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慣れたと思ったら、実はそうでもなかったヘブライ語 (7)

2013-11-09 23:58:40 | ヘブライ語
水曜日はヘブライ語基礎・中級講座の基礎Ⅲコースの第7回目でした。授業の始めはヒフイル動詞の過去形を使った文章の発音と訳の練習。その後は動詞が現在形で書かれている文章を過去形に変化させる練習。もちろん、ただ動詞を現在形から過去形に変えればよいというわけではなく、「今日」など時間を表す副詞も過去を表す「昨日」などに変えなければならないのがちょっと厄介。

続いて「どのような」を意味する איזה (エゼ)について学習。ちなみに本来は איזה はそれが指し示す名詞が男性形・単数の場合に使うものなのですが、現代ヘブライ語では名詞が女性形でも複数形でも איזה を使う傾向があるようです。ちなみに女性形だと איזו (エゾ)、複数形だと אילו (エル)にするのが正しい用法。例えば「あなたがたにはどんな先生(男性)がいますか?」であれば ?איזה מורה יש לכם (エゼ モレ イエシュ ラヘム?)となり、「あなたがたにはどんな先生(女性)がいますか?」だと ?איזו מורה יש לכם (エゾ モラ イエシュ ラヘム?)となり、「あなたがたにはどんな先生方(男性・複数)がいますか?」だと ?אילו מורים יש לכם (エル モリーム イエシュ ラヘム?)になるという具合。現代ヘブライ語では最初の単語がすべて איזה (エゼ)になるのです。

またこれらの単語は感嘆文にも使えます。例えば「あなたはなんて素晴らしい本を持っているのでしょう!」であれば、!איזה ספר יפה יש לך (エゼ セフェル ヤフェ イエシュ レアフ)となります。感嘆文のエゼも疑問文の時と同様、それが指し示す名詞が男性形・単数の場合に使うものなのですが、現代ヘブライ語では名詞が女性形でも複数形でも איזה を使って問題ないようです。というわけで、איזה が使われたさまざまな疑問文・感嘆文の発音と訳の練習。

続いては「梅干し」(אומבושי)というタイトルの長文の発音と翻訳の練習。いろいろな食べ物の名前や味についての新しい単語が出てきたので、非常に興味深かったです。ちなみにヘブライ語で「おいしい」は טעים (タイーム)、「辛い」は חריף (ハリーフ)、「塩辛い、しょっぱい」は מלוח (マルーハ)、「酸っぱい」は חמוץ (ハムツ)、「甘い」は מתוק (マトック)です。上記で紹介したのはすべて男性形で、名詞の性・数によって変化させる必要がありますので、要注意。

お次は「~の」を表す של の復習。そして、授業はついに未来形の学習に突入。過去形は動詞の終りの部分を性・数によって変化させていましたが、未来形はその逆で動詞(不定詞)の始めを性・数に合わせて変化させるのです! たとえば「来る・行く」を意味する בא の不定形は לבוא で、未来形はこの「ל」の部分を、主語が「私」なら אבוא、主語が「あなた(男性)」なら תבוא というように、主語の名詞・数詞によって変化させるということ。これは非常に興味深い変化だと思いました。が、授業は時間オーバー。次回はさらに未来形を深く学べるはずです。

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