うさたろうの 気儘なフランス散歩

2年の予定が丸7年。赤貧学生としてのフランス生活にも終止符。約4年8ヶ月続けてきた日記、改め、気儘なフランス散歩…

初・独りランチ

2006-03-16 06:55:25 | フランス(食べ物・飲み物)
今日、こちらに来て初めて!と言っていいくらい、一人で外食をしました

あ、注釈。
それは、旅行とか外泊時は別にして、という意味です。

前の街では…?
友達のお店に、飲みに行ったことは何度もあります。
でもそれ以外は、ノン!
パリに来てからは?
う~ん、ぅ~…ワインバー以外、多分ない、です、ハイ。

で。何故急に外食をしたか?というと。
一番の決定的要因(?)は、前から行ってみたいお店があったから。

そ。
そこは結構好きな食べ物で(ベトナム料理)、場所は中華街。
今の私の状況だと、なかなか友達と行く機会がないとも言えます。
(と言っても。先々週日本人の友達と別な中華街に行きましたけどね。。。)

…最初はそのお店に入る気は全くなく、昼ご飯1食さえ用意できないくらいの冷蔵庫の貧弱ぶりに加え、足りなくなったアジア食材を買い足しに、件の界隈にトコトコ向かったのでした。
そして本当は。
お昼ご飯として、友達から聞いた「ベトナムのサンドゥィッチ」を買って、家でゆっくり食べる心積もりだったんです…。



この「ベトナムのサンドゥィッチ」のことについて、話を聞いた彼女(日本人。ベトナムにも行った事がある)によると、すっごく美味しいし(現地ベトナムより美味しい?)、コストパフォーマンスもいい(たった2ユーロ。種類もいろいろ)とのこと、だったんですよね。
2ユーロなら、たまに「一人ご飯」を手抜きしてもいいかしらん♪…




ところがどっこい。お天気はいいものの、気温が低いここ最近。
しかも、お腹がペコペコでした。(昼食前です。)
何だか、スッゴク暖かいものが食べたくなりました。

贅沢な気もしたのだけれど、ま、一人外食だって、時にはやってみてもいいかしらん?!
と思い、心に温め続けていた件のレストランで、スープそばでも食べよう!と思いつきました。
…何しろ、中華街はそもそも安く食べられるんですもの。

というわけで。
買い物前に、そのレストラン(食い意地が張っているのでレストランの描写は覚えていたのです)に寄ってみました。

本当は、ラーメンみたいなサイゴン麺(?)にするつもりが、腹ペコもあり、注文時には、突如「ボ ブン(細いフォーのレタス和え?に、焼肉とネムが乗っている)」に変更。

件のお勧め記事には、ここの他の食べ物(生粋のフォー)がパリ1美味しい!って書いてあったんですけど。
ま、そんなに美味しいものを出すお店なら、何を食べても水準以上だろうな、という思いもあって。

狭い店内、奥の厨房で料理する音が聞こえます。
ワクワク

漸く、出てきました。
思ったとおり、ボリューム満点。
美味しそう!(こっそり写真を撮ったのですが、暗さでイマ2ヒャクなので載せません

いっただきまぁ~す!
バクバク。

…う。う。。。。。




何でこんなに味が濃いの?
しかも炒め油がよくない。(そもそも使いすぎ!)

基本的に頼んだものは何があっても残さない主義の私が食べ始めから、既に密かに…たら~り。。。
食べきるかしらん。

一人なので飲み物も頼まず、水道水のみ。
とりあえずは、その水をガブガブ飲みながら、積極果敢に食べ進めました。

しかし。
減らない…
ドンドン、味の濃さと油が気になる…。

いえ、決してマズイ、わけではないのしょう。
ただ。私の好みに合わなかったのか、あるいは体調が優れなかったのか(と思いたい…)。

余程主義を曲げて残そうかと思いました。
でも。
意地汚く、初めての贅沢(?)一人外食、残してなるものか!と必死になって取り組みました。
…最後の5口くらい、相当辛かったです。

汚い話()胃腸が強靭でアゲタことがない私。
格闘しながら、、このまま丼に「ウッ!」としてしまったら、お店の人ビックリするだろうな、なんてことまで想像しちゃいました。



そして。
何とか残らず口に入れきった、と思った瞬間、お店の人がやってきて
「美味しかった?」と聞いて、丼を下げていきました。
すると。
日本人の私ったら、思考も無く間髪いれずに
「とっても美味しかった!」との返事が、口をついて出ていました




レストランを出てから少し消化を助けるために遠回り、と歩き始めたのですが。
あまりに胃もたれがし、目的だったスーパーに入ることも大いに躊躇われ(中華街のスーパーって結構においがキツイんですよね)、ノロノロと3駅ばかり歩いて、力なく家路につきました。




ふ~む、む、むむ。。。
というわけで、今日の教訓。
1.口コミがいつも正しいわけじゃない。と認識するべし
2.レストランに入る前には、自分の直感をもう少し大切に扱おう
3.接待・おごり以外で口に合わなかったら、残す勇気を持とう

…帰宅して、結局消化剤のお世話になった、という情けない日誌でありました。。

まだまだ続く…

2006-03-15 17:28:10 | フランス(教育・学問・社会)
昨晩は久しぶりに午前様。
と言っても遊んでいたわけではないんですけどね。

で、帰ってきて喉が渇いていたので、ビールをグィッ!プファ~、美味しい
水曜日は朝寝坊できる日だし…なぁんてほくそ笑んでベッドに。



だから、8:30くらいまでは寝ているつもりだったのに。
ゴミ収集車の音で7:00過ぎに起こされました

…私のアパートの前は狭い一方通行なので、それほど車の往来もなく、比較的いつも静かです。
ただ、このゴミ収集車って、ずっと圧縮機械を回したまま走行するので、結構な音がするんですよね。
しかも、建物毎に出してあるゴミ箱を止まりながら処理していくのでヤケに遅い。
というわけで、起きていれば気にならないものの、寝ていると、「!!!」となるわけです。

