じ注文建築マーケットで仕事をする先輩として
記事取材を含めてお世話になっている。

今日は私が研究員になったこともあって、今後の動向をどう見ているのか?
と言う話が中心ではあるが、余談の内緒話(?!)にも花が咲いた。

お土産に写真の「TACTセミナー」資料も持って来て下さった。
その資料には、住宅メーカーの大手数社が年明け好感触という受注動向や
今年の販売戦略提案などがまとめられていたが、
私が注目したのは、市場環境資料の中に
<今年の株価はこうなる>と題したコラムがあり
プラス材料の一つに「冬季五輪で日本選手がメダルを獲得すれば期間中に相場上昇」
とあった。前半0個が、先週の株価に影響か・・・
今日は上げていた所を見ると、今夜の女子フィギュアへの期待か?

是非、荒川・村主・安藤の3人娘にSPから頑張ってメダルへ夢をつないで欲しい!
ついでに株価が上がれば言う事無し

住文協シンポジウム、「住まいとこころ」をテーマに

2006年02月20日 | 住宅業界
(左:楽屋にて控える出演者    右:右端、藤原和博杉並区立和田中校長も熱弁をふるう)

リクルートも参加活動している住文化研究協議会では
毎年この頃に1年間の研究活動の集大成の意味もこめて、公開シンポジウムを実施している。

今年は、昨年からのテーマ「住まいとこころ」を
'子供'にフォーカスして研究を進めて来たこともあり、ー親の思いが伝わる家ーというサブタイトルを付けた。

例年アンケート調査を事前に行いシンポジウムの場で発表し、その後のパネルディスカッションへつなぐ。
   (ミサワホーム総合研究所の星野室長が発表。ご苦労様でした!)


今回の調査からは、親の思いとして子供に
「日々の努力を続けられる人間になって欲しい」が90%以上に対して
「将来に目標を持ち努力させている」は13%。10~18歳の子供の親でも20%前後。

子供は‘日々の努力’は何の為に努力するのか、戸惑っているに違いない。


パネルディスカッションでは、沖縄出身の建築家:伊礼智氏、子供部屋研究者:北浦かほる大阪市大名誉教授
そして私が出演をお願いした、藤原和博(元リクルート)杉並区立和田中校長が登場。
お三方の住まいと子供の心についてのプレゼンテーションのあと、望月東急住生活研究所所長の司会でディスカッションが始まった。

様々な現代家庭での問題点や実状が各氏からもでた後
では、我々は何をすべきか?ということで

伊礼氏からは、食べる事の重要性と外との関わりを住宅も積極的に持つ事を挙げられた。
確かに氏の作品では、沖縄の屏風(ヒンプン)をイメージし
閉ざさず、曖昧に気持ち良く区切られたファサードが印象的なものであった。
北浦教授からは、親子関係の信頼感や絆の強さは
子供が親を最も求めている3歳までの時に、親がどこまで応えてやれるかに関わってくるというお話。
また、リビング階段などの【場の共有】=消極的コミニケーションでは足らず
個を確立するのが家庭教育である欧米のように、家族を積極的にする【行為の共有】が必要である事も強調された。
藤原校長からは、学校教育の時間よりTV(PC)に向かう時間の方が倍ほど長いこと、
ご自身も唯一家庭での、共通行為として残るであろう‘食’を重視し
「必死になって一緒に食べる」ようにダイニングキッチン中心主義を実践していると主張。
加えて住宅産業界に対しては、「住教育」への積極的な取り組みを地元小中学校に仕掛ける事を要望された。
(教科には‘家’を考えさせる時間が無い為、彼も「よのなか科」で‘家’を題材に取り組んで成果を上げている)


お三方とも根本的に同じ事を提案されているが、そのアプローチが三者三様でとても興味深いディスカッションであった。

流石に我がHOUSINGの大先輩、藤原さんは
積水ハウス役員から「何であの校長、あんなに話が巧いの?!」と不思議がられるほど
ポイントポイントで会場から笑いを取り、藤原Worldを展開していた。



入浴シーン公開!

