真実と幻想と創価学会

創価学会について色々書いています。ほぼ毎週日曜更新。

黒い手帖 より「法曹界、官庁、警察など公権力すべてに浸透」その一

2011-12-18 16:01:52 | 「黒い手帖」紹介

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第四章 カルト化する「池田教」より

「法曹界、官庁、警察など公権力すべてに浸透」その一

「公権力への浸透」といえば、私は具体的にその名を聞いたことはないが、多くの関係者の証言によると、学会内部に「法学委員会」なる組織があったといわれている。従来、学会は、司法試験や公認会計士試験、国家公務員試験などを目指す学会員の子弟の支援に注力してきた。
 その背景には、
「総体革命」という考え方がある。一言でいえば、政界、官界、言論界、教育界、法曹界など権力の中枢機構に人材を送り込み、影響力を行使しようという戦略である。とくに池田氏が会長に就任した一九六〇(昭和三五)年以降、強力に推進しようとした。

~中略~

 その法学委員会はどのような趣旨で設置されていたのかは、昭和五〇年代に桐ヶ谷氏がまとめた文書を読めば一目瞭然だ。

〈「法学委員会の新体制について」
 法学委員会の設置。
「法学委員会は現在学生部に所属し、受験生の掌握、指導、合格者の輩出という点に重点を置いて活動している。
 しかしながら、合格者も年々累積し、また社会活動の面でも年齢的な面においても学生部に所属し上記活動のみを行えばよいという段階をすでに通り越している。
 また総体革命の中において各分野にどのように切り込んでいくか(青法協=若手裁判官達の任意組織=等に対抗する組織の構築、官僚機構等に対する食い込み、そのあり方等の検討等)を検討していかなければならない段階に差しかかっている。
 更に、学会の諸活動に関するブレーンの本格的信心の訓練や育成、ということも考えていかなければならない」

 こうした上で、法学委員会を既に資格取得したOB中心の組織と受験生中心の組織二つに分け、前者では次の活動をすると記している。

「OB中心の組織は青年部又は社会本部所属とする(但し、…表に出せない面があるのて、特殊組織にする必要がある)。
 その主な役割は、
(一)合格者の掌握、信心訓練
(二)総体革命戦略の構築(各分野にどのように切り込んで行くか)
(三)特殊問題に関する戦略ブレーンの育成
(四)情報交換、情報提供
(五)受験生組織へのバックアップ」〉

 また、桐ヶ谷文書には「検事は五年後には各都道府県に一人、一〇年後には二人宛配置できる人数になる」「国家公務員は各省庁に、外交官は各国に配置できるようにしていく」などとの目標が記されていた。

その二に続く…

特殊組織て!!

なにゴッコじゃ?

思わずツッコミを入れてしまいましたが、この文書を書いた「桐ヶ谷氏」とは創価大学の教授であった桐ヶ谷章氏であり、後に学会副会長となっている方です。

この法学委員会で箇条書きにされている役割で面白いと思ったのは、(一)の信心訓練の文言です。

なるほど、如何に学会員の弁護士や裁判官、官僚などを輩出したって学会のために働いてくれなければ意味がないということですね。

そして(四)の情報提供。

守秘義務は無視ですか。宗教団体が、政界や言論界、法曹界などで従事する人間からどんな情報を提供させなければならないというのでしょう。

法学委員会で合格者を輩出しよう!というその目的地はおおよそが自分達(学会)を取り締まり監視する側の組織です。

平たく言えば、スパイを養成しよう、ということなんでしょうか。しかも情報を持ち帰るだけのスパイではなく、信心訓練によって学会有利に事を進める工作員を送り込むといった意味合いが強いのかも。

ちゃちなCIAゴッコかもしれませんが、まあ実際に無視できない人数が既にそれぞれの組織に入り込んでいるのですから、笑えない話です。

特に公明党はタチが悪い。

そんなわけで(?)、二週間後はお正月という今年も残り僅かな今日この頃。

このブログも今年はあと一、二回かな?

