VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

Halloween

2006年10月31日 | My Home
今日10月31日はHalloween(ハロウィーン)。
今年は、仮装パーティーには行かないので(週末、頼まれもしないのに仮装して知人宅へ行きましたが・・・
家でカボチャのケーキを焼いてみた。   
 (写真右:少しカボチャで飾った、玄関アプローチ)
これは、フランスでNicoleが焼いてくれたPumpkinCakeがとても美味しかったので
メールでレシピを送ってもらって作ってみた。

ケーキといっても、ブレッドのような食事用のケーキ。カボチャに、ハム・チーズ・オリーブなどが入っている。
フランスではシャンパンで頂いたが、今日は紅茶と。

Nicoleのように巧くはできなかったが、日本のカボチャでもナカナカ美味しく出来上がった!

旭化成ホームズ中間決算

2006年10月31日 | 住宅業界
旭化成ホームズの中間決算発表会に伺った。 岡本会長(左)波多野社長(右)による報告。
 
先に行なわれた、旭化成(株)の中間決算発表会ではグループ8事業会社の中で、ホームズ社だけが増収増益で無かったという事。
売上1691億円(前年同期-8.7%)利益54億(同-35.9%)という結果。
ただ通期については、過去最高益の大台300億円を目標にしており受注増など計画は着実に進んでいるという。

旭化成ホームズの中心事業ヘーベルハウスの建築請負事業は、【建替え戦略】に注力しており
受注の51%前後が建替えという、大手住宅メーカーの中では最も高いシェアで推移している。
商談数のシェアでは、もっと建替えが多く(新築の1.4倍)問題は、営業&設計現場での提案&ソリューショ能力が低い事と分析されている。
現場営業マンが若返っている事と、近年、団塊ジュニア中心に新築時代が続いたので
建替え営業のノウハウが蓄積されていないようだ。

波多野社長は「現場が展示場である」を徹底して推進し、顧客からの支持・評判を紹介へ結び付けたいとの事。

私は気になる分譲事業について質問してみた。ここは岡本会長が引き続き監督されている事業と言う事で
岡本会長からご回答。「3-350億円規模の事業の50%を“建替えマンション”でやりたい。」という事。
下半期販売物件として、建替え(国領)・法定再開発(日暮里駅前)・等価交換(向ヶ丘遊園)と大型物件が控えているが
来期が端境期のようで、今後の建替え案件の事業化次第のようである。

何れにせよ、住宅市場が【新築→建替え】にシフトしようとする中で
先陣を切ってチャレンジしている企業であり、成果に期待したい所である。

COSTCO

2006年10月29日 | 湘南・逗子の暮らし
COSTCO コストコホールセールは米国の大型低価格スーパーで、世界480倉庫店&5000万人以上の会員という事。
日本上陸して久しいが横浜市金沢区にできて以来、車の無い私達は会員にはなっていないが
知人のお買い物時に同行させて頂いて、ビジターで入れて頂いている。

今日は昨夜、ご馳走になった新倉夫妻にお願いし連れて行ってもらった。 チョコ・ホリックのTimは、お気に入りのチョコがお目当て。
アメリカンサイズのカートを持って、エスカレーターに乗るとウキウキ!!
 
中はホールセール倉庫状態でかなり広いため、時間を決めて待ち合わせをし
新倉夫妻はアッチへ、我々はコッチへショッピングStart、Go!!
 
私は生活雑貨のほか、ベーグル(628/12個、1個50円強)も買う。帰って即冷凍すれば数が多くてもOK。 
美味しそうではないが、アメリカン・デザインの大型ケーキなどもあり子供が喜びそう。
  
クリスマス商戦も、始まっていた。 こういうGoodsは、日本の店舗よりかなり安そうだ。
 
Timはお目当てのチョコが、見つけられずガッカリ。 結構、商品は入れ替わっているようだ。
その代わりにチョコチップ入りのブラウニーMIX(日本で売っている4箱分=1箱)を3箱も買って、ペットシーツやらと合計:17,024円也!
レジに自分で置く所もアメリカ式。 ちなみにカードはアメックスしか使えません。

