ゴールデン・リタイアーズ

S20年生、後期高齢ゾーン、人生最終コーナー「遊行期」の
徒然残日写真録

130817 嬉野温泉(2)、五木寛之の「林住期」再読!

2013年08月17日 | アフターセブンティ

嬉野温泉、轟の滝ってこのことかいな?朝の散歩で通り過ぎていました。朝日をあびた嬉野川の川面が美しい。

途中、遭遇したゴイサギの幼鳥、ホシゴイとも呼ばれているらしい。

 今回、温泉ツリップに参加した大人の男は3人、私が68歳、息子が40歳、長女(38歳)の旦那が36歳。作家、五木寛之さんの本はよく読む。西日本新聞連載の親鸞も目下愛読中。NHK深夜便の歌の旅人もおもしろい。古代インドでは四住期(しじゅうき)という考え方があり人生を四つに区分、最初の25年は学生期(がくしょうき)。青春時代でありこれからの人生の基礎を学び、心身を練磨する時期。次の50歳までを家住期(かじゅうき)といい結婚して家を買い子を育て、子供を一人前にする。税金を払い、企業、社会に貢献する働き盛り(朱夏)の時期。二人の男たちは家住期にあり、かたや妻子があり、息子は独身。息子は妻子の問題がないから楽といえば楽。長女の夫と風呂につかりながら長話。たまの休みもゆっくりさせてもらえませんと嘆いていた。私の現役時代はほぼ家族はほったらかしだったね。その分、女房には苦労をかけたに違いない。

 3つ目の区分が林住期(白秋)といい51歳から75歳までの25年。男も女も一人で生まれ一人で死んでゆくがこの林住期こそが人生のクライマックスで自己をみつめ自己を充実させるべく生きるべしと五木寛之氏はこの本で提言している。50歳まではその準備期間というわけだ。まあ定年離婚になればおのずとこの林住期となる。男にとっては青天の霹靂で人生ご臨終かもしれないね。そして最後の25年が遊行期(ゆぎょうき)玄冬だね。完全リタイアして丸3年、われわれ夫婦はつかず離れず、それぞれ好きにやりなはれというスタンスでやっている。努力しても価値観の相違は歴然だしどうしようもない。釈迦のように地位も家族も豊かさもすべてをすてて出家するのか・・・まあ一人になって自分をみつめる時間をもってもいいかもしれないね。「林住期」を再読してあらためて感じた次第。キャンピングカーを検討しているのもそんな潜在欲求の表れかもしれない。息子が夕方、岡山に向け出発、また戦闘開始ダネ、頑張ってくだされ!!

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