こういうところはフランス人もきちんと働くのよね!と苦笑しつつ、7:00では仕方ないだろうと、とりあえず起きることにしました。



…チャンネルをひねって(←死語ですね。リモコン世代には笑われそう。勿論私のテレビも今は回すチャンネル自体ありません)ニュースにすると、学生のスト・デモがますます激化している模様。
昨日は、また全国的大々的デモ行進が行われていたのですが(明日、そして土曜日も予定されています)、夜になって、警察・機動隊との衝突があったようで。
警察・機動隊側に9名の負傷者、そして、デモ隊の方からは9名が捕まったとか。

参っちゃいますね。。。
結局、器物・建造物損壊だけに留まらず、こうした暴力騒動に発展。
高校生も相当参加してきているようだし。
治安が悪くならない前に、一定の収拾方向に向かってほしいです。



…私の大学も20日までは閉鎖される、と先生から昨日聞きました。
ま、私の学科は、他の建物で授業が行われていて、そういう意味では平静ですし、週1・金曜日の本体大学での授業が休講になるのは、2回目だけどやっぱり歓迎、かな
ただ。
楽しみにしていた土曜日の特別セミナーが中止になってしまったのはかなりショックかも。
延期ではなく、中止って先生は言っていたもの。。。ふ~っ。


さて、と。
今日の写真は(先日撮影したものですが)、サン・シュルピス教会付近(←ダ・ヴィンチコードで確か最後の謎解き場面)で行われている、美術エクスポジションの一作品。
既存の銅像やオブジェに、何かを付着(?)させて新しい視点を提供する、という感じ?なんでしょうか。
こんなオレンジだったりするので、かなり目を惹きます。
…このオブジェ(?)は、サン・シュルピス広場ではなく、サン・ジェルマン教会とカフェ・ドゥー・マゴの間で遭遇。
だから日本人は多かったのですが、こんなもん(?)を写真に撮っているのは私くらい?
やっぱり作品として、ちょっと、う~ん。。。ですよね?

遅い晩御飯の夜は

2006-03-14 09:40:35 | うさたろうの食生活
今日は、ちゃっちゃ、と書き終えようと思っています。
ていうか…いつもそう思っているんですけどね、。(←本当です!)

覚悟が足りないのか。
つい。
たいしたことを書いてないくせに長くなってしまうのです
短文でピリリと書きあげるブログでありたい!…私の、切望真剣・取り組み課題。



でもって。
今日は、その覚悟はただものではなく、"眦(←フワッ!この漢字しか変換できません。私はてっきり、作りと部首が上下になっている漢字しか知りませんでした。。。面白いものですねぇ)決して"おります。

だって。
眠いし、もうちょっと日本酒呑みたいんだもの



老朽化して水漏れのする湯沸しタンク(なのか保温タンクなのか未だによくわかりませんが)を換えに、大家さんとその馴染みの工具屋さん(?)が家に来たのが18:40。
2時間くらいかかるだろう、とは言われていたので、まぁ3時間くらい?と思っていたのでした。

しかし。
その読みも甘かった…
4時間かかりました。

でも、いろいろな問題はありましたが、何とか無事取り付けが済み、11:00前にはお二人は帰宅の途に。


残された、うさたろう

…。
お腹空いたの、通り越しちゃったよぉ!
でも。
夕方の空腹感を思い出すと、何か食べておかなくっちゃ!

そんな脅迫感と。
多分今日はシャワーも浴びれないだろう(←お湯が溜まるのに時間がかかる)=食器洗いにお湯が使えないだろう。
という予想の元、近くの中華・テイクアウトに行ってしまいました。

3品ばかり買ってきて、1皿に盛って(なるべく洗いものを減らそうという魂胆)電子レンジでチン。
そのお供は、勿論ビールでしょ。"クイッ!"

結局飲み足りず、消化不良で、次のお酒を物色。
(もう勉強する気も失せていますからね。)
ワインをあけようか迷ったのですが、食べ物は今更欲しくない。
ならば、ということで、冷蔵庫に眠っていた中華街ゲットの日本酒に手が伸びました。

そして、グビグビ。

しかし。
ふと現在の状況に気づいて、即刻途中休止。
掃除!!!
掃除をしなくては!

何しろ、狭いステュディオは工事の影響強大。。。
…チビ台所から棚も中身も大移動させているし。
小さな部屋はモノ氾濫状態であります。

深夜、掃除機は音が気になることもあり最低限ざっと。
その後、拭き掃除を始めました。

が。
また明日掃除機をかけ直してきちんとやり直さなければ、という状態だということを即座に納得。
しからば、今日はここで敢えなく小休止。日本酒の続き、に取り掛かりましょっと!…正にそういうところなのであります。

お散歩日和の日曜日

2006-03-13 06:49:36 | フランス(余暇・習慣)
気温は結構低かった(寒い!)のですが、朝からい~お天気の日曜日。
やっぱり悪天候が続いた後に、お陽様を見るとウキウキしますね。

でも。
今日は朝のスタートがイマヒャクデーでありました…。

生まれて初めてなんですが、目が醒めたと思い、立ち上がって時計を定位置に戻しに歩きかけた途端、また一瞬深い眠りに引きずり込まれ、膝が折れ、目の前のテレビに自分の体が落下してしまいました。

ウギャ~

痛さに、今度こそ目がパッチリ。
一体何が起きたの?