早速、「今夜はブラウニーを焼くゾ」と大満足のCOSTCOショッピングでした。

飲茶Party

2006年10月28日 | Friend
逗子の新倉邸で、今日は“飲茶Party”。 
中国帰りの岡部亭主がご自慢の茶道具と中国服で、まずは利き茶から振舞ってくれた。
 5種類の茶葉を利き茶、神妙な顔をしているが、実は我々Halloweenスタイルで参加。

  
ZombieゾンビのTimとBlondyブロンドのVivien。 「美女と野獣」ということで・・・  本日は岡部ママの高校時代のテニス仲間、ミホちゃん&新婚のノンちゃん夫婦も。
(ブロンドヘアー、タックン1歳には気持ち悪かったらしく大泣きされた・・・)

今日の飲茶は、海老春巻き・豚の角煮・餃子はダッチオーブンを使って薪で焼き、
中華ちまきは大きな竹の葉に巻いて、薪で蒸す。
  
焼きそば&春雨スープにデザートのゴマだんごまで手作りの飲茶。
おなか一杯になった頃には、夜がふけて雨になっていた。

団塊世代のリフォーム

2006年10月26日 | 住宅業界
住文化研究協議会で研究している『終の棲家前、団塊世代の住み替え』について
今日は東京ガス&OZONEさんが幹事の研究部会。

  
最初に東京ガス都市生活研究所の松島主幹研究員から、5,60代の住み替え・リフォーム事例を発表。
東京ガスさんらしい、食にこだわった(ビルトインガスオーブンなど)事例を見せていただいた。

次にOZONE情報バンクの佃主任研究員から「50代セカンドライフ意識調査~大人の暮らし再設計~」を発表。
面白かったのは、夫婦仲の良さを見る項目として“似たもの夫婦である”を採用し
その結果、30代~60代へと“似たもの夫婦である”が19.5%~2.7%と段階減少している所。(うなづける!)

それに“理想の暮らし達成度”をかけると、“似たもの夫婦”の方が達成度が高い結果。
“セカンドラフの暮らし再設計をしたい”●思う:26.2% +やや思う:38.7%=65%ほどが希望有り。
●住み替え:22% ●リフォーム:21.7% ●第二の家:21.1% と
OZONE会員らしく、高い住まいへのニーズが出ていた。

似たのも夫婦でないカップルの、再設計って微妙なニュアンスを感じますが・・・
セカンドライフの住まいでは ●自分の夢を実現するため:37.2% が圧倒的。
皆さん我慢してきたのですね・・・是非、夢の実現にお役に立ちたい住宅業界でありマス!!

最後にOZONEインテリア事業部の林部長(写真右)から、インテリアスタジオでのリフォーム事例を
100㎡/780万円・60㎡/1530万円と2件見せて頂いた。
設計士を付けたこだわりのリフォームだけに、打ち合わせに1年半かかることも多いらしい。
リフォーム産業の難しさが、ここにもあった。




xymax

2006年10月24日 | Friend
株式会社ザイマックス(xymax)は、元リクルート社の不動産運用部門が事業独立したような経緯なので
リクルートから出向組の人材も多く活躍されている。
役員に顔を連ねる、中田昌孝氏も私とリクルート同期入社であった。(写真左)

およそ20年前の大阪、リクルートの新規事業であった“INS(Information Network System)事業部”で
特攻部隊として営業最前線で戦った、戦友のような仲間である。

所謂、NTT通信回線のリセール業(第2種通信事業者)。インターネット以前の時代。
今で言うと、ソフトバンクのような位置づけの事業だろうか。
当時リクルートに於いても最もワケの分からないサービスで、新規飛び込み営業の千本ノックによって鍛えられたビジネス力は
不動産(プロパティマネージメント)であろうが情報誌づくりであろうが、やってのけられる人材を創り上げたタフな場であった。

今日は、ザイマックス監査役の岡崎坦氏(写真右)に住文化研究協議会での講演を依頼しに伺ったのだが
役員会で丁度、中田氏も居るという事で、呼んで下さったのであった。

久しぶりの同期は、一層ロマンスグレーのイイオヤジになっていたが
それも役員となりゃぁ“丁度良い風貌”という事にしておこう。

里親探し中のワンちゃん達!

