初めて知る高齢という現実

最近、弱ってきたオット82歳。
何とか二人で明るく過ごしたいとあがく毎日を記録します。
だんだんグチに移行?

・井村星夫の道(1)

2006年08月31日 10時52分45秒 | 井村星夫の道
昨日のブログで書いた、テレビタミンの一句で
KKTからクオカード1000円分を送って来ました。
なんでもやってみるもんですね。

老所帯にはありがたや、ありがたやです。

お待ち兼ねの(え?誰も待ってない?)
オットの半生記を書き連ねま~す。

  ~~~~~~~~~~~~

『井村星夫の道』

・祖父の頃のこと

星夫は、戦前の朝鮮で井村家の二男として
1930年に生まれ朝鮮で育った。

星夫の祖父の時代に家族全員で、
朝鮮へ渡ったと言うことを聞いている。

元は、中津藩の武士の家柄だったのだが、
祖父が、福沢諭吉の弟子で慶應義塾大学設立の以前の
中津時代から、福沢諭吉の下で働いていて、
政治に興味があり、それにまつわる失敗もあったりして
朝鮮へ行かざるを得なかったという話である。

大分県中津にあった財産を処分し
祖父は殿から拝領したものは、殿へ返すべきだと
言い張り、中津市へ寄付したものもあったという。
今も本籍地は城内の番地である。

先々代になると、話があいまいになってしまうが
いまさら聞く人もなく仕方のないことである。


           ー続くのであるー

・「夏ばて」で一句

2006年08月30日 11時26分13秒 | 社会や私の日々のこと


昨日のブログに書き忘れたのですが、
(月)KKTの「テレビタミン」で
「夏ばて」で一句を募集していたので、思いつくまま送りました。

『夏ばては 財布のほうが 先に来る』
はけみやバーチャンで。

お食事券、生みたて卵を狙っていましたが、
あえなく落選!
賞品には手が届かず、読んでくれただけでした。
英太郎さんが、「こら~良か」と褒めてくれましたが…

欲出すと「舌きりすずめ」の ばーちゃんと一緒で
大きなつづらにはなーもはいっとらんです。

何でも無心がよか、無心。


欲深はいけませんが、年を取ると「意欲」というものが
薄れてきます。
自分で頑張らないとどうでもよくなります。
面倒になります。

どうするか???
私が思いつくことは、体を動かすことがいいように
思います。
デタラメでもいい、とにかく体操の真似事でもやってみる。
ちょっとそこまで歩いてみる。

気分が変ればしめたもの…
数日は長生きすることマチガイナイ…

オットの終戦時の動乱物語は、もすこし文章を
まとめます。
 
待たずに…待って下さい。











・氏より育ち

2006年08月29日 12時44分29秒 | 思い出さまざま


今日の蒸し暑さ…
クーラーのない部屋から出ると
気分が悪くなります。

クーラーのないところでお仕事をなさる
方々には申し訳ないことですが。

オットが夏ばて気味で、食が思うほど進みません。
元々たくさん食べる方ではありません。
たくさん皿に盛るとイヤな顔をします。
「少しでいい」と言うのが口癖です。

私は反対になんでもドッサリが好きです。
余ったとしても、チョビットというのは
貧乏くさくて、悲しくなるほうです。

ですから、京料理に代表される、盛り付けは
綺麗で確かに目を惹かれますが、
高いゼニを出すなら、違うものがいいと
思ってしまうのです。
育ちの違いと思います。

私は田舎の百姓の家育ちで、イトコたちと大人数で
食べていましたから、上品にしていると
食べ損なう心配があり、好きとか嫌いとかの以前に
「自分の皿」確保が一番の関心事でありました。

言い訳すると、戦時中、戦後の食糧難の時代でしたから…

オットは同じ世代で、食料難は私より体験している
引揚者なのですが、ご上品なのは育ちより生まれ?

