令和4年もあっという間に2月。立春もまじか、椿が一輪開花しようとしている。
息子がやってきて、また岡山に戻ることになったという。
業界再編が進む世界の薬品業界。息子は外資系薬品メーカーの営業マネジャーをやっているが諸般の事情で管理職への早期退職案件がでてそれに乗ることにしたという。
前職の外資系薬品メーカーの別部門で岡山エリアで再就職ができるらしい。前職での営業成績や人柄も認知されていたようで年齢の壁もこえれたとのこと。顧客は見知ったドクターたちだが機械の勉強はやらねばならないという。
変化こそ常道と現役時代よく言われ、言ってきた。企業は環境適応業。激変する環境にタイムリーに経営者は対応していかないと存続はむつかしい。昔は企業寿命30年とか言われたが今や100年存続企業づくりの経営体質づくりが課題のようだ。外資系はドラステックに変化対応する。
私も社会人になって以来、単身も含めて12回引っ越した。異動がいやならやめればいいことだがずっと対応してきたことになる。誰のせいでもない、それぞれの時期での自らの決断の結果である。不思議なもので企業でも本社ビルができたり、個人でも新築などした後に業績低下や異動があったりする。私も2~3回経験した。
異動に際しては「人生至る所に青山あり」などとうそぶいていたが家族にはいろいろ負担を強いたり、家財道具の痛みや喪失などあったにちがいない。子供たちにはせっかく出来た友達などと別れを強いた。こんな異動がいやで年収水準は低くとも転勤のない地元企業や地方公務員をめざす学生や親も多いはず。何が幸せかはわからないし当事者の価値観次第だ。
いつかはわからないが、いずれまた福岡に戻ってこれることだし、岡山で頑張ってもらいたいものだ。子供がいないので動きやすいとは思う。「人間万事塞翁が馬」、これからどうなるかは神のみぞ知るということ。元気でおりさえすれば良しということだろう・・・・