VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

Panasoinc in Eurocucina(ミラノサローネ)

2006年04月07日 | ミラノ・サローネ06
私が今回急にサローネに行こうと思ったのは、この松下電工のサローネ初出展リリースをもらったからだ。
なので早速、一番奥まった所にある【Eurocucina(キッチン見本市)】のブースへ、
約10年前の関西時代からお仕事をさせて頂いている住建事業・キッチン担当の上田くんを訪ねて行った。
(写真左、イタリア人にも負けないイイ男)

松下電工のブランド名が国内の‘National’でななく‘Panasonic’なのは
海外の商標を別の企業が持っている為であるが、
「あのエレクトロニクスのPanasonicが、どんなキッチンを提案するのか。その融合に興味があった」と
ブラジルメディアの記者が話してくれたように
外国企業にとっては違和感無くグローバルなブランド力として、認知されていた。

プレス発表会では、日野田執行役員とキッチン河合部長がプレゼンテーション。(写真中)
いきなりベタベタの関西弁でのプレゼンに「ここは門真市?」と見紛ったが、
私の隣には通訳を聞くイタリア人が座っているという妙な空間・・・・
発表では、このサローネ初出展をステップにヨーロッパ進出の足がかりにしたいというお話があった。


各社デザイン力を駆使した煌びやかなブースが並ぶ中
松下電工ブースでは、和の和みスペースに慎ましやかにキッチンが並べられていて
「ホットする」と評判のようだ。(写真右)
基本的にデザインといっても、電工ブースではUD(ユニバーサルデザイン)がメインなので
電動昇降カウンターや収納など、欧米勢には見られない要素がある。

面白かったのは、「畳が丘」がリビングキッチン提案として使われていたのだが
外国人には収納を兼ねた、JapaneseTatamiは非常に関心を持たれていた。
もちろん、PanasonicのプラズマTV&シアター含め住空間の総合企業である片鱗は伝わっただろう。

既に、キッチンをヨーロッパで売りたいというオファーも出ているようで
日本のキッチンメーカーの先陣を切った、松下電工の初サローネチャレンジは成功したようだ。



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