そうだオットの話をしましょうか。





・肥後狂句の世界(1)

2006年08月28日 11時46分42秒 | 趣味の話
先日頂いた双鏡先生の肥後狂句の本『田舎駅』から
目に付いたおかしいものをご披露します。
先生にはお断りなしなので、
悪いかなぁ。怒られるかなぁ。

☆“お母さんと一緒 そぎゃん老けたつ貰うなら”

の一言
笑いました。なんぼ年上言うたっちゃ、おっかさんと
一緒…じゃぁね。マザコンの極み。

☆“妥当な線 僕と松坂慶子なら”

の一言
ええぇ~、ウヌボレもココまで言うとまさに狂句の世界。
ちょぴり本気が隠されていたりして…

☆“おばんが 風呂に入らすとゴスと減る”

の一言
私の事かと思いました。
ざぁぁぁっと減りますもんなぁ、風呂の湯…
減らさんごつ入っともそれなりのコツが要ります。

先生の教えに、「笠」にいかに添った句であるかが大事と
よく言われますが、まさに笠にぴったりの句ばかりです。
それも意表をついて…

目指したいです。が…








・ 24時間テレビ

2006年08月27日 10時43分45秒 | 社会や私の日々のこと

昨日は孫3号と西合志の弁天の湯のプールへ行きました。

3号の平泳ぎが上手になっていました。
ババの悪い癖で、「もうちょっと腕を掻きこむといいよ」と
教えますが、「スイミングの先生はこういったもん」と
聞きません。
身内の先生は難しい…

上手、上手と褒めておけばいいんでしょうが。
あと温泉に入り帰りました。

夏休みとあって、親子ずれなど、たくさんの人出でした。

あとここのお土産の楽しみはヨーグルトです。
オオヤブ・デイリーファームのジャージィ牛乳で
作られています。100g500円と少々お高いけど
お味は保証します。クリミィーでうまい!!

24時間テレビの募金箱があったので、300円入れて
おきました。
いつも24時間テレビは見ないのですが、孫が来ていると
チャンネル権は孫…今年はつけっ放しです。
“カトゥーン”とやらの顔を少し覚えました。

今日も夕立があるのでしょうか…

・頑張れ!じぶん!

2006年08月26日 10時35分35秒 | 社会や私の日々のこと


昨日のうれしいこと。

肥後狂句の先生、平野双鏡さんがご病気でしばらく
お休みだったのですが、どうやら回復されました。
NHKでチラと拝見しましたので、間違いないようです。

それと先生が自費出版された『田舎駅』というご本を
頂きました。
読んでまぁ面白いこと。
これぞ肥後狂句という句がずらずらずら~と。

今まで離れていたのに教科書を頂いたようで
「こらぁ~頑張らゃんたい」
と思った次第です。

10月から講座が再開されるということで、私も
少しは“狂句脳”にカツを入れて、ネジマキをしなければ…

泳ぎも、バタフライの手を前に伸ばし、前へズンと進む
練習に明け暮れ、なかなか手を伸ばすというだけの、
単純なことさえ、出来かねてイヤになるなーと思うこの頃。

練習だとか、努力だとかが、いつの間にかマスターへの道
だと信じます!。

頑張れ!じぶん!


・町田 康さん

2006年08月25日 09時05分45秒 | 読んだ本のこと


町田 康さん
1962年大阪府生まれ 今年44歳。

平成12年台123回芥川賞受賞。
異色の作家です。

高校時代から町田町蔵の名前でバンド活動を始め、
パンクバンド「INU」の「メシ喰うな」
でレコードデビュー。

96年「くっすん大黒」97年にこれで野間文芸新人賞。
ドゥ マゴ文学賞受賞。
著書に「屈辱ポンチ」「夫婦茶碗」「つるつるの壺」
「へらへらぼっちゃん」「耳そぎ饅頭」他

今回は「きれぎれ」を読んだ。この作品で芥川賞受賞です。

以前に「告白」を読んでいる。
最初私は、ぎょえぇと思った。
どうしてそう思ったか?こんな文体初めて読んだ。
こんな形容詞初めて見た。おかしな本、自由な本。
昔「河内十人切り」という事件があって、それを下敷きに
書いてあるのだけど、主人公の思いのたけを書いてある。
随分厚かった「告白」を面白がりながらすぐ読み終えた。

「きれぎれ」もオカシイ。
勝手気ままな書きよう、脳から直結している口がベラベラ。
筋はあるようなないような。いや、あるんだけどね。
彼が歩んできたパンクバンドそのままなんだろうなぁ。

どんな風にオカシイかちょっと書き写してみようか。

“いのち棄てます桶狭間げほげほげほげほ限界を超えた大声を出したため、喉が破れて咳きこみながらも、痺れるような幸福感を感じつつ俺は僕はエンディングを決めた、と、そのとき、右の紗のような巾の奥から、サッカーボールくらいの丸いぬらぬらしたものが飛び出てきて、俺の腹に、ぼん。とぶつかり、「なんだ貴様。貴様、貴様、貴様はなんだ。貴様」と怒鳴った。”

書き写し間違いは1字とてありませんので、ご心配なく…
とこのような文体が全編続きます。

線路は続くよどこまでも…ではないけど、
この文章がでれでれどろどろずらずらと続き、あらゆる語彙が並びます。
オモシレーと思うか、バッカみたいと思うか。賛否両論噴出!