瞬間立ち寝をしたんだと気づき、目覚めの良さが取り柄と思っていた私は、かなりショックを受けてしまいました。
しばし、打ち身をさすりながら呆然…。

だって。
昨晩はそんなに遅く寝たわけでもなし、勿論お酒もたくさん飲んでいたわけでもなく。
それに。
今朝だって普段より遅く目が醒めたくらい。
それほど眠さが残る要因が全く思いつかないのですから。
う~む。
…今後は起きたことを再度確認してからベッドを出よう。


今日の午前中は、大家さんのご主人が、水道屋さんと一緒に来ることになっていました。
湯貯めタンクから水が漏るのを直しに。

先日、私が近くの水道屋さんを呼んだところ、タンク自体の老朽化による水漏りだから、タンクを取り替えなければいけない、と言うことで、その内容は報告しておいたのですが。
取替えより、修理ですめばと思われたのでしょう。
…昨晩予告のがあったのでした。

9:00に、との約束が、その後の電話で9:45になる、と。
フランス人にしては、そんなに時間をはっきりさせてくるなんて珍しいじゃん!パチパチ
と思っていたのですが、ま、いらしたのは10:00でした…。
それでも、十分合格点でしょうね。

でも結局、連れていらした馴染みの水道屋さんも、即座に
「あ、こりゃもうだめだ。」と。
何もすることなく、ものの数分で彼らは帰っていきました。

となると、タンクを買って、取替えに来てくれるのっていつになるのかしらん。
とあまり期待もしていなかったのですが。
またその後電話があり、もしお目当てのタンクが買うことが出来れば、明日の夜取替えに来る、との連絡。

おぉ!素晴らしい
はっきり言ってそんな迅速な対応してくれるなんて最初から予想していませんでしたもの。(日本だと当たり前なんですけど。。。)
万々歳です。



さてと。
最近、家での勉強に集中力が欠けているので、今日こそは!と意気込んでいたのですが。
…案の定、ダメでした

また、ケーブル・テレビが何も映らなくなり(日曜日は連絡もしようがない…)、まったくもぅ!と気が散り始め。。。
挙句、お天気のよさにつられて、お散歩へゴー

いつもはつい、セーヌ河にまず向かうのですが、今日は久しぶりにリュクサーンブール公園方面に。

それにしても、お店はそんなに開いてないし、気温も低いのに、人出の多さには驚きます。
間違いなく散歩大好き国民ですね。

そして、営業しているカフェのテラス席は、勿論満杯。
…ホント、フランス人って、これまたお陽様光線がラブ!なんですよね。
(少しはお肌のことを考えようよ…。私もお陽様は大~好きですが、光線はノーサンキューです。)




あ。。。
それでもやっぱり、散歩の〆はいつのまにやらセーヌ河に向かってしまったうさたろう、でありまして…。

昨日の写真があまりに説明不足と思い…撮った1枚を載せてみます。
水かさが増し、氾濫寸前(?)のセーヌ河。

奥の建物は、ルーブル美術館です。
その手前には、すっごい小さいですが、散歩する人たち。
まるで水の上を歩いているように見えませんか?

ストのもたらすもの

2006-03-12 07:52:20 | フランス(教育・学問・社会)
土曜日は朝のニュースが無いので、昼のニュースを見て吃驚り・愕然。
今朝未明、ストの続きで大学に立てこもった300名余りの学生たちに対し、自衛隊・警察による力ずく撤退騒動(若干の武力衝突も)があったとのこと。
画面に映る映像を見て
止めて、私の大好きな階段教室めちゃめちゃにしないで!


そう、こちらの大学では、かなりの建物が、日本で言えば歴史的建造物として保護されるに価する、古い建物をそのまま使っています。(住まいもそうですけどね。)
そして、そういった建物内部の教室では、やっぱり建築当時のままなのか、調度品も古いけど、とてもしっかりした作りの素敵なものが揃っていて、中には今回の階段教室のように、大きな絵が飾られてあったりします。
ホント、この階段教室はとりわけ雰囲気のあるお教室なんですよ。
…時々近くを通りかかると、授業中でもこっそり覗いちゃたりして、ウットリ



幾ら立てこもるって言ったって、そういう内部を結果的に壊すことになるなんて、学生たちも警察も、あまりにひどい
反対するのもいい、撤退させるのもいい、でも。
何もあんなにメチャメチャにしなくたって



結果、11人の学生が捕まったそうです。
別に私の大学の学生だけではなく、いろいろなところから結集した積極活動学生だと思うのですが。
そんなことまでして、何になるんだろうか。
…私にはやっぱりよくわかりません。
勿論、政府のやり方に反発したり態度に表すのは、無関心より遥かにいいかもしれませんけどね。
何だかこんな闘い、虚しく感じるのは私だけ
まぁこれで、少しでもいい社会に変わっていけばいいのですけど…。


そんな私の嘆きを表す1枚というわけではありませんが。
(あまりに綺麗じゃない写真でゴメンナサイ。)
真ん中のグレーの部分が普段のセーヌ河の散歩道。
左の船は、セーヌ河に浮かぶカフェになっているんですけどね。
今日ばかりはお客さんもほとんどいませんでした。。。
…パリでも雪解けの水なのでしょうか…。

それでも、まだまだ春遠く。
のパラつく寒い土曜日でした。

ストで休講

2006-03-11 18:44:12 | フランス(教育・学問・社会)
昨晩は、自らのミスで更新記事を消してしまいました。
あまりのバカバカしさに、大いに落胆。。。

