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Drコトー診療所2006 第5話

2006-11-11 00:52:18 | 映画&ドラマにハマル!

今回は、原親子が、メインのお話。タケトシ父さんは、事故を起こして借金を負って、あせりから、普段のタケトシなら絶対しないような過ちを犯してしまう。儲け話にのって、全財産をすってしまう。全ては、医者になりたいという息子の夢を応援するためだった。

シゲさんには、つっぱってしまったタケトシも、コトー先生には、自分の弱音を吐く。「みんなに助けてもらう資格もねえ。タケヒロの父親の資格もねえ。オレは、本当に情けねえ。」

コトー先生は、黙って聞くだけ。うすっぺらなドラマなら、ここで主人公が、ぺらぺら安易にしゃべるのだろうけどね。でも、コトー先生の表情を見てると、中島みゆきの主題歌「銀の龍の背にのって」の歌詞、「まだ飛べない雛(ヒナ)たちみたいに僕はこの非力(ヒリキ)を嘆(ナゲ)いている」が、流れてきそう。

「コトー先生がもっと早く島に来てくれればな。」

先週は「おれには、コトーしかいねえなあ。おれの老後頼むぜ」とシゲさんが言った。コトー先生が島に来たときは、コトー拒否の急先鋒だった2人だけに、この変化は、感慨深いなあ。

タケヒロくんは、成長して、声変わりが、ショックなほど。2003年版では、キューピーさんみたいな子供体型だったのにね。子供らしい可愛さが失われて、子役からの脱皮で、ちょっと中途半端な難しい時期だろうなと思う。「かわいくなくなった」なんて言われたら、本人は傷つくよね。

タケトシ父さんは、息子に自分の窮状が知れたとわかると、早々に一人帰ってしまう。どこまでも不器用な人だ。父一人、子一人なのに、離れ離れというのは、やっぱり不自然。医者になりたいから、中学から、東京の学校へ行くという選択は、受験においてノーマルなことなのだろうか?島の漁師としての父を見せ、タケトシを育てることが一番の教育だと思うけど。

タケヒロが、コトー先生に、「僕、学校をやめようかと思う」と吐露するのが、ラストシーン。この告白を聞いたときのコトー先生の表情がまた、絶品。そうです。目で演技する人です。吉岡コトー。

でも、先週の予告で、ここまで見せちゃってたからね。予告で、次回のラストシーンまで見せたのは、どうかと思う。予告で、最後まで見せちゃダメでしょう。

2006年版では、コトー先生は、島で起こる出来事を、見守る存在で、メインキャストでありながら、あんまり話の中心になることが少ないのね。ちょっと、それが、不満といえば不満。「受けの演技」もいいけど、ドラマを、もっとかきまぜる役どころになって欲しいとは、吉岡コトーを、もっと見ていたいファンの欲目かな。

タケヒロくんの手紙を、椅子のクルクルさせながら読むシーン、クラッカーを持って足をバタバタさせるところ、寝起きのところなど、キュートなコトー先生が見れたのは、萌えでした(笑)


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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんは。なかなか眠れないので夜更かしです。 (みんと)
2006-11-11 01:47:07
こんばんは。なかなか眠れないので夜更かしです。
確かに、今回のコトー先生活躍の場が
少ないような・・・。
吉岡さんは見守り役が多いですね。
「四日間~」にしろ「死亡~」にしろ。
最近の作品で積極的に動いたのは
「三丁目」と「心~」位でしょうか。
確かに吉岡さんの「受けの演技」は
絶品ですし、巧い役者さんじゃないと
できないと思います。
でもやっぱりコトー先生のエピソードも見たい私はやっぱり欲張りな吉岡ファンです(笑)
今回のテーマは「医者とは何か」なので
後半に期待しましょう。
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突然失礼します! (一子)
2006-11-11 08:17:48
突然失礼します!
実は、先日ぐうぜんこちらのHPを見つけて、密かに拝見させていただいていましたぁ。

「うすっぺらなドラマなら、ここで主人公が、ぺらぺら安易にしゃべるのだろうけどね。」

「タケヒロくんの手紙を、椅子のクルクルさせながら読むシーン、クラッカーを持って足をバタバタさせるところ、寝起きのところなど、キュートなコトー先生が見れたのは、萌えでした(笑)」

まったく同じ意見で・・・感激!!のあまり、ついコメントを・・・

他の色んなページも拝見させていただきましたが、カッチさんの文章力に引き込まれてしまいます。
(大阪の方なんですかね?私も大阪在住です。)
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ども^^   こちらでははじめまして (さったら)
2006-11-11 10:03:23
ども^^   こちらでははじめまして

今になって カッチィさんと同じように中島みゆきの「銀龍」がしっくりきてますよ!
2003ではそれほどまでの苦悩が描かれてないので??でしたが...! 医療ドラマなのだが、離島の人々の人生物語を鑑み、人と人を根底に置いたドラマの脚本は原作とは少し違ったニュアンスを持ちながら進んでいますね.....  それはそれで好きですが.....^^  もともと倉本ドラマファンなもので....汗
今後の展開楽しみっすね!!
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みんとさん (カッチイ)
2006-11-11 15:13:49
みんとさん
カッチイも、実は、TV情報誌で、「コトー先生の優しい言葉に触れて、タケトシさんが本音を言う」という情報を得ていたので、初めは、「あ、何にも言わないんだ」と思ってしまったのですが、ビデオで、コトー先生の黙って聞いている表情を、繰り返し見てると、コトー先生は、安易に慰めたりしないのだなという吉岡コトーの意志を感じました。だけど、タケトシへのいたわり、寄り添う気持ちは、痛いほど伝わってきました。抜糸したり、傷の手当てという全然違う作業をしながら、それを表現するなんて、すごい役者さんです。ドラマ、早くも中盤ですよねえ。

一子さん
はじめまして。ドイツのことをテーマにするはずのブログですが、吉岡くんのことばかり書いちゃって。Drコトー診療所2006は、全話ドラマレビューを書いていきますよ。吉岡さんは、ユーモラスな動きが上手いですよね。今回のキュートなショットは、ファンサービスかと思ったくらい(笑)

さったらさん
はじめまして。中島みゆきさんの「銀龍」は、名曲ですよね。この曲以外には、テーマソングが考えられない。ドラマのプロデューサーが、長文の手紙を書いて、中島さんをくどき落としたと聞いたことあります。

「北の国から」が、あれほど続いたのは、純君と蛍ちゃんの成長物語として、描いていけたから。「Drコトー診療所」の医者としての苦悩を、一歩掘り下げたのが、今回のシリーズ。でも、コトー先生自身の大きな変化はないですよね。

長く続いていくためには、彩佳さんと結婚して、子供を持ってというようなコトー先生自身の大きな変化まで描いていくことが、必要だと思うんです。タケヒロくんが、医者になるまでの過程も平行して描いていってほしいな。原作と、ドラマは、別物だと思います。
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早速、おじゃましました。色々とご活躍のご様子、H... (クローバー)
2006-11-15 22:24:03
早速、おじゃましました。色々とご活躍のご様子、HPで楽しませていただきました。ドイツは私も懐かしい場所です。もうすぐ12月、クリスマスの飾りつけが始まりますね。なんだか、また飛行機に乗って、飛んで行きたくなりました。また遊びに来ます。
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