うさたろうの 気儘なフランス散歩

2年の予定が丸7年。赤貧学生としてのフランス生活にも終止符。約4年8ヶ月続けてきた日記、改め、気儘なフランス散歩…

初・独りランチ

2006-03-16 06:55:25 | フランス(食べ物・飲み物)
今日、こちらに来て初めて!と言っていいくらい、一人で外食をしました

あ、注釈。
それは、旅行とか外泊時は別にして、という意味です。

前の街では…?
友達のお店に、飲みに行ったことは何度もあります。
でもそれ以外は、ノン!
パリに来てからは?
う~ん、ぅ~…ワインバー以外、多分ない、です、ハイ。

で。何故急に外食をしたか?というと。
一番の決定的要因(?)は、前から行ってみたいお店があったから。

そ。
そこは結構好きな食べ物で(ベトナム料理)、場所は中華街。
今の私の状況だと、なかなか友達と行く機会がないとも言えます。
(と言っても。先々週日本人の友達と別な中華街に行きましたけどね。。。)

…最初はそのお店に入る気は全くなく、昼ご飯1食さえ用意できないくらいの冷蔵庫の貧弱ぶりに加え、足りなくなったアジア食材を買い足しに、件の界隈にトコトコ向かったのでした。
そして本当は。
お昼ご飯として、友達から聞いた「ベトナムのサンドゥィッチ」を買って、家でゆっくり食べる心積もりだったんです…。



この「ベトナムのサンドゥィッチ」のことについて、話を聞いた彼女(日本人。ベトナムにも行った事がある)によると、すっごく美味しいし(現地ベトナムより美味しい?)、コストパフォーマンスもいい(たった2ユーロ。種類もいろいろ)とのこと、だったんですよね。
2ユーロなら、たまに「一人ご飯」を手抜きしてもいいかしらん♪…




ところがどっこい。お天気はいいものの、気温が低いここ最近。
しかも、お腹がペコペコでした。(昼食前です。)
何だか、スッゴク暖かいものが食べたくなりました。

贅沢な気もしたのだけれど、ま、一人外食だって、時にはやってみてもいいかしらん?!
と思い、心に温め続けていた件のレストランで、スープそばでも食べよう!と思いつきました。
…何しろ、中華街はそもそも安く食べられるんですもの。

というわけで。
買い物前に、そのレストラン(食い意地が張っているのでレストランの描写は覚えていたのです)に寄ってみました。

本当は、ラーメンみたいなサイゴン麺(?)にするつもりが、腹ペコもあり、注文時には、突如「ボ ブン(細いフォーのレタス和え?に、焼肉とネムが乗っている)」に変更。

件のお勧め記事には、ここの他の食べ物(生粋のフォー)がパリ1美味しい!って書いてあったんですけど。
ま、そんなに美味しいものを出すお店なら、何を食べても水準以上だろうな、という思いもあって。

狭い店内、奥の厨房で料理する音が聞こえます。
ワクワク

漸く、出てきました。
思ったとおり、ボリューム満点。
美味しそう!(こっそり写真を撮ったのですが、暗さでイマ2ヒャクなので載せません

いっただきまぁ~す!
バクバク。

…う。う。。。。。




何でこんなに味が濃いの?
しかも炒め油がよくない。(そもそも使いすぎ!)

基本的に頼んだものは何があっても残さない主義の私が食べ始めから、既に密かに…たら~り。。。
食べきるかしらん。

一人なので飲み物も頼まず、水道水のみ。
とりあえずは、その水をガブガブ飲みながら、積極果敢に食べ進めました。

しかし。
減らない…
ドンドン、味の濃さと油が気になる…。

いえ、決してマズイ、わけではないのしょう。
ただ。私の好みに合わなかったのか、あるいは体調が優れなかったのか(と思いたい…)。

余程主義を曲げて残そうかと思いました。
でも。
意地汚く、初めての贅沢(?)一人外食、残してなるものか!と必死になって取り組みました。
…最後の5口くらい、相当辛かったです。

汚い話()胃腸が強靭でアゲタことがない私。
格闘しながら、、このまま丼に「ウッ!」としてしまったら、お店の人ビックリするだろうな、なんてことまで想像しちゃいました。



そして。
何とか残らず口に入れきった、と思った瞬間、お店の人がやってきて
「美味しかった?」と聞いて、丼を下げていきました。
すると。
日本人の私ったら、思考も無く間髪いれずに
「とっても美味しかった!」との返事が、口をついて出ていました




レストランを出てから少し消化を助けるために遠回り、と歩き始めたのですが。
あまりに胃もたれがし、目的だったスーパーに入ることも大いに躊躇われ(中華街のスーパーって結構においがキツイんですよね)、ノロノロと3駅ばかり歩いて、力なく家路につきました。




ふ~む、む、むむ。。。
というわけで、今日の教訓。
1.口コミがいつも正しいわけじゃない。と認識するべし
2.レストランに入る前には、自分の直感をもう少し大切に扱おう
3.接待・おごり以外で口に合わなかったら、残す勇気を持とう

…帰宅して、結局消化剤のお世話になった、という情けない日誌でありました。。