ゴールデン・リタイアーズ

S20年生、後期高齢ゾーン、人生最終コーナー「遊行期」の
徒然残日写真録

130801 8月葉月、体調悪し。安倍晋三という政治家の自著読む!

2013年08月01日 | 趣味と交遊

 8月になった。旧暦では葉月(はづき)、秋の季語とのこと。暑さ真っ盛りだが徐々に秋に向かい始める。大濠公園の花火大会も開催できそう。

 昨晩M氏から九大病院写真展示について私の孫の写真3枚は展示拒否されたという電話。要するに人物写真はプライベート写真、見る人の置かれている状況で心中穏やかにならざる影響を与えかねないということか。風景や虫や鳥の写真ならよいということのようだね。

 今朝は暑さのせいか3時半目が覚め、結局、NHK深夜便など聞きつつ6時半には体操をして7時朝食。けれども寝不足はいかんともしがたく1日中ぼけーっとしていた。

 参院選は自公の予想通りの勝利でいわゆる衆参ねじれは解消、より主体的に自民党の政権運営ができる体制が整った。さっそくナチスドイツの改憲のやり方を見習えばよいという麻生副総理の舌禍問題発生、すぐに取り消し処置にでたようだがこれから安倍総理の敵は外部に非ず内部にありを象徴した事象が起きた感じだね。さてこの本、参院選前に購入、選挙が終わってから読み終えた。まあ内田康夫の推理小説よりおもしろくないのでそうなったが。やはり人間というのは血筋には逆らえないものがありそうだね。私の家系図なんてろくなもんじゃない。現在の自分を思えばさもありなんと思うね

さて安倍総理、はたしてこれからの日本の再構築を任せるに足る人物なのか。選挙では得票数は野党のほうが多かったようだが議席では過半数を制し、一応国民から信任された格好になっている。安倍本はいろいろでていたがご本人の自著を文庫本で購入、日米安保を改正した岸信介を祖父とし外務大臣安倍晋太郎を父とし佐藤栄作元総理が叔父にあたるという政治家の血筋の色濃い家系に育った。蛙の子はカエルだね。

1954年東京生まれ、59歳。どんな学校か知らないが成蹊大学法学部をでて、米国留学、中退帰国、神戸製鋼入社25歳。28歳の時外務大臣安倍晋太郎の秘書、20回ほど同行したとある。でも英語はあまり得意でないらしい。外交の生の現場を体験しているようだ。すい臓がんで死去した父親の後をついで38歳で衆院初当選。私のコンサル稼業10年目の頃だね。政治家には闘う政治家とそうでない政治家がいるという。日本の安全保障と社会保障実現のために闘うという。

 闘う原点は日本の真の独立なんだろう。あの太平洋戦争は軍部の暴走でおこしたのか。しかし昭和17~8年の新聞は断固戦うべしという活字が躍っている。米英列強がアジアアフリカをどんどん植民地化している中、マスコミを含めた民意は軍部を支持していた。日露戦争後も同様。ペリー来航で開国を迫られた時、幕府はアヘン戦争の中国のようになりたくなかった。中国は賠償金を払った上、香港を割譲させられた。日本は仕方なく日米修好通商条約を結び開国。昭和10年代、日中韓の一体化がうまくいかなかった。結局、日本一国が戦わざるを得ず、アメリカを敵に回し石油輸入が絶たれ、フィリピンに侵攻せざるをえなかった。このような歴史的原点が戦前にあった。敗戦後日本はとにかく豊かさを求めてガムシャラに働く道をえらび防衛ほかすべてアメリカに任せてしまった。憲法もアメリカのいいなりにできてしまった。戦後68年、世界3位の経済大国ではあるが米中に依存し世界2位にのしあがった中国に脅かされつつある。

そんな中で強い日本、美しい日本を取り戻したいというのが安倍総理の気持ちなんだろう。歴史認識という言葉が日中韓でうごめいているが真摯な態度で三国が一堂に会して近代歴史を共通認識する場を持つ必要があるのではないか。

コメント
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