最後までよろしくお付き合いください。


8 コメント

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クロさん、記事アップお疲れ様です。 (高倉教授を応援する人)
2011-12-18 17:45:17
クロさん、記事アップお疲れ様です。

創価大では、司法試験など難関試験に合格した先輩が、後輩の受験生をマンツーマンで指導していると聞いたことがあります。洗脳されている頃は、他大学にはない美しい伝統だ、創価って素晴らしいと心底思っていましたが、からくりを知ってしまえば、本気で総体革命を実行しようとしているということなのですね。本当に洗脳って怖いです。
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創価大学を建てるために学会員は池田氏の書籍を買... (roco)
2011-12-19 14:45:54
創価大学を建てるために学会員は池田氏の書籍を買いましょうというキャンペーン?があってたくさん本を買ったと母が言ってました。

でもすでに正本堂建立の寄付で、大学設立のお金はあったんですよね。
それにしても、各都道府県に検事を二人配置するために大学を創ったとは言葉もありません。
学会員さんたちは知らないでしょうね。

マンガのような話ですが、大学卒業後は工作員となって名誉会長のために動いていたのでしょうね。
現実なのだから恐ろしいです。
これが創価の言う平和なんですね。
創価のMCは大成功したと思います。
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ポールという青年の話です。 (kan)
2011-12-24 16:30:30
ポールという青年の話です。

ある年のクリスマスイブのこと、ポールは、兄さんからクリスマスに新車をプレゼントしてもらった。
ポールがオフィスから出てくると、街でよく見かける少年が、そのピカピカの新車のまわりを歩き回っていた。
よほどその車が気に入ったらしく、ポールに話しかけてきた。

「この車、おじさんのかい?」

「ああ、兄貴からのクリスマスプレゼントさ」
と、うなずきながらポールは答えた。

少年はそれを聞いてひどく驚いた様子だった。

「えっ? おじさんの兄さんがくれたって?
 おじさんは全然お金を払わなくてよかったの?
 うわあっ、すごいな? ぼく・・・」

と、少年は何かを言いかけたが、そのまま口をつぐんでしまった。
少年は、「ぼくにも、こんな兄さんがいたらなあ」
と言いたかったのだろう、とポールは思った。

ところが、少年の口から出た言葉にポールは耳を疑った。

「ぼくね、おじさんの兄さんみたいになりたいなって思ったんだ」

ポールは、まじまじと少年の顔を見つめていたが、
自分でも思いがけない言葉が口をついて出ていた。

「この車に乗ってみるかい?」
「本当? ウン」

車を走らせてまもなく、少年の目はキラキラと輝き始めた。

「おじさん、ぼくの家の前まで乗せてくれる?」

ポールは思わずニヤッとした。
きっとこんな大きな車で帰ってくるところを近所の人たちに見せて、自慢したいんだなと思った。
しかし、その憶測はまたもやはずれた。

「あそこに階段がついている家が見えるだろう?
そこでちょっと待っててくれる?」

少年は車を降り、駆け足で家に入っていった。
しばらくすると家の中から、ゆっくりとした足音が聞こえてきた。
少年が身体の不自由な弟を背負って出てきたのだった。
弟を階段の一番下に座らせ、
車がよく見えるように弟の身体を支えた。

「ほらバディー、見てごらん。
 さっき言ったとおり、すごい車だろ。
 そこにいるおじさんの兄さんがクリスマスプレゼントにくれたんだって。
 それも、まるっきりタダでくれたんだって。
 
 お前も、待ってなよ。
 兄ちゃんが、いつかきっとあんな車をお前に買ってやるからね。
 そしたら、いつも話してるクリスマスのきれいな飾りを、
 その車に乗って見に行こうね」

それを聞いたポールは何も言わずに車を降りると、少年の弟を抱き上げ、新車の助手席に座らせた。
目をキラキラ輝かせた少年もその横に乗り込むと、三人はドライブに出かけた。

本当にすばらしいクリスマスのドライブだった。

このクリスマスの日、ポールは聖書のみことばをしみじみ感じたのである。

「受けるよりは与えるほうが幸いである」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
公私共に多忙な日々を過ごしていました。
クリスマスですし、久しぶりにお伺いしました。

