真実と幻想と創価学会

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黒い手帖 より「裁判はルーティン・ワーク」その二

2011-09-25 17:31:41 | 「黒い手帖」紹介

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発売日:2009-02-27

第四章 カルト化する「池田教」より

「裁判はルーティン・ワーク」その二

 学会に批判的な雑誌『FORUM21』の編集・発行人である乙骨正生氏使用の携帯電話の記録を、学会男子部の嘉村英二が違法に引き出した事件でも、東京地裁、東京高裁は、学会全国副部長などを歴任した創価大学学生課副課長だった根津丈伸の指示、または命令による犯行として、有罪の判決をいい渡している。

~中略~

 一九九五(平成七)年九月一日、学会に批判的だった朝木明代・東村山市市議が、西武新宿線の東村山駅前の雑居ビルから転落するという事件が起こった。この朝木市議の転落死は他殺の疑いがあるとされたが、学会は嫌疑がかかるのを懸念したのか、この事件を「東村山デマ事件」と称し、学会の関与を仄めかす他殺説の報道に関して、名誉毀損の訴訟を濫発してきた。
『FORUM21』の座談会記事に対する提訴もこの一連の訴訟のひとつで、司法解剖に基づき、他殺の疑いがあると指摘した朝木市議の遺族、朝木直子市議、矢野穂積市議を名誉毀損で訴えるとともに、同誌に対して謝罪広告を求めた。この訴訟は、一審の東京地裁では学会側の主張が認められたが、被告側が東京高裁に控訴、二〇〇七(平成一九)年九月、逆転勝訴となり、学会側は最高裁に上告したものの棄却され、判決が確定している。
 乙骨氏と学会の訴訟は現在進行中の裁判もある。学会の機関紙『創価新報』で、二〇〇六年二月、学会の青年幹部が「金のため、自分の損得だけで裏切る。カメレオンだ」「恩を知らない畜生にも劣るやつだ」と、乙骨氏に対して誹謗中傷の発言を繰り返した。これを名誉毀損だとして乙骨氏は、発言者達と発行者を訴えている。
 
言論に対して言論では応じず、誹謗中傷で相手をなじる。これが学会の常套手段であることがおわかりいただけるだろう。
 さらに、既に述べた
日蓮正宗妙観講に対する誹謗中傷のビラ作成と配布に関する判決も有罪が確定している。
 そして私との裁判など、学会は常に訴訟案件を抱えており、訴訟のプロといえるほどの法廷闘争テクニックを持っているという笑えない話もある。
 こうした裁判沙汰の多さ、認定された犯行の数々を踏まえれば、創価学会の宗教法人としての適正に疑問符がつく。今後、国会で論議されるべきだろう。

「『月刊ペン』事件での私の役目」に続く…。

有名な朝木明代市議の事件や乙骨氏との確執が出てきました。

最初の通話記録を盗んだというのは「NTTドコモ通話記録盗取事件」と呼ばれているものです。

この事件・裁判は実に創価学会の体質をよく表しているものと言えます。

一審で学会側は敗訴しますが、判決を不服とし控訴しながら控訴審の前に賠償金を支払うという奇天烈なことをします。

これで控訴審では主文に「一審被告らの敗訴部分(賠償金を支払えという地裁の判決部分)を取り消す」となり、あたかも学会側の勝訴のようになってしまったというものです。

さすが訴訟のプロ!とんでもない裏技です。

また、この事件の被害者は乙骨氏だけではありません。日蓮正宗の方々も被害に遭っておられます。

この事件に関しては、乙骨氏の著書「司法に断罪された創価学会」という本にて詳しく書かれていますので、またそのうち詳細に記事に取り上げたいと思います。

次の日蓮正宗妙観講に対する誹謗中傷のビラ作成と配布についても、乙骨氏の著書に詳しく書かれています。

深夜に創価学会青年部が誹謗中傷のビラを配布したもので、更にその作成と配布に関して地裁・高裁と判決で学会の組織関与を認定しています。

数々の裁判を見ると、学会の反社会性、不法行為というものがよく分かります。

と共に、それが学会員さん個人の行き過ぎた行動ではなく、学会の組織的犯行であったり、学会の教義や指導がこれらの犯罪をあたかも推奨しているかのような側面があることが浮き彫りになります。

故に私は、母親の財務という個人的な家庭の問題が発端とはいえ、学会の反社会組織性をいち社会人として問題視せずにはいられないのです。

今は何も知らない一般の人も、知れば私と同じように学会に対する問題意識を持つ人は多数おられることと思います。


2 コメント

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乙骨氏の名は昔、いろんな会合でずいぶん聞きました。 (kan)
2011-09-25 23:47:07
乙骨氏の名は昔、いろんな会合でずいぶん聞きました。
大勢の前で、幹部がマイクを通して叫んでました。
「乙骨のヤロウが!・・とか、乙骨というヤツは!・・とか言いながら、デマを振りまく悪辣な仏敵という内容で罵るのです。

