うさたろうの 気儘なフランス散歩

2年の予定が丸7年。赤貧学生としてのフランス生活にも終止符。約4年8ヶ月続けてきた日記、改め、気儘なフランス散歩…

求む鎮静剤。答えはスィーツ?

2006-03-07 06:52:04 | フランス(食べ物・飲み物)
日本語には怒ったことを表す身体的表現が幾つかありますが、その度合いは
1.腹が立つ
2.ムカつく
3.頭に来る
と、感覚はお腹から始まり、部位上昇するのではないでしょうか。

しかし。
3.の頭にまで達した後、再び最高度合いの怒りとして、
4.腹が煮えくり返る
に行き着くのでは、なぁんて考えているところであります。

…何でこんなことを考えたかというと、久しぶりに
腹が煮えくり返るの一歩手前まで行ったからです。

人生それなりに生きてきたつもりですが、フランスに来て初めて
「腹が煮えくり返る」というのは単なる喩えではない、
物理的に、お腹が沸騰する感覚を実感として体感するものなんだ、と気がつきました。
…このことを体験したのは、既に2年位前の話。

今日はそんなことも思い出しつつ、思わず腹立ち紛れに枕を壁にぶつけて
「バカにすんじゃないわよ!」と声をだしてしまいました。
何しろ今日、あまりに頭に来る、バカバカしいことが重なりました…

ここに書いても、後で見て、反省と共に自らが不快になるだけだと思うので、書きませんが。
いずれ小出しに吐露するかもしれません…

滅多にないことですが、まず学校で腹が立ち(授業を途中で出ようかと思いました)、その帰り道では頭のオカシイ老女にお金を乞われ、断ったところ思いっきりドツかれ(こちらの物乞いはフツーとても丁寧なんですけどねぇ…)、寄ったスーパーでは差別のお会計係りに当たり…

かなりクサクサして帰ってきたところに待ち受けていたのが、1通の手紙。
コイツが私の怒りに止めをさしました。

とにかく。
あまりに納得が行かないので、明日朝一番で説明を求めにその機関に出向くつもりです。
これまでの書類も整えておかなくちゃ。ふ~っ…



っと。失礼しましたぁっ
それでは、気持ちよく話題転換と行きましょう。

今更ですが、マカロンって日本でもかなり定着し流行っているんですよね?
私が日本を出てきた3年半前はまだそれほどではなかったように思いますけど。
だから、当時、とある地方の同じ語学学校に通っていた現役大学生の日本人の男の子が、パリに旅行して日本に帰国するにあたり「ラ・デュレ」のマカロンをお土産に買って帰る、というのを聞いて、「ふ~ん、そんなものが日本で有名になってるの」と思ったものでした。

確かに。
その後、自分も旅行でパリに来たとき、「ラ・デュレ」は日本人だらけ
…ここのが一番美味しいという口コミ、だったんですよね。その頃。

しかし。
残念ながら、イマイチ甘いものに食指が動かない私は、パリに移ってきて到る所で売っているのを見ても、実は未だに一度も買ったことも食べたこともありません。
何だか、ちょっと恥ずかしいくらい。
…気にはなっているんですけどね。

そして。
今日、近くのパン屋さんのショーウィンドーを何気なく覗いたら。
「へぇ~っ!?」

それが今日の写真となりました。
こんな大きいマカロン、初めてです。
私が気づかなかっただけで、一般的なのかしらん?
(隣にあるのが普通サイズ。ミニサイズはいろんな種類が売っていました。)

お値段は20ユーロ。(かなり円安なので3000円弱、といったところ?結構高い!)
それだったら他のケーキのほうがいいなぁと思いつつも、とにかく一度は試さなくっちゃ!と本気になりました。

と言っても、今日は買ってきませんでした。
写真も撮ったんだから、このお店で買うべきなのかもしれませんが、折角食べるならミーハーにも「美味しい」という評判のお店がいいもの。
「ラ・デュレ」は王道すぎるので、「ピエール・エルメ」にでも近いうち寄ってみようかな、って