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アニマル・キングダム(2)

2012-02-02 19:31:55 | 映画!
1/26の日記で「アニマル・キングダム」について書きましたが、昨日2/1にはついに3回目の鑑賞。いやー、3回も観てしまうと苦手なオーストラリア英語もかなり聞き取れるようになるものですね! そして、作品の舞台であるメルボルンにも愛着が湧いてきます。オーストラリアはケアンズ、ゴールドコースト、シドニーしか行ったことがありませんが、メルボルンもいつか行ってみたい…おぉっと、そんなことより日記の続きを。あ、今回もネタバレしていますので、これから観に行かれる方はここでストップしてください!

8. 3回目にして気がついたのですが、物語は主人公ジョシュアとスマーフおばあちゃんのハグで始まり、彼らのハグで終わっています。でもこの2つのハグは意味の違うハグ、というか、どちらが優位に立っているかを象徴するハグだと思います。あと、この映画では家族同士でキスする場面が結構ありますが、キスのイニシアティブを誰が取っているかも重要です。特にラストシーンで誰が誰にキスをしているか要注目!

9. ネット上のこの映画の評価でよく見かけるのは「スマーフおばあちゃんが怖い」というコメントですが、私自身はそれほど怖いとは思いませんでした。いや、悪いことを平気でやってしまうところは確かに恐ろしいですが、女性の多くが自分の子供のためなら何だってやるんじゃないかと思います。人類はそうやって生き残ってきたのです、きっと。

10. 1/26の日記で物語の設定が公式サイトでは「80年代のメルボルン」になっていることにつっこみを入れましたが、これが明らかに間違いである証拠を見つけました。それはポープがテレビでクリケットの試合を観ているシーン。ポープがジョシュアに「このスリランカ人選手は誰だ?」と聞くと、ジョシュアは「ムラリサラン(Muralitharan)」と答えるのですが、調べてみるとこのムラリサランは1972年生まれでかつ2000年代に活躍した選手なので、やはり物語の時代設定は2000年代だと思われます。

11. この作品は音楽も素晴らしくて、サントラがほしいと思ったのですが、CDはどうやら日本では正式発売されないようです。ただし、Amazon.co.jp なら出品者から輸入版の購入が可能。ちなみにサントラにはエア・サプライの All Out of Love は収録されていませんのでご注意を。

12. 最後にキャスティングについて。この作品はキャスティングも完璧で、多民族国家のオーストラリアらしく、端役にアボリジニやアジア系と思われる人物も起用されています。あと、気になったのがジョシュアのお母さんジュリア。画面にはしっかり女性が映っているのですが、クレジットには出ておらず、この女性が誰だったのか謎。あと、IMDbを見て知ったのですが、終盤でコディ家を取材している男性はどうやらデヴィッド・ミショッド監督ご自身。画像を検索するとなかなかのイケメンですが、残念ながら作品では顔は映っていません。あしからずw
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