初めて知る高齢という現実

最近、弱ってきたオット82歳。
何とか二人で明るく過ごしたいとあがく毎日を記録します。
だんだんグチに移行?

退所の日

2011年10月31日 19時05分00秒 | 老いのあとさき
やっと、将軍が帰り着かれました。4時半ごろ。

長い一日でした。

思った通りの生活が始まりました。


入院前より難しい体の動きでございまするが

将軍にはご機嫌麗しいご様子です。

夢に見た、我が城で落ち着かれたんですものね。

さて、難しかろうと、どぎゃんかせんといかん!

これが、家老兼上女中に下された大命題なのでござりますれば、

有難くお引き受け申し上げまする~


ちと、ちかれたび~





愉しくは、カネ

2011年10月30日 11時12分20秒 | 老いのあとさき

昨日も雨でしたが、今日はもっと激しい雨…

旧友との再会、話がアチコチに飛び回って

今頃になって、あの話、この話と

牛の食べ物のように、反芻を繰り返しています。

 

おそば美味しかったです。アナゴ天そばを注文しました。

旧友も一口食べて「美味しい、普通と違う」と言ってくれました。

違いが分かるオンナです。

 

で、あわてて写真撮影を思い出したのは、食べかかったあと…

天つゆには、食べかけのゴーヤー、結び目を作った中骨のから揚げは

すでに姿を消し、そばつゆには照明がぽっかり…

今回は写すぞ~と意気込んでいたのに、老ブロガーはこんなもんです。

で、また行かにゃんたい。

 

朝日新聞の土曜版に、これが載っていました。

早速、ipadに取り込んでみました。

これから視聴してみます。

一ヶ月は無料視聴出来ます。もう見ないときは忘れず取り消しましょう。

「これも愉しく生きよ」の一環ですワ。

 

でも…愉しく生きるのにはカネが要るぜよ。

 

 


思いわずらうなかれ

2011年10月29日 10時03分09秒 | 老いのあとさき

先ほどまで気分が晴れませんでした。

理由は分かっています。オットの帰宅日が近づいているからです。

イヤというんじゃないです。なんと説明したら良いのか…

気が重い。そういうことでしょうね。

半身不随というべきオットを受け止められるのか?

二人で楽しい…とは行かないまでも、

普通に近い生活を送るための私の負担。

ソレを言ったら、私のワガママのような気がする…し。

 

でもね、たった今新聞でいい言葉見つけました。

助けを求めていると、アチラから飛び込んで来るんですね。

これです。

まだ何も始まっていないのに、思いわずらっていました。

愉しく生きよ!

 

何とかなろうタイ。

くよくよするのは私の性分に合わん。

 

それに、今から楽しみがあるんだ~

柚子ごしょうさんと、美味しいおそばを食べるんです。

 

こんなことも出来る、(オットは出来ない)

美味しいおそばを味わえる(オットは出来ない)

ほんと可哀想なオット。

 

オットット、無意味な感傷は止めていってきま~~す。

 

 


北杜夫さん

2011年10月28日 11時23分44秒 | 老いのあとさき

同窓会が済んで、安心したのか(実は何もしていないのに)

ハイ気分から、一挙にロー気分へ。

 

北杜夫さんが亡くなりましたね。

とても好きな方でした。

「楡家の人々」2~3度読みました。

他にもたくさん出版なさっていますが、うちにあるのが「楡家の人々」のみ。

 

お父さんは勿論お偉い方で、日本人なら知らぬ者は居ない「斉藤茂吉」

私が興味を持ったのは、お母さんの「斉藤輝子」さん

まだまだ、外国旅行など、夢の夢の時代

南極へ何度も出かけていられます。

斉藤病院の家付き娘の輝子さんの婿養子が茂吉さん。

ですから、一般人とは少し違う茂吉さんとは夫婦仲が良いとは言えず

ヒマもお金もある輝子さんは、当時としてはかなり飛んでる女性でした。

縛られない女性っているんだ~と驚異の目で眺めました。(遠くから)

 

北さんは、84歳で亡くなりましたが、蝶の収集はクロウトはだし。

躁うつ病で、お辛い時期もあったようですが、

生きた、愛したと存分に生きられたと羨ましく思います。

 

 

 


帰宅まで、残り5日

2011年10月27日 08時39分10秒 | 老いのあとさき

さあ、今日を入れてもあと5日で、オットが戻ります。

することが、いっぱいっす。

だって、暫く慣れるまで、

生活のリズムが出来るまで時間かかりそう…

 

オットは帰宅できる嬉しさに気持ちが高ぶって

昨日お漏らしになった言葉が、「歯医者にもいかにゃん」

はぁ~お医者通いが始まりますね。

週に何度かデイケアを…私のもくろみも、一蹴されました。

「デイケアは2週に1度だ!」と…

 

なんだか、帰ってくる前から私の吐息が始まっていますね。

これじゃいかんばい。

くるくる働く自分をイメージしましょ。

それと、身動きひとつに「おーい、おーい」と

私を呼ぶのを、控えてもらいましょう。

 

あの人天国、わたしゃ地獄を、チート変えなきゃ~

と思うわけです。

 

ところで、昨夜ジャパネットさんから電話がありました。

28日、明日の予定だった撮影を、都合がつかなくなって延期だそうです。

そこで思いました。

こりゃ流れるなと。

ですから取りやめにしましょうと提案したのですが

それはおっしゃらないんですね、取りやめとは。

 

うちも、オットが居ないからその気になったのですが

動けない人がそばにいては私の気も殺がれますし

テンションどんどん下がっていて、

もういやだよ。

 

