綾瀬市早川の知人宅で黒いチューリップを発見。子どものころこういう品種はなかったので、最近では当たり前なのかもしれませんが、やはり驚きます。
そういえば以前、横浜スタジアムの周りがたくさんの品種のチューリップで美しかったことを思い出します。
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花の名前を調べましたら、どうやら“クイーンオブナイト”のようです。
また、アレクサンドル・デュマ(1802~70)というフランスの小説家が、「黒いチューリップ」という作品をなしていたことを知りました。
その作品は次のように紹介されています。
「ルイ14世によって引き起こされたオランダ戦争の渦中、オランダ国内は政治的党派の争いも過熱していた。その一方で、ハルレムの町は「黒いチューリップ」を作り上げた者に10万フロリンの巨額の懸賞金を出すというイベントを企画する。資産家の息子で根っからの園芸好きのコルネリウスは、全力をあげて品種改良に取り組む。だが隣家には、コルネリウスに対抗心と嫉妬の炎を燃やす園芸家ボクステルの目があった。彼はコルネリウスが当時の政治リーダーの叔父から重要書類を託されたらしいのを目撃する。その叔父が反逆者として処刑されると、ボクステルはさっそく当局に密告し、政治音痴のコルネリウスは逮捕され獄中の人となる……完成間近の黒いチューリップを放置したまま。デュマ円熟期の恋と陰謀のからむ大叙事詩。」
読んでみたくなりました。