2006年10月23日 | 湘南・逗子の暮らし
私がElizabethを頂いた中山邸には、今日も軽井沢の問題ブリーダーからレスキューして来たワンちゃん達が5頭居た!

左から、カッコよくってわんぱくボストンテリア(♂)・おとなしい良い子のシーズー(♀)
 
元気いっぱいのパグ(フォーン♀)・おっとりさんの黒パグ(♂)
 
みんな引揚げ後に協力者である獣医さんに検査・注射処置を受けノミとりなども済ませ、ボランティアさんにトリミングしてもらって来た。
全く一週間前に同じ状況で来たのがBethだったと思うと、早く彼らにも里親が見つかってくれればと思う。

Bethの方は日に日に心が解きほぐされて行くようで、今日は初めてチキンジャーキーを食べた。
前足で抱えてシャブル姿を見ているだけで、私の心も解きほぐされて行く・・・

ちなみに、上記以外にも里親探し中のワンちゃんはダルメシアン・ドーベルマンなど大型犬も居ます。
犬種などご要望含め、ご相談&質問は【中山さん:090-3311-5839】まで直接どうぞ!

逗子市民まつり

2006年10月22日 | 湘南・逗子の暮らし
今日は、年に一度の「逗子市民まつり」。 午前中テニスをしてから、午後、会場へ向かった。
第一運動公園は、出店やステージで賑わっていた。
  
子供用のショーや、逗子らしくヨット関連の出店や国際色豊かな出店と来場者も。

  
逗葉建設組合は、包丁研ぎサービスとノコギリ体験を子供に手ほどき。 一方、新潟ソウルフード(?)「イタリアン焼きそば」なる店も。焼きそばにミートソースがけ!?
日本人の味覚はどうなってしまうのか・・・・住宅こそ和洋の境が限りなくファジーになってはいるが
私にとっては衣食住の中でも、‘食’だけは日本の美や味を世界に誇れるものであった。 
「イタリアン焼きそば」ウーン、買って食べる気はしなかったが
美味しそうに頬張る子連れの若い夫婦を見て、この子達は普段何を食べているのだろうと不安になった・・・

私は時計屋さんの出店で、掛け時計とアラーム時計。
そしてペット商品の出店で、レインコートや散歩用水筒などなどエリザベスに買い込んで帰った。




大きなプードル

2006年10月21日 | 湘南・逗子の暮らし
トイ・プードルが人気の日本では珍しい、大きなプードル(スタンダード・プードルでも無く・・・カニシュって言ったかしら?)
を飼っているテニス友達の三浦夫妻と、ベスを世話して頂いた中山邸で集合。

異母兄弟のジョルジュとデュラン、真っ白でフワフワ!初めてのお宅でたくさん犬が居てもお利口さん。
 
‘犬育て’のベテランに色々とアドバイスを頂き、私はエリザベスについての不安を解消!

たった4日間ではあるが、日々変化するエリザベスの様子にワクワクする毎日。
中山夫妻にベスの状態を見て頂き、リードでの歩き方も手ほどきを受けた。
4日前は、中山邸→自邸を抱きかかえて帰ったのが
リードを引いて100m!!リードを離して約800m!自分の足で歩いたベス。

悪徳ブリーダーに小さなケージで閉じ込められて育ったベスは、外の世界が始めて。
筋肉も十分で無いらしく、こらからボチボチと普通の犬らしくなっていくことだろう。

本当に素直で大人しいベス。Timはベスのお陰で‘良い性格’という日本語&漢字を今日マスターした。
                      (私には使う機会が無かったもんで・・・・)

金曜会テニス紅白戦

2006年10月20日 | Tennis
逗子テニスの金曜会は、半年に1度の紅白戦がある。
平日の9:00-15:00なので、基本“奥様テニス”であるが、定年退職された男性陣もチラホラといらっしゃる。
この4月に入会した私も定年退職組みの一人だが・・・このような、うら若き奥方達も!
  
この金曜会、年会費が3000円なのに年2度の紅白戦はお弁当&お菓子付き! そして、勝ち組には商品(テッシュBOX,主婦は使えるものを選ぶ!)まで有る。
 
パートナーに恵まれた私は4勝1敗、白組勝利でエリザベスへのお土産ができた!!