「きれぎれ」の帯の紹介すると

[ふりそそぐ閃光。
光にぬめる悪意。ねじまがる心と体。
空に君臨する俺。
時空間をも超越して、
町田節が
パワフルに炸裂する。] とあります。

興味のある方はご一読を…


・カルメン家大停電

2006年08月24日 14時25分57秒 | 社会や私の日々のこと

すごい雨でした。昨夕の雨。
それにも増してすごかったのが雷!カ・ミ・ナ・リ!!

ちょうど玄関の戸を開けたとき、その落雷がありました。
近くのおうちの屋根の上に、ぶっとい稲妻!
一瞬、火柱か?

と、ブチッ!我が家の電気が切れました。
6時半頃ののことで、まだ薄明かりが残っていましたが
さぁて、大変のはじまり…


近所のようすを窺うと、停電はウチだけ…
お隣みんな赤々としています。
これがアタマに来るところ。何故ウチだけ?

夕食の支度が済んでいたので、少しはよかったのですが。

日ごろの怠慢、急場にたいする心構えがナシだったので
パニック×大騒動を書いて、反省とします。

まず、クーラー止まり暑い。

明かりはローソク多数と懐中電灯2本がありました。
電話をしたいが、どこにすれば適切なのかわからん。

九電の番号は控えてないし…
いつも買い物をしている“B電器に”電話して助けを求める。
九電に電話して下さいと云われたので、
できるだけオバーサンになり、明かりがないので
電話番号が見えないので、教えて下さいと泣きをいれる。
ご親切に九電の西営業所の番号を教えてくださる。

そこまではケイタイが使えました。
あれーと言っている間に、ケイタイの充電がなくなりました。
救急用の充電できる懐中電灯を見つけて
ケイタイに線をつなぎ、
(いい遅れたが孫2号が来ていて大助かり)
一人が充電器をグルグル回し、薄明かりの中
電話番号を回す。話中…この繰り返し…
グルグル回している間は電話が使えます。

昔の電話機が懐かしいというか良かったよ~~
今の電話機は電気がないと使えん!!

掛けても掛けても九電は話中…
プープープーがむなしく響く…
アツイアツイ…団扇があったはず…

パニクリ一歩手前で、ご飯にしようと思いつく
休戦じゃ~~

暑いのがキズだけど、クリスマスか、誰ぞの誕生日と
思えば、ロウソクの明かりの夕食もオツではないか
口には出さねど、目に涙…じゃない、
孫を交えて楽しい(?)夕食。

腹膨れたところでまた一戦、デンワ、デンワと
手ぬぐい首に、団扇ぱたぱた。

トイレに行っても、廊下に出ても、まずスイッチと
いうのがオカシイよ

冷蔵庫は出来るだけ開けないようにしよう。
このまま一晩かと思うと、文字通りマックラ。

2時間があたふたと過ぎ、孫が配電盤のブレーカーの
スイッチを入れたら、点きましたぁ!点きましたぁ!

