弥陀ヶ原バス停に着いた時は雲の中・・・
周囲がまったく見えなかったのですが
次第に視界が開けてきました
どうしようかなぁ・・・
国民宿舎展望立山荘のチェックインにはまだ早い時間
まぁとりあえずこの雨だし
と、国民宿舎に向かいました
フロントのおじさんに頼み込んで荷物を置かせてもらい
雨の中ですが~
弥陀ヶ原の遊歩道を散策する事にしました
・・・明日・・・16日は台風26号の影響で
多分・・・遊歩道も歩けなくなると考えたからです
ウリは車の中に傘を入れてきましたが
荷物が多かったので実は100金の傘を携帯してきました
弥陀ヶ原ホテルの横から
遊歩道は始まっていました
整備された木道が湿原に長々と続いています
「ガキ田」と呼ばれる水溜りがあちこちにあり
独特な景観です
雨の中ですが・・・かえって湿原を歩くにはいい雰囲気
のんびり1時間以上かけて歩きました
この弥陀ヶ原・大日平は「ラムサール条約」に登録され
世界的に保護されている地域です
ラムサール条約は・・・
湿地を保護し動植物の生活の場を守り
私達人間が豊かに暮らそうという条約です。(たぶん・・・)
雨が予想より早く降ってきたので
黒部湖遊歩道は諦め
駅に戻ると・・・・大混雑です
団体さんが幾つも次のケーブルカーを待っています
でも待たされている間に
ちょっとした余興がありました
話しの上手な駅員さんが
面白い話で待っている間のストレスを解消してくれます
団体客と個人では扱いが違うのがアルペンルート
個人は専用の並び口があり
優先して乗り物に乗る事が出来ます
とはいえ・・・
ケーブルカーはすし詰め状態・・・・
ロープウェイは何とか窓際に張り付き
景色を眺めることができたものの
大勢の方々と室堂まで移動したので
ドップリ疲れました
室堂でロッカーに入れておいた荷物を全部出します
お泊りセットに登山用ザック・・・
お・・・重い・・・
途中下車のバスを待つ間
10kg越えているので・・・と言いましたが
弥陀ヶ原までは結構ですよ
立山駅まで下りる時にお支払い下さいと言われました
バスは軽快に走りますが・・・・
雲が下からドンドン上がってきます
弥陀ヶ原到着時は・・・霧と雨の中でした
さて美味しいカレーも食べたので
今度は黒部湖駅の反対側に移動します
地下道の案内に従って進むと屋根つきの遊歩道に出ます
ココを少し行くと遊覧船「ガルベ」乗り場があります
チケットを購入すると
出発の10分前には並んで下さい
え・・と団体さんも来ますから・・・
やはりココにも団体さんが押し寄せてくるそうです
とはいえ時間があったので
少しその先まで歩いてみる事にしました
「カンパのつり橋」を渡ると
自然豊かな遊歩道が伸びています
なかなか良さそうなので
もっと歩きたかったのですが・・・・
団体客の後になっては大変と思い
船着場に戻りました
遊覧船「ガルベ」は黒部湖をグルッと回ります
日本一高い場所を航行する遊覧船
黒部渓谷を楽しみながらの30分
あっという間に終わってしまいました
さて・・・では先程の遊歩道を歩いてみようと思っていたら・・
雨が落ちてきました!!
ウリが黒部ダム展望台で
のんびり見物していると・・・・
観光客の団体様が次々とやって来ました!
へ・・・平日なのに・・・
展望台の階段は直ぐに観光客でいっぱい!
みなさん上まで上がらず
途中で写真を撮り始めたので階段は大混雑
降りていくのも一苦労でした
降りた場所にはダムレストハウスがあります
ここの3階には
「くろよん記念室」があります
模型や実際の岩や映像で
ダムの意義や完成までの苦労が解りやすく見学出来ます
(無料)
さて・・・昼食にはぜんぜん早いのですが
次々来る団体の観光客を考え
食べたかったダムカレーを食べる事にしました
レストハウスの2階が食堂です
食券を買って窓際に席を取りました
このダムカレー・・・グリーンカレーで黒部湖を再現し
ご飯はダムを模しています
まぁ・・・形だけかなぁ・・・と食べてみると~
う・・・美味い!!
このダムカレーは~お薦めです!!
黒部湖駅に到着しました
地下道をとりあえずみなさんの歩く方向に進むと
ダムにでました!
大きなダム!
それもそのはず高さは日本一!
発電量も家庭ベースで100万戸/1年間
色んなダムも見てきたけど
こんな桁外れのダムを見たのは初めてです
しかもこんな山深い場所に・・・
ダムの上を歩いて行くと
駅とは反対側に慰霊碑の彫像がありました
171名もの方が亡くなっていました
世紀の大事業・・・黒部ダム建設は
多くの犠牲の上に出来たダムだったのです
さて、気を取り直し展望台に登ってみる事にします
10月15日は観光放水最終日
もうダムの上を歩いている時に上から放水は見てますが
この雄大な自然とのコラボで見たかったのです
この観光放水・・・・
ダムも大きければ放水も豪快です!
階段を登りきった場所で見下ろすと~
これまた大迫力!!
階段はけっこうきついかもしれませんが
お薦めなのでした!