YamagiwaSalone2006

2006年10月19日 | 住宅業界
ヤマギワの【ダ・ドリアデ青山】ショールームで、「doriade」 「zanotta」新作家具表会があり
私の4代前のHOUSING編集長先輩である小野さんと、表参道で待ち合わせて出かけた。

  
白のプレゼンテーションはミラノ・サローネで見た雰囲気そのまま。 ヤマギワだけあって照明も印象的なものが。

鯉のお皿もイタリアン・デザイン(by Astori)である。 
  
幅広の無垢のフローリングを活用したような、オーク材のテーブルはスティールの足でモダンに。(zanotta by Roberts, 708750)

と、ワインを飲みながら巡っていたら小野さんのご友人“小林ネエサン”写真中央)と素敵な仲間達”と遭遇した!?
(株)ウーリープロジェクト代表でインテリアデザイナーの小林ネエサンは、いつも飛んでいて楽しい・・・
発表会のお土産に、妙な雑誌が入っていた。 
「CUE+ 11」(1000) ヤマギワ発行の建築関連雑誌のようだが、何故か“責任編集:三宅理一”とある?!
慶応大学教授の三宅先生が、何故に雑誌編集を・・・青木淳さん(建築家)と対談とかしているし。
私が知る限りの三宅先生と違う側面。ヤマギワとの接点で言うと“秋葉原”かなぁ?今度、伺ってみよう・・・

葉山別荘ツアー

2006年10月18日 | 湘南・逗子の暮らし
知人が活動しているNPO【葉山環境文化デザイン集団】が歴史的景観保存の為に
明治中期~昭和初期に建てられた葉山の別荘を巡るツアーを実施しており、一度参加したいと思って本日実現した!
 
    ※仕事でお付き合いのある業界関係者と参加!   手作りの地図&解説書、中々貴重な記録。
朝、10:00に葉山御用邸前に集合。
そこで、NPOのガイドである杉浦氏(建築家、丹下事務所にも居たらしい!?)と落ち合う。

国鉄:横須賀線「逗子」駅が明治22年に開通し、27年に御用邸が開邸した事で葉山の別荘ブームが始まったとの事。
昭和10年の最盛期には、宮家から明治政府の重鎮達、新興資産家など約500棟の別荘があったという。

約2時間半かけて徒歩で回れる範囲の旧別荘を、今日は遠目に見たものも含め6軒探索した。
まず、日本料理「音羽楼」として営業している旧玉塚別荘(証券会社創始者)。昭和2年建築の別荘である。
風情ある門構えをくぐり和のアプローチ(杉浦氏のガイドに聞き入る) 高床の平屋、二重の屋根が美しい。 
  
中は一本杉の梁が通った大広間や、欄間や床が美しい純和室。 洋室のサロンには木の飾り窓枠や唐草模様のすりガラス、Artな空間。


このNPO事務所になっている旧中西別荘(ブルーミング中西葉山寮、‘粋’に遊んだ建築)。 散策中、白鷺がお出迎え。 あれに見えるはF.L.ライトの弟子‘遠藤新’作の加治別荘(非公開)

次は、旧伊藤別荘(一日一客しか取らないお料理屋「本ふじ」として創建者のお孫さんが経営)

建築に3年を費やし当時の最高の材、技を要求し、職人を建築物見学旅行に連れまわしたらしい。 本格和室は茶室であり、裏に素敵な水屋もある。
一時、米軍に接収されアメリカ軍人が住んでいたので「戻ってきた時は酷い状態で涙した」と女将の話に当時を偲ぶ。

このツアー、日本料理かフレンチのランチが付いて5000円也!
私達は先に見た「音羽楼」にて日本料理を頂いた。 まつたけご飯やデザートまで付いて満足。
 
写真右の洋館は、旧斉藤別邸(現畑中邸、非公開)。英国をモデルに昭和3年に清水組(現清水建設)が建築。
ちなみに、当時の金持ちの自邸(都内)は洋館が主流で、別荘は日本建築で外国の客をもてなすような傾向があったらしい。

