初めて知る高齢という現実

最近、弱ってきたオット82歳。
何とか二人で明るく過ごしたいとあがく毎日を記録します。
だんだんグチに移行?

・3年前の思い出

2007年05月26日 15時18分52秒 | 思い出さまざま
2004/6/6

写真は多くのことを思い出させます。
ツァーで「尾瀬ヶ原」散策に行った時のものです。
3~4時間、ひたすら歩き続けたなー

↓最初は片品村の有名な「吹き割りの滝」でした。
NHKの大河ドラマのタイトルにこの滝が使われた
ことがあります。
滝といっても、岩が割れて下に落ち込む形なので
滝つぼは見えません。



↓尾瀬といえばこの風景…
木道の上をあるくのです。40~50センチは
ありますので、だいじょぶとは思いつつ、やはり
足元を見てしまいます。
ときどき、周りを見渡します。

ここは、めぐるましく景色が変わることはないので
耳には小鳥の声、頬には爽やかな風を受けながら
モクモクと歩きました。
目の前に燧ケ岳が堂々とそびえます…



↓そしてご存知「みずばしょう」
木道の下は、湿地なので、ところどころに水溜りが
あったり、湧水や流れがあり、いろんな花が
咲いています。



私は70歳にはなっていませんでしたが、へとへとに
なりました。

鳩待峠から入りましたが、最初は湿原に降りていくので
下りの階段或いは坂道なのですが、
帰路も同じ道を辿りますので、当然登りになり
そのきつい事きつい事、もう行きませ~~ん。

とは言いつつも、あの爽やかな風は忘れられません。
お天気に恵まれたことが、有難かったです。



・シワから連想

2007年04月20日 12時11分46秒 | 思い出さまざま
アサイチの鏡でびっくりしました。
なんと、右眼の上から下にザックリ…

驚かせてすんまそん。
単なるシワですけどね。

うつぶせ寝の癖があり、そのせいで枕のシワが
くっきり移ったんですね。

こうなりゃ、カクゴ~です。
半日以上消えまっせ~ん。

そこで丹下左膳を思い出しました。
知らない人が大部分と思いますが、
昔の映画のヒーローですよ。

右目は刀傷でざっくり斬られて隻眼。
右腕はまた切り取られて隻手。

それでいて、強いのなんのって。

大河内伝次郎の当たり役でありました…そうな。
映画見たかも知れないし、見なかったかも知れない。
よう、覚えとりまっせん。

そして、なぞなぞです。
「足は6本、手は1本、目は3つのバケモノな~に?」


(丹下左膳が馬に乗っているところ…)が答え。

えへへ、子どもの頃を思い出した「シワ」でした。



・若さは未熟

2007年02月22日 14時14分17秒 | 思い出さまざま
今朝、プールへ行く用意をしていたら電話が掛かる。
「Mです」。と聞きなれない声
「どちらのMさんでしたかね」と尋ねると
「ほら、昔隣にいたMよ」で思い出しました。
「Mヨシコさんですか?」「そうです」で記憶が繋がる。

娘が2歳ごろから、小学校卒業するときまで暮らした
新地の家のことだ。
お隣のM家に娘より2歳年上のお嬢さんがいらしたので
仲良くさせて頂いた。
ヨシコさんは今年80歳だそうで、私より7~8歳年上です。
うちは貧乏暮らしで、食べることに追われていたけど、
M家は大手の会社にお勤めだったので、そのころから流行りだした
電化製品を購入されるのを、羨ましく見ていた。

うちにあったのは、ようやく冷蔵庫と電気釜くらい…
洗濯機、掃除機も、もう出ていたけれど、買えなかった。

ある日、掃除機を使って掃除をしてみたいと思い、
お隣へ借りにいき、使ってみた。箒の掃除と違い
足の裏の感覚が違う。すべすべするんです。
はぁ~違うもんだなぁと思い、それから度々借りました。

今思うと何と厚かましい行為と思いますが、
人間未熟だと何でも平気なんですよ。

そしてある日借りて使っていた掃除機が動かなくなりました。
どうしましょう…どうしたらよかろうか…

新品を買って返すべきか。
逆立ちしてもできません。
悩んだ末に謝るしかないと思い

「壊しました。すみません」
と謝り掃除機をお返ししました。

謝るだけかい!