プレゼントを貰うのは嬉しいことです。
でもプレゼントをあげるのは、もっと幸せなことだと思います。

素敵なサンタになりたいなぁと、ガラにもなく思っています^^。

メリークリスマス!!
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 久しぶりに、kan様のコメントが投稿されたので安... (希望)
2011-12-24 21:17:13
 久しぶりに、kan様のコメントが投稿されたので安心しました。

 とても考えさせられるコメントでした。素晴らしいクリスマス・プレゼントです。ありがとうございました。
返信する
高倉教授を応援する人さんへ (クロ)
2011-12-25 14:49:40
高倉教授を応援する人さんへ

こんにちは。メリクリです。
温かいねぎらいの言葉、ありがとうございます。

このマンツーマン指導って、医者や教師を目指す人にもあるようですね。
確かに、予備校などお金がかからなくて、助かる人は多いかもしれませんね。
その代わりその後の思想というか、心も行動もあるものに捧げなければなりません。
本来、司法試験なり国家資格なり、一度しかない人生の大半を費やす職業を目指すそもそもの動機を見失ってしまうものではないかと思います。
でも純粋培養の二世さん、三世さんなんかは、そもそもの動機が学会に何もかも捧げるためなのかもしれません。
一人の人生として生を全うしているのか…、悲しいことですね。
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rocoさんへ (クロ)
2011-12-25 15:45:37
rocoさんへ

>創価大学を建てるために学会員は池田氏の書籍を買いましょうというキャンペーン?があってたくさん本を買ったと母が言ってました。

そうなんですか。そんな大搾取キャンペーンが!
しかしそうやって大学を建てたとしたなら、やはり創価大を作ったのは学会員さんたちの財務だといえます。
池田先生が身銭を切って作り上げたなどというのは、まやかしではありませんか。
資金源としてお金を提供した人たちの多くが、そのように言っているのは不思議で仕方ありませんね。

創価大はそれを知る多くの人が、池田チルドレンの養成所であると証言しています。
また、他の大学にはないいい面がたくさんあるという声も聞きますが、それが「先生のために」という動機のためなのだから美しくないです。
学会のこと全般に言えることですが、「学会員にもいい人はたくさんいる」「創価大(学園)での青春時代は輝かしいものである」など、そういう現実を体験している人がいることは確かです。
けれどそのような建前の虚飾の陰に、どれほどの苦痛と涙が積み重なっていることかを自覚しなくてはならないでしょう。その虚飾を謳歌している人間こそが。
MCからの目覚めの第一歩として、そのような人が増えて欲しいですね。
返信する
kanさんへ (クロ)
2011-12-25 15:54:45
kanさんへ

お忙しい中、コメントありがとうございます!
いつも思うのですが、kanさんは素晴らしいお話をたくさんご存知ですね。
それを貴重な時間を使ってご紹介くださり、本当にありがたく思っています。

このポール青年のお話、少年の純粋で優しい心だけでなく、ポール自身の優しさも心打たれますね。
初めて会った少年二人をドライブに招待なんて、粋ではないですか。
そして聖書の言葉。
「受けるよりは与えるほうが幸いである」
なるほど、と思える言葉です。
聖書ってちゃんと背景や意図するところを理解して読むとまた違うのでしょうが、ぱっと見、理不尽に思えることも多いじゃないですか。
でも単純な名言も多いですよね。そんな名言のひとつだと思います。今回のお話。


>素敵なサンタになりたいなぁと、ガラにもなく思っています^^。

いえいえ、kanさんは既に素敵なサンタさんですよ♪
心温まるお話をプレゼントしてくださいました。
そしてそのkanさんの温かいお心こそ、何よりの贈り物です。
ありがとうございます。そしてメリークリスマス!!
返信する
希望さんへ (クロ)
2011-12-25 15:58:30
希望さんへ

私もkanさんのコメントを久しぶりに拝見して、ほっとした一人です。
年末に向かうと皆さんやはり、公私共にお忙しくなるようですね。
希望さんもご多忙のことと思いますが、寒さに負けずに頑張ってくださいね。
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