「どんたくはいつも雨」というジンクス。今年も今日は朝から風雨、とてもパレードできる天候ではない。熊本地震による県民の苦しみが雨となって噴出したかのような気象だ。夕方のTV報道、やはりパレードは途中で中止になったようだ。明日4日、午後3時からのパレードはできそう。
28日夜から帰福していた息子が岡山に帰って行った。金竜で豚骨ラーメンを皆で食べて、福屋のめんたいを土産に岡山へ。久しぶりに母親の料理を堪能したしたろう。昨日からアイフォンをためしている。トップ画面の近辺情報。朝は朝食。タッチすると近辺の朝飯が取れそうな店のリストがでてくる。昼頃になるとそのアイコンがランチに自動的に変わっている。すごいもんだね
借りてきた22年前の週刊現代。五木寛之の青春の門、第八部、風雲編の連載記事を読む。
伊吹信介一行はハバロフスクに不法渡航したあと、シベリア独立計画に絡んで収容所送りにされそうになるが西沢の友人の伊庭ケイスケに助けられ難を逃れる。
信介は西沢たちとわかれアニョータとともにアムールと名乗る男の家でポーランド行きの準備を始める。パスポートもなく大陸横断の命をかけた旅の出発する日が目前にせまる。
信介とアニョータのゆく手にどんなサスペンスが展開されるのか。ここまで青春の門を読んできたが五木寛之さんも今でこそ親鸞や他力など抹香臭い本を書いているが若かりし頃はやはり流行作家で読者を引き付けるには信介の行く先々で女を登場させベッドシーンを書いているね。天下の早稲田大学に入学して目的もなく自らの生きる方向をさぐるべく彷徨する。行く先は風に聞いてくれというような現実にはありそうにない設定ではあるが人間というのはどんな人と出会うかによって人生が変わるというのは事実だね。
1994年4月30日号で風雲編の前半終了。ここで五木寛之のあいさつ。一服させていただき、実際に伊吹信介のたどった足跡を自ら現地で体感させていただきたいとある。あれから22年、五木寛之さん、後半はどうなっているのですか? ということだが先日のTVでご本人がなんとか今年中に具体化したいとおっしゃっていた。どんなふうに下巻が展開されるか楽しみではあるが・・・