朝になっても、その自分への不甲斐なさで更新にイマイチ気分。
まぁ、記憶のためにちょこっとだけ書き綴っておこうと思います。




昨日=金曜日は、今学期になって週1回の大学本体での授業の日です。
でも。
朝行ったら、案の定、大学の建物はストで閉鎖。
建物に入れず、授業はなしで、そのまま帰宅しました。

先日少し話題にしたように(←って間違ってましたね、まだ法制化まで到っていません。下院通過させたところまで、かな)、雇用対策に関する新しい法案をドミニク・ド・ビルパン首相が半ば無理矢理(?)成立させようとしていることに対して、学生が反発、始まった今回のスト。
今は労働組合も結集して、全国的に波及しています。

法案の要旨を簡単にかいつまむと、
失業率・就職率の低迷を払拭するため、26歳以下が初めて仕事に就く場合、2年間を試用期間と定め、その間は雇用者(被雇用者20名超の)側は理由なしに解雇もできる。
つまり、一度採用したがために不要な場合でも辞めされることができないリスクから採用控えがある、と。
それに風穴を開けるべく、今回の法案が提出されたというわけです。

7日に、政府への反発諸要因が重なって、学生と労働組合で大々的ストが行われましたが、また16日に予定されています。
そしてその間も、解決案がないので、こうして局所的に(?)ストが継続しているというわけ。

今後一体、どういう展開になっていくのか?
私には読めませんが、あんまり長く続くとやっぱり困るかも。
…幸い、私の学科は普段研究所のようなところで行われているので主要科目についてはあまり影響もないし、こうして1回きりの休講はヤッパリ嬉しいんですけどね


目覚めのよくない1日は…

2006-03-10 05:19:22 | 日常生活の中で
昨晩更新を怠ってしまいました
いつも通り、寝る前・シャワーを浴びる前、パソコンに向かったのですが。
更新画面にならないのです
少し時間を置いて何度か試してみたものの…やっぱりダメ。

暫くして諦めましたが。
理由がわからないのが悔しいです。
ちゃんと自分の画面は見られるし、ですから勿論goo上での他の方のブログも読める。
なのに。
自分の更新画面に行こうとすると、失敗するんですよね。
もし、gooがメンテナンスなどをしているのならそう言ったコメントが出るはずでしょ?
う~む。なんでだろう。

ホンとにね、現実として、なくてはならないものでスゴク活用させていただいているのですが、時々このネットの仕組みに激イライラします。

昨日もそう。
理由が分かれば別にいいのですけどねぇ…、ふぅ。。。(って、理解できるように独学しなさい、って?)

今日も、学校の課題(情報科学の科目)をやるためにわからないことをネットで調べようと思ったのですが。
ちっとも私が知りたいことに行き着かない。
すっごい、時間を潰してしまいました。
…誰方か、初心者にでも分かる(←ここが大切)makefile上に書けるコマンドの一覧サイトを知りませんかぁ?

とにかく。
もうちょっと検索サイトの精度があがればいいのですけどね。
これが実現されるのは、まだまだ先のことでしょうか。



さてさて、ボヤキはこれぐらいにして。
今日は、というと。
ふ~む?
あれれ、そ、特にニュースもない1日を過ごしましたねぇ…。
というか。
早朝、モノスゴイ痛みを伴う「こむらがえり」で目が醒め…。
イマヒャクさえない1日だった、ということでしょうか。

いや~。
こんな痛いこむらがえり、何万年ぶりです。(って何年生きてるの?)
というより、こむらがえり自体、スッゴイ久しぶり。
こんなに痛いもんでしたっけ。

朝4時くらいに「助けて~」と呻き声をあげてしまいました。
数秒でその痙攣は収まったのですけど…。
その「たった数秒」が、すごっく長く感じました。
しかも、その後、歩くとまるで軽い肉離れを起こしたように痛いのです。



ちょっと心配になって、これもネットで調べて見ました。
へ?肝臓が弱ってる?お酒は控えましょう!

そんなぁ。
最近、それほど全開してない(つもりな)んですけど。

ハイ、勿論妊娠はしておりません。
透析も受けてません。
となるとやっぱりお酒???

いえ。
多分、たまりにたまった運動不足なんでしょう。
それと栄養のバランス&ストレス過多?



まぁ、何でもいいけど、もう2度とこんな気分の悪い目覚めをしないためにも、こむらがえりに利く!という食べ物を目につく限り買ってきました。

したがって、夕食は、アペリティフでアーモンド、ホンレンソウの胡麻和えをつまむ、というなんとも妙な取り合わせでスタート。
そして。
〆には、お腹いっぱい&食べたくもない、のにバナナも押し込みましたとさ。




本当は、継続的な運動を即刻始めるべきなのでしょうね。
ただ。
運動は、一度始めると、どーも中途半端で終わらせられない性質なので、腰があがるまでが相当ノロいんですよね。
でも。今回はそんなこと言ってられないかも。。。
とにかく、今晩またあの苦痛を味わいませんように!

ブルーデーは、結局アマちゃんデー

2006-03-08 05:16:21 | フランス(教育・学問・社会)
今日は、火曜日というのに今から勉強もせず、飲んだくれて(?)寝ようと思っています。
…何だか疲れちゃいました。。。

いえいえ、ご心配に全く及びませぬ。(って誰も心配してないって?失礼しましたぁ~!)
ただ。
異国人がその国の一市民に混じって生活をすることは、たま~に疲れを催させるってことです。

中には、移り住んだ国が天国(?)のように思う方もいるのに、反面、全てを含めて覚悟&期待で来たもののさっさと見切りをつけて帰る方もいるように…それぞれの感じ方次第なんでしょうね。

…私は、というと、その真ん中。どっちつかず。
どっちも大好き、だからどっちも批評したくなる。
住めば住むほどそう思います。
結局は「コウモリさん」と一緒。
どちらに対しても距離を置く外れ者になっていくだけなのに。

そんな感覚に捉われて、時々無常感と寂寥感に襲われます。
一体私って何者なんだろう?

