ゴールデン・リタイアーズ

S20年生、後期高齢ゾーン、人生最終コーナー「遊行期」の
徒然残日写真録

130330 母の49日法要(満中陰)のため大阪へ。

2013年03月31日 | マイ家族

FZ200、F2.8、800分の1秒、ISO200。わが家のスズメがはやく、ごはん頂戴と目で訴えている。

先月13日に92歳で亡くなった母の49日法要のため大阪に行く。大阪関目の弟の家まで新幹線往復4時間半だがドアツードアで6時間あまりの日帰り日程。

仏教では死後あの世に至る期間を中陰といって49日間あり、7日ごとに成仏するための審判があるとされ、そのため7日ごとに忌日法要をおこない故人の成仏を祈る。そいて忌明けの49日が満中陰といって最終審判が下される最重要な日とされる。

ところが親鸞の浄土真宗では他の宗派と違い、故人は死後、阿弥陀仏により法名が与えられ、成仏していると考え、忌日法要は遺族があつまり、故人をしのび、残されたものがいかに生きるかを考え話し合う縁(仏縁)の場であると説く。したがってひたすら「南無阿弥陀仏」をとなえ、生かされている身を自覚することが重要となる。だから残されたものが故人に「冥土でやすらかにおやすみください」という言い方はおかしいとしている。すでに故人は諸仏となっておられるのだから参拝者こそがみずからの生き方を見直しなさいというわけだ。

前半、後半にわけた無量寿経の読経、焼香、40分ばかりの法要、足がしびれたが無事、忌があけました。その後近くの料理屋で会食、わずかな数の一族郎党、気のおけない会話ができるのはやはり仏縁をいただいたというべきか。大阪は桜が満開、桜ノ宮、銀橋、造幣局界隈、大川べりはブルーシートがびっしり。電車からながめながらお骨と過去帳をいだいて帰路につく。家に着いたのは夜の10時すぎ。疲れました。

 

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