そうなんです、謝るだけでした。

それから気安く人の物を借りたりするもんじゃないと
心底から反省しました。
お隣に甘えていたなーと、心の痛みと共にヨシコさんの声で
思い出したことであります。


・思い出の八景水谷公園(3)

2006年10月31日 09時38分20秒 | 思い出さまざま
10月は今日で終わります。
さて、来月というか明日から11月、私の誕生月で
11日には71歳に突入!!!

そこで困った、ビバ!70!のタイトルです。
切りよく70!と言うところで締っていたのに
ビバ!71!じゃカクッとなります。

変えるか~~
考えてみよう。


では、八景水谷物語の最終回。


忘れられないことの一つに、春の花見のときの
酔っ払いの喧嘩があります。
毎日のように激しい喧嘩がありました。
昔は浴びるようにお酒を飲んでいましたね。
グデングデンは当たり前。やがて喧嘩です。

ワケもリクツもありません。
酔っ払っているから立つことさえママならんし
喚くだけで何を言ってるやらもわからん。
留めに入るニンゲンも、同じ酔っ払いだから、話にならん…
やがて、のされたのやら自分で倒れたのやら分からないが、
大の字になって「殺せ」とか「死ね」とかの言い合い。
怖いけど、面白くもあり夕方になると、見に行ったものです。
ニンゲンが素朴というか、飾りなく「素」で生きている感じでした。

私、野次馬根性が多いようで、坪井川の氾濫など、
(ムカシは強い夕立でもハンランしていました)
毎回「それっ!」と見に行きました。
アホラシニンゲンであります。

八景水谷駅の近く駐在所があって、
(このことを覚えている人が少なくなりました。)
喧嘩の季節には今で言うパトロールをしていましたが、
喧嘩の数は多いし、パトカーなどありはせんし…
どうにも手がつけられずに、
大抵両方の酔いが覚めるまで放って置かれました。

時には巡査さん(おまわりさんとか、刑事さんとか言ってなかった)
も車座に入っていたような…
思い出せばすべて懐かしいナ、昔の記憶。

桜も一時期は枯れたり、若木ばかりの時がありましたが、
現在は立派な桜に育って、春の花見時はどこにも負けません。

芝生の車座は昔と変わりませんが、死ねの殺すのというような
アホラシイ喧嘩はありません。

そうそう、焼肉をされる方が多く、そちこちからいい匂いがして
腹へってからの散歩にはコタエます。

犬を連れての散歩が多いです。犬の品評会。

 

ついでのお願い!!
「ウ」はちゃんと始末というか、オミヤゲで持って帰ってクダサイ。

               ハケミヤを愛する住人より





・思い出の八景水谷公園(2)

2006年10月30日 10時24分13秒 | 思い出さまざま
八景水谷で初めてのデートをしたという思い出の方も
ご訪問下さって、とても嬉しくなりました。

では昨日の続きです。

トマトや金ウリを持ってくる子もいました。
流れの上流に投げ込んで潜って拾う…繰り返しても飽きません、
やがてトマトも金ウリもおやつになって、食べられるのですが、
さんざん遊ばれたあとのトマトは、
水っぽく味が変わっていましたけどね。

色の付いた綺麗な石を、自分の石と決めて川底に落として拾う…
単純な遊びを繰り返して、それが面白かったんだねぇ。
今どきのゴーグルなどありもしないけど、綺麗な水の中で
目を開けてても平気でした。

私の泳ぎ好きはここに原点があったようです。

砂や泥を混ぜ、団子状のものを作り、人より大きくしたり、
艶を出すため水や砂をふりかけ、手で丸く丸く硬く作るのです。
「トウマル」なんて名前で言っていましたが…

水着など、見たこともない時代、みなパンツ1枚でした。

ゴムがゆるんだりしていると、泳いでてズリ下がったりして
それは悲惨なものがありましたが、誰も笑う者はいなくて
引き上げ、引き上げ、忙しい思いをしました。

夏の日に照らされて、体は真っ黒になるのでした。
イトコのクニちゃんは、冬まで黒さが残る子でした。
UVなどとはまったく無縁な昔でしたよ。

また明日があるのに、その日を精一杯に遊びました。
クタクタで帰り着くと、「遊んでばかり…」と怒られ
夕方の仕事の拭き掃除をさせられるのでした。
勉強?したかなぁ?「夏休みの友」は早めに仕上げたと
思うけど、画とか工作は残りました。

綺麗な水を見ていたら、昔の自分が水面に映っていました。



えっ~~!うっそ~~~!
はい、ウソです!






