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音楽・夢くらぶ

2005-06-03 00:00:00 | この人に萌え萌え!

というNHKの音楽番組で、五輪真弓さんと平原綾香さんが、出演された。

女性シンガーソングライターの草分け的存在である五輪さんが、21歳のとき書いた「少女」を、今21歳の平原さんと共演するというのは、誰が考えたのかしゃれた企画だなと思った。二人とも低音が魅力の歌姫だ。

多感な少女の心の軌跡を歌った名曲は、まだ少女の手前にいた私にも、強い記憶を残している。

平原さんは、この大御所から、共演で、どのような声が発せられるのだろうかと、その変化に興味を持っていたそうだ。ところが、五輪さんからは、「あの当時の声がふわっと出てきて、わあ、さすがだなと思いました」
五輪さんは、それを受けて「そりゃ、歌っている当時が、歌に呼びおこされるのよ」
いやいや、みずみずしい感性を維持していなければ、今の私たちの心に、こんなに響きませんとも。五輪さんの声のつややかさ、伸びやかさは、むしろ年齢を重ねて、深く豊かなものになって、いよいよ魅力的である。

途中、息抜きに、アーティストの思い出のスイーツということで、五輪さんの子供の頃、大好きだったというかりんとうを使ったアイスサンデーが出てきたのだが、
五輪さんと司会の中村雅俊さんが、かりんとう談義をしているのを、そっちのけで、平原さんは、アイスサンデーの美味しさに感動しているリアクションが、若い女の子らしく微笑ましい。ふたりが話しているのを思わず割って「これ、美味しいですよ。」「もうウハウハ食べちゃいます」
年よりずっと落ち着いてみえる彼女の、21歳の素顔がかいま見れたようで、にっこりしてしまう。

平原さんから「お子さん持って変われましたか?」と問われて、五輪さんは、「変わりました。そりゃ自分が変わるから」
「自分が変わっても、周りは、変わらないから、昔の歌を聞きたいといわれる気持ちもわかるけれど、今の自分自身を表現することが一番大事。」
ときっぱり言われたことは、かっこよかったね。

世間的な売上のピークは過ぎていても、自分の世界を、衰えることのない情熱で追求していく姿は、ステキ。最後は、平原さんが、映画「四日間の奇蹟」の主題歌「Eternally」を歌って締めた。この若い歌姫も、愛の持続を歌う。歌手が、歌にこめる歌心というのは、何年たってもも、色あせないのだろう。


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