ゴールデン・リタイアーズ

S20年生、後期高齢ゾーン、人生最終コーナー「遊行期」の
徒然残日写真録

121208 ニイタカヤマノボレで太平洋戦争始まる。1024人の先祖を思う!

2012年12月08日 | アフターセブンティ

今日はニイタカヤマノボレの暗号で真珠湾奇襲攻撃がおこなわれ太平洋戦争が始まった日、あの日から71年。宣戦布告に先立つ奇襲は日清日露戦争以来の日本軍の常套戦法だったようだが山本五十六連合艦隊司令長官は攻撃30分前に必ずアメリカに平和交渉を打ち切る旨伝えるよう念押ししたが伝わったのは攻撃1時間後、アメリカに対日開戦の口実を与えてしまった。海軍航空部隊と特殊潜航艇でアメリカ太平洋艦隊の戦艦は壊滅したが空母、巡洋艦の大半は出港中で被害をまぬかれた。局地戦で勝利したが大局、すなわち航空決戦で勝利が決まる時代がきていたことにおいて、日本は壊滅、敗戦への道を歩み始め、世界1の巨艦、戦艦大和も米航空機の攻撃にあえない最後をとげ日本の無条件降伏につながってゆく。

16日の衆議院選挙をまえに北朝鮮のミサイル発射や対中問題などきなくさい環境下で国防軍論争などあやうさを感じさせる論議が乱立政党首脳から出始めている。今回の選挙はじっくり考えて投票しなければいけない。国民の見識が問われている。少数政党がいくら持論をのべても政策決定に関与できなければ犬の遠吠えになりかねない。

先般、武蔵寺でもらった来年のカレンダーに年忌法事のことが書いてあった。葬式しても年忌法要にしても最近は簡素に簡素に家族だけで済ませようとする方向にあるようだが仏事の根底には命の尊さと孝の理念が秘められているという。現在の自分があるのは当然両親あってのことで、その両親もそれぞれに両親をもっているわけだ。世代という字は十が三つつらなっており一世代は三十年といわれている。これを十世代、三百年にさかのぼるとなんと1024人のご先祖がいることになる。三百前というと1712年、江戸時代、八代将軍吉宗の時代になる。この時代の夫婦が連綿と1024人つながって現在の自分があるということ。葬儀も当事者はできるだけ簡素に済ませたいという気持ちがあったとしても、亡くなった人がどれだけ多くの人に支えられ、あるいはささえてきたかを残された家族が知ることによりあとあとの良い歴史を作ってゆく機会にすべきだと考えるとやはりそれなりに対処する必要がありそうだね。国民栄誉賞の森光子さんがなくなり送る会に1000人以上が集まったとか。苦労人で気配りのひとであったらしいが・・・。大阪のわが母も90を過ぎ、胃瘻を施しているが肺炎をおこしかけ入院、2週間経過し小康状態を保っている。生老病死、人間の避けてとおれない道だがいろいろ考えさせられる。

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