夢から慈しみの世界へ

神と自然と人間の共生
神一元・善一元・光明一元の生活
人間の生命の実相は『仏』であり、『如来』であり『神の子』である

黄砂の襲来。(大自然も大日如来の活動)

2017年05月08日 21時11分44秒 | コラム・人文
黄砂の襲来。

遠く見上げると山が霞んでいます。
黄砂には国境がなく、車の上の砂塵を見ると身近に外国を意識し、ネガテイブな気持ちになります。 
しかし黄砂も今は始まったことではなく古くは約7000万年前から発生しているそうです。
環境も何万年も前から地球全体でそれぞれの要素が影響し合って寒冷化、温暖化をくりかえしていています。
何も生えていないカラカラとした乾燥した地域から砂塵が運ばれて来ますが、
不思議にも砂塵が屋根等に積もるとやがて植物の芽が出て屋根の上で花が咲いたりします。
砂塵も肥沃な土と云えます。
運ばれて来る過程で雨、風、植物、野鳥その他の影響で砂の成分が変化しているのだと思います。

人の人生模様と同じように思えます。

黄砂も何万年のスパンを考えるとマクロ的には変ってはいませんが
ミクロ的には成分が大きく変化しているのではないかと思えます。
砂漠が無くなると黄砂が起こらなくなると思えますが、地球は砂漠と温暖な地域とが互いに影響して調和がとれて
バランスを保っているように思えます。
国境は人間が作ったものですが、自然界は国境を越えて地球全体のバランスで支えあっているようです。
大地も隆起している地域もあれば、また反対に沈下している地域があります。
この私の地域も一年に1センチ隆起して、昔は海だったところが現在は陸地となっています。
それは付近に海岸を現わす地名が残っています。
地面は動いていないように感じますが実は毎日動いているのです。
地球は常にマグマ等で烈しく活動していて、まさに生命そのものです。
海底何千メートルの深いマグマの熱水が噴出すところで生命が誕生したと云われています。

このような活動も不思議な霊的波動で動いているといえます。

宇宙も大生命そのものであります。

大自然も大日如来の活動。

閑林に独坐す、草堂の暁
三宝の声、一鳥に聞く
一鳥声あり、人心あり
声心雲水 倶に了了

鳥の声をもそれを聞いている
自分の心も、流れる雲も逝く水も、
大日如来の活動そのものではないか。

               弘法大師空海





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