ガイドの杉浦氏に色んな事を教えて頂いたが、私が心に残ったのは
「建築は手間と思いをかけたものしか残らない。性能が良いだけでは、その時代時代の技術進化で壊されてゆく」
「施主と職人が、“情熱”や“希望”を持って建てた家は、竣工した時から価値が高まってゆく。
 今の効率重視の建築は、竣工した時から価値が下がっていくだけ。」

“情熱と希望”、それを職人と分かち合える施主。 すごく良く分かるし、憧れる・・・
昔の金持ちは心意気があって、その夢も人間のスケールもかなり大きかったみたいだ。

マンション購入セミナー

2006年10月17日 | 住宅業界
シンポジウムの後は、今度は私が喋らなければならないイベントへ向かう。
新宿OZONE主催の住宅セミナー、~「脱・賃貸」で、自分らしいライフスタイル~のナビゲーター講師として
自分のマンション&戸建購入体験談と共に、マンション購入の際の検討ポイントなどを
住宅情報・都心に住む」の記事や、住宅購入&保有時の税金などを紹介しながら解説。
 
ゲストに一般のマンション購入者(20代女性/写真右)も迎えて、シングル女性がマンションを買う理由・メリットなどディスカッションした。


不動産は、恋人と同じで運命のように出会う・・・それを楽しむのも住い探しの極意。

今となっては、低水準ではあるが金利も上がり土地も上がり始めたので“今が絶対、買い時”とは言えない。
実需の住宅は、“自分が欲しい時が買い時”なのである。

そこで私は、「最近は高値に近い新築より、希少立地の中古をリフォームでも良いのでは?」とも思う。
これって恋人だと、どういう相手かしら・・・???

住団連シンポジウム

2006年10月17日 | 住宅業界
住宅月間のシンポジウム、今日は住宅生産団体連合会(住団連)主催の
【豊かな住生活の実現に向けてー転換点にきた日本の住宅政策ー】と題し、住宅税制を含めた政策に関する内容。

まず基調講演には、「建築が好きで・・・」が高じて「上がり框」の研究をされたり
住宅関連の様々な委員も務められているエッセイスト見城美枝子氏(青森大学教授)。
編集長当時、月刊「HOUSING」の記事にもリフォームされた自邸と共に出て頂いた事がある。

「日本人は、何故日本人的なのか?」といった視点は、アナウンサー時代グローバルに取材されていた経験から生まれたようで
日本人の立ち居、振る舞いが、日本の住空間と深く関わっていて
今、声高に言われる“良質な”“世界に誇れる”というフレーズに、どこまで本質が理解されているかに疑問を抱かれている。

バリアフリーも、日本人にとってのバリアフリーを追求しないといけないし
日本住宅文化は“段差の美学”ともおっしゃった。
それを失ってまで、世界統一の基準にユニバーサル化する意味があるのか? 全く同感である。
障害に対する補助はあってしかるべきだが、私にはユニバーサルデザインが“美しい日本住宅”とは結びつかない。

シンポジウム後半は、我がリクルート住宅総合研究所の顧問でもある東大:浅見泰司教授がモデレーターとなって
パネラーには、小林和男(元NHK解説主幹)作新学院大学教授・園田眞理子明大助教授・吉野(社)日本経済研究センター客員研究員と
私が外の研究会などでもお世話になっている、篠原二三夫(株)ニッセイ基礎研究所室長によるディスカッション。

小林氏はロシア駐在のご経験を基に「住宅業界は格差を恐れるな!」と
格差を尊重して良質な住宅の供給に邁進すべき、全て平等にというのは文化的社会崩壊への道であると示唆された。

住宅税制の専門家でもある篠原氏からは、来年の参院選以降に沸騰するであろう消費税論議に向け
世界各国との比較などから「良質な住宅を建築する為のインセンティブが必要、土地だけの流通税・固定資産税に。住宅は資産であり、消費税課税すべきでない」
住宅サービスへの課税、という対応は前記事の小林秀樹教授と同じである。

