OBから企業戦士時代の同朋の死去情報の連絡があった。働き盛りの40代、ともにマネジャーとして24時間戦ってきた同朋がこの2月に亡くなっていたと喪中ハガキをもらった友人が知らせてくれた。業績、業績で追いまくられ、志半ばというか会社を見限って独立、孤軍奮闘していた同朋だが個人事業主は健康を害した時がどうしようもなくなる。まさに健康であることが事業の生命線である。糖尿になり、腎臓をやみ、透析までやらざるをえなくなり高額医療費負担に四苦八苦していたらしい。友人は奥様に連絡をとろうとしているらしいがなかなか通じないらしい。残された奥様もご苦労しておられるのかもしれないが心配なことだ。連絡がつきしだい状況を教えてほしいと電話を切った。人生いろいろを痛感する。
わが家の庭がなにやら騒がしい。最近は20羽ちかいスズメがマイガーデンの主になっているが去年ついに姿をあらわさなかったヒヨドリとメジロがあいついで、樹の枝にさした半切のミカンをついばみに飛来した。リビングの目の前の庭木にとまるヒヨドリやメジロを至近距離で撮影したものだ。ヒヨちゃんの哲学的なまなざしがなつかしい
目の前をコバルトブルーが横切ればカワセミだがモスグリーンが横切ればメジロだ。
あわてて撮ったので手振れをおこしてしまったがまぎれもないメジちゃんである。スズメ軍団がわれわれのなわばりに入るなとばかり周りでちゅんちゅん鳴いていたがおかまいなしにミカンをついばみ始めた。
黒い目のまわりの白いリングが印象的だ。ヒヨ、メジ、ようこそお帰りなさい。同朋の死去に心が沈んだが、なつかしの野鳥たちの1年ぶりの帰還に幾分か心が和らぐ。