
食育部会では東日本大震災後 、石巻市尾ノ崎集落の方々と毎年1回の交流会を開催しております
お邪魔する毎に復興が進み景色が少しづづ変わっています。私達食育部会では、微力ながらも地域の方々の元気と笑顔のお手伝いができればと思い今年も交流会を開催してきました。今年は、ハマナス会の坂下さんが鮭のさばき方の実演をしてくださいました
坂下さんは、日本のお母さん100選
に選ばれたとても優しい体験民宿のんびり村のお母さんですが、東日本大地震で津波の被害に遭われ現在は農家レストランとして活躍しております。そんな坂下さん、この季節には1日に7匹もの鮭をさばくこともあるそうです
メスの鮭
オスの鮭
Point オスとメスの口の形が違います。(メスと比べるとオスの口先が丸みを帯びています)よ〜〜く比べてみてください
〇最初に塩を振りたわしや包丁の峰を使って身に傷が付かないようになでる感じでぬめりを取ります。
〇子が出てくる所から包丁を入れ、口の所までガッチリ包丁を入れる。
〇イクラを取り出し内臓を取り出します。
Point このようにイクラが袋に入っている状態が最も美味しい。
産卵間近のイクラは袋から出てポロポロとこぼれてくる。
口に入れ噛んでもボールのように固いイクラは孵化間近なもの
〇頭を落とします。腹皮を持ち上げヒレの所から切る。
Point 包丁を斜めに入れることで無駄に身が付かない。
〇3枚おろしにする
ヒレの所に切れ目を入れてから切る。
腹皮を持ち上げて骨に沿って切る。
さばいた鮭は食育部会へお譲りいただきました。
坂下さん有難うございました
第2部はランチ会です
カニご飯 (ヒラツメ蟹) 鮭のアラ汁
ガザミ蟹・ソムリエ農園で収穫したサツマイモ(紅はるか)サトイモ(きぬおとめ)の蒸かし芋・ワサビ菜の胡麻和え
キッズ野菜ソムリエの七海ちゃんと陽太くんに野菜クイズを出してもらいました
途中、上品の郷で購入した新鮮な珍しい野菜です。カーボロネロとスイスチャード
参加されたハマナス会のメンバーの中に生産者さんがいて、いつも以上に盛り上がりました
そして楽しい時間はあっという間に過ぎ最後に長面浦の焼きハゼを譲っていただきました
スローフード協会の味の箱舟にも登録されている貴重な地域物産です。
これからも復興が進んで行き、また来年も元気な皆様にお会いできることを楽しみにしております。ご参加されたハマナス会の皆様、有難うございました
記 ・写真 三原 けい子