初めて知る高齢という現実

最近、弱ってきたオット82歳。
何とか二人で明るく過ごしたいとあがく毎日を記録します。
だんだんグチに移行?

「カラマーゾフの兄弟」

2009年10月31日 11時52分42秒 | 明け暮れ
昨夜、というか今朝方の4時から「心の時代」を聞きました。

講演者は、亀山郁夫さんで東京外国語大学の学長さんであります。
「カラマーゾフの兄弟」の新訳を出版されてベストセラーになりました。

私も入院中に同室の方が読んでいられて
退院までに読了できたと喜んでいられたのが印象的であり、
その時、表紙だけ見させて頂きました(笑)

ともあれ、亀山先生の講演の声も内容も、
流れる如く話されて引き込まれて聞き入りました。
ドストエフスキーの名前も「罪と罰」も「カラマーゾフの兄弟」も
固有名詞としては聞いておりますが、
残念ながら読んだことはありません。

ロシア文学といえば、まず名前から長ったらしくて
覚えられんというのが拒否の理由です。

「カラマーゾフの兄弟」の内容は
『父殺し事件を核に信仰の問題や愛憎劇を絡めた巨大な物語で、
文学の最高峰の一つとされ、何度も翻訳が出ている』そうである。

話されたことで、印象に残ったのが『黙過』という言葉であります。
ほんとに初めて聞いた熟語です。知りませんでした。 
黙過(もくか)=不正を知っていながら黙って見過ごす…事です。
これは許されないことだと言われました。

ナルホド、常識として知ってはいても、後の面倒さとか
続くトラブルを考えると、黙過することって多くないかな?
自分の心に照らし合わせると、多くのことを黙過しています。
ズルイ私でした。

元気があるうちに、光文社古典新訳の
「カラマーゾフの兄弟」に挑戦したいと思っています。

先ず本を買わなきゃ~