ん、それでも。
こうしてジックリ腰を落ち着けて、自分の母国以外に暮らせて、いろんなことを考えられていることをヤッパリ幸せに思っているんですけどね。



昨日のブログでも書いたこと以外に、実は最近、生活上にいろいろ問題を来たしていたのでした。
税金のこと、昔の過剰負担電気代のこと、賃貸ステュディオの老朽化に寄る問題、その他の契約・手続きのこと、買った物のリコールetc...。
こんなにイッペンに集中しなくてもいいじゃないってくらい。

その度に、こちらの慣習に則り、時間をかけ手紙を書き、或いは電話をかけ、窓口に出向き…。
相当な労力・時間・気遣いをしているのに。
結局、それがないがしろにされたり。却って裏目に出たり。
問題ばかり山積。なんてことが時折あるわけです。
(これは絶対!日本ではありえないことばかり…)
すると。
今日みたいな、言いようも無い脱力感に捉われたりするのです。



でもね。
そ、今日は一応首尾上々でありました。
朝1に乗り込んだ、某公共機関は、対応こそ良くなかったですが
呆気にとられるほど私の言うことを聞き、その場で1件落着。
こんなことだったら、最初に出向くべきだったかな。と思ったりしました。
(実は半年以上の懸案課題。5回も手紙でやりとりしました。)

テレビもまた見られるようになったし。
(3回電話しました…ADSL経由のケーブルテレビなのに突然見られなくなりました。)
良かった、よかった


しっかし!
保温タンクの水漏れの報告に対しての大家さんの態度は、案の定だったなぁ。
1度目はまだそれなりだったのに、先ほど電話をかけなおしてきて、
賃借人(=私)が留守の間に、業者を連れて来るって言うのですが。
それって普通ですか?

私は前日にでも言ってくれれば是非「一緒に立ち会いたい」って言っているのに、です。
いつになるかわからないし、急に分かるからって。

…って。
ま、こんなこと、もうどうでもいいや、ですね。
とにかく、フツーの生活がつつましく続けられればありがたいです。

ただ。今日はちょっと重めの交渉が続きました。
というわけで、とりあえず未だ中継地点ではあるけれど、ひとまず「お疲れさん!」。
と、うふっ、自分をねぎらう夕べにしようという魂胆。

…本当はね、近くのワインバーに一人で出向こうかと思ったのですが。
残念ながら、ザンザコさん、なのであります。
最近天気悪いのも、ちょっと最近ウンザリかも。

とにかく。
明日が飛びっきりいい日になりますように

求む鎮静剤。答えはスィーツ?

2006-03-07 06:52:04 | フランス(食べ物・飲み物)
日本語には怒ったことを表す身体的表現が幾つかありますが、その度合いは
1.腹が立つ
2.ムカつく
3.頭に来る
と、感覚はお腹から始まり、部位上昇するのではないでしょうか。

しかし。
3.の頭にまで達した後、再び最高度合いの怒りとして、
4.腹が煮えくり返る
に行き着くのでは、なぁんて考えているところであります。

…何でこんなことを考えたかというと、久しぶりに
腹が煮えくり返るの一歩手前まで行ったからです。

人生それなりに生きてきたつもりですが、フランスに来て初めて
「腹が煮えくり返る」というのは単なる喩えではない、
物理的に、お腹が沸騰する感覚を実感として体感するものなんだ、と気がつきました。
…このことを体験したのは、既に2年位前の話。

今日はそんなことも思い出しつつ、思わず腹立ち紛れに枕を壁にぶつけて
「バカにすんじゃないわよ!」と声をだしてしまいました。
何しろ今日、あまりに頭に来る、バカバカしいことが重なりました…

ここに書いても、後で見て、反省と共に自らが不快になるだけだと思うので、書きませんが。
いずれ小出しに吐露するかもしれません…

滅多にないことですが、まず学校で腹が立ち(授業を途中で出ようかと思いました)、その帰り道では頭のオカシイ老女にお金を乞われ、断ったところ思いっきりドツかれ(こちらの物乞いはフツーとても丁寧なんですけどねぇ…)、寄ったスーパーでは差別のお会計係りに当たり…

かなりクサクサして帰ってきたところに待ち受けていたのが、1通の手紙。
コイツが私の怒りに止めをさしました。

とにかく。
あまりに納得が行かないので、明日朝一番で説明を求めにその機関に出向くつもりです。
これまでの書類も整えておかなくちゃ。ふ~っ…



っと。失礼しましたぁっ
それでは、気持ちよく話題転換と行きましょう。

今更ですが、マカロンって日本でもかなり定着し流行っているんですよね?
私が日本を出てきた3年半前はまだそれほどではなかったように思いますけど。
だから、当時、とある地方の同じ語学学校に通っていた現役大学生の日本人の男の子が、パリに旅行して日本に帰国するにあたり「ラ・デュレ」のマカロンをお土産に買って帰る、というのを聞いて、「ふ~ん、そんなものが日本で有名になってるの」と思ったものでした。