・思い出の八景水谷公園(1)

2006年10月29日 10時51分39秒 | 思い出さまざま
昨日、日差しに誘われて二泊三日でお泊り中の3号ちゃんと、
八景水谷公園(はけみやこうえん)へと出かけました。

八景水谷公園は熊本市内の北のはずれにあり、
小さい小さい公園ではありますが、清らかな水が魅力なのです。
春は桜、夏は小さい子どもでも危なくない綺麗な水の流れがあり、
秋、冬はウ~~~ン、特にない!

しかし芝生の広場が、何もないからこその貴重な魅力であります。
なぜこう何もない公園の肩を持つか?
私の郷愁が大部分を占めるからなのです。

公園の広場に、一跨ぎの西にある山室で育ちました。
松崎の清水小へ通学するのに、朝夕公園を通っていましたし、
遊び場だったのです。

昨日見た公園は整備が済んで、建物が取り壊されて、
芝生の広場になっていたり、思いがけなかったのは、
枯れてしまったと思っていた、一番上の池に水が溜まっていて
流れる水の量がわずかながら増えていたことです。
ボーリングでもされたんでしょうかね。

こうなる前の一時期は、水は枯れ果て汚い藻がはびこり、
見るも無残な感じで、見たくありませんでした。

昔、子どもだった頃の川の中には、小さい赤いサワガニがたくさんいて、
石っころを、動かすと必ず1~2匹のカニがいました。
小さなバケツに入れて持って帰り、茹でて食べました。
それこそ甲羅のままガリガリと…カルシュウムたっぷり。

水は豊富に流れ、冷たくて夏でも長くは入っていられません。
坪井川とぶっつかる手前の、八景水谷の川の下流が泳ぎの場所で、
夏休みの間じゅう、お昼ご飯のあとは、午後の日が傾くまで泳ぎ、
冷たい水で体が冷えて唇が紫色になったら甲羅干しをして、
半日友達と遊び飽くことはありませんでした。


ちょっと遊びに行ったことで、昔を振り返ります。




・去年のアドバルーン

2006年10月16日 10時59分48秒 | 思い出さまざま

去年11月2日、所用で佐賀へ出かけたとき
フェステバルが催されていて、アドバルーンを
見ることが出来ました。
晴れた空に色とりどりのバルーンは、それはそれは綺麗でした。
初めて見たんですけどね。

見物客も多くて、出店も多くて
見て周るだけで、疲れました。
これ、高齢者の口癖なんですけどね。

バルーンも、競技なんですよ。
決められた地点に、バトン(?)を落として
中心に近ければ近いほど、高得点なんです。

チャンスがあったら、一度見て下さい。
主催者に成り代わりまして、お奨めいたしておきます。

秋空で思い出した写真でした。





・氏より育ち

2006年08月29日 12時44分29秒 | 思い出さまざま


今日の蒸し暑さ…
クーラーのない部屋から出ると
気分が悪くなります。

クーラーのないところでお仕事をなさる
方々には申し訳ないことですが。

オットが夏ばて気味で、食が思うほど進みません。
元々たくさん食べる方ではありません。
たくさん皿に盛るとイヤな顔をします。
「少しでいい」と言うのが口癖です。

私は反対になんでもドッサリが好きです。
余ったとしても、チョビットというのは
貧乏くさくて、悲しくなるほうです。

ですから、京料理に代表される、盛り付けは
綺麗で確かに目を惹かれますが、
高いゼニを出すなら、違うものがいいと
思ってしまうのです。
育ちの違いと思います。

私は田舎の百姓の家育ちで、イトコたちと大人数で
食べていましたから、上品にしていると
食べ損なう心配があり、好きとか嫌いとかの以前に
「自分の皿」確保が一番の関心事でありました。

言い訳すると、戦時中、戦後の食糧難の時代でしたから…

オットは同じ世代で、食料難は私より体験している
引揚者なのですが、ご上品なのは育ちより生まれ?

そうだオットの話をしましょうか。