いまのところ、当方(ジャパさん)の都合がつき次第、

日を決めたいとかおっしゃっていましたが…

 

この5日を自分のためにと考えよう。

土曜日は柚子ごしょうさんとおそばを食べる約束があるし。

これを楽しみにがんばろう。

 

 

 

 


小学校同窓会

2011年10月26日 16時40分13秒 | 老いのあとさき

今日はね~同窓会でしたぁ~

ビール飲んで、二次会はカラオケでしたぁ~

まだ酔っ払っていますぅ~

今からオットに臭い息を吹っかけてきますぅ~

忘れないでいつもの時間に出かけて、笑顔見せるからね~

許してね~

 

愉しかったよ~

皆喜んで呉れたよ~

今回が最後のつもりだったけど、また次を頼まれたよ~

どうなるんだろ。

 

生きていれば良いけどね~

 

 

 


食べる前に撮れ~

2011年10月25日 13時45分00秒 | 老いのあとさき

今日は、10時に日航ホテルへ最後の打ち合わせ。

どうやら明日の同窓会に向けての準備万端整いました。

華麗に幕が開けそうです。

(ジャジャ~ンと幕を開けたらじじばばだらけは想像しないように)

男性9名、女性14名と、世の中の情勢そのまんま。

 

ぜひ行って見たいと思っていた「堅平更科」というおそばやさん。

日航ホテルの北側にあります。小さい佇まいながら

美味しいおそばでした。

堅ゆでのそばが、歯ざわり良く、

以前箱根で食べた、からみ大根添えのそばの味でした。

よかった~、めぐり会えて~、またお邪魔したいと思っています。

 

食べ終わって、気づきました、盆ざるの美しさに。

写真撮るのが遅過ぎるって…

 

運ばれてすぐ撮るのは、次回のお楽しみ。

 

 


「ジャパネットたかた」さんの件

2011年10月24日 11時44分56秒 | 老いのあとさき

二泊三日の自宅旅行を終え、オッとは施設へ戻ります。

もう、今度自宅へ帰るのは施設生活が終わる10月31日。

オットにとって、長かった100日間。

60日間骨折入院、40日間リハビリのための施設生活。

待ちに待った帰宅…らしいです。

 

入院のときは、突然でびっくりしたけど、

その頃、私も疲れていたので、いいタイミングでした。

 

でもいま、ほとんど自力での立ち居振る舞いが出来なくて

手は出さないまでも、目が離せないので、入院前よりは、手が掛かるかな~

いろんな事で、周りの手を借りながら、知恵を出しながら

なんとか、暮らしていかなければ、と思っています。

ところで、「ジャパネットたかた」の放送に、出演の件

28日の午後にクルーが来宅されます。

綺麗に撮れ、と指令が出たそうで、照明さんもご一緒。

(どんなにライトを浴びせても、出来ることと出来ないことがあるよ) 

3時間かけての予定だそうですが、放送は1分とか…

へぇです。

自由にパソコンの良さなどしゃべってくださいとのこと

下手に、リハなど入れると、

または演技などされると、

シロウトはバレバレだそうで、

自然第一の姿を収めたいとおっしゃいました。

 

26日の同窓会が済まないと、ジャパネットのほうに頭が行きません。

老化一方の頭には、二つの考えはムリ、ムリです。

 

 

 


誕生日おめでとう

2011年10月23日 12時07分06秒 | 老いのあとさき

今日は秋篠宮眞子さまの二十歳の誕生日ですね。

 

思い出しました。

うちの孫息子は昨日が二十歳の誕生日でした。

生まれた日、「あら、今日だったら一緒だったのにね」

別に根拠も謂れもありませんが、

男の子が生まれた嬉しさで皆ではしゃぎました。

 

あれから20年経ちました。

ご本人は大学2年生。今は足を捻挫中で、2週間でギブスが外される

ハズだったのに、まだ腫れているので、1週間延びました。

そのあとリハビリが待っているそうなので、完治は何時でしょうか。

 

免許取立てなのですが、丹後の宮津までドライブを楽しんだそうで

往復10時間運転したと言っていた…だからギブスが取れないんだ~

 

楽しさばかりではない、苦しさも交えつつの学生生活

生活費のためのバイトに追われているようですが

いろいろあっての勉強だからね。

苦悩が君を育てるぞ。

 

一丁前になってくれる日を待っています。

じじとばばも~

 

 


悲しき老い

2011年10月22日 11時19分35秒 | 老いのあとさき

今日はオットがお世話になっている施設でのちょっと辛い話。

いつも日暮れの頃、トイレで一緒になる、ご夫婦がいらっしゃいます。

年はわれらと一緒ぐらいかな~?

ご主人の程度は、うちより悪いように見えます。

個室に二人で入って声が聞こえます。

昨日はオクサンの声が大きくて、苛立っているように聞こえました。

「重い…きつい…もう少し動かんね…」

そして、パッチ~~ンと叩く音。

どこを叩かれたのか知る由もありませんが、凍りつく音でした…

聞いていた(正確には聞こえてきた)私たちの動きも、その場で止まりました。

 

パッチ~~ン、忘れられない音。

オット「どこば叩いたつだろか?」

私「毎日優しく面倒みとられたけど、今日は疲れとるみたいね」

 

トイレから逃げるように離れながら、私はナミダが出ました。

オクサンの気持ちよく分かるんです。

情けない思い、そして怒ってしまう自分にも。

出来るだけご主人の気持ちに添うつもりで、お世話していても

限度を超えたのでしょうね。

そんな時は看護師さんに頼みましょうよ。

あんまり頑張らないで…私を映した鏡にそう伝えました。