確かに。
その後、自分も旅行でパリに来たとき、「ラ・デュレ」は日本人だらけ
…ここのが一番美味しいという口コミ、だったんですよね。その頃。

しかし。
残念ながら、イマイチ甘いものに食指が動かない私は、パリに移ってきて到る所で売っているのを見ても、実は未だに一度も買ったことも食べたこともありません。
何だか、ちょっと恥ずかしいくらい。
…気にはなっているんですけどね。

そして。
今日、近くのパン屋さんのショーウィンドーを何気なく覗いたら。
「へぇ~っ!?」

それが今日の写真となりました。
こんな大きいマカロン、初めてです。
私が気づかなかっただけで、一般的なのかしらん?
(隣にあるのが普通サイズ。ミニサイズはいろんな種類が売っていました。)

お値段は20ユーロ。(かなり円安なので3000円弱、といったところ?結構高い!)
それだったら他のケーキのほうがいいなぁと思いつつも、とにかく一度は試さなくっちゃ!と本気になりました。

と言っても、今日は買ってきませんでした。
写真も撮ったんだから、このお店で買うべきなのかもしれませんが、折角食べるならミーハーにも「美味しい」という評判のお店がいいもの。
「ラ・デュレ」は王道すぎるので、「ピエール・エルメ」にでも近いうち寄ってみようかな、って

穏やかな日曜日

2006-03-06 03:33:16 | フランス(余暇・習慣)
今日は、月の第一日曜日。
大き目の公立美術館は入館無料になります
この恩恵に浴しないほうは無いでしょう、と、日本人のお友達とオルセー美術館で待ち合わせ。

勿論、オルセー美術館は大好きな美術館の1つなので既に何回も足を運んでいますが、何度見ても楽しいし、それに今、特別展「セザンヌとピサロ」もやっているというわけで、朝一番行って来ました。

開館15分前には着いたのですが、既に結構な人が列をなしています。
でも9:30開館時間を回って、それほど待つことなく入ることができました。

折角なので、とりあえずは特別展に直行。
ん?
特別展も無料にも関わらず、展示室に入る前にチケット配布と、チケット確認。
人数でも数えているのかしらん?



流石に、特別展とあって朝一番でも大勢の人が展示室に押しかけていました。
ま、仕方がない。
とブラリブラリ見始めたら、いつのまにか人も分散し、最後のほうは自分たちのペースで鑑賞することもできました。

それなりに点数もあり、見応えは十分。
なかなか楽しかったです。
…それにしても、こんなにこの二人の画家が繋がりあって影響しあっていたなんて知らなかったなぁ。

さぁて、と。
これから、何を観る?

友達は、日本から旅行に来たとき以来の久しぶりのオルセーだから(彼女は滞仏3年目。旅行に来たのは数年前。)、有名どころをやっぱり見たい!と。

それじゃあまずは、印象派だよねと上階から始めることに。

無料で、外には長蛇の列とはいえ、建物が広いせいなのか、人気の展示室もそんなに込んでいません。
…それにしても。
やっぱり日本人が何て多いんでしょう!



そして、気ままに見たいところだけ見て、オルセーを後にしようとしたのは、丁度お昼前。
どうする?
もう1つ美術館にでも行く?
と話しながらも、お腹がすいた~!まずどこかで何かを食べようよ。
日曜日開いていて、高くなくて、美味しくて、お腹一杯になるもの。
う~ん…。。。

何だかラーメンでも食べたくない?
でも。結構高いんでしょう?
それですぐにお店でなくちゃいけないんだったらやだなぁ。
じゃあ中華街?

彼女はいつも、13区の中華街に行くとの事だったので、もっと真髄な(?)ベル・ヴィルの方に行くことに。
そしたら、美味しいお豆腐も買えるし、ね!

というわけで、その後はベル・ヴィルの中華レストランで、焼鴨スープソバ(鳥インフルエンザを心配してか、彼女はワンタンスープソバ。どっちもすっごく美味しかった。量もたっぷり、お値段もとってもリーズナブル)に、点心(名前知りません。暖かい生春巻きの、中身が焼豚みたいな…)を取って、(私はワインを飲んで)、お喋りに花を咲かせてきました。



で、2つ目の美術館はどうしたって?
断念です、というのが、その近くでお豆腐を買ってしまい、その後はずっと中華スーパーなどを見て回ってしまったのですもん
…冷凍の蚕豆なんて見つけちゃって。今日はそれと冷奴がのおつまみかしらん?

無念の焼肉…

2006-03-05 07:40:01 | フランス(食べ物・飲み物)
もう二日前の話になってしまいますが。
日本に一時帰国をされてこちらに戻ってきたばかりの駐在員の奥様とお食事に行きました。
行ったのは、そう、韓国レストラン。

何故、韓国レストランにしたかって、その日もとっても寒かったから、鍋か、或いは体が暖まるものがいいでしょう、ということで決めたのに。
まさか、そこで寒さに打ち震えて食事をすることになろうとは…。

7:00という早い時間に予約をして入ったときは、勿論一番客。
二人とも初めて来たお店だったので(私が以前知り合いに教えてもらったレストランでした。…連れの奥様には、何だか申し訳なかったなぁ、と。)、他の韓国レストランと比べる意味で、牛カルビ定食と豚辛味定食を取り、シェアすることに。

韓国レストランで定食を取ると(定食じゃなくても?)、写真のような突き出し(?)が8種類ばかりもれなく付いてくるのが、何より嬉しいですよね。
…酒飲みはこれで十分飲めるというのもありますが、いろんな食材が食べられる、しかも野菜がたくさんというのがありがたい限り。

お客さんが他にいないので、焼肉のほうもすぐに鉄板に焼かれて出てきました。
早速、「いただきま~す!」


連れの奥様は、元々、殆ど飲まれない方なのですが、焼肉だからビールを一口。
その後は、時差ぼけがとれないからと、私が取った赤ワイン(勿論フルボトルです)は結局一口も飲まれなかったのじゃないかしらん。

お話することも実はいっぱいあったし、折角だからゆっくり食事を楽しみたかったのですけどねぇ…。
とにかく、寒い!
食事半ばで、お店の人に「寒いんですが」と訴えました。

そこで、「実は暖房がこわれているんですよ」と
でも、感じよく、足元用の暖送風機のようなものを近くに持ってきてくれました。
それとともに、少しでも暖まるようにと、持ち運びの出来る卓上コンロに火をつけて、私たちのテーブルに。
ホッ…これでやっと人心地?!