10月15日
立山室堂山荘はお部屋が禁煙
食堂上の二階に喫煙室があります
いろんな本もありくつろげる部屋もあります
昨夜は疲れから殆ど利用しませんでした
朝食をすませますが・・・
食堂のテレビでは台風情報が流れています
もう午後は雨が降り出すかも・・・
そそくさと支度を済ませます
ほぼ寝ていた立山室堂山荘を後にし
室堂駅に向かいました
ここでロッカーに大まかな荷物を入れ直し
小さなバック一つにしました
今日は黒部ダム観光&弥陀ヶ原観光です!
平日・・・のはずですが観光客は多いようです
室堂からはトロリーバスに乗ります
昨日登った立山の地下を走るバスで
ちょうど山頂下にはすれ違い場所がありました
大観望駅からは今度はロープウェイです
紅葉の綺麗な風景を見ながら降りて行きます
紅葉は見頃でした!
7分ほどで黒部平駅に到着し今度はケーブルカーに乗り換えます
こちらは・・・全線地下を走ります
乗り物の種類だけでも楽しめる
アルペンルートなのでした!
ほぼ徹夜で運転し・・・
そのままあれよあれよと雄山を登山
山荘でお風呂に入り・・・空腹にビール・・・・
夕食の午後6時まで・・・仮眠・・・
というか寝てしまいました
布団は自分であげさげするので
お風呂からあがってすぐに敷いていたのでした
携帯の目覚ましで10分前に起きて食堂へ・・・
ぼ~っとしていますが
よくよく考えてみればろくに食べていなかったので
もりもり食べまくりました!
しかもいろいろなおかずがあって美味しかったのです
更に生ビールが飲めるということで
もちろん生ビールも飲みまくりです!
食堂にはテレビがあります
台風・・・26号・・・来てるなぁ~
直撃はしそうにないけど大きな雲の渦が
段々近づいてきています・・・
まぁ天候が一番気になる登山は終わってるし
アルペンルートが止まらない限り大丈夫
部屋に戻ってまたウトウトしていましたが
バタバタと音が聞こえました
山荘の個室の壁は薄いようで
他のお客さんがワイワイお風呂に行ったり来たりする音や
部屋の中での話し声で目が覚めました・・・
仕方なく窓を明けて外を見上げると~
凄い!!
満点の星空!夜空に広がる大星雲!!
感動しました!!
10月14日の宿泊は
生まれて始めての山荘です!
とはいっても・・・
お風呂好きなウリはお風呂に入れないといやだし
寝相が悪いので個室じゃないと困るし・・・
で、この立山室堂山荘は
お風呂も個室も完備された山荘
不自由無く山荘に泊まれるのでした
お世話になります!!
玄関から入るとさっそくお出迎えしてくれて
夕食朝食時間やお風呂の時間を教えてくれました
部屋は個室!
ドキドキしながら入ると~
案外広い部屋なんですが・・・あれがありません
そう!テレビ!
台風が近づいて来ていたこの日は
テレビの情報が欲しかったんですが・・・
まぁ気を取り直してお風呂に向かいます
時間が早かったので~独占!!
お風呂は広くこんな高所でのんびり入れるなんて
とっても贅沢な気分でした!
さっぱりしましたが・・・
夕食までには時間がたっぷりあったので
つまみと缶ビールを買い込み
部屋に帰って今日の雄山初登頂の写真を
一人ニヤニヤ何度も眺めているウリなのでした
雄山下山
一の越のトイレ脇で大工のおにいさんと一服
おにいさん降りるの早いねぇ
トレランか何かやってる人?
いえ自分大工なんです!
高い場所から降りるのはお手の物なんです!
へ~
カップルで来ていたおにいさんが降りていったので
ウリも苦手な石の歩道を降りることにしました
軽アイゼンをどうするか迷っていると
もうだいぶ解けていますから
アイゼンは必要ないと思いますよ!
と、教えていただき軽アイゼンを外しました
ゆっくりゆっくり歩いていると・・・・
前に腿の前をさすりながら歩いている方がいます
一度は追い抜いたものの・・・
気になるなぁ・・・
ベンチでその方を待って話しかけました
あの・・・腿・・・痙攣していませんか?
いえ・・痛みはありますが大丈夫です
それからも気になりつつ下山しましたが
その方はしっかり室堂駅に向かって行かれました
ウリは~室堂山荘に宿泊なので
直ぐ横にある日本最古の現存する山小屋を見学
国の重要文化財だそうですが・・・
直し直し使われていた山小屋は・・・・
案外綺麗でした
山頂でたっぷり時間を取ります
夏山シーズンの間お札を売っている建物横で
石の上に座って・・・休憩&軽アイゼン装着
・・・
登って来る時に凍っている場所が多く
下りの事を考えると
怖がりのウリは軽アイゼンを着けないと不安だったです
すっごく名残惜しいのですが
下山します
山頂近くの凍った場所ではやはり滑っている人もいます
なんでみんなアイゼン着けないんだろう・・・
こんな場所でコケて足でも怪我したら
いろいろ迷惑かかちゃうのに・・・・
山頂から少し降りた場所には社が建っています
ここは風が当たらず絶好の一服場所だったので
斜めの位置ですが一服
三の越しまで降りてきて・・・またまた一服休憩
すると単独でバテバテの男性が居ました
もう登ってこられたんですか?
はい!良かったですよ!
ぼく・・・多分あの辺で限界になりそうです
最後の坂を指差します
大丈夫!あそこまで登ったら人間欲が出て
最後まで頑張っちゃいますよ!
そんなもんかも!と二人で笑いました!