・冬支度

先々のことしか考えない老人としては
先走りして、部屋を冬模様にしました。

退院後、体力があればいいけど、ひょっとして
お箸も持てない手弱女に変身したら（ないっ！の大合唱）
困るので、ストーブやらデロンギやら重い物を
２階から下ろしました。

ウチはね、昔から

色男、金と力は無かりけり
大女、知恵と力は勝りけり

なのよ。
え？自分の事褒めすぎ？
それよか、色男じゃないし。
許してたもーれ…アモーレ。

まだまだ充分に一人暮らしのことが掴めていないらしいし、
何が分からないのか分からないオットと私は
足を踏み出して、実際やって見ない事にはね。

でも苦しい時、アレどこにある？とかの
電話も困るなぁ。

そうそう、一日5000円の部屋奮発したので
電話はあります。冷蔵庫、テレビもね。
上は15000円、次ぎは１0000円、8000円、7000円
5000円が一番下ね。
2週間だし、最初で最後の入院にしたいから
ちょっと贅沢しました。
低所得Ⅱにしては。（これってプライバシー？
でもええんじゃぁ、神に恥じることはナイ！！）

今日と明日がんばろー
明後日からは、ゆっくり寝られる…
未知の世界に踏み込みます。

・錦の御旗

オットの布団に綿毛布を一枚増やしていたのですが
それでも冷えて目が覚めたという話ですので
今夜は対策を考え直しましょう。

昨日市役所に出かけて、入院前のやらねばならぬ、
諸々の用事が一段落しました。

高額医療費の戻りを期待して行ったのですが
一番の期待の星、ペット検査の10万円が保険適用外
なので、戻りませんと宣告されて、がっかりでした。
或いはそうではないかと思っていましたが…

まぁお腹切られるより良かったかな？
痛みか？お金か？という選択でした。

痛みと言えば、鼠けい部の軽い手術のあとさえ
突っ張ったような痛みが残っています。

開腹ゆえの後遺症があるかも知れないのに
たかが10万円でジタバタしたら、
オンナが廃る…と覚悟のやり直しでした。

年金生活者なので、病院の支払いも限度額があり
高額支払いにはならないそうで、
錦の御旗を頂いたようで、活き活き揚々（？）と
入院できそうです。

ありがたや、ありがたやの制度ですね。

そして、元気になるぞ！と思いました。

・安らぎの本

今朝始めて“秋”を感じました。
裏戸を開けたらとびっきりの涼しい風でした。
さすがの猛暑も終わりでしょうか。

がんを告げられてから、眠れない夜がくるのでは
ないかと恐れていましたが、案外なことには
寝つきは悪くありません。

例の「富士日記」武田百合子著に助けられています。
上、中、下、と三巻なのですが、2度目の中を
読んでいます。

富士の山荘に来たときだけの、日記なのですが
お天気と食べた物と買ったものと、時々地元の
人たちとの交流を書いてあります。

なんてことない話を綴ってあり、それがいいんです。
気持ち高ぶることなく寝入る時の子守唄のように
眠れ！の命令がきて、寝入ります。
病院にも持って行き、3度目を読みます。

そして夫の武田泰淳さんと共に百合子さんも、
私と同じ時代の空気を吸ったのに、亡くなっていることが、
安心したような、そうか…どんな人でも亡くなるんだな
と、納得するような、説明がつかない気持ちがあります。

いま、私のバイブル、

いえお経のようなものですナ。

・有難うございます。

入院への準備着々…

はるおかスイミングスクールへ行き
とうとう退校届けを提出しました。
「発病したので、休学するつもりの退校です」
なんて、ワケワカラン理由を書いてしまいました。

ほんと、永久に来ないなんて思ってないもん。

プールに入っている友達に、厚いガラスごしに
手話の真似ごとで「あなたも頑張ってね」と
言い、言われましたが、伝わったよ。

親御さんをがん患者に持つ先生からも
強いエールを頂き、元気付けられました。
ほんと先生、もう一度帰ってくるからね。
しばしのお別れね。


11月22日に中学時代のクラス会の予定があります。
場所決めの時は、元気バリバリの時でしたから
こういう事態は想像もしませんでした。

幹事の友からメールを頂きました。
ブログを見て頂いているので、病気の経過については
よく把握して貰っています。


『どうか自分を信じ、現代医学を信じ、
強い気持ちをもって治療に専念し、
病に打ち勝ってください。

何が何でも一山越えるのだ！！』

という力強い文章でした。
皆さん方から、ご心配を頂き、エールを頂き
見守っていただき、有難うございます。
ほんとに有難うございます。

・カネは天下の回りモノ

思えば今年はいろいろ壊れました。
寒い頃、トイレの水漏れがひどく、メーカーの方が
来られて、中を見せて貰いましたが、狭い箱の中に
びっしりの機器が詰まっていました。
これを一部分だけ取り出して直せということは
出来ないと納得して、すぐ、お取替え…

初夏の頃、玄関の柱の根元が腐って、少しづつ、
短くなって、屋根が傾いていることを指摘され
基礎部分を石で補強し、床下換気扇を取り付けたり
家の手術のような事をしました。
これもン万円じゃきかない。

先日は冷蔵庫から水漏れ…
その時は、電源切って応急手当で直ったかに
見えましたが、老朽化はいかんともしがたく
1週間ぐらい前から、冷凍が効かなくなって
カチカチのはずが、ぐにゃぐにゃ。