しかし、ですね。
ちっとも暖かくならない!
…他のお客さんもボチボチ入ってき始めているのですが、食べている私たちの身体は、ドンドン冷えていくばかりなんです。

あまりの寒さに、食べる気も失せ、とにかく早く出よう!ということに。
…ワインを取ったら、必ず飲み干す主義(?)の私でも、流石に一気飲みもできず、内心泣く泣く、幾分残して、お店を後にしたのでした。

お店の対応は決して悪くなかったし、味もまぁまぁだったけど、残念ながら、もう2度と行~かない!っと。

しゅん。。。有限不実行

2006-03-04 04:43:15 | Weblog
予告なんてすると、こんなことになっちゃうのかしらん
…今晩は、昨日の話をゆ~ったりと書こうと思っていたのですが。
体調不良につき、シャワーも浴びずに薬を飲んでおやすみなさ~ぁい!とさせていただきまする

昨日の寒さがいけなかったのでしょうか…先ほどから寒気と頭痛に襲われています。
取り柄といえば健康!の私なはずですが。
情けなし。
薬が効いて、明朝はピンピンになっていることを祈りつつ

桃は梅の次。既に季節は春真っ盛り?

2006-03-03 21:53:49 | Weblog
今朝目が覚めたときには、またしても雨音。
雨降りに、寒さ

でも。
今日は「桃の節句」ではありませんか
と思ったと同時に、
あ…昨晩ブログを更新してないじゃないっ!
ってことを思い出しました。
お雛様の日にサボるのも何だか申し訳ない気がして(何の因果もないですけどねぇ…)、慌てて今、昼休みに更新しています。
…日本が夜を迎えないうちに。そそくさ…


そう、昨晩はそんなに帰宅が遅かったわけではないのですが。
あまりに寒くて、チョコッと家でも一杯ひっかけて(?)シャワーを浴びて暖まったところで、寝てしまったのでした。

何しろ、ご飯を食べに行った韓国レストラン、暖房が壊れているとかで、もう死ニソーに寒かったんです。
だからその後カフェに行って、暖をとるべくカルヴァドスを飲んできたのですが。
足元が骨の髄まで冷え切っていて…。

まぁ、昨晩の話は今日の夜に譲ることにして、ですね…。
写真、可愛いでしょ?
キティちゃんのお雛様カードです。
友達が、あんまりかわいかったからって送ってくれました。



最近はメールの発達もあって、私が郵便受けに見出すものといえば…
請求書かダイレクトメールの類ばかり。
そういう意味で、こうして、手で書いた私信を見つけると嬉しさは一入です。

手紙ってやっぱりいいなぁ
何だかすっごく心が温まる。
…でもねぇ、自分は筆不精なんですよね。。。反省しちゃいます。
彼女へのお礼は、結局メール。

続編シリーズ

2006-03-02 05:59:17 | 日常生活の中で
この写真、朝、例によって新聞をもらいに出た際、目にした光景です。
一昨日の記事で話題にした、学生ストで閉鎖されてしまった大学の正門前。

昨日の朝は、ここで拡声器を使って代表の生徒が演説をぶってました。
今日は、この3日間の中では一番閑散としていますが。
バリケードは堅固になってますねぇ。
一応、近くには警察も待機しています。

いつまで続くのかな?
同じ学区内(?)の大学生のくせに、知らないのも情けないですが。
う~む、ひょっとしたら、うちの大学もやっているのかもしれません。
何しろずっとサイトに繋がらないのですから。




今朝もとても寒く、雪(というか氷雪を乗せた)車を何台も見ました。
っていうか、その辺の路上駐車の車の屋根はみんなそうじゃん!

ただ、太陽が照っていて、青空が見えたので、それだけで気分は爽快
ゴミ収集車のお兄さん(勿論初めて会った人です)と目が合って
「おはよう!元気?」
「はい、すこぶる元気。ありがとう。あなたは?」
なんてやりとりをすると、今日はいい日なるぞ、という予兆のような気がします



午前中時間があったので、学生街の大きな本屋さんに寄りました。
文房具を買った後、以前から欲しかった本を見つけ、1階のレジに並んでいると。
ん?
日本人が2人(カメラマンと三脚持ち)とフランス人(ライトマン)1人のクルーが目に入りました。
何やら撮影したいらしく、既にライトをたいています。
レンズの向かう先を見ると、荷物用エレベーター。
???
何で?
マイナーなドキュメンタリー?と思いながら、彼らのお目当てが来るのより先に、私のお勘定が済み、そのクルーのことは忘れ、その場を後にしました。