それまで何度か試みましたが、スイッチがすぐ落ちて
入りませんでした。大元が直らないとスイッチが
入らないシステムらしいです。
とうとう九電には連絡つかず仕舞い。
何はともあれ何時もの明るさが戻り、有難く泣けました。

仕方ないと開き直ればいいのだろうけれど
一時も早く!とか、どうしよう!とか、もろもろが
思い浮かぶと、混乱しますね。

今夜NHKの9:00~“ニュースウオッチ”で「停電の
特集」があるそうです。昨夜には間に合わなかったけど
今夜よく見て、今後の対策にしましょう。

・木綿のハンカチーフ

2006年08月23日 10時57分30秒 | 思い出さまざま


「ハンカチ王子」で世の中大変です。
熱しやすくて冷めやすい…のに。
斉藤くん、またコレからが大変のようです。

ハンカチつながりで、今日の歌は
“木綿のハンカチーフ”

この歌の存在を教えたくれたのは、同じ職場の、
年下のミノウさんでした。

どこかへ出かけた車の中で、ちょうどラヂオから流れた曲に
「カルメンさんこの木綿のハンカチーフの歌詞知っていますか?」
「いや知らない」
「かわいそうな女の子の話で…一度歌詞を読んだらいいですよ」と
教えてくれました。

私は40歳を過ぎていたと思いますし、若い人の歌など興味なく
毎日を過ごしていました。
改めて歌詞を読んで、「なるほど、忘れていた感覚だナ」
とミノウさんに感謝しました。

愛唱歌にしたいのですが、オンチの私にはどうもズレルというか、
遅れる個所があって、最近よくテレビで流される太田裕美の歌に
遅ればせながらもついて行くのが精一杯です。かな?
こういうのを、自分の歌にして、一発熱唱したら気分いいでしょうネ。
う~~ん、生まれ変らないとダメですネ。

ではどうぞお歌いください!

「木綿のハンカチーフ」
松本隆作詞・筒美京平作曲
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恋人よ 僕は旅立つ
東へと 向う列車で
はなやいだ街で 君への贈りもの
探す 探すつもりだ
いいえ あなた私は
欲しいものはないのよ
ただ 都会の絵の具に
染まらないで帰って
染まらないで帰って

恋人よ 半年が過ぎ
逢えないが 泣かないでくれ
都会で流行(はやり)の 指輪を送るよ
君に 君に似合うはずだ
いいえ 星のダイヤも
海に眠る真珠も
きっと あなたのキスほど
きらめくはずないもの
きらめくはずないもの

恋人よ いまも素顔で
口紅も つけないままか
見間違うような スーツ着たぼくの
写真 写真を見てくれ
いいえ 草にねころぶ
あなたが好きだったの
でも 木枯しのビル街
からだに気をつけてね
からだに気をつけてね

恋人よ 君を忘れて
変わってく ぼくを許して
毎日 愉快に過ごす街角
ぼくは ぼくは帰れない
あなた 最後のわがまま
贈りものを ねだるわ
ねえ 涙拭く
木綿のハンカチーフ下さい
ハンカチーフ下さい
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・記憶の底の歌

2006年08月22日 09時55分41秒 | 思い出さまざま

二日がかりの高校野球…優勝戦。
どちらが勝っても文句のつけようがない互角の勝負でした。
「ガップリ四つ」とはこの試合のことです。

1点を守りきった、ハンカチ佑ちゃんに軍配が上がり
(今日はハンカチ王子だって)

今年のヒーローが誕生したのでした。

私には春先のWBC以来の感動ものでした。

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目ン無い千鳥
    
サトウ・ハチロー 作詞  古賀政男 作曲
目ン無い千鳥の高島田 見えぬ鏡にいたわしや
 曇る今宵の金屏風 誰のとがやら罪じゃやら

千々に乱れる思い出は 過ぎし月日の糸車
 廻す心の盃に 紅はさしても晴れぬ胸

雨の夜更けに弾く琴が 白い小指に沁みてゆく
 花がちるちる春が逝く 胸の扉がまた濡れる

目ン無い千鳥の淋しさは 切れて果敢ない琴の糸
 青春の盛りの若い葉に むせび泣くよなこぬか雨
    ~~~~~~~~~~~~

誰も知らないであろう古い歌、はやり歌。
私が5歳のときに封切られた映画「新妻鏡」の
主題歌です。古賀さんの曲だけあって、
こぶしがたっぷりのメロディです。

母と見た映画ですぐ覚えて、ナマイキにも
人に歌って見せたそうです。

今も人に聞かせられる歌声じゃないので、
子どもの頃も上手な訳はないのに。

でも忘れられない歌であります。