当時、ボクはバリバリの活動家で現場の幹部でしたので、「ふ~ん、悪いヤツなんだなぁ。。。やはり正義の創価学会に対しては魔が現われるのだ!」と言われるままに信じていました。

でも、大勢の前で個人名を上げて、マイクで悪口を叫ぶ。
人間としては・・・いかがなものか。。。
少しみっともないのではないか?
そういう人たちをも救うのが、本来の宗教の使命ではないのか?
そんな疑問も同時にありました。

しかも、創価が叫ぶ客観的な裏づけは説明しない。
そこまで相手の悪口を叫ぶなら、そうじゃない証を具体的に掲げるべきだろう。
でないと、ボクたちは外部の人たちに説明できないだろう。。。
外部の視線には、鋭い視線もあるし・理路整然と説明したい!という気持ちからでした。

池田創価と距離をおいた今、池田創価の汚辱や犯罪的実態をあからさまに見た今、全く違う見解です。
乙骨氏も勢い余って、少し大袈裟な表現は時々ある気がします^^;。
でも気持ちとしては・・・まあ、わかります。
それはボク的には苦笑いの範疇です^^。
基本的には、乙骨氏の主張は全て当たってる!
そう思います。
巨大組織にあれだけ叩かれても、ひるまず・ある意味お一人で戦われています。
凄い方だ!と思っています。

池田創価は異常に裁判が多いですが、勝ったことはマイクを通してまで声を大に叫びますが、負けた裁判は一切語りません。
負けても控訴審の前に賠償金を支払うという常識外(←ホントは害が適切だよね)の行為で、さも勝ったような印象を語ります。

みなさん、殆どの方々が知らないと思います。
こういう実態を赤裸々に表してくれる場所はとても貴重ですね^^。


>財務という個人的な家庭の問題が発端とはいえ、学会の反社会組織性をいち社会人として問題視せずにはいられないのです。

この問題は、もう社会悪的問題!と言っても過言ではない気がします。
この一ヶ月ほど前から、財務申し込みの確保で組織はやっきになっています。
目標数字があるようで、無理やりにでも言葉巧みに申し込みをさせるよう幹部が働きかけています。

ウチには幹部がいるので、けっこう具体的に目に入ります。
FAXで報告なども入ってきます。
一人当たりの小さく薄い申込書、その厚みは10㎝以上ありました。
会則にない財務という名の寄付です。
池田創価はここまでさせるのです。
組織を上げて、犯罪に抵触する行為をやってると思います。

家人は人間的にはいい人ですし、生活上でもいなければ困る人ですし、池田創価が何よりの生き甲斐なのです。
言えば感情的になるだけで生活上のマイナスばかりになりので、静観してる部分が殆どですが、日々呆れています。

今度、ウチにきた報告FAXを誰かにそのままFAXしようかなぁ。。とも思ったりします。
創価アンチを叫ぶ、正しいブログは数多くあります。
FAX番号がわかれば、池田創価の搾取の報告の実態を流したい気持ちですね^^;。
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kanさんへ (クロ)
2011-10-01 22:36:22
kanさんへ

こんばんは!いつもコメントありがとうございます。

最近「創大生の日記」というブログを拝見しておりまして、そこに乙骨氏のことにも少し触れられていました。
ジャーナリストとしての乙骨氏の記事への反論はほとんどなく、人格面を誹謗中傷するばかりであると。
まーそうでしょうね。
乙骨氏の主張に真摯に反論などできようはずもありません。
その姿に、外部や客観的な感覚を残した人ならば「え…そんなこと言っていいの?」「なんかおかしくない?」となるところでしょうが、そこに疑問を持つことが「魔」の働きだのなんたらかんたら…。
問うに落ちず語るに落ちる、というやつではないですか。
人間性を尊敬できる人間でなければ、宗教者・信仰者としてもただの自称でしかありません。
宗教として優れている前に、人間としてどうあるべきか、だと思うのです。
宗教とか信仰とかはその後でついてくるものではないでしょうか。


>乙骨氏も勢い余って、少し大袈裟な表現は時々ある気がします^^;。

それは言えますねー。
でもまあ、学会という巨大組織相手にほぼ孤軍奮闘ですから。
今はネットの普及で横の繋がりもだいぶ広がって、認識も広まってきたと思うんですが、それでもまだまだ社会的認知度は低いですからね。
広く浅くでいいので、社会的にもう少し興味を持つ人が増えてくれればなぁと思います。

kanさんは一緒に暮らしているご家族に活動家の方がいらして、日々ストレスの溜まることもあるかと思います。
それでも父親・夫としての広い心でご家族を大事にされているのが伝わってきます。
何より思いやりが深い。
一口いくらのお金では量れない愛情がそこにはあると思います。
最後に笑うのはカルトではなく愛ですよ!
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