しかし。
出口の近くで、足が止まりました。
「ミシュラン・ガイド 2006」。
陳列台が特設され、山積みになったガイドの後ろに担当の売り子さんが控えています。

あぁ、そうでした。
ニュースになっていたと、先日の記事でも書きましたが、3月上旬=1日、発売なわけですね。
1冊24ユーロ。
キャンペーンで5%引きだそうですが、う~ん、どうしよう。
「どうせどのレストランにも行かれないのに、買うだけ無駄。」
それとも。
「行かれないけど、せめて気分だけでも、と買ってみるべき?折角パリにいるんだし。」

と迷っていたときでした。
何だか眩しい…
あ、さっきのクルーがお目当てのもの見つけて漸く撮影を始めたらしい。
で、エレベーターの先を見ると…。

へ?ミシュラン・ガイドの運搬車。
やばい、こっちに来る!
慌てて避難しました。

そうなんです。
撮影の主役は、「ミシュラン・ガイド」だったんですね。
多分、日本の会社に頼まれて、その発売当日の模様を撮影して送るためなんでしょう。(と勝手に推測していますが…)

思わず、苦笑い。
いあわせなくて良かった。
…勿論買わずに帰ってきました。

そして。
またまた、例のバスに遭ったんですよぉ~!
でも。
またしても、間の悪い時=地下鉄の駅の階段を上っているときで。
目の前をス~っ、って。
写真を撮る暇、勿論ありませんでした。悔しいっ!

というわけで、今日は以前ブログの続きシリーズ、というわけであります。


あ。続きといえば、もう2つ。
…調子の悪い、日本製パソコン、またしても使用中に突如電源がオフ。
ものすごく、パソコンが熱くなっていました
しかし。
一方で、すっかり諦めていた中古フランス製パソコン。
久しぶりに立ち上げたら(もう2度と、そのまんまでは立ち上がらないと思ってました)アラアラ不思議、ちゃぁんと立ち上がるではありませんか
勿論慌てて、皆様の助言を頼りに、自分ながらにメンテナンス作業。しつつあります

電話の効力

2006-03-01 06:48:38 | 日常生活の中で
夕方、学校から帰ってきて遭遇したのは…以前勤めていた会社の同期からのメールでした。
仲良しのもう一人の同期のお母様が今朝亡くなった、と。

それを読んで私は暫し呆然としてしまいました。
本当に、すごくショックだった…
彼女、大丈夫だろうか。。。

彼女も私同様、独身です。
そして彼女の家庭は、詳しいことは知りませんが(日本の場合って大人になってからのつきあいは、例え仲良しになっても意外と家庭事情に疎かったりしませんか?)、お父様が結構早くに亡くなられ、兄弟は3人と聞いています。
お姉さん、お兄さん、そして彼女が年の離れた末っ子。

だから、結構お母様もお年を召していらしたと思うのですが、彼女にとっては大変大きな存在だったはず。
というのが、お姉さまはいつからか精神的に病み、それ以後在宅引きこもり。
一方のお兄さまは、もともと知的障害で地方の施設に預けられている、という家庭だったのです。

お母様の亡くなられた原因もまだ聞いていませんが、彼女がある程度、それでも覚悟ができていたならまだいい…と。祈る気持ちです。

でも。
数日前にもらったメールでは、全然そんな気配はなかった。
「メール遅くなってごめんね。そうそう、先日友達に紹介された男性(←彼女は今ボーイフレンド募集中)と話したけど、全然自分としっくりこないのよね~!うさは最近どう?」みたいな、お気楽メールでしたし。



彼女は人づき合いもよくて、明るいけど、結構甘えん坊さんです。
だから(?)これまで、勿論一人暮らしもしたことはないし、食事もずっとお母様任せだったはず。

なのに。そういった家庭事情なので、喪主の役目も彼女になる模様。
どんな精神状態でいるだろう。
これからどうするんだろう。
…彼女の辛さ、悲しさを慮ると、私も切なくてたまりません。




というわけで、思いっきりガックリ、な~んにもする気がなくなって、トロトロと食事の用意をしているところに電話が鳴りました。
「もぉしもしぃ?」
「は?もしもし?」
「ぅさあ?」
「…。あの、どちら様ですか?」
漸く日本語で「○○だよぉ。」

なぁんだ。○○クンじゃん。
「え?今どこにいるの?」
「3日前、日本から戻ってきたんだ。」

そう、フランスに来る前、東京でフランス語を習いに通っていた語学学校で知り合った男の子でした。(20代なので「男の子」と呼ばせてください
何だか知らないけど、妙に私に懐いてくれて、いろいろ頼りに(といっても彼が思い出したベースですが)してくれます。
フランス語を勉強している学生のうちに、結婚もし、やっぱり今も学生で、去年の夏から奨学金をもらって留学、とある地方都市の博士課程にいます。

なかなか優秀で、良い子なのですが、変わっているのは否めません。
(勿論本人はそんなことは思ってもいないでしょうけど。)
私のこともいろいろ気遣ってくれ、論文の書き方はこうだとか、こんな本を探すといいよ、と教示してくれるわけですが、話はやっぱり彼ベース。

それにしても。
自分からかけてきたくせに、途中で
「あ、待ってて。トイレ行ってくる」
はないでしょう?全くぅ…。

で、調理していたものがチョッと気になったこともあり
「食事まだなんじゃない?」
って聞いてみたら
「もう、すんだ。あ?まだだった?」
「うん。今作ってたの。」
と言っても、何の気にする様子はなし。
ま、いいヤツなんですけどね。

却ってそういうとこが憎めなかったりするのかもしれません。
それに、そんなヤツだからこそ、話していて、今日のような重い気分が少し解けたのも事実かな、って。
直接言いははしなかったけど、「ありがとう、本当に今晩電話をかけてきてくれて。」正直、思いました。



…彼女のお母様の冥福を心から祈り、静かな夜を過ごします。