2006年02月19日 | My Home
コーニッシュ型のバスタブを入れた台形の浴室、左の壁にはガラスのモザイクタイルを貼った。 青=海が浴室パウダールームのテーマカラー)


Vivien邸建築時、こだわった場所のひとつに浴室&パウダールームがある。
今日は浴室をご紹介。

12月に入ると冬の間、毎日のようにお風呂を入れ
私は30分程度、Timは1時間位湯船につかっている。
この写真は電気をつけて撮ったが、基本、真っ暗かキャンドルライトで入浴。
電気を消しても、外の月明かりや外灯がブラインドから漏れて
時間が経つと人の目も慣れ、暗がりでも良く見えるようになる。

やっぱりリラックスする為の時間なので、目を閉じて香りや静けさを堪能する。
入浴剤も、季節や気分で変えたり(現在は乾燥を防ぐ、ローズオイル)
ジャグジーで、足腰をマッサージしたりで1日の疲れを解消。

しかし何といっても、最初に湯船に入る瞬間の
「あ~気持ちイイ~」と毎回声に出さずにはいられない快感は格別!


温まった体を少し冷まして、ベッドに入ると深い眠りにつける。
以前、足が冷えて夜中に目が覚めた事もあったが
今は、愛猫クレオパトラに起こされる以外は熟睡・・・お陰さまで入浴が寒い冬の楽しみになった。

東急ホームのドイツ住宅

2006年02月18日 | 住宅業界
(左:白の塗り壁に木のサイディングの「ドイツ住宅」外観    右:独ALNO社キッチンを入れたオープンKダイニング)

東急ホームが昨年6月業務提携したドイツのフランホーファー研究所のゼルドバウアー建築物理研究所所長が来日し、
共同プロジェクト「ドイツ住宅」竣工記念記者発表が「季美の森」(千葉県)で行われた。

05/06年は「日本におけるドイツ年」ということで、
駐日ドイツ公使ガロン経済部長も出席、加えて経済産業省住宅産業窯業建材課荒木課長
が土曜日にも関わらずご参列。
 (荒木課長は新任の女性課長!非常に勉強熱心で今度、カスタマー動向をお持ちする事に)

このドイツ住宅は研究開発用のモデル棟で、今後、宿泊体験も含め
ドイツ健康建材や構造について、断熱性など性能を検証していく為のものだ。
具体的には、構造が【2X6に外断熱】というスゴイ事になっていて
寒冷地仕様というか、温暖な所に住む私としてはToo muchな感覚。

また、ドイツ窓の特徴的なドレーキップ窓のドアタイプを試しに開閉してみたが
慣れない事もあって、力が要った・・・「ドイツ女性はデカイもんなぁ」と公使夫人を見て思った。

基本的に、省エネで健康素材というのがドイツ住宅の特徴であるが
これから日本の気候やコストパフォーマンスの追及など、実験研究の過程に入るということだ。



記者発表・見学会後、個別で東急の開発住宅地「季美の森」「あすみが丘」を案内して頂いた。
というのも私はここで、ある企画ができないか検討しようと思っている。
現在分譲中の「ミルクリーク・ビレッジあすみが丘東)」
13年前に見て以来の数億円の戸建て街「One Hundred Hills(所謂チバリーヒルズ)」などを見て回り
スペシャル・イベントの可能性を検討した。

ゴルフコースと共に開発された「季美の森」が、イメージとしては考えられたが
最近の集客状況を聞くと、どの住宅地も地元/団塊ジュニアで占められ
東京・神奈川など広範囲の集客(=高額層)など、とんでもない環境のようだ。

確かに、足の便を何かで克服しないとイベント集客すら難しい事は重要なポイントであり実感できた。
この週末、テニスも蹴って現地調査した意義は大きかったかな。




ガスで発電、お得?