どうにか冷えてはいるようなので、
退院後に買うか…と密かに思っていましたが
オットに言ったら、「すぐ買うぞ」とご宣託。
弱そうに見えて、オットは強い。
即買い換えました。
昨日は、冷蔵庫の入れ替えでクタクタです。

どこに入っていたと見張るほど、たくさん掘り出しました。
古きは、平成2年なんて日付けのものがありました。
何であったか？多分瓶詰めだった気がするけど
今は、もう思い出したくもナイ…

まぁお陰で、新品の冷蔵庫に、必要な品だけになり
「見まい、見まい、そこらへんは見まい」の努力が
いらなくなりました。ストレス減ったぁ～～


お金が要る時に、出費が重なりましたが
気持ちがいいので、ヨシとするか。

だけど…
オーブンレンジでしょ、ガステーブルでしょ、
取り替えてくれ～～の大合唱で、キモつぶれそ～


元気になったら、あれこれやるぞ！！

カネのことなど、知ったことか！

・卒業？

15日の入院まで10日もあると思っていましたが
することが多くて、時間の経つのが早いです。

「はるおかスイミング」にも行って、御礼を言い
退校を言わねばなりません。
丸3年お世話になりました。
中学や高校の在年数と同じなので、
卒業と言ってもいいかな？

勿論、寛解して運動も自由に…という事になれば
いの一番に復学（？）しますよ。

それ何時かなー？？
早く水中歩行だけでも帰りたいなー

泳ぐ、歩く、しゃべる、汗をかく、笑う。
それが当たり前になりたいなー

そのために、ひと山越えます。

えっちら、こっちら、見守られながら…

・いつの間に…

フゥちゃんの運動会見てきました。
昨日のように日差しはなかったけど
蒸し暑くて、見物席のうちわがヒラヒラ
動くのがたくさん目に入りました。

「ソーラン節」よかったよ～
フゥちゃんの動きが大きくて、メリハリが利いて
とてもいい踊りでした。

ばぁちゃんの目には一番上手でした。
ていうか…
ふぅちゃんから目が離れませんでしたけどネ。

久しぶりにフゥちゃんに会った気がするけど
背も伸びていたし、チョッピリ大人びて
甘えん坊の姿は有りませんでした。
いつの間にか、お姉さんになっていましたねぇ。

そうそう、子どもはいつの間にかオトナになる…
いつまでも昔を追いかけるのは、ジジババの
悪いくせでしたよ。

なんかすっかり安心したジジババでした。

・少しづつ

忙しいッす。
でもはかどらないッす。
カレンダーの裏の予定表の「ＯＫ」の赤字を
入れることができません。
気は焦るのですが…

まず、美容院へ行って髪をきれいにしたいです。
抜けてしまうかも知れない髪をきれいにしたって
という声もありますが、オンナゴコロは
そんなものじゃないよ！ネッ！
それに抜けないかもしれないし…

明日はフゥちゃんの運動会。
この日差しがウラメシヤ～～
午後の「ソーラン節」の踊りをぜひ見てくださいと
逆リクエストが来ています。
見るよ！見るよ！

まぁ、やらねばならぬ事も、あと一週間はあるし
バタバタしたほうが、考えなくてよろし。

今朝冷凍庫から、得体の知れないモノを
たくさん捨てました。何時これを使おうと
思ったんだろうね。

我ながら呆れました。

でもスッキリ！

・高齢者は平気

昨夜は…

オットの同級生が静岡に居住していますが、
出身は鹿児島なので、時々帰郷されて、
ついでといってはいけないですが、
熊本に立ち寄ってくれて、あと一人、
近くに住む同級生と、私も加え4人で
ミニミニ同窓会を開いた夜でした。

ディジィで、飲み食べ語りました。

韓国で幼き日を過ごした、思い出を
じいちゃん、ばあちゃんになっても
つい昨日の事のように、語り続けます。

多分、一日のこと、数時間のこと、一瞬のことを
鮮明に、詳しく、目の前に○○ちゃんがいるかの如く
語る、語る。

完全に昔に戻っていたお三人でした。

長い時間でしたので、私のリンパ腫の話
になり、経過を話しました。

年取ることは有り難いなーと思うのは
こんな時ー。

だって、驚かないもの。
騒がないもの。
自然にたんたんと受け取って呉れました。

席が暗くなったらいけないので、今夜は告白しないで
過ごそうとオットと話していたのですが、
そんな気使いは無用でした。

海のように山のように、人生の山坂をくぐり抜けて
きた人たちの、気丈さ、心強さを感じました。

私もそう有らねばならぬ。

・郵便局で

郵便局へ用事が出来て出かけました。
会社になって2日目、日ごろはゆったり目の空間も
今日は人で込んでいました。

お出迎えの人が、二人もいて
「いらっしゃいませ～」「おーっ」とびっくり。

「ご本人でないと…」が以前より厳しいようで
今までオット名義であっても、大抵のことは
間に合っていましたが、「ダメデス」

これからオット族もオクサンまかせで、ぼーっと
してはいられません。同じように窓口で面倒な事も
こなさないと生きていけません。

さて、元気なうちにアレコレ教えたり、教えられたり
忙しくなりそう。