園田氏は「21世紀は単身高齢者の時代、発想の転換が必要。既に鳥取・高知など地方は突入している社会、研究する必要性有り。」
日本人は制度に合わせ過ぎるのが難で、もっと各地域に合ったシステムを作り出す姿勢が必要ともおっしゃった。
私もその点、逗子市で感じて行きたいと『まちづくり審議会委員』になったようなものである。

吉野氏は「中途半端な規制緩和が姉歯事件を招いた。」集団規制ではなく地域の自主的なアクションで実現形成すべきと
園田氏と同意見。また、「住宅を社会資産と見てこなかった為に、家庭崩壊や人生の充実感の無さを招いている」とも。
本当にフランス人の生き方を見ていると、同じベビーブーマーの生き方でも日本人には見られない人生の充実を感じる。

確かに転換機を迎えた日本の住生活を実感できる、諸氏のお話であった。

コーギー犬が来た!

2006年10月16日 | 湘南・逗子の暮らし
逗子テニスの仲間、中山さんが犬の里親探しをボランティアでされているので
以前から「ジャックラッセル・テリアが欲しいんです・・・」とお願いをしていたが、
「今日、コーギーが来るので見に来ませんか?」とお誘いを受けて、とりあえず見に伺う事にした。

私達は山へ行く時に、パートナーになる犬=走るのが好きな犬で、小さめの犬
という事で狩猟犬であるジャックラッセルに興味があったのだが、コーギーも牧畜用でその点は問題無い。

何しろ、愛猫クレオパトラとの相性が問題なので、何匹かはトライアルしないと難しいとも思っている。

中山さんと友人の若いお二人が、ブリーダーで溢れてしまった犬などをレスキューし
知人のネットワークで里親探しをされている。
ご自身もシェパードのような犬(犬種を忘れました・・・)、チョコラブ、シェルティと3匹飼っておられて
その上、里親探しで預かっている犬が加わり新築の素敵なお宅はいつも犬御殿になっている。
            (新築時には、犬の為の機能を各所に考えられたようだ)
(左が中山さん)
今日は、軽井沢のブリーダーから引き上げた5匹とご友人の飼い犬4匹(だったかなぁ)も加わり12匹!!!
この写真には、6匹写ってます(見つけられますか?)

お目当てのウェルシュ・コーギーは、2歳の女の子。思いの外、小さめで安心した。
人懐こく、全く吠えないし、耳が大きくとても可愛い顔をしている。
 【このシーズーちゃんも里親探し中!】
早速、トライアルで預からせて頂きクレオパトラとの顔合わせに挑むことにした。

しかし!家に着くまでに、最初の難関が・・・
繁殖用に買われていたので、社会性が無く躾が成されていないのでリードを着けて歩かない。
抱きかかえようと私がした時、猫のように体に巻きつかないので
私は彼女を肩越しに落としてしまった!? でも、鳴かない。何と辛抱強いこと。

さて、家まで歩10分ほどの距離。結構重い(10㎏はあるだろうし)し抱きにくい胴長・・・リード無しで歩かせてみた。
少しヨチヨチと歩くが物音などで止まってしまうと、もうヘタって歩かない・・・・
重いが抱きかかえて歩くしかない! 「これで山を走れるのだろうかぁ・・・」と不安になりながら家に到着。

ここで第2の難関、クレオパトラとのご対面!!
そろ~りと家に入れる・・・警戒姿勢(ハンチバック)のクレオの存在が無いかのように
コーギーは通り過ぎ、家内が安心するのかウロウロと歩き回った。
 
クレオもキャット・タワーの上から見下ろすだけで、特段、「シャー!」とか言わずに冷静。
私達の不安をよそに、コーギーは良い意味で猫に関心を示さなかった。

新しい環境に疲れ果てたコーギーは、ベッドを用意する前に床で寝入ってしまった。

明日から徐々に犬との生活が始まる!! 犬を飼ったことの無い私が、犬担当。(Timは既に、猫クレオ担当)
きっとまた、今まで見えなかった生活の部分が広がって行くに違いない。

朝の散歩に備えて、早く寝なくっちゃ。

そうそう、コーギーに名前をつけないと。
クレオパトラに負けないレベルとなると・・・・女王、ウェルシュ(Walesの)=英国王室の愛犬決まり! Elizabeth(ベス)しか無い!