2006年02月18日 | 住宅業界
東京ガスの展示会「都市と住まい展」が新宿OZONのショールームで開催。
今日は3日目にも関わらず、かなりの人出だ。
入口では、ご招待くださった村田部長がお出迎え。「ALIA NEWS」執筆のお礼を言ってくださった。

何といっても、今年は家庭用燃料電池ライフエル
オール電化エコキュート)とガチンコ勝負の年。
私もユーザーがどんな反応、選択をするのか非常に関心がある。

現在のライフエルは東京ガスとFCパートナーシップ契約をし、10年リースの100万円。
また、モニター期間の3年間ガス代(+電気)がいくら使っても9500円/月に上限設定されているのは、
光熱費が大きいファミリーにとっては魅力的!。
東京電力も電化住宅向けお得割引料金があるし
消費者が自分たちのライフスタイルで選べて
光熱費を節約しながら、快適な暮らしが実現できる時代が来た。


自邸はガス電力併用のノーマル型。理由は、まずガスオーブンを入れたかった事。
仏料理の先生宅がガスオーブンで、その違いに「いつかはガスオーブン!」と憧れていた。

次に、ウチは湘南で温暖だし家族も少なく光熱費はかなり少ないので初期の電化設備費用もペイしない。

あと、若干ライフラインを複数持っていたいと思う考え方は神戸で被災した経験からだ。
あの時は電気の復旧が圧倒的に早かったが、次もそうか?と不安になってしまう。


という私が、今これを書いているのは
オール電化住宅の中である!!
実は今夜、東急ホームの宿泊体験モデルハウス「クラスト」にお泊まり。明日の朝食は、IHクッキングヒーターにチャレンジだ!

“姉歯”前後・・・マンション購入者の意識変化

2006年02月16日 | 住宅業界
      (左:【地震対策】右【性能評価書付き】について、04年→05年10月まで→05年12月以降 マンション購入者)


昨日の性能表示制度のレクチャーを受け、
リクルートの「首都圏新築マンション契約者動向調査」で分析をしてみた。

マンション購入契約者の「マンションを選んだ決め手」について
【地震対策がなされている】【性能評価書付きである】を選んだ契約者の%を
姉歯にはじまった耐震偽装問題の前後(05年11月)で、時系列比較してみた。

「決め手」の1位は【日当たりのよさ:36.8%】(04年)なので
【地震対策がなされている:8.7%】【性能評価書付きである:8.7%】と16位前後の順位であり「決め手」とは言えないスペックのようだが

時系列では、【地震】は~05年10月で上昇しているのが分かる。
これは05年秋までに、大き目の地震が首都圏でも発生しエレベータが止まったりと被害を身近に感じたからだろう。
それに比べて姉歯事件は(05年12月~)影響していない様にも見える。

一方【性能評価書】は、姉歯事件以降に高まっており
事件報道により、今まで認知されていなかったものが良くも悪くも注目されたようだ。

評価書付きマンションにも偽装があったとは言え、
やはり、消費者にとっては第三者機関によるお墨付きに頼らざるを得ない。

是非、今後は期待通りの格付けになるよう各機関には努力頂きたい。




トステム財団、住宅性能表示制度

2006年02月15日 | 住宅業界
潮田健次郎理事長(トステム会長)の挨拶で始まる講演会。
今日は「住宅性能表示制度と工務店」がテーマで、
いつものようにトステムの取引先工務店や業界関係者が100名前後集まっている。

私は松村秀一東大院助教授の基調講演に関心があり参加した。
(以前、大規模修繕の話を伺って勉強になったので)
建築動態統計から、住宅市場規模とプレーヤー(工務店/プレハブ住宅・・・)を図にしたもので
今後、新築市場が1963年当時の規模に縮小しながら
プレイヤーも淘汰されていくという解説があった。
その中で、住宅性能の良さをユーザーに伝え競争力をつけるのに性能表示制度が有効という。

性能表示制度の活用にについて異論は無いが、
プレイヤーの淘汰については、
改修/リフォームへの業態変更が工務店なら容易だし、
後継者がいないなどの廃業以外、各社のやる気さえあれば新たな道はあると私は思う。


次に、(財)ベターリビング田上部長から
3/1に改定される、品確法の性能表示に関する解説があった。
評価機関が指定制から登録制に変わるなど、利用者への信頼性を高める規定が加わる。
また4/1から【防犯】性能が加わり10分野になる。
設備建材のCPマークも、ようやく認知が高まるだろう。


しかし、この性能評価書の取得は
任意で受益者(施主)費用負担という点からも、なかなか普及しない。(多い3大都市圏で18%。他8.7%)

その上、この度の耐震偽装問題にも絡んでしまい、信頼回復に努力が必要だ。